スタップ細胞事件の概要
2025年4月16日水曜日、毎度大きにタートルでございます。よろしくお願いいたします。
昨日の放送、なんと日にちと曜日が間違ってた、どっちも間違ってたということで、どんだけ気の抜けた休日やねんっていうところでした。
コメントで教えていただきましたので、バッサリカットしておきました。ありがとうございました。
ということで、昨日は、ある起こった事象に対して10通りぐらいの感想が持てたら、思考は深まるし、いろんな人の気持ちに寄り添うこともできるよね、みたいな話をさせていただきました。
今日のお話はですね、おぼかたはるこさんの書かれた、「あの日」っていう本を読んだ感想になります。
おぼかたはるこさん、皆さん覚えていらっしゃいますでしょうか?
そうです。スタップ細胞はあります、のあの方です。
ふうにもそれで有名になってしまわれた方です。
なぜこの本を読んだかというと、遡ること11、2年前ですね、スタップ細胞が発見したよということで記者会見されたあの日から、そのぐらい10年ちょっと経つんですけれども、
あの時の違和感がすごく僕の頭には残っていて、
それからその事件ですよね、事件が起こってから2年後に書かれた本なので、今からしたら9年くらい前の出版になるんですけど、当時ベストセラーでね、
出されてたことは知ってたし、すごく気にはなっていたけど手には取ってなかったんですよ。
それがたまたま数ヶ月前ですね、ブックオフ行ったら僕の目に飛び込んできたんで、すぐさま飛びついて買いまして、
しばらくつんどくしてあったんですけれども、いよいよ読もうということで読みました。
当時そのスタップ細胞事件があった時、すごく違和感があったんです。
というのもまず尾形春子さんという女性の研究者の方がスタップ細胞という世紀の大発見、彗星のごとく出てきた、
そのお若き女性の大発見ということで記者会見もされて取り出されたんですけれども、
それからすぐに同業の研究者、科学者たちがあれは捏造やとか間違ってるとか、論文に関しては他の論文からのコピーペイヤーみたいなことで、
ひどくバッシングを受けて、その煽りがマスコミに伝染してというかマスコミが煽って、
尾形さんなら攻撃の対象になってもいいっていうぐらいに、
誰も彼も尾形さんを悪として認めて攻撃するっていうような体制に当時なっていて、
すごくそれが嫌だなっていうことを覚えています。
昨今、オールドメディアというものが変更報道をしているということで、
テレビやマスコミ、新聞、週刊誌などは信じられへんというような風潮にあるじゃないですか。
かと思えば、SNSの方ではうぞうむぞうが話をしていて、誰が本当のことを言っているのかわからない。
真実は結局、あなた一人が自分の意思でもって判断してくださいね、みたいな風潮になってますよね。
今もそうですし、十数年前も結局それがひどく残っていた。
今以上に残っていた頃なのかなと思います。
この尾形さんの書かれた、尾形さんの事実とされる本は、
まず大まかな流れとして、スタップ細胞の研究でスタップ細胞を発見して、
その論文、ネイチャーという権威のある科学雑誌に論文として載せてもらって、
それで記者会見をして、さっき言ったようにバッシングを受けて、
それでもスタップ細胞はありますという2回目の記者会見が有名な映像として残っております。
最終的にスタップ細胞はないと判断されたから、ない状態になっているんですよね。
メディアの影響と反響
結論というか、そこが争点かどうか分かりませんけど、
僕の中ではスタップ細胞は確実にあると思っているんですよね。
なぜかというと、尾形さんが実験をして、尾形さんが発明をして、発見をして、
その発見でもって最初アニマルカルマという名前をつけたけれども、
その後にスタップ細胞という名前にしようということで、
発見したのも名付けたのも尾形さん、個人ではないですけどそのグループですね。
クルーが発見してつけた名前であるので、その現象としては確かにある事実なんですよね。
だからスタップ細胞はあると思っています。
最終的にないとされたのは、尾形さんがそういう風に捏造したとか、科学をバカにしたとか、
すごい酷くバッシングを受けて、毎日のように報道陣に囲まれ、
マンションから外へ出れば報道陣がたくさん待ち受けている。
家に電気をつければインターホンがずっと鳴り止まない。
そして一緒に研究していた大先生からは裏切られて思い切りバッシングを受ける。
信頼していた人との話でもすぐにリークされて、
次の日にはマスコミによって流されてしまう。
裏切りや攻撃や耐えがたい苦痛を味わう日常、
死にたいと毎日思う中で正常な判断ができないぐらいの日常生活を送っていた。
そういう状態の中で不正が行われないように、
人に張り付かれて監視された状態で正常な判断もつかないままの実験をして、
しかも研究というのは他の人たちと一緒にやっているものであって、
自分一人が最初から最後まで仕上げるものではないんですよね。
だから他の人がやったパートもあるんだけれども、
最終の検証実験は自分一人でやるみたいなことになって、
結局それができなくてスタップ細胞がないじゃないか、みたいなことで幕を閉じているんです。
最終的には早稲田大学の博士号まで剥奪されて、
もう今は科学者でもないというような状態になっていらっしゃるんですよね。
尾形春子の人物像
あんだけ人柄が良さそうですよね。
外見でもいうと飽きませんけど、
一番最初のスタップ細胞を発見しましたっていう記者会見での
