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とるにたらんRadioあそび
日本の片隅から中毒気味なエンタメ愛を叫ぶ番組
とるにたらんRadioあそび
通称とるたラジオへようこそ
いつでもポップとサブのカルチャーの合間をたゆたっている
パーソナリティーの花田花です
4月最初の配信ですね
3週目なんですけどね
ちょっと色々忙しくしておりましたが
皆さんはお元気でしょうか
改めまして、花田花です
3月の配信の時に結構言ってたりとかもしたんだけど
うちの3人いる子供たちのうち2人が
卒業入学を今年迎えておりまして
3月に卒業式2つ、4月に入学式2つ
というところでね
母業忙しくしておりました
あとね、皆さんそうだとは思うんですが
3月の年度末、4月の年度初め
忙しくされていた方も多いんじゃないですかね
私も本業そこそこ忙しかったっていうのもあり
私生活のバタグル一振りに
ちょっと収録が追いつきませんで
話したいことはマジでたくさんあったんだけど
話せずにいるこの3週間の
フラストレーションの溜まり具合っていうのがね
久々にマイクの前に向かうと
フルで出てしまうんじゃないかな
今ちょっと抑えるのに必死です
というのも実はこのオープニングトークも
撮り始めて3回ぐらい撮り直してるんですけど
なんかこのマイクの前に向かうテンションがね
やっぱりね3週間ぐらい喋らないとね
分かんなくなってきちゃうんだよね
ポッドキャスト何年目だよって感じなんですけど
ポッドキャスト何年目だよと言えばですね
今日配信日が4月の19日金曜日になるんですけれども
トルタラジオ、実はエピソード1がですね
2022年の4月22日だったので
次回配信から3年目に突入することになります
今日の配信が2年目のラストということになります
2022年4月22日エピソード1
遡っていただければ分かりますが
私の一番大好きなそして人生の中で
一番繰り返して見ている映画
定一の国のお話をしていますけれども
私のポッドキャスト人生もうちょっと遡ればね
あと1年ぐらい前まで遡ることができるんですけれども
この場所でお話をしているトルタラジオとしては
トルに足らないラジオ遊びとしては
今日が2年目ラストの配信となります
3年目も変わらずやっていこうと思っておりますので
一つどうぞよろしくお願いいたします
この節目を迎えるっていうのは
リスナーの皆さんよく覚えてるなと思うんですけど
お便りで何件かお祝いのメッセージをいただきました
それと合わせて本当にありがたい話なんですけど
なんでみんな覚えてるのって思ったんだけど
私この間誕生日だったんですね
今週のいつだ
今週の水曜日か
4月の17日私誕生日でして実は
多分過去の配信で言ってるかな
過去の配信で言ってるのと
あとXで風船が飛ぶので
皆さん気づかれるのかなって感じはあったんですけど
お便りだったりとかDMやったりとか
それとかタイムライン上でも
お祝いの言葉いただいたりとかして
本当にありがとうございました
この番組内では私全然年齢隠してないのであれなんですけど
今年30代最後の年になります
これね誕生日の日に
ちょっと身内と話してたんですけど
始終にして惑わずっていう言葉があるじゃないですか
40歳なんて不悪の年っていうね
惑わない年って言われるんですけど
あと1年で惑わずの境地に行けるのかって言われたら
無理じゃね?っていう
いや無理ですよね
絶対無理だと思うんだけど
惑いつつも前に進んでいきながら
私はね推しを推しながら
推しを推すことを楽しみながらというか
私の俳優界の2代推し
千葉優太役まみや翔太郎くん
プロラマ頑張ってますけど
そういう推しの活躍を楽しみにしつつ
今年はスーパービーバーのライブに行くことも決まっていたりとか
他の推し活動も楽しいことたくさんありそうなので
今年は野球も見に行けそうだし
色々楽しみなことがたくさんあるので
自分の好きなものを摂取することを楽しみながら
この1年も楽しんで生きていこうっていう風に
今年は思っています
毎年大体誕生日そういう風に思ってるんだけど
そういう気持ちを新たにすることができた誕生日でした
お祝いメッセージくれた皆様ありがとうございました
本当によく覚えてるなと思いました
ありがとうございます
というわけで
誕生日を迎え年を重ね
そしてトルタラジオとしても2年目のラストを迎えたということで
気持ちも新たに来週からはという感じになるんですけど
トルタラジオとしては来週からという感じになるんですけど
4月なんでね
いろんな気持ちの切り替えも皆さんあられることでしょうよ
何の呼びかけか分かんないけど
本当に今日マイクの前のテンションが私分かってないね
なんか無理だなって感じ
どうしよう
どうしよう久しぶりの収録なのに
初心者みたいなこと言ってますけど
こんな感じで今後もやっていきたいと思いますので
トルタラジオ並びに花田花音ともどうぞよろしくお願いいたします
いつも通り今日はお話をしていきたいと思うんですが
ずっと話したかったものが
本当配信できない間
溜まっていってて
若干ネタが古くなったものはもうやめようかなみたいな感じで
切り捨てていただくかもするんですけど
これ本当に
順応って話していけば
フレッシュなネタだったと思うんですけど
私結構面白かったので
今回は私にしては珍しく
洋画の話をメインでしていきたいと思います
配信をしていない間にですね
アカデミー賞の受賞式とかもありましたけれども
先日アカデミー賞の却職賞を取った
アメリカンフィクションという映画の話を今日はしたいと思います
この映画なんですけど
映画とは言いつつですね
日本国内では劇場で公開されておらず
Amazonプライムビデオで独占配信されているという
ちょっと稀有な作品で
配信物の中でも
割とAmazonプライムには入っているよという人が
多いみたいなので
見るきっかけも多い作品かなと
そしてアカデミー賞を取ったというところで
話題の作品にもなっているし
なおかつですね
私もすごい考えることが多かったので
今回はこの作品について取り上げたいと思います
ということで
メインコーナーはこのままやっていきたいと思います
今週も
ダメだ喋れてないね
今週もトルタラジオ
ぜひ最後までどうぞよろしくお願いいたします
はいというわけで
今週のメインコーナーでは
