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2024-11-22 04:34

ep01-3/「コンテクストデザイン」(Takram渡邉康太郎さん)

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ep01も今回でラスト。そもそもなぜこの本に興味を持ったのか。

採用支援の仕事の中で感じていた矛盾と弱い文脈の関係性について、「不便益」を例に出してお話しました。

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はい、こんにちは。アワノトモキの「読書の時間」第3回目です。
「読書の時間」は、レッスン時の本ではなくて、ちょっと日記で、私がここに残った本を10分でご紹介していく番組です。
これまでの2回は、コンテクストデザイン渡邉康太郎さん著作の本についてご紹介をさせていただきました。
1回目は本の概要、2回目はコンテクストデザインと私の経験との接点、つながり方というふうに、星野さんと話しようと思いました。
3回目は、この2回で少し語りきれなかった部分を、個人やカウント、一人ごと的に少し不足でお話しできればなと思っています。
本当に色々とコンテクストデザインでも話したいなと思うことが本当にたくさんあるんですけれども、
私の仕事、企業の採用の視点をベンチャー企業に挟まっている中で、強い違和感を持ったというのが、この本に興味を持ったきっかけでした。
具体的に言うと、今の企業採用の中でよく言われるのがミッション、ビジョン、あるいはMVVとか、パーパス経営とか、OKR研修があったり、
ワンオンワンとか、ジョブ型採用とか、経営型組織、コラクシー型組織とか、色々トレンドってたくさんあると思うんです。
色々な企業の採用を支援している中で、やはり問題だなと思うのは、形、仕組みや制度とか施策を取り入れるということは、色々な経営者の方がされるんですけれども、
結局それってコンテクストデザイン的に言うと強い文脈、経営者の思いとか経営がこういう風にやっていきたいという、一方的な地域的な話になっているなということがすごくあるなと思います。
そこにやっぱり働く人の、色んな人の弱い文脈、思いっていうのを受け止めないっていう、そういう姿勢が見えてくるかなと。
もちろん企業なので、一つの売り上げを上げるために、利益を上げるために、この事業をうまく生かせるために、給料を払うためにということで、成果を出し続けなきゃいけないというのがあると思うんですけれども、
やはり一つの世界に向かうっていうスタッフだけだと、従業員の方のパフォーマンスが出ないなっていう風に感じています。
コンテクストデザインの中でも紹介されてますけれども、分かりやすくて便利なものとか、効率的だから人の心が動くわけじゃない、
例として不便駅って言葉が出てますけれども、もし富士山にエレベーターがあったらみんな使えますかっていう問いで、たぶん使わないと思うんですよ。
3000メートルの山にエレベーターで上がる、エスカレーターで上がれるってなったら、たぶんその山に登る価値っていうものが全くなくなってしまうので、
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不便だからこそ、苦労があるからこそ、いろんな意見が出てごちゃごちゃするからこそ、人の心が動いたり語りが生まれたりっていうその考え方、
そういうのが企業に経営者の中に取り入れられていくと、働く人の働く楽しみっていうのはできるんじゃない、出てくるんじゃないかなっていう風に思っています。
そんなことを考えながら、このコンテクストデザインっていう本を読ませていただきました。
本当にこれも個人的な僕の今やっている採用とか転職支援の観点からの発想なので、もしかしたら皆さんそれぞれの生活とか仕事とか、
たちわの中から、もしくはいろんな人生の背景、生活の中でいろいろそれぞれ感じられることがたくさんあるんじゃないかなと思うので、
もしそういった声、ご意見あったらぜひ教えていただきたいなというふうに思っています。
それでは一冊の本で3回にわたって語らせていただきました。
ぜひ皆さんが感じたことなんかも聞かせていただければなと思っています。
また次回は違う本を紹介させていただきたいと思いますので、今後この場でお会いできるようになると思っております。
ではありがとうございました。
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