1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2023-01-29 13:53

841. 4億光年先の星の工場の生産性が爆発的に高い

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、3億光年、4億光年先にある、銀河が衝突している、星が異常に作られる場所、
ここを世界中が注目する、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡で観測したという、そういう研究内容を紹介していきたいと思います。
みんな大好き、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡、最近本当に大活躍なので、その研究事例を見ながら、
天文学の研究のユニークな部分みたいなね、そういったところまでお話ししていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イグネーション。
2023年1月29日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で白紙語を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、今回でエピソードが841話目、841話を迎えるというところで、今回紹介するのは、久しぶりにジェームスウェップ宇宙望遠鏡の研究成果を紹介していこうというところで、
遥か先、これ3億光年ぐらい先かな、3億とか4億光年ぐらい先にある、ある天体をジェームスウェップ宇宙望遠鏡が観測した研究結果を紹介します。
で、これですね、面白いのは、まさにジェームスウェップでしかできない。
2022年の7月に観測が開始された、このポッドキャストでも結構いろいろ紹介させていただいたジェームスウェップ宇宙望遠鏡、僕がプレイボーイで解説記事を書かせていただいたのもジェームスウェップだったんですけど、
その研究結果、これね、新しい結果いろいろ出てきてるんですよ。面白いので、今回はこちらを紹介していこうという感じになっております。
でですね、最近よく言ってるんですけど、ポッドキャスト基本的には1話完結っていうところになっているので、
気になるタイトルだったりとかっていうところを10分ぐらいでサクッと聞ける、そんなチャンネルになっているので、ぜひですね、過去回とかもいろいろ聞いてみていただけたらというふうに思っております。
はい、ということでじゃあ早速紹介していこうかなと思うんですけど、今回紹介するのは冒頭でも話した通りジェームスウェップ宇宙望遠鏡の研究成果ですと、
一体どういう天体を、基本的には望遠鏡なので、何か天体を観測するっていうのがこのジェームスウェップの役割なんですね。
で、そんな中で今回は3億光年ぐらい先、4億光年ぐらい先にあるとある銀河、また銀河ですね、最近銀河多いですね、銀河のお話をしていこうというところになっています。
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で、これ銀河の中でも面白いのが、銀河と銀河が衝突している現場っていうところが実は宇宙空間にはたくさんあるんですよ。
宇宙空間って結構こう、何もないようなイメージだったりとか、あとは星がたくさんあったとしても、なんかそれぞれが独立しているように見える傾向の方が強いじゃないですか。
なので割とイメージ的には宇宙空間、静か、みたいな雰囲気があるかもしれないですね。
ただ僕がポッドキャストの中で宇宙空間で起こる爆発だったりとか、そういったところの話をよくするから、いやお前散々言ってきたじゃんみたいな、って思ってる人はいいですね。
結構こう中級者ぐらいまで来てるんじゃないですか?宇宙話の。
っていうところで、今回はそんな中で銀河と銀河、つまり1億個とか星を集めている集合体2つが激突するっていうような、そういうダイナミックな現象を観測したっていうお話になってます。
これ何が面白いかっていうと、この衝突をしている現場っていうのが、銀河っていうのは、なんかまあ単純に星が集まっている、真ん中中心にものすごく大きなブラックホール、大質量ブラックホールって呼ばれるようなものがあって、
その重力に巻き込まれるかのように、1箇所に星が1億個とか集まっているような領域を銀河って言うんですけど、これまたの名を星の生成工場とも言うんですね。星を銀河の中でどれだけたくさん作っているかっていうところが、
ある種、銀河が持っている性能、生産性みたいなところで評価されたりする、活動性として評価されたりするっていうところがあります。実際に結構作られているものなんですけど、銀河と銀河が衝突すると何が起こるかっていうと、異常なレベルでの星を作る生産性の工場だったりとか、
あとはもういきなりブラックホールできちゃうとか、そういったところが期待されている、実際に確認されていたりするっていうような、そういうダイナミックな変化が見えるっていうのが、この銀河と銀河が衝突する場所で起こる現象だったりするんですよね。
で、なんでこれたくさん星が作られるのかっていうと、銀河の中には星の材料になるものが実はたくさんあって、ただそれだって結局銀河の中でちょっとゆっくりゆっくり動きながら、近くに例えば星って宇宙空間に漂っている塵とかガスとか、そういったのをくっつけながら大きくなっていくんですけど、
それの横にくっつく相手が来るかどうかっていう一種確率みたいなのがあって、それが低い確率でだんだんゆっくりゆっくり星を作っていくみたいな、そういった状況なんですね。
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その一方で銀河が近くから衝突してくるっていう現象が発生すると、自分の近くに星を作る材料となる星の欠片みたいなものがたくさん集まってくることになって、その結果星をたくさん作れるようになるっていうような、そういう状態なんですね。
ただ、いろんなこういう衝突していく銀河とか、星が作られている現場っていうのは発見されてはいるものの、今までの望遠鏡だとどうしても精度が足りなくて、例えばどこで一番星を作るエネルギーが爆発的に残っているのかだったりとか、
あとはそもそもそういう星の材料って塵とかガスだから、本当にイメージ的にはもやがかっているような、空気汚いところ先まで見通せないなみたいなところがまさに発生している宇宙空間の領域だったりするんですよ。