映画アメリカンフィクションの話をしていきたいと思うんですけれども
先ほどオープニングの最後ら辺でちょっとお話をした通り
こちらの映画は
日本国内では劇場公開をされておらず
2024年4月現在ですね
Amazonプライムビデオのみで配信されているという作品になっています
なので劇場公開されている作品よりも
変な話みんな見やすいかなと思う
そんな作品です
監督脚本がコード・ジェファーソン
出演がジェフリー・ライト
トレーシー・エリス・ロス
ジョン・オーティス他ということでですね
あんまり私が洋画のレビューをやらないので
あれなんですけど
出演者の主演のジェフリー・ライトですね
私結構好きな作品に出てまして
フレンチ・ディスパッチという作品なんですけど
この作品でもすごく存在感のあった俳優さんなんですけれども
今回このアメリカンフィクションではね
また全然違う役柄をしていらっしゃったので
やっぱり俳優さんって面白いなと思った次第です
まずはちょっとあらすじ軽くご紹介しておきたいと思います
アメリカンフィクションのストーリー
侮辱的な表現に頼る黒人の円溜めから利益を得ている
世間の風潮にうんざりし不満を覚えていた小説家が
自分で奇抜な黒人の本を書いたことで
自身が軽蔑している偽善の核心に迫ることになる
というね
簡単にお話しするとこれだけのストーリーなんですけれども
主人公が黒人の小説家なんですよね
そんな黒人の小説家が黒人を売りにした円溜めっていうものに
ものすごくうんざりした結果
自分でゴリゴリの黒人ものを作ってやろうと思って書いたものが
なぜか世間的に大当たりしてしまい
そこからね戸惑う彼の心の動きだったりとか
実際にいろんな考えることがたくさんあるなって
思わされる作品だったので
今日はそのあたりも全部ご紹介をしていきたいと思うんですけれども
まずですねこの映画アメリカンフィクション
アメリカンフィクションの受賞歴
あのさっきねオープニングでちょっとお話をした通り
アカデミー賞を受賞しているんですよ
2024年第96回アカデミー賞で脚色賞というものを
この作品受賞しております
他にもですねトロント国際映画祭で
People's Choice Award
インディペンデントスピリット賞で脚本賞
イギリスのアカデミー賞で脚色賞
放送映画批評家協会賞で脚色賞を受賞しています
でねあのインディペンデントスピリット賞の脚本賞はさ
脚本という言葉は私たちにも耳慣れている言葉じゃないですか
それとかねトロント国際映画祭の
People's Choice Awardっていうのは
なんとなく想像がつきますよね
あのみんなが見てよかったって思ったものみたいな
直訳したそんな感じじゃないですか
人々が選んだ賞ですからね
People's Choice Award
この辺はわかりやすいかなって思うんですけど
脚色賞とは何ぞやっていうのをね
若干思う人たちもいると思うので
脚色賞の意味と対象
ここで軽くお話をしておきたいと思います
脚色賞というのはアカデミー賞に限らずですね
米国アカデミー賞に限らず
英国アカデミー賞や他の賞でもそうなんですけれども
小説だったり舞台などから
起こされた脚本に与えられる賞となっています
これはですね原作あり作品に与えられる賞っていう
イメージでいれば脚色賞いいかなとは思うんですけど
ちょっと例外があってですね
これはアワードによるんですけど
ものによるんですけど
続編だったりとかそれとか
以前に元となる同タイトルの別作品があって
それをリメイクしたみたいな
そういう作品も脚色賞の対象になるそうなんですね
なので原作あり作品
それこそリメイクなんかは原作あり作品って
原作と映画の違い
言ってもいいのかもしれないんですけど
続編が原作あり作品と同じ扱いを受けるっていうのは
若干変な感じはしますよね
なんですけど脚色賞っていうのは
そういう作品に与えられる賞だということです
今年のアカデミー賞では脚色賞を
このアメリカンフィクション受賞をしています
なので原作がある作品にはなるんですが
この作品ですね原作となる作品が
パーシュバル・エバレットという方が書いた
イレイジャーという小説が元になっています
このイレイジャーですね
私読んでみたかったんですけど
日本語訳が存在しないんですよ
ちょっとね言語版でもいいから読んでみたいな
なんていうふうに思ってはいるんですけど
なかなか手に入れることができずに今のところ
まだ私は読めていないんですが
ネット上でいろいろ拾ってみると
原作が映画よりももっと尖ってるらしいんですよね
このストーリーの中で
主人公のお姉さんが出てきたりとか
主人公のお姉さんに限らず
家族が結構出てくるんですけど
その家族だったり
それとかその家族の生活周りですね
政府さんとかもいたりとかするんですが
その周りの人たちの状況だったりとかっていうのが
映画ではかなりマイルドな表現になっているな
っていう部分がどうやらあるらしく
原作イレージはかなり尖った作品になっているみたいなんですね
なのでアメリカだったりとか
イギリスだったりとか英語圏で
この原作を読んでから
映画アメリカンフィクションを見た人たちのレビューによると
映画はぬるいと言っている人たちもいるんですが
果たしてぬるいという評価が正しいのかどうかって言われると
パーシュバル・エバレットの作品
私はちょっと脳を突きつけたいなっていう風に思う部分はありました
なんかねこのパーシュバル・エバレットっていう人が
正直ですねかなり尖った作品を書く人みたいなんですよ
これみたいなんですよっていうのが
私が全然この方の作品を読めていない
なんでかっていうと
パーシュバル・エバレットの作品全然和訳されてないんです
日本語訳版が出てないんですよ
だから言語で読むしかないんですけど
今回このアメリカンフィクションを知って
イレージャーを知って
この原作者のパーシュバル・エバレットっていう人を調べていくと
めちゃくちゃ面白そうな本たくさん書いてるんですよね
本好きとしては読んでみたい作品がめっちゃあって
1980年代前半からずっと活躍されている小説家さんなんですけど
2021年に出版した本で
ザ・トリースっていう本があるんですけど
この本がリンチで殺された少年の事件
実際に起こった事件をきっかけにして
その殺人事件に対して
世間が思っている展開とは逆転した構造を描いている
