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2022-06-19 23:49

#91 無駄とは何か?〜農業はブルーハーツ〜(農業法人アグレス代表 土屋梓)

ビジネスでもプライベートでも「効率性」が重視される世の中において、「無駄とは何か」という問いは認知を揺さぶります。農業法人アグレスの社内会議より対話の一部をお届けします!
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働き方ラジオ始まります。このラジオは、誰もが情熱を持って働く、それを実現するために働くということの改造度を上げていくポッドキャスト番組になります。
今日も働き方エヴァンジェリスト、田中健士郎が皆さんの眠る様子をゆったりとしたトーンでお話をさせていただきます。
いつもお聞きいただきありがとうございます。
先週まではファンベースという書籍の紹介をさせていただきながら、いわゆるコミュニティマーケティングとかファンマーケティング、そういったものについて解説をしていきました。
会社を支持してくれるような人たち、いわゆるファン、こういった人のベースを作っていくことによって会社の収益を安定化させることができる。
いわゆるLTVですね。こちらを上げることができるんですよ、という話をさせていただいたわけですけれども、もちろん会社の収益というところはあるんですけれども、
一方、いわゆるファン側、個人の方だったりすると思うんですけれども、その会社の価値観に共感して支持をする、そういった人たちにとって、
ある意味、ファンを中心としたコミュニティに入っていくことで、それが自分の居場所になったり、自己表現の場所になったり、誰かとつながりを持っている場所になったり、
そういったものは本当に尊いし、かけがえのないものではないかということで、個人にとっても会社にとっても非常に豊かな場になる。
そういったものがファンベースというものですよ、というところが非常に学びになる内容になっていました。
個人的にもちょっと学び的な内容も多くて、働き方ラジオっぽい会だったかなというふうに思っております。
もし気になる方、まだ聞いていない方は聞いていただければと思います。
ということで、今日はちょっとまた変わったことをやってみようかなと思っております。
今、この働き方ラジオでもよく話していると思うんですけれども、農業法人のアグレスという会社に、私も経営企画の担当という形で参加をしているんですけれども、
以前、もう1年以上前かな、代表の土屋あずささんにも働き方ラジオ出演いただいたりとかもしたんですけれども、
今、その会社の中で色々SNSの戦略だったりとか、内部の管理の仕組み作りとかもやっている中で、雑草会議というものをやっています。
会社内の数名のメンバーが集まって、普段の目の前の仕事の話ではない、ちょっと全員の資座を高められるような、少し未来の話だったりとか、
ちょっと抽象度が高い対話をすることによって、何か新しいアイデアの芽をそこから見つけていったりとか、
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それによってメンバーの資座を高めて成長するきっかけにするというような取り組みをしているんですけれども、
その内容をちょっとだけこちらでシェアさせていただこうかなというふうに思っております。
ちょっとだけ切り取るような形で紹介させていただくんですけれども、いつもこの雑草会議ではですね、
問いっていうものを用意なるべくするようにしています。
その問いについてみんなで対話をすることによって解像度を上げて、みんなの資座を高めていくみたいな場になっているんですけれども、
この時はですね、無駄とは何かっていうテーマでみんなで対話をしました。
皆さん無駄とは何かって考えたことありますか?なかなかないかもしれないですけどね。
まず無駄っていう言葉についてどういうふうに捉えてますか?
