00:17
ちょっと、今日はさぁ、もうこの話だけさせて。
イカゲームって知ってます?
あの、スプラトゥーンじゃないですよ。僕もな、ちょっと、長いことスプラトゥーンだと思ってたんですけど、
実は今、もう、全世界的に話題になっている韓国ドラマがあって、
で、まぁこれ、ネットフリックス限定配信のドラマなんですけど、
イカゲームっていう、今ドラマがね、あの、話題になってまして、9月の17日に公開されたので、まだ、
えー、1ヶ月経ってないぐらいなんですけど、もう本当にそのイカゲームの
影響力っていうのがすごいらしくて、今全国でいろんなところで話題になっているんですね。
で、ネットフリックスで、えー、もう、あの、日本の、まぁ、あの、再生数ランキング1位をずっと取っているぐらい、本当に今話題のドラマなんですけど、
これがね、
面白いんですよ。
昨日ね、あの、仕事終わって、夜の9時ぐらいに、
こう、なんの気なしに見始めたら、もうその、次への、もう、次を見るの、手が止まらなくて、次を見るボタンを押してしまうんですよ、ついつい。明日仕事なのに。
で、全9話、え、各話、だいたい1時間、まぁ、約9時間、えー、1日で見終わりました。
本当にね、もう、昨日何時ぐらいまで見てたかなぁ、多分3時過ぎまで見てたのかなぁ、明日仕事なのに。
いやぁ、それぐらいね、本当に見る手が、もうね、あの、止まらなくて、いやぁ、ぐいぐい引き込まれた。
本当に、まぁ、久しぶりにこれぐらい、あの、引き込まれるドラマっていうのがあってですね。
ちょっと、ぜひ、これは、まぁ、見る人を選ぶドラマだと思うので、無理にとは言わないんですけど、
見れるなら見てほしいなぁと思って、今日はちょっとね、これについて喋りたいんですよ。
で、まぁ、ストーリーをざっくり説明すると、
まぁ、デスゲーム系なんですよね。
もう、あの、借金まみれの、まぁ、中年男性も、あの、借金まみれなのにギャンブルとかしたり、
あとは、まぁ、本当に母親のすねかじって実家で暮らしているような、
中年男性が、一攫千金を目指して、人生逆転目指して、
命を懸けたゲームに向かうっていう、まぁ、そういうストーリーなんですよ。
で、こういう、まぁ、設定、今ね、あらすじだけ聞くと、結構、ベタベタじゃないですか。
で、日本でもこういうドラマとか、映画とか、漫画って結構あると思うんですよ。
漫画原作で言ったら、まぁ、カイジとか、まぁ、映画化したし、
で、神様の言う通りとかもそうだし、
あとは何があるかな、まぁ、騙し合いとか、そういう、お金目当てのゲームっていう点で言うと、
ライアーゲームとかも多分、それに入ってくると思うんですけど、
こう、それらとはやっぱり、一線を隠すというか、
どれも、あの、俺、見たことあるし、それなりに好きなんですけど、面白くて、
03:05
ただ、それとはこう、別次元の凄さっていうのがこのイカゲームにあって、
これはね、ほんと、見たことないんですよ。
別次元の凄さっていうのがこのイカゲームにあって、
これはね、ほんと、見た人しかわからない。
だから、ぜひ見て欲しいんですけど、ただ見て欲しいだけって言っても、
もう伝わらないと思うんで、ネタバレにならない範囲でちょっと色々とね、
考えたんですよ、今日1日、仕事をしながら。
まぁ、真面目に仕事をしろって話なんですけど、
なんでこんなにグイグイ引き込まれるんだろうっていうことを色々考えて、
色んな人が言っている中で、ストーリーとか、
あとはそういった人間ドラマの描き方っていうのはもちろんなんですけど、
あんまり他の人が言っていないところで一つ挙げるとしたら、
デザインとか演出が凄いんですよ。
このデスゲームっていうわけだから、人はやっぱお亡くなりになってしまうわけですよね。
そういったドラマとか映画って、しっかりそういった空気感を作って、
そういった舞台があって、そこに殺伐とした、
本当に人間の本性を散らしたような人間が入るわけじゃないですか。
っていうしっかりとした統一感とかっていうのがあると思うんですけど、
このイカゲームに関してはそれがもう本当チグハグなんですよ。
絵本とか、その設定を知らなかったら、
某夢の国みたいなそういう絵本のような世界観があって、
その中で殺し合いが始まるみたいな、なんだろう、
不安定さの中の安定というか、
もうちょっとバランス崩れたらチープとか、
なんかキワモノになってしまうギリッギリのバランスで保っている
いびつさみたいなのがあって、この映画の中に。
それがこのデザインとか演出に顕著に現れているんですよね。
これは韓国映画特有のものなんですかね。
俺あんま詳しくないからわかんないんですけど、
なんだろう、青空でクラシック流れている中、
笑いながら人が殺し合いを始めるっていう、
笑いながら人が殺しに来るみたいな、
全く別のものを掛け合わせて生まれる奇味悪さ、奇色悪さみたいなのが
ずっと映画を全編通してあって、
おしゃれなジャズも流れたりするでしょ、クラシックも流れたりするし、
ゲームセンターみたいな電子音みたいな感じの演出とかもありながら、
でもどこか行われているのは血生臭い殺し合いなはずなのに、
06:02
引きで見るとゲームみたいな感じに見えるんですよね。
だからそこら辺がプレイヤーだったり、
ゲームの運営みたいな人がいるんですよ、スタッフみたいな。
カイジで言う黒服。そこら辺のデザインもすごくしっかりしてて、
引きで見るとゲームのコマみたいな。
人生ゲームとかでピンとかあるじゃないですか。
車に刺して子供が生まれたら、車に刺して人が増えましたみたいな。
そういうゲームのピンとかあるじゃないですか、ボードゲームの。
ああいう感じに見えるんだよね、全編。
