天の川銀河を作るために40億年もかかってた!そんな計算がされていたのに、ジェームズウェッブの登場でその計算が覆った!?Natureにインパクトがある論文が掲載されていたので紹介します!
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ジングル作成:モリグチさんfromワクワクラジオ
ソース
サマリー
今回、新たな観測によって、天の川銀河が10億年程度で形成された可能性があることがわかりました。それに関連して、ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡が登場したことで、天の川銀河の成長に関する記録が間違っていた可能性が浮上しています。
天の川銀河の形成について
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております。宇宙話。
今回は、僕たちが住む天の川銀河、この銀河を作るのに、なんと40億年もかかったと言われてます。
40億年もかかったと言われていたのに、新しい観測によって世界にインパクトを与える研究が出てしまいました。
なんと、天の川銀河はたった10億年程度で作られたんじゃないか。
そんな研究結果が出てまいりましたので、今回はこちらを紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
2024年1月11日。始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家のりょうが、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1189話目を迎えるというところになっていて、基本的には1話完結でお話ししておりますので、
気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
昨日は、ネイチャーの論文から引っ張ってきて、
ブラックホールになる星の赤ちゃんっていうところに、実は地域柄、なんか土地柄みたいなのが出ている、そんなお話しさせていただきました。
で、その前ですね、その前は、まあ科学系ポッドキャストの日の月間トークテーマ、予言っていうところで、
今後、発展がどんどんしていく。
発展がどんどんしていくであろう、フォーメーションフライトと呼ばれる衛星の制御方法ですね。
こちらについて紹介させていただいたりしておりますので、ぜひこのあたり、好きなところから聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
でですね、まあ、今日もいつも通り宇宙の話していくわけなんですけど、
今日もネイチャーの論文探してたら、すごい面白いお話見つけましたので、こちらを今回は紹介していこうかなと思います。
やっぱりネイチャーはね、世界中にインパクトを与えるっていうインパクトを持っているから、取り扱い甲斐がありますよね。
いや、もうさすがって感じ。
で、今回ピックアップする宇宙のネタ、何かっていうと、僕たちは天の川銀河っていう銀河にいるんですけど、
この形に似た銀河っていうのが、もう宇宙ができて、まだ全然立ってない。
そういうところの遠く離れた宇宙に見つかった、そんなお話をしていこうかなというふうに思っております。
で、今回のこのエピソード、まあどうやって楽しんだらいいかなっていうところで言うと、
僕たちは地球に住んでるけど、もうちょい引き目で見ると太陽系にいますよね。
けど、もっと引き目で見ると、天の川銀河っていう銀河の中にいるんですよ。
で、この地球に住んでるけど、もうちょい引き目で見ると太陽系にいますよね。
その銀河自体の特徴って、少なからず僕たちの住んでいるこの太陽系だったり、地球に影響を与えてそうじゃないですか。
だから、そういった宇宙規模の自分たちのふるさとみたいなものが、宇宙全体で見たらどうなんだろうっていうところ、
そういう目線で見てみると、自分たちがいる場所っていうのは、まだ全然解明されてない。
不思議な場所なんだなっていうところが実感できると思うので、そんな感じで楽しんでもらえたらいいんじゃないかなと思ってるんですよね。
