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画像参照元
慶應義塾大学
ソース
00:01
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回は天の川銀河の中心で発見したブラックホールの種になりそうな天体、そんなお話をしていきたいと思います。
ブラックホールは実は、私たちが住んでいるこの天の川銀河にものすごくたくさんあります。
そして、ブラックホールの研究は、宇宙のロマンが詰まった研究であるにも関わらず、なかなか見つかってこない。
そして、みんながまだないんじゃないかって思ってる人もいたりするぐらい、研究の発展途上なんですね。
そんな中で、ブラックホールの理解を深めてもらうクイズとかを用意しながら、ブラックホールについてみんなに興味を持ってもらいながら、
最後はね、ブラックホールの種っていうのが何なのか、そこまで話していこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション
2023年6月2日、始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の梁が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが965話目を迎えております。
基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピックだったり、気になるタイトルだったり、そういうのが含まれているエピソードから、ぜひですね、聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
そんなこんなでですね、今日話していくエピソードは、
天の川銀河、私たちのいるこの天の川銀河の中で見つかったブラックホールの種、そんなお話をしていきたいと思ってます。
最近は、一時期めちゃめちゃブラックホールの話してたんですけど、最近は結構地球外生命体とか、そういった話が多かったりしましたね。
例えば、前回とかだとまたちょっと毛色は変わって、火山活動とか火災っていうところが起きた時に発生した地球上の大量絶滅の話だったりとか、その前は月から月で水を獲得するためには錬鎮がいいみたいな、レンジで鎮ですね。
っていうような話を色々させてもらったんですよ。
そんな感じで話してきましたけど、やっぱりブラックホールの話したいんですよね。
先週もちらほら話してきたんですけど、ブラックホールみんな大好きだから、ブラックホールの話、今日もします。
というところで、ブラックホールの種になりそうな、そんな天体のお話していきたいなというふうに思っておりますので、ぜひですね、楽しみにしておいてください。
03:00
早速ですが、これブラックホールどんぐらいあるか知ってます?
これ結構難しくないですか?
何聞かれてるんだろう?みたいな。
例えば、今僕たちってどこにいるか?宇宙の中で。
宇宙の中で僕たちは天の川銀河と呼ばれる銀河の中にいます。
その天の川銀河っていうのは、そもそも中心に超巨大なブラックホールっていうのを抱えていて、
で、それの周りに吸い込まれるというか、束縛されているというか、そういう状態で星だったりっていうのがたくさんいるような状態なんですね。
で、その天の川銀河の中に含まれている星っていうのは、数千億個っていうふうに言われてます。
そんな数千億個星が集まっている中に、ブラックホールって一体何個ぐらいあるんだろうっていう、そういう質問ですね。
今多分頭の中で考えてくれてる人いるんじゃないかなと思うんですけど、これどんぐらいでしょうね。
100個とか?1000個ぐらいあるかな?みたいなそんなところで思ってる。
もしかしたら1万とかかなと思ってる人もいるかもしれないですけど、もうあまあまで銀河系の中にはブラックホールは1億から10億ぐらいあっていいと思われてるんですね。
すごくないですか。1億個から10億個ぐらいあってもいいって思われてるのがブラックホールなんですよ。
こう考えてくると、今まで僕たちが頭の中で想像してたブラックホールの数っていうところとちょっと乖離ありすぎないかなみたいな。
このポッドキャスト聞いてる人で、今これ1億ぐらいあるよって言えた人どんぐらいいるんだろうってちょっと思ってるんですけど、やっぱすごいですよね。
ブラックホール1億個もあるんだみたいな。さすがにそうしたらもうあんまり珍しい天体じゃないっぽいですよね。
ただただ、ブラックホールっていうのは自ら光り輝くわけではないので、発見が難しいと。
ってなってくると、今一体どんぐらい見つかってるかっていうところで話を進めていくと、全然まだ100個とかにもたどり着いていないような、そういう状況だったりします。
そんな中でブラックホールの研究を進められているというところなんですよね。
どうですか?ブラックホールちょっと好きになりました?まだまだ全然見つかってないんだっていうような、そういう中でブラックホールを研究している人たちが見つけたいブラックホールの種類として、
中質量ブラックホールっていうのが存在します。中質量ブラックホール。
こういう名前がついてるってことは、低質量もあるし、これ大質量ってのもあるんですね。
06:00
さっき言った天の川銀河の中心にあるブラックホールは、大質量ブラックホールってやつです。
なんなら超大質量って言ってもいいぐらい。スーパーマッシブブラックホールって言うんですよ。
マッシブっていうのが大質量っていうようなイメージですね。
この天の川銀河の中心にあるブラックホールの大きさというか重さというかっていうのが、これどんぐらいなのかっていう話ですよね。
これはもうスーパーマッシブっていうぐらいですから、もうバカみたいに大きいです。
バカみたいに大きくて、これどんぐらいなのかっていうと、確か400万倍かな?
