1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 865. 地球の水は全て監視下!..
2023-02-22 15:53

865. 地球の水は全て監視下!?2日で地球をマルっと観測できる人工衛星しずくちゃん

Youtubeチャンネルも更新中

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzTA

Instagram(ryo_astro)

https://www.instagram.com/ryo_astro/

個人ホームページはこちら!

http://ryosasaki.net/

Voicy

https://voicy.jp/channel/1726

Twitter(_ryo_astro)

https://twitter.com/_ryo_astro

note

https://note.com/ryo_sasaki

ジングル作成:モリグチさんfromワクワクラジオ

https://open.spotify.com/show/3LYTJRlUlb9wU7geQyoDzE?si=c178010fd8154ea9

ソース

https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/project/gcom-w/

00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回は、宇宙から地球の水を支配する
そんな人工衛星をJAXAが運用しているので、こちらを紹介していこうと思います。 わずか2日で地球の表面の99%を観測できる
すごい人工衛星が長期にわたって地球表面の環境変化を捉えている 非常にユニークな研究が実は実施されているというところで、人工衛星の
機能を中心にどんなことを実現してきてくれているのかっていうところをお話しして いきますのでぜひ最後までお付き合いください
2023年2月22日始まりました佐々木亮の宇宙話 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学で白紙号を取得した専門家の
亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております ということで本日でエピソードが865話を迎えている状況になっております
1日10分で基本1話完結 そして無編集で毎日お届けしているという状況になっておりますので気になった
エピソードのタイトルだったりとかっていうので選んでいただいて面白いなと思ったら ぜひこうね他のやつを深掘りしてもらったり
チャンネル登録していただいて毎日毎日ちょっとずつ宇宙に触れていただけたら嬉しいなと 個人的には思っております
でですね今回紹介していくのは地球の表面にある水をメインで見る人工衛星 こちらJAXAが運用している
雫と呼ばれる人工衛星を紹介していきたいとおもいます でですねこれ気づいた人はいるかなと思うんですがこの3日間
人工衛星特集しかも地球の表面の水分だったり木だったりっていうような 地球環境を左右するような人工衛星を紹介させていただいてるんですよ
でこれ何でかっていうと 2日前この2回前の放送で紹介したスウォットと呼ばれる人工衛星からスタートして
地球温暖化だったり環境問題が結構最近騒がれている中で 宇宙からそうやってちゃんと監視していくっていうシステム
たくさんあるのになかなか紹介できてなかったなっていうところと あとは単純にそこに興味が強く湧いてきた僕自身がそこに興味を強く湧いてきたので
ちょっとシリーズ的に勝手にシリーズっぽくしてるけど 一話一話簡潔でなるべく話していこうというようなそういう状態でお届けしている形になっているんですね
なのでもう完全に僕の主観で企画を 首立てているみたいなそういう感じになっております
03:05
で今回紹介する雫なんですけどテーマが地球から間違えた 宇宙から地球の水を見るっていうようなそういうコンセプトを持ってるんですね
この雫 宇宙空間から地球の環境変動っていうのを短期的な目線じゃなくて長期的な目線で見ていくことで
徐々にどう変わっていくか 例えば今回今5年ぐらい稼働しているんですけど この雫って呼ばれる地球の水を見る人工衛星ですね
これによって例えば時々刻々と変化していく 海面の温度だったりとか積雪だったりとか
そういったところを長期間モニタリングできるっていうところで 5年間でどういう推移で変わってきてるのかだったりっていうのを捉えられるっていう意味で
すごく重要な役割を担っているなっていう感覚があるんですよね
でこの雫 そのテーマが宇宙から地球の水を見るっていうところになっている
で地球環境の変動観測ミッションとして英語名だと GCOM Global Change Observation Mission というようなね