で、今回注目したいのは、2つの天体。
1つが僕たちがいるこの天の川銀河と呼ばれるもの。
そしてもう1つは、宇宙ができてから、わずか21億年のタイミングで生まれた銀河である、
これ、
C、
シアーズって読むのかな。
CERS2112という、こんな銀河になります。
天の川銀河は、もう最近、宇宙話でもたくさん話したから、みんななんとなくわかってきたんじゃないかなと思うんですよ。
天の川銀河の特徴
中心に太陽の400万倍っていう重さを持つ、超巨大ブラックホールっていうのが存在する。
そしてそのブラックホールが周りにあるものっていうのを、どんどん吸い込んでいっている、その形自体が渦巻きを作っている。
そんなのが天の川銀河と呼ばれるものの形ですね。
で、夏の夜空に、夜空を見上げたときに天の川が見えるのは、この銀河の中心方向のめちゃめちゃ星がある場所を、
こう、
行使している、
行使しているから、まるで帯状に星が流れているというか、星が存在しているように見えたりする。
そんなのが、この天の川銀河と呼ばれるものの特徴なんですよね。
で、これ、今までのポッドキャストで話してない、天の川銀河のもう一つの特徴があります。
もう一つの特徴、これ何かっていうと、
天の川銀河は、単純な渦巻きみたいな、
こんな感じで、中心にものが吸い込まれていっているだけじゃないんですね。
天の川銀河の、っていうのは、中心に向かって、こう、
塵がどんどん落ちていくような、渦巻きを描いているんだけど、
特徴的な中心部分の構造があって、
その天の川銀河の中心部分は、なんかこう、棒状に、
一本、こう、筋がピーって入ったような、
棒状の構造が見えてるんですよ。
つまり、天の川銀河は単純な円盤なのではなくて、
円盤のように見えてるけど、丸い円盤と、
真ん中に棒状の筋が一本入った、
棒渦巻き銀河と呼ばれる形なんですね。
棒渦巻き銀河。
もうなんか、見えた特徴そのまま言葉を羅列してるだけっていう感じがするので、
うん、なんとも安直な名前だなぁと思うんですけど、
しかもこれ、結構英語の、英語にしてもそんなに変わんないというか、
ミルキーウェイライクバード、バーね。
バーって、あの、バーですよ。棒ですね。
バードスパイラルギャラクシーなので、
英語にしても結局同じなんだっていうね。
棒渦巻き銀河って呼ばれる天体の種類になってきます。
まあ、僕たちのいわゆる里なんですよ、この棒渦巻き銀河っていう形に属している天の川銀河っていうのは。
で、この天の川銀河に対する研究ってこれまでたくさんされていて、
棒渦巻き銀河っていう特徴のある天体に関しては、
その形を作るのに、
めちゃめちゃ長い時間を要するっていうことが、これまでの研究で
想定され、推定されていました。
少なくとも40億年ぐらいかかるんじゃないかって、過去の研究では言われてたんですよね。
で、これどういう研究から言われていたのかっていうと、
計算シミュレーション、天の川銀河みたいなものがどうやって作られるのかっていうのを、
パソコン上に小さい宇宙を作って、
その中で、
天の川銀河が成長していく姿っていうのをシミュレートしてあげる。
そんなことをすることによって、
40億年かかるっていうのを見積もられたし、
あとは、これ面白いのが、
銀河、いろんな銀河を観測していく。
実際にね、シミュレーションっていうのは計算だけど、
そうじゃなくて、実際に観測していくっていうことをしてあげるとですね、
天の川銀河から近い宇宙、
近い宇宙、
近い宇宙っていうところの65%の銀河は、
この棒渦巻き銀河と呼ばれるものなんですよ。
一方で、ちょっと宇宙の遠い場所、
地球から見て遠い宇宙っていうところまで行くと、
棒渦巻き銀河の割合っていうのは、
発見された銀河のうち20%程度だったと。
自分たちの近くは6割5分。
棒渦巻き銀河の割合は、
棒渦巻き銀河の割合は、
棒渦巻き銀河の割合は、
棒渦巻き銀河の割合は、
棒渦巻き銀河なのに、
遠い宇宙っていうのは、
2割ぐらいしか銀河、
棒渦巻き銀河がないと。
なんかこの割合の変化って不思議ですよね。
で、これどういうものなのかっていうと、
簡単に言うと、
天の川銀河に近い場所にある銀河っていうのは、
宇宙ができてから、
経過している時間もだいたい同じぐらいだと。