かなり風刺的な小説ですね
そういうものを書いていらっしゃったりとか
今年出た小説なんですけど
2024年に出版された小説なんですけど
ジェイムズっていう最新作があるんですが
これが私めっちゃ面白そうだなと思っていて
ハックルベリー・フィンの物語あるじゃないですか
結構知ってる人多いと思うんですけど
このハックルベリー・フィンの物語の中に
黒人の少年のジムっていう人が出てくるんですが
このジムの視点からハックルベリー・フィンの物語を
語り直すっていうストーリーの作品を出しているらしくて
絶対面白いじゃんと思って
めちゃくちゃ読んでみたいんですけど
とにかく人種問題
ハックルベリー・フィンの物語も黒人が出てくるので
人種問題に切り込んだストーリーになっているっぽいですし
2021年のザ・トリーズもそうなんですけど
ちょっと挑発的な角度から切り込んだものとか
挑戦的な構造で切り込んだ作品っていうのを
かなり書いてきていらっしゃる
今までの長い間書いてきていらっしゃる方
みたいなんですよね
なので原作がゴリゴリに尖っているっていうのは
原作者パーシバル・エバレットのファンの方たちからすると
結構当たり前のことになっているみたいなので
それを映画に焼き直した時点でぬるいって思うね
そういうリアクションが出てくるのは
この原作者のことを考えると
いたしかたないのかなっていう風に思ったりはするんですよ
私も実際読んで見てないので分かんないんですけど
本当にレビューを読んだだけなので
いろんな方が書いてらっしゃるレビューを読んだりとかしただけなので
なかなかちょっと正直なところ
分かりきってないところはあるかなとは思うんですが
でもそれにしてもですよ
それだけで映画がぬるいと断罪してしまうのはどうかなと思ったんですね
というのもこの作品っていうのが
オフィシャルトレイラーが公式が出している
オフィシャルトレイラーがあるんですけど
これ見るだけでめちゃくちゃ面白そうじゃんって思ったんですよね
ちょっと笑える作品なのかなって
コミカルなコメディ的な作品なのかなって思ってたんですよ
だってインテリ作家が本が売れないから
あまりにもベタな黒人物語書いたら
世間はどう思うんだろうってちょっと遊んでみたら
そしたら本当にバズりにバズってしまうっていうね
大まかなストーリーだけでちょっとコメディタッチの作品かなって思ったんですけど
コメディタッチというかブラックジョーク的な
笑える作品として出来上がっているのかなって思ったんですけど
見始めるとディテールがかなりリアルというか
どういうディテールの部分でリアルさを感じたかというと
主人公のまず家族の問題ですね
黒人の物語の書き方
お姉さんが突然亡くなってしまう
仲がめちゃくちゃ悪くて素縁なゲイのお兄さんがいるんですね
そういうお兄さんとの関係性の問題
それとか突然認知症になってしまった母親の介護問題だったりとか
そういうね割とコメディに振り切っていない
コメディに振りすぎていない
マイノリティの部分だったりとか
それこそ主人公たちというのが黒人なので
黒人の立ち位置というのをかなり描いている作品なので
その有色人種の出ずまいの悪さ
アメリカでの出ずまいの悪さみたいなのは
私たち日本人にはかなり分かりにくい問題ではあったりとかするんですが
でもそこを差し置いても
例えば介護問題だったりとか
兄弟のふなか問題だったりっていうのは
間違いなく日本人にもある問題で
どこかしら身近にもあるんじゃないかなと思わせてくれるような
リアルなディテールで
結構地に足のついた感じの家族を描いた映画みたいな感じで
見れる部分もかなり多かったっていうのは
良かったなって思うんですよね
そういう彼らが主人公の文句っていう主人公がいるんですけど
この文句が抱えている切実な問題っていうのを
一つの足掛かりとして
でもその足掛かりとして
そこからたくさん抱えていた問題をどうにか解決しようと
まず何を解決しなきゃいけないかっていうと
養介護状態になってしまったお母さんの
グループホームみたいなところにお母さん入れるんですけど
介護施設にね
そういうところに入れるときに
先だってお金が必要だと
そのお金を養たてるために何をしなきゃいけないか
小説家なので本を出版して
当ててお金になればそれが一番いいと思って
それで本当悪ふざけと言いつつも
強いでベタな黒人の悲劇的な物語みたいなのを書き上げるんですけど
ここ書き上げるストーリーっていうのがまためちゃくちゃ面白くって
小説家の脳内っていうのを
ビジュアル化して見せてくれるんですね
書き手が自分の頭の中に生きている登場人物たちを
どうやって動かすかっていうのを
実際に映画の中では
そこに登場人物たちがいるものとして
劇中劇みたいな感じで出てくるんですけど
そういうところもコメディタッチで面白い部分でもあるし
ちょっとメタな部分を見せてくれる部分だったりとか
そういうのも面白いだけではなくて
仕上げていく作り上げていく過程っていうのが
またストーリーの流れ的にも説得力があると
なのでただのコメディではない
ただのブラックジョークだけではない
そういうストーリーにね
ちゃんと骨のあるストーリーになっているっていうのが
私は前半本当に
20分ぐらい見ている中でかなり好感を持って
これは面白いぞと腰を据えて見たいぞとね
もうそこからすごくのめり込んで
見ることができたっていうふうに感じました
その黒人的なストーリーを書いていく過程だったりとか
書いていくその途中の劇中劇の過程もものすごく面白いですし
その後それを書き上げて
本人の名前では出せないので
なので偽名を使って出版社に送り込んで
それが世間でまず出版社の中で評価をされ
そしてその後出版された後世間で評価をされて
それが予想外に好評価になっていく過程みたいなものは
ある意味かなりコメディ的なんですよね
コメディ的で面白いんですけど
ただそれをただ面白いと思ってしまうだけでは
ないなっていう構造っていうのがその中にあるんですよね
黒人らしい物語っていうものを作り上げるために
警察官に殺される若者だったりとか
貧しいけど頑張るシングルマザーみたいなね
日本国内のストーリーものでもそうだと思うんですけど
なんかそういうかわいそうな人たちみたいな
貧困層のストーリーって国内でも結構当たったりとかするんですけど
