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2022-04-19 13:25

559. 仲間はずれの冥王星で噴火!?

太陽系の惑星の定義から外されて、すっかり存在感を無くした冥王星。

そんな冥王星で、近い過去に「氷の噴火」と呼ばれる地球では見れない不思議な現象が発生したと言われています!

そんな世界が注目の研究をご紹介。


ソース

https://www.nature.com/articles/s41467-022-29056-3


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本日は、冥王星で発生した氷の噴火現象、こちらについてご紹介していきたいと思っております。
でですね、こちらはですね、最近太陽系のお話だったりとか、あとは昨日、Nature Communicationsっていうような雑誌をご紹介したと思うんですが、
その関連で色々調べ物をしていたところを発見した、これまた最新の研究論文になっております。
で、具体的にどんなお話なのかというと、太陽系の一番外側、今では太陽系の惑星としては数えられていない冥王星ですね。
水・金・地・火・木・土・天・海・冥のこの冥王星です。
で、この冥王星に対して、人工衛星が写真を撮った、表面の写真をいくつか撮って、その地形の研究をしていた結果ですね。
なんと、最近、表面で火山が発生したんじゃないかっていうような研究結果が得られました。
で、これはですね、ただこう地球で起きるようなマグマが噴火するような火山ではなくて、
太陽系の星だったり、惑星でよく見られる氷の噴火と呼ばれるちょっと不思議な現象、こちらについてですね、
発生して新たな土地ができたんじゃないか、そんないうふうに言われていたりするので、
今回はこちらをご紹介していきたいと思っております。 是非、最後までお付き合いください。
今日はですね、今年から僕、大学の非常勤講師っていうものをやらせていただくことになったんですね。
で 本業がデータサイエンティストっていう そんな職業をやっているんですけど
それに関する授業を一定やらせていただくことに なってるわけなんですが
それの打ち合わせを今日してきたわけですね
僕が担当するのが後半のほうなので 後半っていうのは前期の後半なので
まだ少し時間があるというところで どういうふうに授業を組み立てますかっていうような
お話をしてきたんですが 4月の頃っていわゆる履修の人数とかが分かるんですよね
大学でどれぐらいの人が授業を取ってるのか それをみたいな
そうしたらなんと200?いや300人以上いる みたいな授業だったらしくて
去年もそれぐらいいたのか みたいな話はあったんですけど
まさかそんなに人が来るような授業だと 思っていなかったので
いきなり緊張してきちゃってっていうところで 打ち合わせしつつちょっと
大学の授業をやらせてもらうっていうのは 非常にありがたいんですが
そんなに人が来るんだっていうところに ちょっと驚きを隠せないというような状況になってます
で なんか大学に結構長い間いて いろいろ人に教えたりもしましたけど
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自分で授業を組み立てるみたいなところって 実はあんまちゃんとやってこなかったなと思ったので
そういうところで一つオリジナルのところで プラスして自分の本業と掛け合わせて
そういうのができるっていうのは すごいいい体験だなと思ってるので
この辺りはですね これからの人生にうまく活かせるように
しっかりと全力で取り組んでいきたいなというふうに 思ってます
なんかやっぱかっこいいじゃないですか 大学の講師をやってるっていうところは
なのでですね 次につなげられたらいいなと思いますけど
それこそポッドキャスト すごい調子が良くなってきたりしたら
音声配信でマーケティングをやるみたいなところとかの 声かかってもいいんじゃないかなと思うんですけど
そのためにはやっぱりこのポッドキャストを 日本一位にしないことにはどうしようもないかなと思うので
こういう大学の経験とかも活かしつつ 今後 ポッドキャストとかも絡めていけたら面白いかなというふうに思ってます
そういったところでですね 新しいチャレンジ いろいろ最近してるので
ここら辺はぜひ楽しみにしていただければと思います 緊急報告でいろいろ挟んでいきたいと思ってますが
1年半前 1年2ヶ月ぐらい前かまで 白紙論文でヒーヒー言ってたところからは
だいぶ良いとこまで来たんじゃないかなと思っていたりするので これからもぜひ期待しててください お願いします
はい ということで じゃあ早速今日の本題に入っていきたいと思います
今日の本題は太陽系の最も外側の天体と言われてる冥王星ですね
もともと太陽系の惑星として考えられていた星 これが冥王星なわけですが
そんな冥王星に関する研究が 今回Nature Communicationsという またこれ 昨日もNatureだったかな?
で そこの関連で文献見てたら まだ宇宙の話 結構いろいろあったので
これご紹介していきたいなというところで 今回は冥王星 しかも冥王星の土地のお話ですね
これをしていこうと思ってます
で これですね おととい 3日前とか この1週間ぐらいは 結構太陽系の惑星にフォーカスして お話ししていたタイミングあったと思います
内側から 水 金 地下 木 土 天 海 というような感じで
太陽星が一番外側の惑星だと言われている 現在の太陽系の定義にはなってますが
僕が小学校とかで学んだときには 今回紹介する冥王星と呼ばれるものが 一番外側にありました
そんな冥王星なんですが やっぱり この太陽系の惑星っていう定義から 外れたところからですね
やっぱりちょっと注目度としては 低いのかなというふうに思ったりします
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でですね これは皆さんにも ぜひちょっと調べていただきたいなと思うんですが
確かに冥王星だけ 太陽系の惑星っていう条件に当てはめるには すごい小っちゃいなって思ったりとか
あと こうやって動くんだっていうような 感じのふうに見え方をするので
