1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2022-05-11 13:00

582. ブラックホールってどんな星!?

光をも吸い込むブラックホール。

総称はわかるけど、それぞれの天体がどんな特徴を持っているのか?


5/10(火)から、吉田尚記さんとYoutubeライブ配信!

https://www.youtube.com/watch?v=UJzyp3uJ-mc

Youtubeチャンネルも復活決定!!

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今回はブラックホールってどんな種類があるのかっていうところを、ちょっと個別の天体、こういう名前の天体がありますとかっていうところで、
2、3個ぐらいご紹介していこうかなというふうに思ってます。
で、今回のお話も昨日に引き続きブラックホールのお話になっていて、
ブラックホール、皆さん言葉は知ってるけど、その正体ってあんまりわかんないっていうところが正直なところかなというふうに思っているので、
昨日はそういったブラックホールが一体どうやって見つかるのか、そもそもどうやって発生しているのか、生まれてきているのかっていうところをお話しさせていただきました。
で、今回はそのブラックホールそれぞれ、天体によってブラックホールそれぞれによって性質異なるので、
そういった具体的な天体のご説明っていうところをですね、僕にゆかりのある天体だったりするところから有名どころとか、そういったところのお話をしていこうかなというふうに思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション、スペース、ブラックホール、ジャパンチャート、佐々木亮の宇宙話。
5月11日水曜日、ポッドキャスト始まりました佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに最新の宇宙のトピックをお届けしております。
ということでですね、今回でエピソード582話を迎えるというところで、今日ですね、久しぶりにYouTubeの撮影をしてまいりました。
5月10日のうちにやったわけなんですけど、僕自身のチャンネルではなくて、これ日本放送のアナウンサーやられている吉田ひさのりさんという方がVTubeをやっていて、
VTuberのアカウントですね。それで毎日生配信をされているというところで、ゲスト出演ということで1時間宇宙について語りまくってまいりました。
そんな中でですね、まあもう1時間わるっきり宇宙の話すんのってなかなか面白いなと思いつつ、なかなか今までも顔出ししてこなかったので、YouTubeとかが更新が遅れてたので。
なのでまあそんなところでかなり楽しくできたなっていうところと、やっぱりプロの技ってすごいなって思ったのが、僕の…
僕なんかすごい気持ちよく喋ってたら気づいたら1時間経ってたみたいな感じだったので、多分すごいあれですね、引き出し方が上手なんだろうなと思いました。
っていうところで、僕その人をポッドキャストにゲストで呼んだときに自分でまあ編集もするわけなんですけど、なかなか自分の話の運び方って下手くそだなーって思うことが多かったりするんですよね。
なのでそういったところの反省とかを勝手にというか、吉田さんから学べる部分を学んでいきたいなーっていうすごい思いました、今日は。
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で、YouTubeライブっていう形でやったので、概要欄にリンク貼っておきますが、そこから1時間ちょっとぐらいの生放送の内容を聞くことできます。
で、その中でどうしても聞いてほしいなっていうところをちょっとかいつまんで、近いうちに編集したもの、このポッドキャストでも流させていただこうかなというふうに思っておりますので、そちらを楽しみにしておいていただけてもいいかなと思っております。
で、そこでまた新しいご縁ができまして、古生物学をやられている先生とちょっとまたつないでいただくっていう形になって、その方は古生物学なので、
例えば、こう、生物の化石とか、そういったところからまた昔の地球の状態とかを調べたりっていうのができる学問があるらしいんですが、そこと実は宇宙の研究関わる部分結構多いらしいんですね。
そんなところをコメントのやり取りとか、吉田さんを介してそんなお話をさせていただいたので、今度はですね、そこをまたコラボさせていただくっていうような形を取らせていただく模様ですので、
そこらへんまたお知らせできるときあればしていこうかなと思ってます。で、YouTubeでのコラボさせていただいたら、今度はポッドキャストにも遊びに来ていただいて、この宇宙の研究と古生物学、古って古い生物って書いて古生物学ですね、そういったところとの兼ね合いですね、そういったところをお届けできればなと思っている、
宇宙の幅をどんどん広げていけるタイミングが今後増えそうだなというところを実感している、非常にワクワクしている状況になっておりますので、皆さんですね、そういったゲストの方が来るのは楽しみにしておいていただけたらと思っております。
そんな感じでYouTubeかなり楽しくやらせていただきましたというところで、今日の本題に入っていきたいなと思います。今日の本題はブラックホールって具体的にどんな天体があるんだろうっていうところをお話ししていきたいなというふうに思っております。
で、昨日、これ昨日に引き続いてブラックホールの話になっていて、昨日どんな話したかっていうのをサクッとおさらいしておくと、これまずブラックホール、名前だけは知ってるけどどうやって生まれたんだろうっていうところ、こちらのお話をさせていただきました。
で、それに加えてブラックホールって光すらも飲み込むというふうに言われているにも関わらず、じゃあなんで見つけることができるのか、光ってないんじゃないのっていうところから、実はブラックホール自体は光らないけど、近くに星があったときにその星を吸い込むときの力によって電磁波が放射されるなんていうところがブラックホールが見つかっていく、そんな歴史を作っていったというお話をさせていただきました。