それとかあとは障害を持つ人たちのストーリーとかね
ちょっと名前をはっきり上げるのはあれですけど
夏にやっている丸一日ブチ抜きでやるあの番組とかですね
ほぼ言ったみたいな感じになってますけど
そういうお涙頂戴物っていうのは
作ってる側は気持ちいいのかなってちょっと思っちゃうんですけど
しかもそれを消費する側も
かわいそうだねっていう目線で見て消費するっていうのは
私は正直ちょっとどうなのっていうのは
ずっと思い続けてきたことなんですけど
それをこのアメリカンフィクションの中では
主人公が書いたストーリーの中で
すごく突きつけられているような気がして
娯楽として私たちが今まで消費してきた
黒人ストーリーもそうですね黒人物のストーリーだったりとか
そういうものなんか今まで見てきたことがあるものとして見せられた気がして
なんかこう居心地が悪くなってしまう
黒人らしさの押し付け合い
見ててこれ笑っていいのかなって思ってしまうような
本当にブラックジョークにそこが深く深く突き詰めていくと
かなり高度なブラックジョークになっていってるんじゃないかなって
いうふうに思ったんですよね
私がなんでブラックジョーク的なものに対して
依頼が悪くなってしまったのかなっていうと
これはこの後のシーンとかでも結構出てくるんですけど
当事者ではない他人から見るらしさとは何かっていうことを
すごく考えさせられたんですね
今この話してる部分で言うと
主人公が書いた黒人の黒人らしいストーリーっていうやつじゃないですか
このベタな黒人の悲劇的な物語
これを劇中で消費しているのは白人なんですよね
白人からすると黒人っていうのは当事者ではないわけじゃないですか
他人なんですよね
なので白人が黒人に対して黒人らしさのあるストーリーとして
これを消費しているっていうシーンがかなりたくさん出てきます
劇中で
それを黒人らしくて素晴らしいみたいな風に思ってるっていう
リアクションのシーンだったりとかそういうのもあるんですけど
それがらしさの押し付けのように見えるんですよね
白人から黒人に対する黒人らしさ
黒人の悲劇的なストーリーのこの素晴らしさっていうのは
やっぱり黒人ならではないかみたいな
そういう押し付けでじみたものを感じるんですけど
これの前提にこの作品の中であるのが
主人公モンクが描いたストーリーであって
これはモンクが黒人らしさを自ら演出しているんですよね
自ら黒人らしい黒人の悲劇的な物語
これだけベタなものを作ったら当たるだろうという風に
作り上げたものにまんまと白人たちが乗っかってしまった
なので白人たちかららしさを押し付けているようで
黒人であるモンクからもこのらしさを自ら演出する
ここでビジネスとしては成り立っているんですけど
ただ関係性としてはこれが正しいのかなっていうのは
コメディとして笑いながらも私たちはすごく考えさせられてしまうんですよね
これですね主人公モンクは悪ふざけと言いつつ
月島に生きての出版記念イベント
ベタな黒人の悲劇的ストーリーを仕上げているっていうストーリーがあるんですが
その前にこの作品の中ではそのストーリーの前にですね
モンクが小説を書く前に
とある黒人の小説家の女の人が書いた作品が大当たりするっていうシーンが出てくるんですよ
このシーンがまたねちょっと
モンクがそのどうして
そのなんだっけモンクがその小説ベタな黒人の悲劇的ストーリーをどうして書いたのかっていうところに
繋がっていく話にはなってくるんですが
作中のその女性の小説家の方が書いた作品っていうのがね
あの月島に生きてっていう作品を書いてものすごいこれも大当たりするんですよ
素晴らしい作品だっていう風に文学賞にあげるべき作品だみたいな感じで
すごい大バズりにバズってめちゃブレするんですけど
この月島に生きてっていう小説のタイトルからしてですね
英語圏の人特にアメリカ圏の人たちはこれでピンとくるらしいんですが
私ちょっとあの不勉強で月島っていう言葉にピンとこなかったんですよね
月島って言うと私どうしてもナチスドイツが作った
ユダヤ人の強制収容所のことしか思い浮かばなくてさ
なんで黒人の人がナチスの話を書いてこんなに大当たりしてるんだろうって
一瞬ポカーンってなってしまって
そこで月島に他の意味がないのかっていう風にちょっと調べてみたら
ちゃんとその黒人的な意味みたいなのがあって
月島っていうのが大都市に存在する貧困層の密集居住地域のことを指すらしいんですね
そしてニューヨークだったりサンフランシスコなどでは
有色人種特にあの移民系の人たち主に黒人だったりとか
あと黄色人種ですねアジア圏の人たちも住んでいる地域のことを月島と言うらしいです
なのでこの有色人種移民系の有色人種の人たちが住んでいる地域
かつ貧困層の人たちがここに住んでいるっていう
ある意味月島っていうとかわいそうな地域っていうね
そういうイメージがある場所になるみたいなんですが
なのでそういうところで生きてきた黒人の女性が書いたストーリーになると
素晴らしいってなってしまったっていうね
これがもう本当大当たりにあたって
それでトークショーとかやってるところに
その主人公の文句が言ったりとかするんですけど
そこで素晴らしい素晴らしいと言われていることに対して
主人公文句が並行しているシーンっていうのがね
あったりとかもするんですが
なんかここでね
月島に生きての出版記念イベントみたいなところで
なんか日本の出版記念イベントではあんまりそういうことしないと思うんですけど
どうやら海外の出版記念イベントではよくやるものとして
その著者が出版記念イベントの中で
自分が書いた小説の一節を朗読するっていうイベントがよくあるらしいんですね
この月島に生きての作者も出版イベントの中で
その一節を朗読するっていうシーンがあるんですが
なんかその朗読の中でも
これもあんまり日本人には馴染みがないというか
これ英語圏の人たちだったら分かるやつなのかなって思ったんですけど
変になまってるんですよ
その読み方朗読の仕方っていうのが
黒人らしさを演出するベタな黒人のストーリー
なんかちょっと癖のある英語の読み方をするなっていうふうに思って
これも後々調べてみたら
どうやら黒人特有のつづりの間違いっていうか
その間違いが黒人の中で定着してしまったものだったりとか
発音の間違いが定着してそのまま
その黒人特有のイデオムになってしまったとか