あのキラキラした笑顔に嘘は絶対ないなって僕は思っているんですよ。
僕はですよ。僕は思っているんですよ。
研究者って、科学というものはやっぱりないものを自称するのは難しいから、
こうしたらこういうものができるとか、
これがあるっていう存在を証明するための研究をずっとやってらっしゃるんですね。
細かい作業をずっとしてらっしゃる、同じようなことをして失敗を繰り返し、
こういう現象にたどり着いたっていう、その事実を研究成果として出されるんですよね。
そんな愚直で真面目な人が嘘をつくわけがない。
そしてね、すごく実力もある方、平たく言ったら賢い方なんですよ。
大学の時もそうですし、留学行ってた時もそうですし、
ざっくり言うと、権威のある先生からも教え子の中で三本の指に入るぐらいの子やと言われたり、
アメリカ行った時のプレゼンテーションは15年間で一番良かったプレゼンテーションやったと
アメリカの先生に言ってもらえたりとか、っていう本当にエリートなんですよね。
エリートでありながら、愚直に研究することと同時に、
すごく感謝を忘れない人なんやなっていうのが文面からすごい伝わってくるんですよね。
そんな尾形さんもいろんな方の先生の指示を仰いで学んでいかれるわけなんですけれども、
先生のために尽くしてるっていう研究期間もあったんですよ。
この先生のために一生懸命やるっていう。
その一生懸命尽くした先生から裏切られて悪者に仕立て上げられるっていう、
非常に悲惨なその子が待ってるんですよね。
そんな中でもですよ。
おぼかたさんの苦難
そんな中でも、それでもその先生にお世話になったからっていうことで、
その先生に迷惑がかからないようにっていうふうに思われるような人なんですよ。
文面からすると、僕はそういうふうに思わされてるだけかもしれないけど、
僕はそういうふうに受け取りました。
そんな愚直で真面目で賢い人が将来の希望を持って、
もともと研究者になったのも人の役に立ちたいというところから始まってるんですよね。
そんな人の気持ちを踏みにじり、
世論がそうバッシングして痛めつけたおぼかたさん。
入院してお薬を飲んで、それでも日常生活が危ぶまれる。
ガリガリに痩せ細ってきて、正確な判断がつかないみたいな。
そういうふうになるまでに追い詰めた世論や、
具体的に言えばマスコミやとか、
政府の力が動いての、大きな力って書いてありましたけどね。
政府とか書いてなくて、大きな力が動いてのマスコミの変更報道やったのかもしれへんし、
そんな強攻撃的になったマスコミの一記者たちが、
今おぼかたさんにどれだけ気を使って生活してますか。
きっとしてないんじゃないでしょうか。
わかりませんけどその辺は。
文春法って言われるものもね、やっぱり受けたがります。
いろんな文春法があって、
まあ、自業自得だよね、みたいな文春法もあるじゃないですか。
皿にかれてたサビでしょ、みたいな人が文春法を受ける場合もあれば、
あんな侮辱で真面目な研究者が人生狂わされるなんて、
とんでもない不条理やなって僕は当時思ったので、
ずっと気になってたんですよ、おぼかたさんのことが。
で、本を見つけたからいよいよ手に取って、
時間は経ちましたけれど読みまして、やっぱりそういうことだったのねって。
僕が思った感想は、本当にそれでもおぼかたさんよく生きてたねって。
よく頑張って生き絶えたねって思いました。
もう人は信用できなくなったんじゃないかなと思います。
研究機関、理科学研究所所属してた人たちからの裏切りや、
匿名でのリークや、攻撃されたこともありました。
信頼してた先生からもはしご外されて、悪者に仕立て上げられました。
そんな、そして世間からは、スタッフ細胞ありますをひたすらいじられたりとか、
新聞の一面とか顔ドアップで載せられたりとか、いじめが過ぎるような状態でありながら、
本当によく生き絶えたなと思います。
人が信じられなくなったんだと思うんですが、やっぱり本読み終わった後にあまりにも気になって、
最近のおぼかたさんちょっと調べてみてしまったんですよね。
そしたらどこかしらの報道で、おぼかたさんは去年やったかな、結婚してらっしゃったんです。
すごくよかったなと思って。
もう人が信じられへんのじゃないかと思っていたんですけど、
真に信じられる伴侶っていうものが見つかったんだなと。
本当にその男性に僕は誰でもないですけど、ちょっと感謝。
すごく感謝したいなと思います。
おぼかたさんを、心の傷をケアできる方なんでしょう。
すごくその方には感謝しますし、
その方に出会えて、おぼかたさん本当によかったなと思っています。
という、今じゃ忘れ去られた事件かもしれないけど、
一人の研究者の職を失わせ、
おそらく今でも大きな傷を残しながらも生活している一女性というものが
世の中にいて、その傷を負わせた人たちは今どのようにして生きているのかなという風なことを感じる
このあの日というおぼかたさんの本を読んでの感想でした。
再出発と希望
変更報道というのがマスコミ、テレビ、新聞、雑誌などで
おぼかたさんを総攻撃していると僕は思っています。
変更をやったと思います。
ただしそのおぼかたさんのこの事実とされる本、並びにそれを出版した講談社、
こっち側に変更がないとも限りませんので、
どっちを信じるか、信じたいのは僕はおぼかたさんの方かなと思います。
以上です。
また明日お話しさせていただきます。よろしくお願いします。
ありがとうございました。
大きにでございます。失礼します。