なんかオブザベーションミッション こんな並びでいいのかなと英語の文法的に思うんですけど 多分大丈夫なんでしょうね
で本当にメインは地球上の水を見ていくと 他の惑星とかで注目されてるみたいな感じで
例えば月に水があるっていう話だったり 火星にも昔は水があって生命に適した環境が広がっていた
なんていうふうに言われている通りで 地球上の水っていうのは生命体にとって非常に重要な役割を担っているっていう状況なんですよね
なのでその水の状況が変わっていくと もしかしたら僕たちの生活っていうのも
一変してしまうかもしれないっていう意味で大義 大きい目的としては非常に重要な部分になってくるというような状況になってるんですよ
でその時にしずく何やってるかっていうと 2メートル台の大きなアンテナ 電波をキャッチする
最近はないけどマンションとか団地とかの バルコニー ペランダとかを見てみると
BSのアンテナとか建ってたパラボラアンテナみたいな でっかいお皿みたいなのあるじゃないですか
あれを思い出していただきたくて ああいうあれの2メートル台の大きいやつを搭載した人工衛星になってるんですね
でこれ5年前に打ち上がっていて上空700キロっていう高さから 海面だったり待機中の水蒸気だったりっていうのを
いろいろ電波をキャッチしているというような状況なんですよ でこれ何が売りなのかっていうところで言うと2点あって
06:03
1つはわずか2日 わずか2日で地球上の99%の面積の観測ができると
2日で99%です すごいですよね これだいたい700キロの高度っていうところで回ってるこのしずくは
100分で一周するんですよ 地球の周りを 100分で一周するというところになってるんで
1日でだいたい14周ぐらいするのかな っていうような感じでぐるぐるぐるぐる回っている人工衛星
ただ地球の周りを定点 真下を見るだけでぐるぐる回ってても 2日で99%は多分難しいんですよね
そんな時にポイントの2つ目として ちょっとぐるぐるぐるぐる回りながら本体がある軸を中心に
右回転 時計回りみたいな感じで視野を変えながらぐるぐる回っていて それをしながら地球の周りも回っているっていうような
回りながら回るっていうような しかもこれが1.5秒に一周するような円を描くように
ある軸を中心にぐるっと回ると これが24時間5年間ずーっと回り続けてるっていうような状態になっている
それによって地球の99%の面積っていうのを わずか2日でカバーできるっていうところなんですよね
こうやってカバーすることによって 例えば海面の温度だったりとか積雪 土壌の水分量 あとは降水量もそうですね
あと雲の水分量とかもわかるんですよ 雲って結局地上よりも上にあるから観測は全然余裕なんですよね
あとは海上の風速なんて呼ばれるものも 風速って風ですね これもカバーできるみたいなところで
一つの人工衛星で少なくともこの6個ぐらいの 情報っていうのは出していけるっていうようなのが
このJAXAが運用している 雫と呼ばれる人工衛星です
で これ 何が面白いのかって思うと 僕的な目線で言うと
これはやっぱり広い範囲を長期間にわたって 見てるっていうところがポイントになるかなと思ってます
結構 序盤でメリットの話したんですけど 5年間 地球の環境変化って
そんな1時間ごとに時々変わってるっていうよりは 何年か見てる間で
ゆっくりゆっくり変わっていく姿っていうのが 捉えられないとダメだよなっていうのを
感覚としてはわかると思うんですよ 特に宇宙のスケールの話 よくするじゃないですか
ポッドキャストの中で そうすると 例えば 何か星を見てた時も
その星って何億年っていう歴史があったり 何千万年っていう歴史がある中で
09:02
人間が5年見ただけで何がわかるんだ みたいなところもあるじゃないですか
それって地球にも当てはまると思うんですよね もちろん 地球表面で人間が環境汚染してるからこそ
スピーディーに変わっていってる環境って あると思うんですけど
それを含めても やっぱり 1週間 2週間とか
半年ぐらい観測したぐらいじゃ 分からない変化って どうしてもあるんですよね
それを広い視野で どんどんどんどん データを蓄積していくことで
大きな変化 対極的な変化っていうのを 見つけられるのが すごい面白い部分かなって思ってるんですよ
で 僕自身が研究でずっと触ってたのも 実はそういう似たような観測機になっていて
宇宙ステーションに乗っていて 視野が180度ぐらいある
横に180度ぐらいあるような カメラだったんですよね
そうすると 180度視野持ってて 国際宇宙ステーションって 90分で地球の周りを一周すると
で そうすると 宇宙空間1枚の写真で 一周する間に宇宙空間1枚の写真が撮れるみたいな
iPhoneとか使ってる人で言うと パノラマ写真的な撮れ方かな?
っていうような感じで 宇宙の1枚の写真がパシャッと撮れる