そういうものは結構存在するらしくて
月島に生きての朗読の中でもね
それが生きていたりとか
それとか後々ですね
主人公が書いたストーリーの中でも
小説のタイトルが黒人的なスラングというか
つづり間違いがそのままスラングとして残った言葉になっていたりとか
っていうふうな生き方をしているみたいなんですが
そこで黒人らしさというのをゴリゴリに出してきている
それも拍手喝采で迎えられるわけですよ
素晴らしいというなるわけなんですが
それも結局みんな当事者ではないわけなんですよね
月島に生きての出版イベントの時にすごく印象的なシーンだったのが
この文句が
主人公がですね
朗読をして
朗読したのは文句じゃなくて出版した方の
著者の方が朗読をしたのを聞いて
その後話をするのを聞いて
何それみたいな感じで主人公文句が見てるんですけど
何それっていうような顔をしている文句の前にいる
白人女性がスタンディングオベーションで
拍手喝采で立ち上がるんですけど
その時に文句がシュッと隠れちゃうんですよね
その女性によって
そこで覆い隠している
その監修脇立っている監修がみんな白人だっていうね
そこもある意味ちょっと部落色的なものにはなるんでしょうけど
なんかそこはすごく私は気持ち悪さみたいなものを感じてしまいましたね
でもなんかそういう月島に生きてっていう作品を受けて
悪ふざけなんだってもうやけくそなんだみたいな感じで
ベタな黒人の悲劇的ストーリー作品を書き上げるんですが
書き上げた後にこの人が書いたって言うと売れないって言って
君が書いた作品は受け入れられないって言って
出版社からもうことごとく文句が蹴られてしまうんですね
蹴られてしまった結果どうしたかっていうと
ベタな黒人が書いたことにするんですよ
あまりにもベタベタな黒人の人が書きましたということにして
他人が書いたことにして出版社に送りつけるんですよ
これね送りつけた時の著者の名前として
主人公が文句がつけたその著者の名前っていうのを
また黒人的な名前をつけていて
スタッグアールリーっていう名前をつけてるんですね
このスタッグアールリーっていうのは元ネタがあるんですよ
黒人的な元ネタがあって
スタッグアールリーっていう
何ていうのかな
黒人を扱った映像作品だったりとか
それとかラップとか
ブラックミュージックの中にすごい出てきたりとかするんですけど
スタッグアールリーっていうのが
実は19世紀末に実在した人物が由来になっている
カリスマ犯罪者みたいな感じの人の名前で
恐ろしい黒人男性の代名詞みたいなさ
そういう人の名前を
スタッグアールリーの名前を文字って
スタッグアールリーって名乗ったっていう
しかもこのスタッグアールリーっていうのが
実は逃亡犯なんだっていう後付けの設定を作って
だから顔は出さないで出版をしますみたいな感じの
そういうふうなストーリー立てになっていくんですが
ここでスタッグアールリーを文字ったスタッグアールリーという名前を使ったっていうのも
文句が黒人らしさを自ら演出した
そんな演出の一つになっているのではないかなと思いますね
このベタな黒人の悲劇的ストーリーというふうにずっと言ってきましたが
主人公の文句本人はこの小説の名前を
マイパフォロジーっていうタイトルをつけていたんです
私の病気みたいな
そういうタイトルをつけて
病気っていうかパフォロジーで病理学とかいう意味があるんですけど
そういうタイトルをつけてたんですよ
だからやっぱりもともと
学校で教鞭もとっているような小説家の人なので
少し教養が見えるようなタイトルにしてたんですけど
なんかもうちょっといいタイトルないかなみたいな感じで
出版社と打ち合わせをしている中で
本当に文句がめちゃくちゃやけくそになっちゃうんですね
それで放送禁止用語をタイトルにつけてしまいます
ファックという名前をつけてしまうんですけど
それが本当だったら絶対つけるわけがないじゃないですか
英語圏の映像作品だったりとか音声作品だったりで
ファックという言葉が出てくると全部P音が入るんですよね
放送禁止用語なのでもう絶対ダメなんですけど
結局黒人が作った黒人らしいストーリーで
しかもそんなカリスマ犯罪者みたいな
スタッグRDもカリスマ犯罪者なんですけど
スタッグRDっていうこの作品を書いたとされる
架空の人物ではあるんですが
その出版社の人としては一緒に喋っている
スタッグRDも逃亡犯として書いているということで
そんなカリスマ犯罪者がベタな黒人が書いた
ベタな黒人の悲劇的ストーリー売り出すにはどうしたらいいかってなったときに
素晴らしいそのタイトルはって言ってしまうんですよね
作品の笑いのポイントと対比のシーン
ここはこの作品の中でかなり大きな笑いのポイントではあると思うんですけど
かなり複雑だなっていうところも正直ありますよね
そんなところも笑いのポイントになっています
あとですね文学賞にその後ファックが上がってしまうんですよ
文学賞の選考会の対象作品に上がってしまって
しかも主人公の文句がこの文学賞の選考委員に選ばれているんですね
なんでまた複雑な思いで自分が書いた作品が
自分が書いたとは言えないとはいえ自分が書いた作品が上がってきて
それを文学賞の選考委員たちの中の白人だけがすごい褒めたたいているんですよ
その選考委員の中にゲットに生きてを書いた女性の著者の方もいらっしゃって
その人は本当にくだらない作品だって言うんですけど
黒人だけがけなしてるんですよ
ゲットに生きてを書いた人と文句だけが
これはこの作品は文学賞に上げるべきではないみたいな
こんなつまらない作品ないとか言ってるんですけど
本当にそれ以外の白人の人たち
白人の選考委員の人たちがもうこの作品は素晴らしい
絶対賞を与えるべきだみたいな感じで褒めたたえてるんですけど
その時の文学賞の審議シーンもタイトルが決まった時と同じぐらい
屈指の笑いのシーンであり笑っていいのかみたいな
笑っていいのかいけないのかちょっと探りたくなるような
ギリギリのラインを攻めてるみたいなそんな感じのシーンになっていて
ここも必見ですね
黒人の権威を称えるべきだみたいに言っているのが白人しかいない
そしてポカンとする黒人たちっていうね
ここの対比のシーンはすごく面白いので
ここも必見のシーンになっていると思います
原作が尖った作品だっていうことをちょっとお話をしましたが
この原作がめちゃくちゃ尖ってるっていうのは