太陽の400万倍ぐらいの大きさの重さを持つブラックホール。
あれ?あってるよな。なんかすごい頭の中で全然間違ってないと思って話してたけど、たまに口に出すとすごく不安になるときがあるんですよ。
そのぐらいとにかく大きいというような一方で、そこに、それが超大質量ブラックホールって呼ばれるようなものですね。
それに対して、中質量ブラックホールっていうのはどれぐらいの大きさなのかっていうところで言うと、
太陽の質量よりも数十倍ぐらいっていうのがラインになってくるのが中質量ブラックホールって呼ばれるものですね。
インターメディエイトマスブラックホールっていうような呼ばれ方をします。
あんまり覚えることないですよね、英語でね。
そういった天体があると。
こういうのを見つけていくことで、そもそもブラックホールの研究のバリエーションというのも増やしていきたいし、
あとは、超巨大なブラックホールって結局どんどん成長していく。
例えば、こないだ話したみたいにブラックホールとブラックホールが合体するみたいな現象とか、
ああいうのってさらに巨大なブラックホールを作り上げるじゃないですか。
それの、言ってしまえば、元になるようなものっていうのが中質量ブラックホールだったりするんですよ。
だから、そういったものをやっぱり発見していくっていうところは、
ブラックホールの研究の理解を進めていく上で、非常に重要な役割になってくるっていう、そういう感じですね。
で、そういったところで、今回紹介する研究では、どこを調べたのかっていうところで言うと、
私たちがいるこの太陽系から約3万光年離れた、
そして天の川銀河の中心部分に向かって3万光年っていう感じですね。
っていうような感じで近づいていったようなところに、巨大なブラックホールを形成させるような種と表現できるのかな。
09:01
中質量ブラックホールの候補天体っていうのを見つけた、そんな研究結果が出てまいりました。
中質量ブラックホールが天の川銀河の中心の方にあるんじゃないのっていう、そういう研究ですね。
で、これ今回の研究どうやって見たかで言うと、天の川銀河の中心方向を観測してあげたときに、
あるガスの塊っていうのを見つけました。
宇宙空間で活発な天体っていうのは、温度がどんどん上がっていく。
それに対してガスっていうのは比較的冷えていたりするっていう中で、今回見つかったガスの塊っていうのは、
暖かくて濃いガス。
全体のこれ、絶対温度で言うと50度ぐらい。
50度ぐらいの重さだったりするし、そこに対して分子の密度が1万個とかっていう、
1立方センチメートルあたり1万個っていうような数の分子がギュッと詰まっているような、
暖かくて濃いようなガスの塊っていうのが発見されました。
天体の形してないとさすがにやっぱり分かりづらいじゃないですか。
けど、天文の研究やってるうちは結構こういうガスに注目することが多くて、
なんでガスなのか。
ガスの宇宙空間ってめちゃめちゃ深空だと思われているけど、
こういったガスとか塵とか、宇宙人って呼ばれたりする塵とかもあったりするんですけど、
宇宙人って、宇宙ヒューマンの宇宙人ではなくて、塵の方の人ですね。
宇宙人って呼ばれるようなものもあったりして、
とにかく宇宙空間には空間的に広がったガスとか、
そういったものっていうのが実はあったりするんですよ。
そんな中である一箇所に物が固まっていたりすると、
そこのガスの塊の中には何かあるんだろうな。
けどガスに隠されて何か分かんないな。
みたいな、そういう状況が出てくるんですよね。
今回見つかったガスの塊っていうのもまさにそれで、
今回4つ発見したうちの3つがかなり特徴的な様相を呈していたと。
で、そのガスの塊っていうのがこう観測していくと、
どんどんどんどん広がっているように見えるっていうのが特徴として挙げられたんですよ。
ガスの塊が何かしらを隠している。
ガスだけであるっていうよりは、何かをガスの塊が覆っているみたいな状態のものが、
なぜか分かんないけど、どんどんどんどん膨張しているような感じがすると。
観測をしていくとね。
何なんだろうこれはっていう。
で、その膨張していく爆発の大きさ。
爆発って言っちゃったな。
広がっていくのが超新星爆発って呼ばれる、
12:01
星が生きている間に引き起こす最後の爆発っていうんですかね。
星が進化していって年老いて、じゃあいざ星が死ぬってなった時に、