つまり、
同世代なわけですね。
その一方で、
遠くの銀河と観測するっていうのは、
遠くの銀河はこれ、
天の川銀河よりも若いってことですよね。
例えば、
遠く、
1光年離れたら、
1年前の光を見てる。
100億光年離れたら、
みたいな、
そういう計算ができるから、
遠くに行けば行くほど、
若いっていう表現ができるんですよ。
まあ、そんな若い銀河には少ない特徴で、
年を取った銀河には、
よくある特徴だから、
やっぱり形成に時間がかかるんだな、
この棒渦巻き銀河っていうものは。
っていうので、
天の川銀河、
なんか中年なんだな、みたいな。
中年というか、
もうおじいさんというか、
おばあさんというか。
天の川銀河って聞いたら、
みんななんか、
どっちの性別を想像するんだろうな。
性別なんてないよ、
っていうパターンもある。
なんとなく、
女の人っぽい感じもするかな。
母感はありますかね、
若干。
まあ、なんかそんな、
今話しながら勝手に思ったんですけど、
まあ、そういう、
天の川銀河と呼ばれるものの特徴があったり、
棒渦巻き銀河の特徴があったりします。
なので、
初期の宇宙では、
こういう棒渦巻き銀河っていう構造は、
見られないというところが、
予想されていたんですよ。
ですが、
ここで登場しますね。
ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡
ジェームス・ウェップ宇宙望遠鏡。
もう宇宙話では、
常連中の常連。
ジェームス・ウェップ宇宙望遠鏡。
まあ、先月?
先々月か。
こう、僕が、
週刊プレイボーイで、
あの、特集をやったのも、
ジェームス・ウェップ宇宙望遠鏡ですね。
こう、
打ち上がって、
今、ミッションを絶賛遂行している途中の、
ジェームス・ウェップは、
宇宙でできた、
一番最初の光、
ファーストライトって呼ばれるものを観測するべく、
設計されたミッションなので、
ものすごく目がいいんですよ。
ものすごく目がいい、
ジェームス・ウェップが登場したことによって、
今まで見えてこなかった、
宇宙の果ての姿っていうのが、
どんどん解明され始めてきた。
天の川銀河の新たな制限と宇宙の進化
するとですね、
宇宙ができてから、
わずか20億年しか経っていない場所で、
天の川銀河と同じような形、
つまり、
棒渦巻き銀河と呼ばれる形を持つ、
銀河が今回発見されたっていうところなんですよね。
つまり、
これ、宇宙ができてから21億年しか経っていない、
にもかかわらず、
天の川銀河をベースにした計算だと、
棒渦巻き銀河っていうのは、
形成までに40億年かかると言われていたのに、
宇宙ができてから20億年で、
棒渦巻き銀河が作られていってるっていうことが、
わかったんですよね。
なんかこの観測によって、
今まで予測されていた数値っていうのが、
一気に覆るっていうのは、
もう観測の醍醐味というか、
もう事実なので、
もうどうしようもないですよね、みんな。
間違ってんじゃないかって言われても、
いや、こうやって観測して、
これだけ確からしい観測をしてるんだから、
間違ってるわけがないと言ったら、
もう観測の方がやっぱり正しいってなるわけですよ。
つまり、今まで考えられていた、
棒渦巻き銀河を形成する過程だったり、
その計算を組み込んだシミュレーションっていうのが、
一部間違いがあったっていうことが、
観測によって覆されたっていう、そういう、
間違いがあったっていうことが、観測によって覆されたっていう、そういう、
事例ですね。
これによって、銀河っていうのが、
どうやって成長していくかっていうところに、
新たな制限がかけられたっていう話だったりとか、
あとはこう、宇宙の進化っていうところに対して、
また新しい見解がどんどん出てくるっていう、
きっかけになりそうなので、
まあそういう期待も込めて、
この論文は、
Natureっていう雑誌に、
掲載されたんじゃないかなと、
いうふうに思っている。
そんな感じで、
こんな感じですね。
ということで、今回は、
ジェームス・ウェップ宇宙望遠鏡の登場によって、
今まであっていると思っていた、
天の川銀河の成長の記録、
これが間違っていたんじゃないか、
そんな研究結果、