無駄なことってなるべくしたくないとか、ついつい時間を無駄に過ごしちゃったとかね。
やっぱりビジネスにおいては、やっぱり効率化していくことがせいで、無駄って悪だよねっていう考え方って割と一般的じゃないですか。
ビジネスなんて特に効率化すべてじゃないかと、成果を出すことが目的になる中で、
その成果をいかに短時間で出していくのかっていうところが、ビジネスの本質だよね。
それも一つ正解かなと思うんですけれども、そんな中で、例えばそういう、このラジオでもよく言う雑談とかね、雑草、まさにその雑草会議もそうですけれども、
一見、成果に直結していないような活動っていうのも、なんとなく大事な気がする。
例えば、僕がすごく一生懸命やっているオンラインサロンのライターゼミっていうのもありますけれども、
こちらも、なんて言うんでしょうね、全員仕事で参加しているわけじゃないわけですよね。
なので、仕事の効率性とかいう観点からしたら、もしかしたら無駄な活動に分類されることもあるかもしれないですよね。
今、僕も町づくり委員とか言って、コミュニティを一つの町というふうに捉えてですね、その町をいかに維持していくかっていうのをやっているわけですけれども、
なんかすごくそれで売り上げが上がるんですかとか、一人一人のスキルが爆上がりするのかっていうと、そうじゃないかもしれないけれども、
なんかここに価値があると思って、無駄なことでもやり続けてしまうっていう自分もいるわけですよね。
そんな中で、無駄って一体何なんだろうっていう対話をした中でですね、アグレスの代表とかから出てきた言葉なんかもすごく考えさせられるものがあると思いますので、
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そこをぜひ皆さんにも聞いていただきたいなと思いまして、この後少し共有させていただければと思っております。
無駄っていうのは自分のエネルギーが向かっていく先というか、別にやらないと会社が困るというか緊急度が高いとか、
お金にすぐつながるわけじゃないけど、自分のエネルギーがそこに向かうからやっちゃうみたいなことは、すごいポジティブな無駄な感じがしますね。
いい感じですね。
そんなのだってリボンの活動だってほぼ自分のエネルギーが出ているものが、結果的になんか経済的価値になってるぐらいで、無駄の産物ですよね。
なるほど。無駄が価値になるって感じなんですね。
あずささんはどうですか。
自分の中の農業のイメージって過去の体験からあって、自分が幼少期から農家だったのでやってる中で、すごい印象に残ってるのが、
まずうちって出荷しながらブルーハーツがガンガン流れてるような農家で、
夜、日本人のバイトさんとか、姉ちゃんさんにいるんですけど、姉ちゃんが一番上の姉ちゃんが結婚して、旦那さんがすごい音楽とかやる人だったんで、
バイトさんと姉ちゃんの旦那さんと夜なんかお酒飲みながら、みんなでギター弾いて歌ってみたいな、
そういうことを含めて自分の中の農業感ってのがあって、
それ自体は何も生んでないんだけど、
農業って生き方的農業ってのもあるかなと思ってて、そういうところと一体として面白かったんですよね。
自分の中でもずっとそれを追い求めてるのがあって。
いいっすね、なんか見えてきた。
本質的な自分の農業の価値観って、やっぱりそこに音楽があったり、そこに仲間がいたり、
そういうのが、多分無駄と言えば無駄なんだけど、そういう絵が頭の中にあるんですよね。
いい、確かに。
だいたいそもそもノベロックやってましたしね、フェス。
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まあ、ショーも無駄って。
無駄って言い方出せばそうだし。
現体験から来てるんですね、そういうのが。
そうですね、もともとの。
やっぱ畑で今もたまにブルーファース来るとめちゃめちゃしみるんですよね。
思い出すんだ。
なんかこう来るんですよね。
家から来るものがあって。
まだまだもっともっと、そこにたどり着いてないなとも思うし。
そんな感じです。
逆にリボンの近くにいる事業開発のプロみたいな人がいて、
その人超無駄大嫌いで、決められた目標を絶対達成するって人なんですよ。
その人が悩んでいるのが、
ビジネスですぐ達成することができるから楽しくない。
次の目標が欲しいんだけど、何がやりたいかわからない。
上場した方がいいのかなとか。
目標に意味がなかったり、数字を追うことと最適化はできるんですけど、
そこに意味が無くて楽しくないみたいな。
音楽で楽しいみたいな、世界があるから農業をやってるみたいな部分も
さっきの話があるのかなと思ってて。
それがすっぽり抜けちゃうと、
これ何のためにやってたっけみたいな感じになってしまう。
人もいらっしゃって、
目標を達成するとか、最適化とか、
無駄とは何かみたいなのを考えるきっかけになりましたね。
ほとんど旗開いてないです、その人。
メンバーがやってるんで。
でも何していいかわからない。
時間とお金だけあるみたいな。
