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2023-12-05 12:17

日本と韓国の音楽番組のSNS活用の圧倒的な差を感じた件について #547

「MAMA AWARDS 2023」で日本と韓国の音楽番組のSNS活用の圧倒的な差を感じた件について|徳力基彦(tokuriki)
https://note.com/tokuriki/n/n649c90749528
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サマリー

MAMA Awardsは、韓国の音楽ショーであり、日本の音楽番組とは異なるポイントがあります。特に注目すべきは、SNS活用のレベルの違いです。この点が紹介されています。

MAMA Awardsとは
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっと今年のママアワーズの動画とかを見て、いろいろとショックだったので、まあショックだったというわけではないですけど、衝撃を受けたので、ちょっとご紹介したいと思います。
ママアワーズは皆さんご存知ですかね。多分、僕のこれを聞いてくれている人は多分知っている人も多いんだと思うんですけど、将来僕全然よくわからないですよね。
去年、このママアワーズが初めて日本で京セラドームですかね、開催されるっていうのを、そういえばスペースで教えていただいたような気がするんですけど、ママっていう名前だけ言葉で聞いて、何のことかよくわからなかったんですよね。
ライブイベントなんだなーぐらいのイメージだったんですけど、今年はそれが東京ドームで開催されまして、ようやく何なのかちょっと僕が思っていました。
もともとMNETっていう音楽チャンネルなんですかね。CJエンターテインメントがやっているMNETが主催しているアワードで、MNETアジアンミュージックアワードとかの略だったのかな。
それはもうその、世界が見えたからアジアっていう文明じゃなくてママアワーズっていうのになったみたいなのを何回も記事で読みましたけれども。
音楽ショーですよね。いわゆる受賞者の人たちがレッドカーペットを歩くシーンとかもあって、アワードと音楽ライブイベントが一緒になっている感じなのかな。
日本のこういうアワードのあれもよく知らないんですけど、この間MTVのVMAGも同じように、あれはレッドカーペットならぬブルーカーペットですかね。そういうのを歩いてまた受賞みたいなのがありましたけど。
ママアワーズの面白いのは、日本で言うところの韓国最大の音楽ショーっていうことらしいんで、日本で言うと多分レコード大賞ってことになると思うんですけど。
日本の音楽番組のこういうアワード的なものって、どっちかと音楽番組用の収録がメインだからスタジオでやってるイメージが強いんですけど。
東京ドームでやってるんですよね、今年ね。去年はその京セラでやってて、それの理由について東洋経済オンラインに、レコ台とお違い韓国の音楽ショー盛り上がるわけっていう記事があって、それでいろいろちょっとそういうことなんだってわかったんですけど。
韓国の音楽ショーをね、日本の京セラドームとか東京ドームでやるっていう時点で、ちょっともう日本のレコ台を海外のドームでやったらちょっと日本人的にはアレってなりますからね。
いろいろ検索すると韓国の人でもちょっとこれはどうなのかって言ってる人もいるっていう話はありましたけど、MNETとしてはもう最初から国内というよりは海外を意識してやっているんで、実は日本でやる前も海外でいろいろやったりみたいなのをやっていて、今回の日本展開になってるらしいですね。
もうなんかその、何だろうな、国の境界線の考え方がやっぱ違うんですよね。K-POPがそもそもグローバルを最初から目指してるから、音楽番組のMNETの方も最初から韓国の外も踏まえているって話なんですかね。
当然韓国のテレビ局なんだけれども、日本のケーブルテレビ経由で見れたり、スマホのサブスクでも見れたり、日本から見る手段はいろいろ整っているんですけど、やっぱりもうSNS活用のレベルが全然違うのはちょっと衝撃だったんですよね。
SNS活用の差
ちょっとママワーズについて調べようと思って、東京ドームでやってるからさすがにイベントの様子は見れないんだろうなと思ったら、YouTubeに普通にパフォーマンス動画がガンガン上がってくるんですよね。
多分パフォーマンスが直後にYouTubeに上がってるとかだと思うんですけど、ルーセラーメンとかニジユとかセブンティーンとかの動画がYouTubeで更新するために新しいのが出てくる感じなんですよね。
当然のようにTwitterX側にもそのパフォーマンスのショートバージョンの動画が上がっていて、そのショートバージョンの投稿にYouTubeへのリンクが入っている。
だからもうこれパフォーマンスが終わった瞬間にYouTubeに上げて、YouTubeに上げたリンクをTwitterに投稿してみたいなのをやってるってことだね。
これだから、ライブ中に全部見れていいんだみたいな。
昭和のおじさんからするとちょっとよくわかんない。
しかもテレビ中継中ってことじゃないですか。
Mネットをテレビと呼ぶかどうか多分議論はあるんですけど、日本だったら多分テレビで配信中のパフォーマンスをそのやってる最中にYouTubeに上げるとかするしないですよね。
多分せめて放送終わってからだと思うんですけど、オリンピックとかは上げてたかな。
オリンピック的な感覚ですかね。動画のシェアのスピード感覚。
パフォーマンスが終わった瞬間にその動画自体がYouTubeで見れちゃう。
受賞式とかはさすがにYouTubeにはすぐに上がってなかったんですけど、パフォーマンス自体も速攻で上がってて、チケットを買えなかった人もほぼ同タイミングで楽しめちゃう。