紹介させていただきました。
はい、ということで、
本題は以上ですね。
ここからはちょっとした、
アフタートークをしていこうかなと思います。
いや、面白い研究でしたね。
やっぱりNatureの研究っていうのは、
面白いですね。
ぜひですね、みんなも、
日本語の要約とかが出ている、
記事もあったりするんで、
そういうのを覗いてみたら、
面白いかもしれないですね。
僕、一応、ちゃんとPodcastに毎回、
ソースになっている記事とかは、
掲載しているので、
そこから飛んでみると、
少し深く勉強できる部分とか、
あ、あいつ、ここ飛ばしたなみたいな、
そんなところまで丸分かりする、
ちょっと深い宇宙話の楽しみ方、
もありそうですね。
Podcast人気と関連イベント
まあ、そんな感じで、
みんながたくさん宇宙話を聞いてくれるおかげで、
その昨日話したみたいに、
日本の中でも150位とか、
100位とか、
そういったところのランキングまで、
取ることができてるんですよ。
で、それのおかげで、
イベントに登壇させてもらうとかっていう、
機会も得れてるので、
本当にみんなに感謝してます。
ありがとうございます。
改めてお礼を、
伝えさせていただきたくて、
で、そんな中で、
3月に、
Podcast Freaksっていう、
大阪でのイベント、
開催されますっていう話、
先日しましたよね。
一昨日かな?
3日前ぐらいかな?
させていただいて、
もうね、
あの、すぐ売り切れちゃうから、
みんなチケット買ってね、
っていう話したじゃないですか。
もう完売したんですって。
すごいなーと思って、
Podcastの人気ってマジで伸びてるんだーっていう、
発売が、
1月の9日、月曜日の正午で、
1月の10日、昨日の夜、
夕方夜ぐらいにはもう完売って出てたので、
すごい人気だなーっていう、
大阪っていうね、この場所で、
こうやって人がたくさん集まってくれるっていうのは、
本当に嬉しいことだなーと思ってるんで、
ぜひですね、こう、
来てくださる方は、
会場でぜひお会いしましょう。
もしかしたらね、
宇宙話のリスナー、
こう、宇宙のスピードで、
みんな生活してるから、
このチケットの発売、
間に合わなかった人も、
もしかしたらいるかもしれないですね。
そうしたらね、また、
違うイベントとかで、
お会いできることを、
すごい楽しみにしているので、
まあ、そういうお知らせは、
ガンガンしていこうかなーと思っております。
ぜひ楽しみにしておいてください。
まあ、そんな感じでね、
あの、すごいPodcastの、
人気を感じている中で、
まあ、僕もPodcast頑張っていこうかなと。
で、今日は、
あの、まあ、木曜日っていうことで、
昨日は水曜日ですね。
僕がもう一つやっているPodcastチャンネル、
隣のデータ分析屋さん、
こちら最新エピソード公開しております。
で、今回もめちゃめちゃいい、
スタジオで収録させてもらって、
ビデオPodcast出てるんですけど、
なんかちょっとかっこよく見えるな、みたいな、
そんな感じにもなってるんで、
ぜひですね、こちらチェックしてみていただけたら、
嬉しいなと思ってます。
いつもと音質が違うっていうところも、
結構注目のポイントかなとは思ってるんで、
あの、そういう音質の違いとか、
なんかPodcastっぽい音質になっている感じを、
楽しんでくれたら、
個人的には嬉しいなと思ってるんで、
ぜひそちらもチェックしてみてください。
概要欄にリンク貼ってあります。
はい、ということで、
今回は以上にしていきたいと思います。
今回の話も面白いなと思ったら、
お手元のPodcastアプリで、
フォロー、フォローボタンの近くにある星マーク、
こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、
Twitterのハッシュタグ、宇宙話、
またはSpotifyのQ&Aコーナーだったり、
Apple Podcastのレビュー欄のコメントから、
じゃんじゃんお寄せください。
それではまた明日お会いしましょう。
さようなら。
19:06
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