原作が尖っている部分の中でもまた面白いところっていうのがちょっと一つあって
原作の中でですね小説内小説っていうのがあるんですよ
つまりスタックREが書いたベタな黒人の悲劇的ストーリーっていうのが
全部読めるらしいんですよねすごくないですか
何章あるって書いてあったかな
なんかレビュー読んだらこのファックですね
マイパフォロジーだった作品っていうのが
10章ぐらいある小説作品になっているそうなんですけど
これがですね原作のイレージャーの中で全部読めるらしいんですよ
頭おかしいですよね
それが小説でありながら小説の中で小説の登場人物が書いた小説内小説っていうのが
その小説の中に出てくる小説って私今何回言ったかわかんないですね
だからこういう小説っていう媒体を使ったメタ構造っていうのを
この原作イレージャーでは示しているんですけれども
今回イレージャーを原作として作られた映画なんですよね
ある意味映画賞の話をした時に言った通り
原作小説イレージャーを使って脚色をした脚本で作られている映画なんですよ
なので小説を映画にしたっていう別のメタ構造がこの作品の中には存在するわけなんですよね
これねそれこそ今まで言ってきたみたいな
黒人と白人の対比関係だったりとか
なんか白人がそうやって黒人のその悲劇的な物語っていうのを褒めたたえる風潮というのは
いかがなものなんだろうかみたいなさ
意識高い気分にこっちはなってるわけですよちょっとね
変な話意識高い感じになってるし
私たちは社会派作品を見ているんだみたいな感じにさ
ちょっとなってきそうな気もするんですよね
その作品が
マイパフォロジー
さっきからファックっていうのを逃そうとして
マイパフォロジー改めファックという作品が
その後ね映画化しようっていう話が出てきて
その映画化しようという話が出てきた時に出てくる
プロデューサーもまたうさんくさくてすごいいいんですけど
私この作品の中でこのキャラクターが一番好きなのかもしれない
すっごいね
映画化の会議がまたひどいんですよ
私は今のね特に日本の
実写化やめろよっていう風潮にものすごい嫌気がさしてるんですけど
私は映像作品が好きなので
そういう風潮がちょっと嫌だなって
正直なところ思ってる部分があるんですけど
映画化の会議がね
本当あまりにもひどいんですよこの作品の中でも
こういうことが実際に起きてるんだったら
本当に映画化なんてしない方がいいって思っちゃうのかもしれないなって思うんだけど
でも主人公が投げやりになるシーンとかもあったりとかして
本当ねあまりにもバカすぎで
もはや引いちゃうなっていうようなところがあったりとかするんだけど
そういうところも現実と実続き感があるというか
リアルなんだろうなこういうところって思わせてくるところがまたすごいなっていう風に思うんですよね
でそこから続いて文学賞を取ったりとかそういうシーンが出てきて
なってなんか割と綺麗にこの作品終わるのか
収束としてはストンと面白く綺麗な感じで終わるのかなって思ったら
さっきの意識高い気分になっている自分たちに対してもそういうところも含めて
分かった気になってんじゃねえぞっていう風に私はコード・ジェファーソンに言われたような気がするんですね
その脚本監督のなんかすごく冷水を浴びせられるというか
最終的にいかにもな黒人的な物語っていうのを否定する方向でずっと持ってきたと思うんですよ
主人公の文句の言い分も含めて
あまりにも黒人的な物語っていうのがそのらしさを自ら演出するマイノリティも良くないし
その当事者ではない他人この作品の中では白人から見る黒人らしさの押し付けっていうのもそうだし
だからこの2つの構造っていうのがどちらもよろしくないという風な
立ち位置でずっとストーリーが進んできたみたいに見えて
それが黒人的なストーリーっていうのは否定するっていうのが文句の生き様
主人公文句黒人である文句の生き様そして家族周辺のストーリーっていうところに持ってきた感じなんだけど
最終的に黒人的な悲劇みたいな方向に無理やり持っていかれるんですよね
この無理やりな持っていかれ方っていうのが本当なのかそれとも創作なのかっていうのが
ちょっと線引きがあやふやな部分でずっと進んできてあれってなったところで
なんか救いがないんだよね大丈夫かよみたいな
これで終わりなのっていうところで笑い半分呆れ半分ちょっとドン引きしちゃったみたいなところもありつつ
そういう本当にブラックな笑いっていうのをずっと見せられてきたなっていう感じで最終的に終わる
だからこれは意識が高い社会派みたいな感じで終わるんじゃなくて
あー面白かったーで最終的に終わるある意味スッキリする作品なんじゃないかなっていう風に思いました
でも最後にですね私この作品の中でお兄ちゃんの存在必要だったのかなってずっと序盤から思ってたんですよ
作品内での小説内小説とメタ構造
結構奔放で真面目すぎる主人公の文句とは合わないお兄ちゃんゲイのお兄ちゃんね
背触れが痛いとかするゲイのお兄ちゃんがいたりするんですけど
このお兄ちゃんがあまりにも奔放すぎて本当に文句と反りが合わないんですよ
なんだけど最終的にそのお兄ちゃんと文句の関係性の落とし所っていうのが本当にラストラストで出てくるんですが
これはお兄ちゃんも成長したんだと思うし文句自身もこの小説のいざこざを経てかなり成長したと思うんですよね
ちょっと序盤で言ったところからいくとある意味ファミリー映画というか
お姉さんがいなくなりお兄さんと遊園でお母さんの介護の問題があってみたいなさ
ちょっと重たい問題が出てきたようなファミリー映画からスタートしたストーリーの落とし所としては
ファミリードラマとしては爽やかな最後を迎えているなっていう感じはするんですよね
最終的にその文句の姿を画面越しに見送りながらこれからの先の人生頑張れよっていう感じで
見送っておしまいっていう感じで見れるのはすごく良かったんじゃないかなっていうふうに思いました
アメリカの中に黒人的な黒人ばっかりじゃないよっていうことはこのストーリーの中でずっと示されてはいるんですよ
ただアメリカにおける黒人の立場の弱さだったりとかそれとか白人と黒人というか
この作品の中では黒人という存在がすごく強いんですけど
白人とそれと有色人種と言われる人たちとの立場の違いカーストの違いみたいな
そういうところも割といやらしさがなく示しているというか