ジェームスウェップ宇宙望遠鏡はその性能のおかげで、まずめちゃめちゃ目がいいっていうところで、いろんなもう遠くにある何億光年っていう先にあってもしっかりと観測ができるっていうところ、そしてそこを細かく見れるっていうのがジェームスウェップの強み。
そして、その性能のおかげでというか、見ている光の種類のおかげで、なんとその霧の中を見ることができるみたいなところで、ジェームスウェップっていうのはそういう星が作られている現場だったりとか、もやがかっている場所を見るのに結構適しているというふうに言われてるんですね。
で、今回この衝突している銀河っていうところを観測しに行った結果ですね、今まで発見することができなかったとあるエネルギー源を発見することに成功したと。銀河自体が結構強いブラックホール持ってたりでエネルギーをガーッと抱えてるんですけど、この2つが銀河が衝突することによって新たなエネルギー源っていうのが発生していて、
この衝突している銀河の間あたりにですね、これものすごくエネルギーが溜まっている領域が今回発見されたんですね。しかもこれって、まずものすごく局所的、局所的っていうのは全体の中のわずか1箇所であるっていう話であって、
衝突している銀河の大きさ、これが大体広がり方が6万5千光年ぐらい、もうわけわかんないですよね。6万5千光年ぐらいの広がりを持ってるんですよ。端から端まで行くのに光の速さでも6万5千年かかるっていうような、そんな広がった領域を見ていて、
その中の、どんぐらいだっけな、わずか100分の1以下の領域、500光年、600光年とかっていうようなすごくちっちゃい、わかりますよ、600光年がめちゃめちゃでかいことは確かなんだけど、銀河と銀河がぶつかっているその現場自体が広がりが6万5千光年あると思ったら、
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600光年なんてものすごくちっちゃい領域に見えるじゃないですか。100分の1ですよ。100分の1ってなっていて、だからそこに異常なエネルギーが詰まっていると。しかも銀河全体でものすごくエネルギーを持っているはずなのに、
この衝突している銀河全体の中での70%のエネルギッシュなエネルギーっていうのが、そのわずか100分の1の領域にぎゅーっと詰まっていると。ここが結構面白いポイントで、それの位置っていうのが銀河の真ん中じゃなくて、実はちょっと離れたところにあるみたいなところがあったりして、
今回、ジェームスウェップじゃないと見れない遠くの宇宙の細かーい構造まで見ることができたっていう、こういう研究の中で、この観測器でしかできない。この観測器だからこそできるっていうような研究の仕方って、一番研究者の中でも理解しやすい。だからこれ使ったんだよね。
基本的にそういう理由がみんな付随してるんですけど、今回は10倍100倍っていうような精度で良くなったジェームスウェップ宇宙望遠鏡だからこそできたっていうところの目線は非常に重要なポイントなのかなと思うので、ぜひ皆さんもそういう研究ポイントがあるっていうところと、銀河が衝突している現場が宇宙の果てにはあるっていう話だけですね、頭の中に入れておいていただけたらというふうに思っております。
ということで、そんな感じで本題以上なので、緊急報告しておこうかなと思うんですけど、明日から昨日も話したみたいに、リーマンサットって呼ばれるサラリーマンが打ち上げる人工衛星のプロジェクトマネージャーっていうのを呼んで、
リーマンサットってそもそも何みたいな、多分ニュースとかでも皆さんチラッと見たことあるはずなんですよね。リーマンサットに関する情報をお話ししていこうというところになっていたりとか、っていうゲスト回をお届けしていく予定になっておりますので、ぜひ楽しみにしておいてください。
最近またなんか豪華なゲストいろいろ来ていただけて、非常に有意義なポッドキャストライフを送れているなと個人的には思っているので、みんなと一緒に喋ってみたり、あとはあれをしてほしいですね、どんな人の話聞きたいかなとか、逆にもう佐々木の話だけ聞きたいよみたいな、そういうのね、まあないと思うんですけど、っていうところがあれば、ぜひリクエストいただけたらというふうに思っております。
昨日いろいろこのリーマンサットのコラボの企画というか、ちょっとしたポッドキャストが絡んだ思い出話みたいなのをさせていただいたので、ぜひですね聞いていただけたらというところを思っております。
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で、これまたなんかコラボ開けた時に話そうかなと思うんですけど、実はめちゃめちゃすごい、めちゃめちゃ嬉しい記事を作っていただきました。
ブログでポッドキャストを紹介するっていうところで、かまさまっていうポッドキャストやられてる方、演劇ラジオっていうポッドキャストやられてるんですけど、その方がポッドキャストを紹介するブログを書いてくださったんですよ。
そこにものすごい、僕今初めて2年半とかになるんですけど、2年半の中で起こった宇宙話の出来事っていうところをガーッと年表にしてくれてたりするんですよね。
これちょっとどんなところが面白そうみたいなのはまた紹介するんで、ぜひですねコラボ開けのエピソードとか楽しみにしていただきたいなっていうところと、一応概要欄に貼っておくので、
この年表、結構何人かツイッターでも反応してくれて、僕もめっちゃ嬉しいなと思ってツイートとかしてたりするので、
まあツイッターから巡ってきてくれてもいいですし、あとは概要欄にこのブログの記事貼っておきますので、ちょっとぜひ覗きに行ってみてください。
宇宙話を振り返りやすいっていうところと、過去のやつ何聞こうかなっていうところがいい感じに見れるんじゃないかなと思うので、ぜひ楽しみにしてください。
ということで今回は以上にしていきたいと思います。
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こちらでレビューをよろしくお願いいたします。
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それじゃあまた明日お会いしましょう。さようなら。
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