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2021-11-08 34:27

第152回 イカゲームの独自性とデスゲームのセオリー

今話題の韓国のドラマ「イカゲーム」についてネタバレなしで話し合いました。
その他の数々のデスゲームとの比較や、デスゲームと実社会での自分自身の役割の共通点などについても話しています。

▼ 目次
イカゲーム
伏線の位置づけ
だるまさんがころんだ
隠されたメタファー
デスゲームのセオリー
今際の国のアリス
バトル・ロワイアル
イカゲームのワンシーンについて
韓国の演技力
よくあるパクリ論争
デスゲームと実社会での自分の役割は共通する
子供時代のゲームを本気でやりたい
BBQとか会社の大掃除で役に立てないタイプ
終わりに

▼ 関連リンク
イカゲーム | Netflix
https://www.netflix.com/title/81040344

パラサイト 半地下の家族 | Netflix
https://www.netflix.com/title/81221938

今際の国のアリス | Netflix
https://www.netflix.com/title/80200575

神さまの言うとおり | Netflix
https://www.netflix.com/title/80139836

バトル・ロワイアル | Netflix
https://www.netflix.com/title/70004548

CUBE | Netflix
https://www.netflix.com/title/60027486

プラットフォーム | Netflix
https://www.netflix.com/title/81128579

<韓国ドラマ>LIAR GAME~ライアーゲーム~
https://www.youtube.com/show/SCf3BzQTr5FKbGo7uA_ETtLA

#イカゲーム #デスゲーム #バトルロワイヤル #今際の国のアリス #神さまの言うとおり #CUBE #プラットフォーム #パラサイト #ライアーゲーム

▼ お便りはこちら
https://forms.gle/oEfBpskGT2qf4iMW9

00:03
どうも、TAZAWAです。
どうも、WATAです。
WATAさん、イカゲーム見ました?
えっとね、見始めました。
ああ、そうですか。
本当に見始めたばかりです。4話ぐらい見ました。
今、すごいらしいですね。
すごいらしいですよね。
なんかね、いろんなポッドキャストでイカゲームの話、結構でも知ってて。
ちょっと興味は、実は数週間前からはあったんですけど。
みんな、なんて言ってました?感想として。面白いって言ってました?
なんか、このイカゲームで、僕全部見たんですけどね。
なんか、すごい話題になってる割に、面白かったとかっていうような反応は聞くんですけど、あんまりない気がするんですよ。
ないですね。
ないですか。
なんか、見たよっていう感じですね。
だから、絶賛してるって感じではないかなって気がしますね。
ちなみに、イカゲームの話しますけど、ネタバレは当然しないで。
てか、WATAさんがまだ見てないからね。
見てないです。そう、見てないですよ。
まあ、あれですよね。話の筋書き的には、いわゆるデスゲーム的なやつっていう王道の感じはしましたけどね。
僕は結構楽しく見れたし、だって僕2日間くらいで一気に見ちゃったので、やっぱり夢中で見たんで、面白かったですけどね。
なんか変な疾走感はありますよね。
そう、みんな見た人は一気に見ちゃったって人多いんで。
結構、日本の作品のパクリだとかって言う声も多いんですけど。
僕、デスゲーム系って好きだから、いろいろ見てるんですけど、韓国のドラマだなって思いましたよ。
韓国のドラマですね。
全然パクリというか、着想がいろいろあったのはそうなんだろうけど、本当に韓国が作ったドラマだなって思ったし、韓国ドラマの良さが入ってたと思いました。
それは思いましたね。
闇の描き方が日本人がめっちゃ共感できるかというと、そうではないんだけど、
パラサイトを見た時と同じ感情を抱いて、独自の闇があるんですよ。韓国の社会の。