かっこたる成功方程式みたいなのができていて、
事業を成功させることは早すぎる。
でも面白くない。
僕は無駄に遊んでるんですけどね。
ここを入こうよとか言って。
無駄な世界に。
無駄な世界に引きずり込む。
なるほど。
ある意味、
ポジティブな無駄をするっていうのは、
アグレスの深いところのカルチャーとしてもある感じがしますね。
音楽を聴いたりとか、
ノベロックも多分その一つだった気がするし。
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本当に死ぬ時に仕事のこと考えないと思うんですよね。
いくら目標達成したとか、
効率化したとか、
死ぬっていうよりかは、
あの時ギターしたブルーハーツ良かったなとか、
メンバーで風呂入って、
フィリピンスパーク行って楽しかったなとか。
そういうことを思ってたら、
そこも含めて農業だったりするし、
そのために仕事してるって言っても過言じゃないなと。
本当に、
めちゃめちゃ無駄、
自分の時は無駄なことは好きですね。
うちの時は、
ほうれん草の事業だけを突き詰めてやっていれば、
事業としては成功してるし、
特に利益性もあるし、
そこにいるメンバーを幸せにすることはできるかなと思うし、
そこに魅力は感じないですね、あんまり。
そうですよね。
でも、
ブルーハーツですよ。
そうですよ、本当に。
昨日だかも聞いてて、
めちゃめちゃ深いなと思って、ブルーハーツ。
あがためて聞くと。
ブルーハーツって、
逆アクションとかにすごい嫉妬するんですよね。
逆アクションですぐ、
頭で考えてるんですよ。
逆アクションって、
自分の中で、
自分の中で、
自分の中で、
自分の中で、
逆アクションって、
頭で考えて、
組み合わせた音楽を作ってるんですけど、
ブルーハーツって、
エネルギーのままみたいな感じ。
アグレスだ。
確かに、本当にエネルギー感を感じるんですね。
そうですよね。
自分はそのエネルギー持ってないから、
羨ましいと、
ブルーハーツになれない。
と言ってて、
アグレスはブルーハーツ感があるんですよね。
頭で考えられないです。
エネルギーしか出せない。
でもブルーハーツっぽい生き方を、
個人的にはすごいしたいなと思って。
別に失敗してもいいし、
でもそれがやっぱり、さっきマウボーも言ったように、
それは無駄なことはない。
っていう風に思って繋がっていけばいいなと思うので。
腹の底から声を出すというか、
自分の本音とか、
それが言えるチームだったりっていうのは、
いいですよね。
それは喧嘩になったとしても。
綺麗ごととか、
じゃなくて、
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本当に自分の素直な気持ちを
喘いだして、
それがエネルギーになるし、
世の中こうだったら、
こうだったら、
本質的にやっぱり、
自分はこうしたいとか、
アブレスはこうしたいとか、
それぞれがその思いを持ってやれたら、
本当に強いチームになるんじゃないかなと思うんですね。
今評価されることよりも、
常に10年20年とか、
その先を常に
描いて、
結果成功しなかったらいいと思うんですよね。
ずっと。
ずっとしたい。
ずっと成功してない。
それは次に託したい。
めちゃくちゃいいですよね。
今日の対話から、
アブレスのカルチャーとか、
例えば、
今後採用する時とかも、
自分のエネルギーで
進んで無駄をできる人とかを、
たぶん取っていくのがアブレスらしい
カルチャーにあるじゃないですか、たぶん。
埼玉の2人とかすごいそんな感じ。
いいんすよ、そのデータを、
データを整理したいんだっていう。
本当にそう思う。
本当に。
本当にMarbonをするとかっこいいですよね。
データに、
Marbonがデータを
集めて始めた時は、
うちは1ミリもデータに興味がなかったので、
そんなことで能力をできるか
ぐらいなことを思ってたけど、
結果今は、みんなMarbonについて
いや、能力って数字だよねとか
言い始めて。
それを先陣切ってやれるMarbon
やっぱかっこいいですよね。
確かに。
誰もやってない時に
踊り始めるみたいなね。
そうそうそうそう。
誰もやってないのかなって、
ずっと素敵だったんですからね。
素敵じゃないですか。
なんか分かんないですけど、
自分もアズレスってものの
一つの原動力であって、
アズレスの可能性って
俺が決めるものでもないし、
人が集まるとより可能性が膨らむ中で、
だからこそ決めたくないですよね。
今の時代にあって、
今求められているのが
ほうれん草だとかブロッコリーだとか
っていう手段は選んでますけど、
そもそもそこが本質ではなくて、
ブロッコリーをやりたい農家でもないし、
ほうれん草を育てたい農家でもないし、
このエネルギーの行き先は
まだまだ分からないし、
分からないままみんなで
走っていきたい。
ブルーハーツ
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めちゃくちゃブルーハーツじゃないですか?