ちょっとこの冥王星っていうのの 他の星との違いなんていうところはですね
また今度 ちょっと別の回でやろうかなと思っていたりします
僕自身も結構気になっていて 僕 ずっと太陽系以外にある星に関する研究をずっとやっていたので
惑星に関する勉強っていうのも この辺りでちょっとしておきたいなっていうのが
この間 太陽系の惑星を紹介した経緯でもあったわけですね
そんなこんな雑談は置いておいて 今回紹介するのは
太陽… 違うわ 冥王星だ
冥王星を観測したりする用の宇宙探査機 ニューホライズンズと呼ばれる
NASAが打ち上げた探査機があるんですね
簡単に言えば人工衛星みたいなもので そこに望遠鏡というかカメラが乗っていて
冥王星の近くまで行った時に その表面の写真とかを撮ることができる
っていうような そんな機会になっていたりします
そんな中で冥王星の表面の写真とかを いろいろ取得した結果ですね
ある一箇所に非常に面白い特徴が見えたという そんなお話を今回はしていくわけなんですよ
具体的にはどういうことなのかっていうと 冥王星とかみたいな 結局惑星とかっていうのは
結構他の星がぶつかったりするっていうところで 衝突によるクレーターっていうのが
いろいろ発生していたりするわけですね
それこそ月とか見ていただけたら ボコボコだったりするじゃないですか
あれはそういう他の天体の衝突だったり っていうのが起因してるわけなんですが
そんな中で逆に言うと時間が経てば クレーターができるような衝突が発生する
逆に言うとその綺麗な部分っていうところが 多ければ多いほど
その土地っていうのは周囲に比べて比較的若い そして新しい土地であるっていうふうに言えるんですね
で 今回 冥王星の表面をいろいろ写真撮った中にも 年代様々な土地が発見されていて
クレーターのほとんどない1個の大きな コブ状になった場所っていうのが発見されたというところがありました
で つまり さっきの話の脈絡で言う通り 今回 このなだらかな1つの大きなコブになってるような地域っていうのは
比較的新しい土地であるというふうに 考えられるわけですね
じゃあ この土地がどうやってできたのかっていうのが 今回の研究の主題になっていて
その土地を作ったその現象っていうのが 冥王星で起こる火山活動
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しかも この火山っていうのが単純な地球とかで見れるような マグマとかそういうのではなくて
氷の火山っていうふうに言われてたりします
英語で言うとクライオボルカニック現象 クライオボルカニックプロセスなんていうふうに言ったりするんですね
で これは何かっていうと 基本的にこの現象 氷の噴火 氷の火山っていうような現象が発生するのっていうのは
表面の温度が低い天体 だから結構 氷とかで包まれているような
そんな天体で発生することが多いのが この氷の火山 クライオボルカニック
またアイスボルカニック ボルケーノって言ったりするのかな? だったりっていうのがあります
具体的にどういうものかっていうと いくつかメカニズムは考えられていて
これっていうのはまだないらしいんですけど
例えば太陽光でどんどん光で熱を蓄えていく そうすると氷っていうのは半透明だったりするので
その光のエネルギーっていうのが だんだんだんだん氷の下の地上の部分に溜まっていって
で 下の方でその熱が溜まったタイミングで 氷が内側から溶かされるというところで
その融解した つまり溶けた氷の部分っていうのが 地表を突き破って噴火していったりするだったりとか
あとは地殻変動というか 地下にあるこの地上の部分の大陸の移動だったりとかの摩擦によって
熱が生まれて そこでまた氷が溶けて内側からその勢いで噴火する っていうようなところが提唱されていると
で 今回のこの冥王星に対する ニューホライズンズっていう探索の観測によると
今回のはその氷の火山によって 104立方キロメートル以上の紛失物があった
あんまピンとこないですよね 104キロ立方って だから大体どんぐらいだ?
んーと あんまピンとこないな これぐらいっていうのがあればよかったんですけど なかなか難しい
で 高さが大体数キロメートルぐらいになるような 複数のドーム状の部分が形成されたりして
そのうちのいくつかが合体して 大きなコブ状の土地っていうのを作ったんじゃないか
っていうふうに考えられていたりします
っていうところで こういった新しい地形を形成するような 熱が内側に蓄えられてるだったりだとか
そういったところが表面の画像から 明らかになったっていうところだけではなくてですね
冥王星自体の内側の内部構造だったりとか そもそもの進化だったりとか
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で そうやって氷の火山ができるぐらい深い氷があるとか ここにどれぐらいの水分量が残ってるんじゃないか
なんていうところが これからどんどん広がっていきそうな 非常に面白い話になっていたので
今回はこの冥王星の火山について ご紹介させていただきました
これからですね きっと太陽系に対する研究っていうのは どんどん進んでいくので
皆さんと楽しんでいきたいと思っておりますので 引き続きよろしくお願いいたします
ということで 今回は冥王星で発生した氷の火山 一体どんなものなのかっていうところのお話をさせていただきました
Nature Communicationという 世界的に権威のある雑誌に載ってたことなので
皆さんもぜひ頭の片隅に入れておいてください
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じゃんじゃんつぶやいていただけたら嬉しいです
でですね 本日4月20日になっておりますが 5月1日からSpotifyオリジナル
あ じゃないや Spotifyの独占配信に切り替わります
お早めにSpotifyのアプリをダウンロードしていただいて Spotifyへの移行をお願いいたします
それではまた明日お会いしましょう さようなら
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