だから目の前とかでそういった殺し合いとか、
人間の本性を振り乱したいろんな惨劇が行われているんだけど、
引きで見るとどこか現実離れした、
ゲームを見ているような感じっていう、
デザインがすごいんですよ。
デザインと演出の見せ方っていうのが、
他のそういったデスゲーム系の映画にはないものだなっていうのがあってね。
さらにそうは言っても、話が面白くないと見てくれないじゃないですか。
そういう点で言うと、
デスゲーム系ってゲームとかの戦略とかさ、
ライアーゲームとか特にそうだけど、必勝法がある。
ルールの隙をついた勝ち方みたいな、
ゲームに対しての戦略性とか攻略性っていうのを見せていくと思うんですけど、
これがね、ゲーム自体はシンプルなのよ。
子供の頃やっていたダルマさんが転んだとか、
そういった遊びを題材に、
失敗したら死んでいくっていう、そういうゲームなんですよ。
ゲーム自体はシンプルなんですけど、
それを通して見える人間ドラマがすっごい深いんですよ。
ゲームに比重があるんじゃなくて、
ここに至るまでどういうバックボーンがあって、
このゲームに参加するに至ったか、
そしてそのゲーム中に生まれてくる友情だったりとかっていうものを、
しっかりしっかり丁寧に絵を描いて、
ゲームのパートがちょこっとあるだけで、
一気に感情の振り幅がすごいんですよ。
あんなに仲良かったのにとか、
あんなにいがみ合っているような感じだったのに、
実は心の中では通じ合っていたのか、みたいな、
そういう人の心の見せ方っていうのが、
人間ドラマをしっかり掘り下げているから、
感情移入しているんですよね。
ゲームがメインで、
09:02
パッて人のやり取りがあるっていうよりも、
ドラマありきの途中にゲームが入るから、
こっちは引き込まれているんですよね。
現実感の演じ方っていうのが、
このゲームの中に入っているんですよね。
僕らはしっかりドラマを見ていて、
そのドラマの中で急に、
殺人ゲームが行われるみたいな感じなので、
もうね、感情が落ち着かない。
これがね、本当になんだろう、だから、
いろんなところ、ツイッターとかでも、
カイジのパクリだとか、神様の言う通りのパクリだとか、
いろいろなところで、
似たような要素っていうのは、
一つ一つ照らし合わせてくると、
あるにはあるんですけど、全く別物の、
一個一個がしっかり骨太なので、
テーマがブレていなくて、
作品としては、
今まで喋ってきたカイジとか、
映画に関してですよ、映画のカイジとか、
そういったデスゲーム系と比べて、
もう遥かに、
二歩三歩先を行っているような、
感じなんですよね。
それでいて、一つ、従来のデスゲーム系の映画と、
一線を隠すというか、
ちょっとひねりを入れてきているというのが、
運営側の視点というのも入ってくるんですよ。
なので、ゲームのプレイヤーと、
ゲームの運営側の視点という、
二つの視点でストーリーが進んでいくんですね。
というのも、
ここにもう一人、ケイジがいるんですけど、
そのケイジのお兄さんが行方不明になって、
どうやらこのゲームに参加者として関わったらしい情報を得て、
このケイジが、
捜査官として、
運営側に潜入するんですね。
なので、今まではだいたい、
プレイヤー側の方をメインで描かれると思うと思うんですけど、
そのプレイヤーの側も描きながら、
でも同時に裏では、
運営側の、
ゲームの裏側はどうなっているの?というのも、
行ったり来たりしながら、交わったり離れたりという、
ストーリーラインというのもあって、
全然飽きない。飽きずに、
9話、あっという間に見れちゃうんですよね。
本当にあっという間なので、
これはぜひ見てほしいなと。
ただ、一つだけ気をつけてほしいのが、
韓国映画、本当に暴力シーンが
かなりエグいので、
そういうのが苦手な人は見ないでほしいなと思います。
本当にきついんで。
ただ、そういった暴力シーンというのも、
それをベースに作っているというよりも、
あくまで世界観を維持するエッセンス的な要素で
12:02
加わっている感じなので、
これがあることによって、
僕らはどこか俯瞰で、
本当にゲームを見ているような感じもするんだけれども、
人間ドラマでしっかり
登場人物たちのバックボーンを見た上で、
一人一人に、こいつに勝ってほしい、
こいつに生き残ってほしいという感じを
移入している中で、
その描写があるからより、
その世界に引き込まれていくというか、
本当に全てが、
絶妙なバランスで、
多分1個こっちに、
シーソーで言えば、
片方に天秤に、
あと1エッセンス足しちゃうと
バランス崩れるみたいな、
絶妙なバランスで、
それすべてが全部、
高水準、高いレベルで
しっかりと作られているというのを見ていて、
すごかったですね。
演技もみなさんすごいですからね。
韓国の俳優は僕がそんなに知らないというだけでもあると思うんですけど、
演技の上手い下手というのはやっぱりわかるじゃないですか。
そういう点で言うと、
そういう違和感というのもなくて、
本当に、
久々にこう、
感情をグワングワに揺さぶられた、
ドラマでした。
これはぜひ見てほしい。
ネタバレじゃないけれど、
6話。
6話でも一気に心をわしつかまれるんだけど、
6話まで長いじゃないですか。
せめて2話まで見てほしい。
ぜひ、見てみてください。
というわけで、まとまりなく、
なるべくネタバレしないようにしないように
喋っていたので、
イカゲーム、ぜひ興味が湧いた方は
見てみてほしいなと思います。
というわけで、
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ユダチでした。