日本人からするとあまり分かりづらい問題なのかなとも思うんですけど
でも割と私たちが見ていてもアメリカの中ではこういう社会構造になっているんだっていうのが
分かりやすく作られているっていうところは作品としては抜け目なく作られているなっていう感じはしました
人種主義に興味がないよって言っている主人公が
実は主人公黒人なんだけど人種主義に興味がないよって言ってる黒人の主人公に対して
世間は違うんだよっていうふうにとかめられるシーンがあったりとか
そう言っているにも関わらず主人公が授業の中でNワードって言って
それこそファク以上に言っちゃいけない言葉みたいなのがあるんですけど
それを授業の中で使ってしまったりとかナチスの話をしてしまったりとか
そういうシーンがあったりとか
人種差別とか人種主義だったりとか
特に私たち日本人にとってはあまり馴染みがない
そういう事象に対してもずっと
ちゃんと世間的なアメリカの中での世間的な価値観っていうのを示されてきたっていうのが
分かりやすいなというふうに思いました
ビジュアル的に一番分かりやすかったのが
モーグがタクシーを止めようとするんですよ
普通に手を挙げてタクシーを止めようとするんですけど
近くに白人の人がいて
その近くの白人の前でタクシーが止まっちゃうんですよね
文句を素通りして
だから黒人よりも白人の方をタクシーに乗せようとするみたいな
世間的な価値観みたいな
そこでの世界の価値観みたいなものを分かりやすく見せてくるシーンとかもあって
そういうものなんだなっていうふうに私はちょっと感じました
なのに文学賞の審議シーンの話に戻っちゃうんですけど
黒人と白人の対比とファミリードラマの結末
白人小説家が黒人が書いたファクという作品がすごく良かったんだっていうふうに
言う時に
品評会の文学賞の審議の最後
一番最後のシーンで
これからはもっと黒人の声に耳を傾けないと
っていう
これを白人が言っていて聞いている黒人がポカンとしているその対比
もうブラックジョークの極みみたいな感じですよね
笑っていいのかなみたいな
思っちゃうんですけど
笑っていいのかな悪いのかなっていう
すごくギリギリの線を攻めたところで
ちゃんとそれが形をなすのに一番やっぱりこう
なんていうのかな
主人公のモンクとモンクを演じたジェフリー・ライト
名言を見せていたっていうのがやっぱり主人公だと思うんですよね
主演のモンクを演じたジェフリー・ライト
正直モンクってかなり正確に難ありな人間なんですよ
近くにいたら絶対嫌な奴だろうなって思うんですけど
高慢チキで
プライドの塊みたいな感じの人で
すごい嫌な人だなって
見ながらこの人嫌いだなって思うシーンもあるんですけど
でもちょっとした動作がチャーミングだったり
愛嬌がある部分があったり
もうほんとギリギリの線を攻めて
この人やっぱり憎めない奴なんだなっていう風に見せるのが
すっごいジェフリー・ライト上手かったと思います
なんか嫌そうな顔をするシーンたくさんあるんですよね
芸術家として生きる小説家とプラットフォームのスタック・アルリー
ちゃんとした小説家として今まで成形を立ててきた自分と
自分が作り上げたベタな黒人像であるスタック・アルリーの間で
すごい板挟みになったりとかもするんだけど
すっごい嫌そうなのに
その嫌そうにしている部分がすごいコミカルだし
裏に透けた上品さっていうのがあるんですよね
彼の中に
それがすごく良かったなって
だから上品さっていうところに
すごく小説家として生きてきたっていうところの
説得力を彼の演技の中からめちゃくちゃ感じたんですよね
上品さが裏にあったっていうのが
私お兄ちゃん役を演じた
スターリング・K・ブラウンっていう人なんですけど
ゲイのお兄ちゃん役を演じた人ね
その人も割と裏に上品さがあったっていう点では
似ている部分を感じて
なのでこの2人が兄弟だっていうところに
説得力すごく感じたんですよね
本当にチャランポランで正に奔放で
すぐ背触れの男の子連れ込んでみたいな
なのに女の人にも声をかけてみたいな
本当にだらしないチャラ男みたいな感じの役柄を演じてるんだけど
でも奥底には家族愛があり兄弟愛があり
お母さんに対するちょっと暗い気持ちもあったりとかもするんだけど
そういうところもちゃんとうまく演じていて
すごく良かったなって思いました
ある意味
家族による呪いっていうのを一番受けていたのが
このお兄ちゃんなんですけど
だからその反動でこんなにチャラくなっちゃったんだろうな
っていうのはすごくあるんだけど
ラストにこの作品の一番最後に
モンクとの関係性っていうのが
どうやらちょっといい感じに動いたのかなって
示唆するシーンで終わってるので
私はもう本当にラスト見た時に
モンクにも幸せであれって思ったんだけど
お兄ちゃんに対しても
幸せであってくれと
幸せに生きていってくれっていう風にめちゃくちゃ思いましたね
なんかすごく
見た後
清々しい気持ちになりつつも
いろんなことを考えさせるそんな作品になっていたと思います
だから予告編を見てあらすじを見て
だけの情報の時点では
ブラックで笑える作品なんだろうなって思ってたんだけど
最終的に見た感想からすると
決して軽くはない作品だなとは思いました
考えさせられることたくさんあったし
マイノリティに対しても思うことたくさん出てきたし
この作品の中では
なんていうのかな
社会的な問題としての人種やLGBTQなどの問題を描いた作品
黒人と白人、有色人種の問題とか
そういう人種問題っていうところに
重きが置かれていたけど
例えば
昨今ものすごく小裸に言われている
LGBTQの問題だったりとか
それとか
この作品の中ではちょっとやゆする感じで
使われていましたけど
シングルマザーの問題だったりとか
いろんな問題あると思うんですよ
私たちの身近な問題に
我がこととして
取り入れることができる
らしさっていう言葉
いい言葉でもあるんですけど
つけてないかなって
悪い言葉になってないかなって
考えさせられる
ちょっといいきっかけになる作品だったんじゃないかなと思います
アカデミー賞、却職賞
取ったのは納得の
とってもバランスのいい
リアルな作品だったと思います
現在ですね
映画アメリカンフィクションは
Amazonプライムビデオで独占配信されています
アマプラ入っている人きっと多いと思うので
見ていない人ぜひ見てみてください