この辺の中、やっぱり音楽番組のネットの使い方が本当に日本と韓国と違うんだなって思い知りました。
去年NHKがアーカイブ、アーカイブもフルじゃないですよね、ハイライトの動画をYouTubeに上げてて、それで僕は画期的だと思って記事に書いた記憶があるんですけど、
もう海外はアーカイブ残るのは当たり前ですよね。NHKのハイライト動画はなんだかんだ1ヶ月ぐらいで消されちゃったと思うんで。
一方で、ママアワーズは当然のように去年のアーカイブも残って、数年前のアーカイブも残ってて、
BTSの過去の出演動画とか1億、1.8億再生とか言ってますし、去年のママアワーズの、これなんかK-POP第4世代ガールズグループらしいですけど、
ファイブ・ケプラー・エンミックス・ル・セラフィーム・ニュージーンズのコラボステージがあって、それは2000万回超えてるんですよ。
去年、紅白歌合戦のアーカイブも確か1位は200万再生ぐらい行ってて、やっぱり意味あるよねみたいな話してましたけど、もう桁が違うのねみたいな。
このね、MnetのYouTubeチャンネルの登録者数は2070万人。
やっぱりグローバルを見据えてるから、当然そのいわゆるケーブルテレビとかでチャンネル見れない人はYouTubeで見てくださいって。
さらにやっぱりすげえなと思ったのが、そのパフォーマンスの動画をファンが平気でキャプチャーしたやつがもうTwitterとかマイクソンXとかに上がりまくってるんですよね。リアルタイム。
公式より早いんじゃねえかなぐらいのペースで上がってくるんですよ。
僕もどっちかっていうと、その著作権に関しては寛容であるべきであろうんじゃなんで、その写真とかをもっと寛容に上げて許容していいんじゃないかと思ってる人間なんですけどね。
動画がTwitterに上がってるとつい違法アップロードだと思っちゃうんですよね。骨に染み付いてしまっているというか。
でも、もうだから韓国のファンの応援ってこういうことなんだってすごい印象的だったのが、セブンティーンのパフォーマンスの中継の時にカメラがファンがスマホで撮っているシーンを放映してるシーンがあるんですね。
これめちゃめちゃ象徴的だなと思ってですね。日本だったらそのライブ会場でファンがスマホで撮影してようもんなら多分やめてくれ止められると思うんですけど、MNET逆にその撮ってるファンの映像をわざわざ中継で流してるんですよね。
だからこれ深く考えてるかどうかわかんないですけど、多分これはやっぱりその映像を見てる人に会場来た方が楽しいよっていうふうに絶対伝わりますからね。会場にいる人は自分のスマホで映像を撮ってるっていうシーンが番組の映像として流れるって。
本当は日本でもセブンティーンが今回大賞を受賞したんで、ツイッターのトレンド入りしてましたけど、マイクスのトレンド入りしてましたけど、セブンティーン大賞って日本語のトレンドキーワードですら動画が大量に上がってます。
日本の音楽番組との比較
アルファベットのハッシュタグとかも当然のようにめちゃめちゃ動画が上がってて、日本のK-POPファンも動画を上げるのは当然のようにやってるってことだと思うんですけど、さすがにあれかな、韓国の人が上げてる動画をリポストしてる人が多い。
でもこれがやっぱり、K-POPが世界に字幕を入れて、PTSの動画に字幕を入れて、どのフォーナメントだろうな、本では読んでましたけど、目の当たりにするちょっと気分感が違いますね。数人がやってるとかじゃなくて、みんなでやってる感じですね。
やっぱり当然、写真のキャプチャーより動画の方が伝わるから、みんな動画のキャプチャーをSNSに上げるって。これはね、ちょっとやっぱり僕も本当に大きく勘違いしたいなって思わせられる出来事ですね。
K-POPのファンからすると、そのK-POPのアーティストが日本の音楽番組に出た動画が全然見れないとか、日本でライブをした時の映像がなぜSNSに上がらないのかを、K-POPのファンからすると不満に思うっていうくだりを聞いて、えーと思ってたんですけど、これも思いますよね。
やっぱり、せっかくアーティストがある意味真剣にパフォーマンスしているのに、日本のテレビ局はそのパフォーマンスの映像をその瞬間のテレビ視聴者に届けるだけで、今はユーティーバーで若干1週間見れますけど、世界中に届けようとは全くしていないっていう。
NHK後半が去年ね、トライしてくれたんで、あれが海外から見れる設定だったのか、ブロックされてたのかわからないですけど、ちょっとずつ日本も変わっていくと思いたいですけど、やっぱりその韓国の音楽番組はどっちかっていうと韓国のアーティストを世界にいかに広げるかに貢献している側のプレイヤーで、日本の音楽番組っていうのはどっちかっていうとそのアーティストが出ることによって広告収入を得るっていう、
削除してる側に見えちゃうなって、ちょっと改めて思いました。
みたいなことを書いたらまた業界関係者の人からするとこれは別にテレビ番組側に問題があるんじゃなくて、実はねゴニョゴニョみたいなことを書いてる人もいたんで、多分音楽業界の関心とかいろんなものが絡み合ってるんだと思うんですけど、
この空気をどういうふうに日本で変えていくかって、やっぱり日本のアーティストがグローバルで活躍する上でめちゃめちゃ重要だなと思ったので、ちょっと自分でも忘れないようにメモしてみました。
こちらのチャンネルでは日本のアーティストがグローバルで活躍するのにどういう応援の仕方があるかなみたいなのを考えていきたいなと思っていますので、ぜひこんな話してますよって方がおられましたらぜひコメントやツイートで教えていただけると幸いです。
今日もありがとうございます。
12:17

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