球体依然のステレオタイプな階級社会の感じとか、貧困の話のニュアンスがすごいダークな感じがするのと、
あんまり日本っぽくないテイストで、やっぱり韓国のドラマだなって僕も同意でしたね。
人間をちゃんと背景とかをしっかり描いてるじゃないですか。
描いてますね、確かにね。
日本の作品と比べて深みはないけど面白いみたいな意見を言ってる人もいるんですけど、
僕はデスゲームっていう風に言ったらむしろ深みはあるんじゃないかと思うんですよ。
そうですよね。
だってもっとないよ。日本のデスゲームって深みとかじゃないから。
03:00
そうですよね。企画性は、確かに変態っぽさは日本の独自の変態っぽさがあるんですよ。
カイジとかもそうだし、さっきのエピソードで言ったバトルロワイヤルとか、強烈じゃないですか、マニアックな感じ。
ああいう世界観は当然ないんですけど、人の描き方は結構、僕も割と嫌いじゃなくて。
丁寧ですよね。
丁寧、丁寧。人それぞれの闇があって。僕は主人公の人いるじゃないですか、
ソン・ギフンさんですよ。ソン・ギフンっていう役なんですけど、おっさんですよね。
でもあの俳優さんすげえいいですね。僕すごい好きなんですよ。
日本で言うと大泉洋っぽい感じなんだけど、でも大泉洋みたいにそこまでチャラさが突き抜けてない感じで、
渋さもあるし、演技力がすごい高いし、あのキャラがいいバランスを保ってるんですよ。
なんかすげえ、アメリカとかのこういうデスゲームのドラマとか映画って、すごいダークになるじゃないですか。
気持ち悪くなるんですよ、見てて。極端だから。
主人公もスプラッターに巻き込まれても、強烈な恐怖感の中もサバイバルするみたいな感じだけど、
なんかちょっと明るいんですよ、このおじさんは。で、なんかちょっと変な能天気さがあったりとか。
その辺のバランスがやっぱ、韓国ドラマ感がまたさらに強さを演出してるのかなって思いました。
あと女性結構出てきますよね。女性の脇役キャラクターみたいなのがあって。
なんかあれも結構、ちょっと言い方が難しいんですけど、最近の王道の韓国ドラマの女優さんっていう感じではない感じがして、
結構ね、味わい深い女優さんが出てるんですよ。
その辺もすごい良かったです。リアルな感じがね。
なんかその全体を通して見た、ただその残業感としてはどうでしたか?結果。
そうですね。
それなりに良かったなと。
面白かった。全然これを喋るって言ったくせに、全然その具体的な感想言わないという。
まあちょっと深く入っちゃうと、ちょっとネタ割れも入っちゃうので、そこは難しいかもしれないですけど。
あ、そうですか。結果的に面白かったかな。
確かに何か語りたいポイントがたくさんあるような作品ではないかなって思いますね。
特徴がっていうね。
普通に駆け抜ける感じで見てみれる楽しさがあるっていう感じですね。
僕どっちかというと、この作品にまつわる世間の評価というか、やっぱり日本アレ、韓国サレみたいな雰囲気はあるんですよ。
はいはいはい。
だからオリジナルが日本であって、それをパクった韓国っていう文章が結構あるんですけど。
いやもうそんなことはないと思ってて。
まあこの作品って、監督さんが日本のそういうデスゲーム系が結構影響を受けてるらしいんですよね。
例えばライアリエムとか、僕大好きなんですよ。日本のね。
ライアリエムって韓国版あるんですよ。
06:00
知ってる。面白い。
僕日本のライアリエム大好きで、でもその僕が韓国版見た時にめちゃくちゃ面白かったんですよ。
だからもう別作品ですよね。
まあね。
だから韓国が作ったらこうなるっていう感じが、やっぱりライアリエムで感じたし、今回のイカリエムも。
はいはい。なるほど。
なんかそのニュアンスはなんかわかる気がします。
なんかそもそもストーリーは一緒なのかもしれないけど、内容が結構、描き方が変わるって感じだよね。
そうそうそうそう。
小田さん4話ぐらいですか今。
4話っすね。
全部で10話ぐらい。
それぐらいじゃない。9とか10とかですよな。
確かに。
結構伏線があるの。後で。
伏線を見終わった後も僕が解説とか見るまで伏線わからなかったですよ。実は結構伏線あるんですけど。
なんかでもポイントは現状4話まででもなんとなくは。
いや多分わかんない。
わかんない?そんなレベル?
だし別にその伏線が重要でもないんですよね。
あ、そう?回収しない?