じゃあ今度はですね、そういった方法で見つかったブラックホール、具体的にどんな種類があるのかっていうところをご紹介していきたいと思います。
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で、これはですね、そもそも今回このブラックホールを扱うってなったのはツイッターでリクエストいただいて、大人気の宇宙ポータルサイト、ソラエで特集していたNASAの動画を参考にしてるんですね。
そんな中で一つ紹介させていただきたいのが、まずマキシJ1659と呼ばれるブラックホールです。
この天体名、全然ピンとこないと思うんですね。そもそもブラックホールの名前なんか一つも知らないよっていう方が多いのかなと思うんですが、このマキシJ1659ってこれ何かっていうと、マキシっていう観測器で見つかったブラックホールなんですよ。
このマキシっていうのがまさに僕が研究で6年間常に運用チームに入らせていただいて、国家プロジェクトの中で動かさせていただいたまさにその観測器なわけですね。
つまりこの天体っていうのは僕がいたそのチームの人たちが見つけたブラックホールということになるんです。
しかもこの天体ものすごく注目度高くて、なぜかっていうと今まで見つかってきたブラックホールの中で最も光天周期、つまり周りを星が回る周期っていうのが早い天体だというふうに言われております。
どれぐらい早いのかっていうと、これ光天の周期でいうと2.4時間、つまりものすごく重力の強いブラックホールの周りを星が2.4時間で一周するっていうようなそんな天体ですね。
他ではもうちょい早い天体だと7.8時間っていうものがあったり、あとは数日で一周するだとか1ヶ月ぐらいかけて一周するものとか大きさは様々なんですが、そんな中で比較的コンパクトな状態でブラックホールが存在していて、
今までの観測史上最も早く光天しているブラックホールの周りを星がぐるぐる回っている、そんな天体が見つかりました。
で、こういった天体、この天体を紹介したかったのはそういった早いっていう特徴もありつつ、僕がいたそのチームっていうのがブラックホールを見つけるっていうところには結構いろんな功績を残してきたチームだったので、そのチームの功績をぜひ皆さんに少しでも知っていただきたいなと思って紹介させていただきました。
このマキシっていうのは国際宇宙ステーションに搭載されている観測器になっていて、有名な若田宇宙飛行士が宇宙に行ったときに取り付けた、そんな観測器になるんですね。
で、この観測器使うことによってブラックホールだったりとか、あとは僕が専門で研究していたフレアと呼ばれる星の表面の爆発現象っていうところをどんどん押し進めていたっていう。
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で、いまだにまだ現役で動いている。で、生まれてからというか設置されてからもう12年、13年ぐらい経つのかなっていうぐらいの天体の観測器なので、これからもですね、なるべく長く活躍してほしいと思っている。そんな観測器でした。マキシですね。覚えておいてください。
で、もう一つブラックホール紹介します。このブラックホールについては、観測史上一番最初に見つかったブラックホールっていうふうに言われていて、その名もシグナスX1ですね。このシグナスX1のシグナスっていう部分、これはある星座の名前を表しています。
で、何かっていうとシグナス、これは白鳥座ですね。つまり、白鳥座の部分にあるブラックホールということで、シグナスX1という天体名がついております。
で、これはさっき話したみたいに、今までで見つかったブラックホールの中で最も一番最初に見つかったものというふうにされていて、見つかったタイミングっていうのが1964年のタイミングで見つかったというふうに言われています。
で、地球からの距離、太陽系からの距離で言うと7300光年先にあるっていうところで、これでですね、ブラックホールの中だったらそこまで遠くはない天体だなっていうような印象です。
もう何かわかってます。皆さん聞いてる人たちからすると、頭湧いてるんじゃないかなって、頭バグっちゃってるんじゃないかなって思う人いるかなと思うんですが、7000光年、8000光年ってなると別にそこまで若干遠いけどぐらいの感じです。
何だって、宇宙の全部の歴史で言ったら138億年とかあるわけですから、そんな中のたった1万とか5000とか、そういうようなレベルっていうところですね。ただ、このブラックホール、シグナスX1というブラックホールが見つかったことによって、一つX先天文学っていうところの花が開いたっていう部分は大いにあると思うんですね。
なので、そういったところから見ても、このシグナスX1というのは非常に重要な天体だなというふうに思っております。
で、この初めて見つかったブラックホールっていうのは、何でそんなに綺麗に輝いているのかっていうと、周りを回っている星が青い巨大な星だったり、そこからたくさん物が降り積もっていたりするっていうところが原因として考えられるんじゃないかなと思われていて、
ブラックホール自体の重さっていうのも太陽の21倍っていうような、そこまで特筆して重い、比較的重いのかなっていうような天体かなっていうところで、シグナスX1、白鳥座って夜空見上げても見つけることできたりすると思うので、よく多分あれですね、プラネタリウムの説明とかでも聞いたりするのかなと思いますが、
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まあそういった天体があるぞっていうところ、7200光年先ですが、ぜひ覚えておいていただけたらと思います。ということで今回は、今まであまり話してこなかったブラックホールの個別の天体の種類、マキシJ1659という天体とシグナスX1という天体をご紹介させていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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