太陽の8倍以上重いような天体たちっていうのは最後大爆発を起こす。
これが超新星爆発、スーパーノバと呼ばれるものですね。
で、このスーパーノバと呼ばれるものが発火すると、
星が爆発してその衝撃波が外側にガーッと広がっていくんですよ。
で、その衝撃波に煽られて周りのガスだったり天体だったりっていうのは一定影響を受けたりする。
で、そういった爆発が中で起きてるから、
今回見つかったガスが膨張してるんじゃないかっていう研究の示唆が得られた。
そんな感じでしたね。
しかもこれ面白いのが、超新星爆発が1個爆発して広がったっていうような考え方よりも、
大体200個ぐらい。
そのガスの中で200個ぐらいの爆発がボコボコボコボコボコって起きた影響で、
外側にバーッて広がっていってるんじゃないすか。
っていうような、そういう研究結果だったんですよね。
すごいですよね。超新星爆発って、そもそも太陽とかみたいなやつは起こせないんですよ。
パワーが足りなすぎて。
太陽の8倍以上重い星が最後重力でぐちゃっと崩れるときに、
ドーンと爆発するから、かなりのエネルギーなんですよね。
そんな中で、それが200個一気に爆発するみたいな。
一気かどうかはわかんないけど、200個分の膨張のエネルギーがそこから観測されたっていうところなんですよ。
で、しかもそのガスの塊の年齢っていうのが大体6万年程度。
ガスの年齢は6万年ですね。いいですね。
どんどんどんどん宇宙っぽい数字が出てくるけど、
だんだんだんだんなんか馴染みのある数字に近づいていってる感じというか。
っていうのがあって、こういうところから総合して考えると、
このガスの中には、巨大な星の塊、星団と呼ばれるものが隠れていて、
そこの重さっていうのが、大体太陽の10万倍以上の塊なんじゃないかと。
星団という星の塊全体でね、ってなってくる。
そうすると、ここに例えばブラックホールとかが発生した場合、何か星が死んで、
超新星爆発っていうのは、太陽の8倍以上重い星が起こすんですけど、
起こした後にもっと重い星、太陽の16倍?18倍だったかな。
20倍くらい以上の重さを持っている天体っていうのは、
爆発した後にブラックホールを作り出すんですよ。
もしそういう密集した領域でブラックホールがいくつか連続的にできたりして、
それが合体していったりすると、
15:00
抽出量のブラックホールっていうのが生成できたりするんじゃないかというようなところで、
ここにはブラックホール、しかもみんながなかなか見つけれない、
抽出量のブラックホールの種が隠れてるんじゃないかっていうような、
そういう研究結果が今回示唆された、そういう感じですね。
すごい、宇宙の中でもエネルギッシュなものがたくさん出てきた中で、
最終的には、まだなかなかサンプルとして集まっていない、
抽出量ブラックホールを深めるような種になってるんじゃないかっていう結論までたどり着けるのは、
この研究のすごい面白いところだなと思ってます。
ブラックホールをおさらいしておくと、
天の川銀河の中、僕たちがいる天の川銀河の中には、
本当に数億個っていうようなブラックホールあるはずなんだけど、
全然まだ見つかっていないんですよね。
なので、そこに対して研究が進んでいくと、
ブラックホールの解明っていうのにつながっていって、
これからの研究、どんどん発展していく、そういったところになりそうなので、
ぜひ宇宙話聞いてるみんなには、
ブラックホールの研究、ちょっと注目してもらえたら嬉しいなと思っております。
そんな感じで、今回は以上にしていこうかなと思っていて、
今回は天の川銀河の中心方向に見つかったブラックホールの種、
そんなお話をさせていただきました。
宇宙話も965話目を迎えてるっていうところで、
ガンガン1000話に向かって頑張っておりますので、
引き続き応援していただけたら嬉しいなと思っております。
もう一個の方のポッドキャスト番組も、実は昨日収録してきて、
久しぶりのオンライン収録っていう感じ。
あの番組だったら初なのかな。
いつも対面で撮ってたんで、
ちょっとまたリズムの違う面白いエピソード作れたんじゃないかなと思っているので、
引き続き楽しみにしておいてください。
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17:31
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