めちゃめちゃブルーハーツ
今日の収穫はブルーハーツですね。
それが一つ
見えたことで
聞いてみようかな。
アズレスに関わるからには
聞いておかないといけないですね。
ぜひ聞いてもらいたいですね。
次からは
入社式とかに
ブルーハーツのCDとか渡そうかな。
あえてCDを渡して。
CDっていうのがまたね。
そうそう。
どうやって聞くんですか?
若い人だと。
なるほど。
豊かさですよね。やっぱりそこが。
うん。
具体的に豊かさですよね。
うん。
豊かさを感じるために効率化したり
うん。
やっぱり
余白とか余剰がないと
無駄ってできないので
やっぱり
同じ時間で
より
同じ成果を
より短時間で出すとかっていう
今の動きは
めちゃくちゃ重要だと思うんですよね。
ここで少し
例えば利益的とか時間的に
余裕ができたところで
自分のエネルギーの向く
自分のエネルギーの向くことを勝手にやる
みたいなのが
アグレスっぽいというか
うん。
みたいな感じすごい感じましたね。
ある意味
オンシーズンオフシーズンとかがある
っていうのも
そうですね。
オンシーズンはもうめちゃくちゃ
星座の方に特化するけど
オフシーズンとかは
自分のエネルギーの向く方向に
無駄なことを
やってみるっていうこととか
この対話の中でもね
出てきたんですけれども
やっぱり
何のために効率化するのかっていうところですよね。
効率化と無駄って
ある意味相反するものだと思うんですけれども
何のために効率化するのかと
人生は短いから
それもね
あると思うんですけれども
ちょうどこの脱走会議で
今日はシェアしてないんですけれども
リボン阿部さんが
セミの一生ってすごい短いんですよと
ご存知の通り
一週間
土の上に出てですね
泣いていくわけですけれども
やっぱりその一週間で
やらないといけないこととしては
子孫を残すことなんですよね
本当に時間が短いからこそ
子孫を残すっていう
最終目的を
いかにある意味
効率よく達成するかっていうところ
大きなポイントだと思うんですけど
土の中で何をしているかは
僕はあまりよく知らないんですけれども
その土から出てきた
21:00
一週間に関しては
本当に効率の世界ですよね
ただ一方で
人って
めちゃくちゃ長く生きるじゃないですか
少なくともセミと比べたら
めちゃくちゃ長く生きるわけですよね
そんな中で
せっかく人として生まれた
せっかく人として生まれたんだったら
その効率化ばっかりじゃなくて
むしろ無駄なことを
してもいいんじゃないか
むしろ無駄なことの方が
自分のエネルギーが
出るわけですよね
別に
誰かにお願いされたわけでもないし
会社の
目標でももちろんないし
でもそこについつい
時間使っちゃって
すごいエネルギーが出るわけじゃないですか
やっぱり
そういう会社の中でも
ついつい自分が
求められてるわけじゃないんだけれども
やっちゃうことで
結果
誰かに喜ばれることってあるじゃないですか
こういったものを
追求していくことの方が
むしろ最終的に
社会に価値を提供できるんじゃないか
っていうのは
今回の対話から
見えてきたところかなという風に
感じています
代表のあずささんからも
言葉もありましたけれども
農業もブルーハーツだと
ある意味
無駄な
みんなで歌ったりする時間のために
一生懸命働いてたんだっていう
やっぱり
そういう
思いがあるからこそ
エネルギーが生まれて
そこに
前回の話じゃないですけれども
そこに
一緒に働きたいっていう風に
言ってくれる人が生まれてきたり
それがゆくゆくは
社会に
大きな価値を提供したり
人を動かしたりするかもしれない
っていう意味で言うと
もしかしたら無駄こそが
ビジネスにおいても
追求するべきことなんじゃないかと
無駄をするために
効率化するっていう
少しでも
同じ成果だったら
短時間で出すことによって
余った時間が生まれたら
そこに自分の
エネルギーが
湧くですね
仕事どんどんやることでさらに
付加価値が生まれていくみたいな
ことが本質的なんじゃないかな
というところでですね
今日は無駄について話をしてみました
はい
皆さんはどう感じましたでしょうか
ちょっとこんな抽象的な話題も
たまにはいいかなと思いまして
お話しさせていただきました
ではまた来週お会いしましょう
おやすみなさい
23:49

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