というわけで今回は
映画アメリカンフィクションのお話でした
エンディングね
さて、今日お話をした
映画アメリカンフィクション
日本国内ではAmazonプライムビデオで
配信限定で出ている作品の
お話だったんですけれども
今日ね、Amazonプライムビデオの
話をしましたが
前々からね、ちょっと話をしてるんですけど
映像系に限らず
音楽系とかもそうなんですが
サブスクまとめの話
ちょっとまた改めてしたいなという風には
思っています
以前サブスクまとめの話を
それこそ
まだトルタラジオ始めて
初期の頃なので
もうそろそろ3年前ぐらいの話になっちゃうと思うんですけど
ちょっと1回まとめた回があって
ちょっとね
もう情報が古くなってきているので
例えばさ
ディズニープラスとフール一緒に入ったら安くなるよ
とかね、そういうアップデートとかあったりもするし
それとか
各種サブスク金額も変わってきてますからね
さっきの値上げされたサブスクも結構多いので
アマプラなんかも
確か前回お話したときとは
金額が変わってますね
月額も年額も金額が変わってたりとかもするので
その辺もまとめ直して
近々お話をする予定です
興味のある方はぜひチェックしてください
で、あの
サブスクといえばですね
私が最近レビューした作品
それこそ
今年に入ってからレビューした作品
で
ある閉ざされた雪の山荘で
がアマゾンプライムビデオで
配信が始まりました
で、あと
ほんとめっちゃ最近の作品なんです
めっちゃ最近というか
トルタラジオ的にはいくつ前
2つぐらい前かにレビューしてるんですけど
綾野剛さんが出ているカラオケイコ
っていう作品ですね
こちらもネットフリックスで配信が始まっております
ネットフリックスの配信が
始まってからだと思うんだけど
カラオケイコの回めっちゃ聞かれてますね
今年一番聞かれてます
それこそ
2年間の
丸3年間の
トルタラジオの歴史の中で
ベスト3に今入ってる状態になってるんですけど
めっちゃ聞かれてるので
カラオケイコ傑作だったんですね
本当に
私もめちゃくちゃ
今年見た作品の中で
今のところベスト3に入ってる作品なので
ぜひねカラオケイコ見てない方は
配信でも見ていただいて
そして遡ってトルタラジオも聞いていただければ
嬉しいなと思います
で
オープニングで推しがドラマ頑張ってるんだよね
って話をちょっとしましたけど
本当に軽くしましたけど
私の俳優界の推し2人千葉雄大くん
まみや翔太郎くん現在
民放のドラマに出ております
まみやくんが主演をしている
悪魔ゲームが
現在2話まで放送されてますね
今週第3話が放送という
運びです
そして千葉雄大くんが出演している
アンメットある農家会員の日記
今週第1話が
放送されました
悪魔ゲームは
正直私はネタ枠だと
思っています
時間もあんまり
取れないので深くは語れませんが
ネタ枠だと思ってます
とりあえずまみやには頑張ってほしいなという気持ちで
いっぱいですね
アンメットなんですけど
アンメットめちゃくちゃ良くない
本当にめちゃくちゃ良くない
こんな軽い言葉で
終わらせたくないんだけど
アンメット本当にめっちゃ良いので
見てない人とりあえず見てほしいんですけど
あの作品の中に千葉雄大がいること
というのがまた素晴らしいな
千葉くんが演じている
星前先生というキャラクターがいるんですが
星前先生が
一種の清涼剤になっている部分があって
でもなんか
どうも秘密を抱えていそうな
感じはするので
今からまた
上手いこと使ってもらえるんじゃないかな
という期待もありますが
いいよ
アンメット
そのうち喋るかもしれないわ
進行の様子によっては
悪魔ゲームは喋れないかもしれないんだけど正直なところ
まあでもね
推したちが頑張っているので
ぜひ悪魔ゲームもアンメットもみなさんも見てください
よろしくお願いします
何の立場かわかりませんが
うちの推しをよろしくお願いします
ぜひぜひ見てください
今期のドラマ
今回色々あってまとめませんでした
深くは語りませんが色々ありましたので
まとめておりません
ですが今期もかなり追ってますので
来週くらいまで
第1話始まるドラマちょこちょこあるので
始まって気になるドラマとか
あればまたご紹介するなり
こういうオープニングとか
エンディングでお話をするなり
ちょこちょこしていきたいなとは思っております
毎期のドラマまとめ
助かってたんです
楽しみにしてたんだけどな
みたいなお便りもちょこちょこいただいたり
お便りに限らず
リスナーのこと話をするときに
そういう話になったりしたんですけど
私もまとめたかったなという気持ちは
正直あります
わかんない夏ドラマになったら
しれっとまた始めてるかもしれないですけど
そういうこともまたやっていきたいな
と思っているので
ぜひぜひ来週から
3年目に入りますので
ぜひどうぞよろしくお願いいたします
というわけで今週はこの辺で
お別れにしたいと思います
そろそろね
更新頻度も取り戻していきたいな
とは思っていますので
私もわりと
収録だったりとか
台本書いたりとか
っていう時間も
また元に戻すことが
できてきそうな雰囲気がして
まいりましたので
4月に入ってからそれこそ
そんなに変わってない
映画『アメリカン・フィクション』のテーマ
いろいろ変わってないんだけど
やっぱり子どもたちのね
いろんなものが変わったりとかもして
バタバタしてるんだけど
自分の時間も大切にしながら
映像作品とか見る時間も
大事にとりながら
生きていきたいと思いますので
皆さんも人間生活頑張って
また次回お会いしましょう
とるにたらんラジオあそびは
地方在住映像経営のため
カルチャー好きのY世代が
勝手に一人語る番組です
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そちらもフォローよろしくお願いいたします
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ハッシュタグとるたがひらがな
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ぜひどうぞよろしくお願いいたします
では今週はここまで
エンタメには中毒性がございます
要法要量を守って正しく
お楽しみください
お相手ははなだはなでした
またね