回収するんですけど、伏線が別に知らなくても全然大丈夫っていうか。
どっちでもいい。
知ったらああ確かにそうかぐらいで。
そのレベルセンス?
口を隠されてるって言うと、別に伏線に気づかなくても、てか見終わって気づかないことも多い。全然多いし。
でもなんか黒幕に関する伏線はあるんですよね。
でも伏線というかちょっとあんまり伝えるつもりがない感じの伏線な気がする。
本当に?そのレベル感なんですね。
僕はだから結構層を見たことあります?
層的なやつが僕最後に待ってるのかなっていうふうにちょっと期待しちゃったんですけど。
ああいう感じじゃない?
お前かい!みたいななんかそういう。
お前かい!みたいな。
まあまあその辺は。
その辺はちょっとあんまり言えないから言えないね。
でもどうなんだろうな伏線。
そうでもない。僕は聞いても伏線があってもなかろうがどっちでもよかったなって感じ。
本当ですか?
なるほどね。
でもなんか伏線というか結構細部が細かく何かの暗優みたいな。
だからこのイカゲームっていうものをそのタイトルになっているものに対してもなんかあるわけですよね。
意味付けがなんか子供の頃の遊びみたいな。
でもそれに関してはなんかあえてわかりやすく子供の遊びにしたっていうことらしいんですけどね。
そういうこと?
難しくならないように。
なるほどなるほど。
だから多分子供でも。
そうなんですよ。それはねうちの子供見てるんですけど。
子供に見せるのかわからないんですけど。
なんかそれを言ってましたね。
だって心理戦とか騙し合いだと子供わかんなかったりするかもしれないですもんね。
そうなんですよ。
でもわかりやすく結果が出るじゃないですか。
ゲームだから。
だからそれがね多分キャッチーなんだろうなっていうのと、
あと親しみやすいゲームになっている。
そうですね。
だるまさんがコロナとかって韓国も変わらないんですね。
09:00
あれね、あれちょっとメロディーは違ったけどね。
テーレーレーレーレーレーレーみたいななんかね。
ちょっとね違ったメロディーは。
ピーヨスニダさん。
よく覚えてますね。
あの会場の中で赤い人たちがウヨウヨするじゃないですか。
はいはいはい。あの丸バッツ三角の人ですよね。
あれアリの巣のイメージなんですって。
アリの巣制をイメージしたらしいですよ。韓国では。
なるほどなるほど。
なんか不思議なね、あの階段をね。
あれはエッシャーの相対性っていう。
はいはいはい。あの騙し絵の。
カラーらしいですよ。
そういうなんかメタファーを盛り込んでるんですね。
だからあとそれこそそのユニフォームの色。
緑と赤。
色として反対の色ですね。
あーはい。反対色ね。
その対立構造を色。
はいはいはい。なるほどなるほど。
なるほどね。
この作品なんかいろんな日本の作品のパックリーダーとかって言われて。
例えばそのだるまさんが転んだが神様の言う通りとかの誓いとかって言ってて。
神様の言う通りとか僕一応見てみたことあるんですけど。
確かに一緒なんですけど。
だけどこのイカゲームって着想は2008年とか去年なんですって。
そっから作ってるっぽいんで。
果たして本当にどこまで日本のものを意識してるのかわからないですよね。
そのイカゲームが似てると言われてる作品僕ほとんど見てるんですよね。
今の国のアリスとか。
あれも面白いですしね。
最近のやつでしょ。その2つの。
今の国のアリスは去年とかかな。今年かな。
でもデスゲーム系って大体こうですよ。
謎の招待状が来て謎のゲームに理不尽が巻き込まれてっていうところだから。
僕はそこを踏襲してほしいんですよ。
それ系のファンとしてはね。
そこは王道であってほしいっていう。
ファンの願いである。
変なことをするよりもそのルールであってほしいんですよ。
謎の招待状来てほしいし。
なんかそうなんだよね。
そこってもうデスゲーム自体のある種セオリーじゃないですか。
だからセオリーを崩しちゃうとそうなんですよ。
その軸みたいなのがブレちゃうから。
多分わかんなくなっちゃうんじゃないかなとは思うんで。
それはそれでいい気はするんですよね。
基本でもみんなデスゲーム系って別にアジアとかアメリカとか関係なく。
基本的にはそのメソッドでやってるじゃないですか。
あれは多分その撮影方法として絶対マストな緊張感も出さなきゃいけないし。
あれバトルロワイヤルから始まってるんですよね。
