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2021-07-23 13:59

286. 130光年先で見つけた若い惑星が今後超大事になりそうなハナシ

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今日は地球の歴史を学べる「太陽系外惑星」のお話!

昨日の更新でわかったことですが、どうもこの概要欄のコメントはあまり読まれていないようです。

そうです、もう何を書いてもいいことになりました。

ふむふむ。何を書こう。ここに別のエピソードを展開して、気づいてくれる人だけに楽しんでもらおうかな。

誰にも気づかれないで名作をつくってやろうか。


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、ヤッキーさんの提供でお送りしております。ヤッキーさんどうもありがとうございます。
ということで、早速今日の本題を紹介させていただきたいんですが、
今日の本題は、130光年先に見つかった2つの星の周りを回る4つの惑星のお話をしていきたいと思います。
これって、NASAが運営している、こういった太陽系以外の惑星を見つける人工衛星が出した結果なんですけど、
これ、僕自身も研究やっているときに、このチームと関わっていたので、こういう情報は結構チェックしているんですね。
その中で、今回、新しい太陽系以外の惑星が見つかって、しかも4つですね。
そのうちの星たちっていうのが、地球ができるまで、地球とか火星っていう惑星ができるまでの発展途上の段階を観察できる非常に貴重なサンプルであったというところで、
今後、太陽系の中だったり外だったりっていうところの惑星が生まれてから、今私たちがいる地球とか、そういったところの年齢になるまででどういう過程を経過していくのかっていうようなところを勉強する、
いい材料になる星が見つかったというお話をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
今日はがっつり天文会になりますね。よろしくお願いいたします。
そんな感じで、毎日恒例の緊急報告というか活動報告なんですが、
今週の土曜日、日曜日、7月の24、25は先日お話ししたデロイト東松コンサルティングっていう外資のでっかいコンサルティングファームとの公式タイアップ企画となっております。
ここでは宇宙コンサルティングのチームリードをやっている脇本さんっていうのをお呼びして、どんなふうにデロイトが宇宙コンサルティングに関わってるかみたいな話をがっつり取り上げさせていただくんですけど、
もともとアメリカ時代に知り合った友人っていうところで、今回いろいろ話し進めさせていただいてて、
ぶっちゃけ言うと、いつもやるコラボ収録よりも倍ぐらいしゃべりすぎちゃいました。
ただ、このポッドキャストいろいろやってると、僕が普段こうやって一人で喋ってるっていう部分よりも、
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いつも普段会う友人とか、あとは他のポッドキャストチャンネルの方とかと、結構雑談も混じりで喋ってるところっていうのが、
割と面白いと言ってくださる方が多いので、これはこれでいい素材がたくさんある状態なのかなと思ってます。
なので、いつもだと例えば2本とかっていう投稿になるんですけど、土曜日1本、日曜日1本みたいな。
僕としては皆さんにがっつり聞いてほしい本題編と、あとはそれに付随していろいろやった雑談会みたいなので、2本2本ぐらいも作れそうな感じがしてます。
で、実際に今編集進めてて、そんな感じでもいけそうだなと思ってるので、ちょっといつもと違うようなおまけ会付きのコラボ会、ゲスト会になるかなと思ってるので、
もしちょっと形式が変わってたら、それはそれでお楽しみいただけたら嬉しいなと思ってます。
これでいくぞっていうのも、もし明日のポッドキャストの更新とかでお伝えできそうであれば、そこら辺はお伝えしていこうと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
いっぱい長くなっちゃうけど、このコラボ企画、実際にでっかい企業とのタイアップっていうところが実現したので、
Apple Podcastのホーム画面でも特集を組んでいただけることになっております。
そこら辺の詳細についてはまたご連絡させていただきますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。よろしくお願いいたします。
そんな感じで、この土日のエピソードかなり楽しみにしてるんですが、まず今日の本題入っていきたいと思いますね。
今日の本題はNASAが発見した4つの太陽系以外の惑星。これが130光年先で結構面白い情報をもたらしてくれそうなので、今回はそちらを紹介していきたいと思います。
今回紹介する研究はNASAが運用している人工衛星TESSと呼ばれる太陽系以外の惑星を見つけるためというのが主な目的として打ち上げられた人工衛星ですね。
これが確か2018年とかにスタートしたプロジェクトになってて、これまでにかなりたくさんの太陽系以外の惑星を見つけてると。
こうやって太陽系以外の惑星を見つける理由っていうのは、大きくは私たちがいる地球とか火星とか、隣の火星とかですね。
そういったところの進化の過程っていうところを宇宙空間をたくさん探していけばいろいろ見つかるので、星が。
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そういったところの理解を深めるためっていうところが大きかったりします。
あとはすごくロマンチックなというか、ワクワクするような話の言い方で言うと、地球みたいな惑星っていうのが本当に他にあるのか。
そういうところが見つかったら、樹人いそうだよねっていうような話になったりすると思うので、そういったところのワクワク感も秘めた結構面白い人工衛星だったりします。
そんな感じの人工衛星が実際に私たちがあんまり情報として目にしないところでもガンガン動いていると。