で それが1日ぐるぐるぐるぐる回って24時間 そして それの稼働が10年とかになってくると
10年間 毎日毎日 毎時間毎時間の 宇宙の写真っていうのがデータとして溜まってくるんですよ
その中で見えてくる長期的な変化っていうのを 研究の中で見てたんですよね
なので これの地球バージョンって思うと 僕はすごく有用な人工衛星に感じてしまうんですよね
この雫っていうのが
で やっぱ このタイミングで 12月のタイミングで NASAが地球上の水をより細かく見ていくっていう
人工衛星を上げたぐらい やっぱり環境を宇宙空間から捉えていくっていう
その方針っていうのは めちゃめちゃ重要になってきてるっていうことが分かると思うんですよ
なので 地球温暖化がどうのこうのっていうところの話をしていく中で
宇宙からの目線っていうのは やっぱりみんなには持っておいていただきたいなと思ってるわけなんですよね
なので こうやっていろんな人工衛星の こういう仕事があるよみたいな話って
結構 これからもしていこうかなと思ってるので
なんか身の回りで そういう例えば環境問題の話出てきたら
チラッと頭の中に人工衛星の働きとかっていうところも 思い出してくれたら嬉しいなとちょっと思っていたりします
そうですね あとは結構面白いなと思ってるポイントっていくつかあって
例えば さっき言ったみたいに大きいアンテナを 2メートル台のアンテナっていうのを
12:04
人工衛星に搭載してるんですけど この2メートルのアンテナ1個で
海水の温度 積雪とか 土壌の水分だったり 洪水量だったり 雪だったりって
こんな見れるんだっていうのは やっぱり結構驚きで
これ 多分撮り方のイメージとしては みんな多分なんでって思うじゃないですか
例えば 1個の一眼レフみたいなカメラを持ってて それを通して見たときに
普通に1枚の写真に見えるけど 実はこれをちょっと設定変えたら
海水の温度分かったりとか 雪だけしか撮れないようにしたりするモードがあったりとかって
結構すごいじゃないですか これ どうやってやってるのかっていうと
なんか電波 ひと言で電波を取得する観測器って言っても
電波の中にもいろんな種類があるんですよね
どういうことかっていうと 電波って呼ばれる
こう 電気信号の波みたいなのって ある一点で全て見てるわけじゃなくて
1から100みたいなさまざまな電波の種類を 総称して電波って呼んでるんですよ
そうすると 例えば1から連続の数字で 100までの帯域があったとして
1から10はいわゆる海水の温度を見るのに 非常に適してる電波の帯域ですよだったりとか
あとは20から30っていうのは ここ使うと雪が見えますみたいな
で それと同じ感じで 土の中の水分っていうのは 実はもうちょっとこれ
横にいって60から70の帯域使うと見れるんだよね みたいなところで
1回観測パシャって撮っても 電波ごとに分けるみたいな
イメージで言うと虹か 普通の光って 単純に例えば白く見えたりするけど
プリズムとか通したり あとは虹とか見たら分かると思うけど
光の種類って7種類に分けれますよね
あれって実際もっと細かくしたら 7種類どころじゃないっていう話はあるんですけど
じゃあ赤の光見ると何が分かるとか 青の光見ると何が分かるみたいな状態で
切り分けができるんですよ 自分たちの見える光だけでもね
それの電波バージョンみたいなとこで捉えると なかなか面白い描像が
宇宙から見えてくるっていうポイントだけ みんなの頭の中にもちょっと残しておいてもらいたいな
というふうに思ってます
そんな感じで人工衛星の機能って言っても 結構いろんな見方ができるなと思っているので
これからも現役で動いてるものだったりとか これまで大きな成果を残した人工衛星だったりとか
そういったところもピックアップしていけたら 面白いなと思ってるんで
ぜひ明日からも楽しみにしておいてください
ということで 今回のお話は以上にしていきたいと思います
15:00
今回のお話も面白いなと思ったら お手元のSpotifyアプリでフォロー
フォローボタンの下にある星マークですね こちらでレビューいただけたら嬉しいです
あ 皆さんのご協力のおかげでですね レビューがなんと500件を突破しました
ありがとうございます 本当に
昨日とか一昨日のエピソードで話した時みたいに あとちょっとで500なんですって言ってたら
ちゃんとこう そういえばしてなかったっていう人が反応してくれるのは すごい嬉しいことだなと思っているので
これからもぜひ楽しみにしておいてください
とにかくレビューつけてくれた方 本当にありがとうございました
これからもガンガン頑張っていきたいと思います
今回の話で 番組の感想や宇宙に関する質問については
Twitterのハッシュタグ宇宙話で募集しておりますので じゃんじゃんを呟いていただけたら嬉しいです
それではまた明日お会いしましょう さようなら
15:53

コメント

スクロール