そんな人工衛星が今回新しく4つの惑星を見つけたんですよ。
太陽系みたいに回ってる星っていう感じですね。
それが大体地球から130光年離れたところにある2つの星の周りにそれぞれ2つずつ惑星が見つかったと。
ただ、この2つの星っていうのはそんなに近くにあるっていうわけでもなくて、宇宙規模で見たら近くなんですけど、その2つの星っていうのは30光年ほど離れてます。
これを近いととるか遠いととるか。
こないだツイッターのコメントでは、数光年って聞いたときにこのポッドキャスト聞きすぎてあんまり遠く感じなくなってきたなんていう話を伺ったりもしたので、それはそれでいい傾向なのかなと僕は思ってます。
そんな感じで、とにかく2つの星に注目して、そこから2つのそれぞれから惑星を見つけたと。
プラスして、そいつらは地球から130光年離れてて、お互いが30光年離れてるという感じですね。
星自体の年齢っていうのがどのぐらいかっていうと、太陽が46億歳ぐらいなんですよ、だいたい。
それに比べて今回見つかった星っていうのは2億歳ぐらいっていうことなんで、まだ星としてできて2億年しか経ってないわけですね。
これも太陽に比べたら非常に短かったり、宇宙の歴史の中で言ったら全然短いわけです。
そんな若い星が今回のターゲットになっていて、そこから太陽系みたいに星の周りをぐるぐる回ってる惑星を見つけたというような状態です。
何がこれ見つけた星が面白かったのかっていうと、この星の惑星の大気の情報ですね。
大気っていうのは空気、惑星の表面にある空気とかの情報っていうのが今後非常に役立つんじゃないかっていうところで、
ここで見つかった惑星が今回非常に注目を集めてると。
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これどういうことかっていうと、星がどうやってできるかっていう段階からちょっと遡ってみますね。
太陽みたいな恒星、今ちょっと分かりづらくならないように恒星っていうものと惑星っていうものが出てきます。
恒星っていうのは太陽みたいに自分で光る星、中心の星ですね。
惑星っていうのがその周りを回る星ってなったときに、まず真ん中の星ができます。
真ん中の恒星ができるときっていうのは宇宙空間に漂ってる塵とかガスが固まって、それらの重力でくっついていく。
だんだん固まりを作っていった中で、星ができるときっていうのは単純に1個点がポツンとできるのではなくて、
真ん中に星ができたときに、そこで使われなかった残りのガスとか塵とかっていうのが太陽、恒星の周りに円盤を作るんですよ。
これ原子惑星系円盤って言うんですけど、原子惑星、惑星の種になる円盤っていう意味ですね。
その円盤の中で、また太陽、恒星を作るのに使われなかったガスとか塵とかが今度惑星を形成していくというような感じなんですよ。
ここで惑星が作られましたと。惑星が作られたってなった後に、その時にはその宇宙空間にあったガスとか塵とかを含んだ大気っていうのが惑星の周りにできてるんですね。
しかし、この最初にできている大気っていうのは基本的には、星の真ん中の中心にある恒星からの光の放射によってすべて剥ぎ取られてしまうと。
なので、私たちがいるこの地球とか他の例えば火星とかにも、その当時の大気の情報っていうのは基本的には残ってないわけですね。
その後、地球とかだったらわかりやすいと思いますけど、中心から表面に出てくる火山活動とかで表面に新しい大気とかができて、
言ってしまえば岩石の塊だけに見えるところに新しく大気が作られるというところで、この私たちの身の回りにある大気っていうのはあくまで二次的に作られたものだったりするんですよね。
なので、こういったところの大気の情報っていうのが、じゃあどうやって大気ができて、どうやってその大気が進化していくのかっていうところは、
地球上あるいは火星とか太陽系の中を見ててもよくわからない情報なんですよ。
ただ今回の研究見ていくと、今回見つかった2つの星の周りを回っている4つの惑星、これらは言ってしまえば年齢が非常に浅いというところで、
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このちょうど火山活動によって大気が作られ始める段階というか、火山活動によって大気がどんどん作られていくような段階になっていっているので、
そうするとそこを研究していくと、じゃあ今その2億年経ったときの惑星の大気ってどうなっているのか、
で、またじゃあ他にも同じような年齢プラスして、例えば今回の星が2億歳だったら、5億歳だったらどうなのか、10億歳だったらどうなのかとか、
そういったところで段階的に観測からデータを見ていくことで太陽系みたいな、例えば私たちが入れるような星っていうのは大気がどうやってできているのか、
また惑星の大気っていうのはこういう過程を経てできていくんだっていうところが明らかになるので、
そういった意味でそれを第一歩として今回の研究は非常に注目されているといった感じであります。
なので今回のお話はそういった惑星の大気の歴史を明らかにしそうな星が見つかったという非常に未来につながるワクワクしたお話でした。
今日はですね、結構ガッツリ天文職を強めに出していきましたけど、ちょっと明日とかあとは土日にかけては割とポップに行ける内容でどんどん進めていきたいと思いますので、
こういったたまにの天文ガッツリ会も楽しんでいただけたら嬉しいです。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
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ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっていますので、そちらもつぶやいていただいたり、感想を他の方の見ていただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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