そうなんだ。
あれ走りなんですよ。
すごいね。
だからジャンルなんですよねバトルロワイヤルって確か。
そうなんだ。
だからゲームもあれ以来バトルロワイヤル系のジャンルとしてのものになってるから。
バトルロワイヤルっていうのが本当に草分け的な存在みたいです。
すごいねバトルロワイヤル。
12:00
逆に言うとそれまでって確かになかったんですね。
殺し合うゲームみたいな。
あれ2000年ですよ確かねちょうどね。
2000年だっけ?
ジャスト2000年。
ないかもね。
2000年以降すごいある種ブームになったんですよ。
それこそ僕もソウを見てたし。
あとキューブっていう映画があってあれすごい好きだったんですけど。
キューブっていつでしたっけ?
2003年とかかな。
ジャパンさんは後なんですね。
後ですね。
結構心理的な何て言うんですか。
ああいう人間の心がもうおかしくなってっちゃう系のやつ。
僕すごい好きなんですよ。
なるべくキューブっぽくあってほしいんですよ僕はそういうやつ。
そうですね。
まあそれはそういうセオリーだからというのはわかる。
そうなんですよ。
数週間前にネットフリックスでスペイン映画でね。
プラットフォームっていう映画があって。
全然有名じゃないと思うんですけど。
これあのキューブの格差社会版みたいな。
それを描いたキューブみたいな感じだったんですよ。
あの世界観でアンに格差社会を描いてるみたいな雰囲気の映画でした。
なるほど。
はいはいはいはいはいはい。
まあでもそのルールにのっとってまだまだいろいろあるんだなって思いますよね。
し、多分結構その割とその同じやつを擦っても結構何回か何回もいけるやつだと思うんですよ。
これっていうのは。
続編作りやすいやつですよね。
そうそうそうそう。
でなんかあの僕これキューブそうだったかな。
なんか割とこの系の映画って基本的に僕だからその社会全体の暗優っていう風に捉えてるところがあって。
要はその祝図みたいな感じじゃないですか。
祝図を極端にしたみたいな。
競争社会でいろんな人間のヒエラルキーができて。
であとはそのコミュニティを保つことでそこのコミュニティ内でその力の差とかチームを作ってあいつを省ったりとかするとか。
なんかすごい構造が全部詰まってて。
でそこをこう最後みんな自分が長生きするためのゲームじゃないですか。
それで結局人間の人生だからみたいな。
そうそうそういう捉え方をしてて。
なんかなんかそれでいいんですよ。
その描き方でよくて。
だからなんか変なヒューマンドラマみたいになっちゃうとちょっと。
そうですよね。
あのそこは大丈夫。
だから本来であればそこのその心理戦ゲーム性で勝負するところを韓国の場合は人間ドラマにしてるってところが多分いい加減だと思う。
確かに人間ドラマって感じがする。
ほとんどゲームの中のだってこのゲームには必勝法があるみたいなそういう感じじゃないじゃないですか。
イカゲームって。
そうだね。
ないね。
その後もないそういう感じじゃないですよ。
あーなるほどなるほど。
やっぱその人間ドラマなんですよね。
そうか。
まあ最終的にはそういう。
そこがやっぱりイカゲームだと思う。
韓国の作品だと思いますね。
そこがそうか。
確かに。
あーだから確かに。
でも分かってきた。
なんかね日本のやっぱこれ系のデスゲームってすごい結構ドライな感じがするんですよ。
すごい極端にやるし。
15:01
人間の設定も一応そういうことにしとくって設定じゃないですか。
そうそうそうそう。
その程度の感じ。
だからすごいやっぱその世界その世界で僕がイメージしてる社会の暗優っていうイメージはすごいハマるんですけど。
理想の社会ではないというか。
だからその人がその判断そのゲームの中でその判断をした理由としてこういう背景があったってことを丁寧に描くのが多分韓国のドラマなのかなと思って。
でもそれがあるからでもなんかその違ったものとしてちょっとまた。
だからその残るフィーリングとしては結構いいものになる気がしますけどね。
なんか結構やっぱ極端なしデスゲームはもう最後めちゃめちゃムラクソ悪くなる可能性も秘めてる。
もう本当に二度とこんな映画見ないっていうパターンもあるんで海外のやつとか。
でもやっぱ王道のところで言えば今の国のアリスは面白かったですよ。
それ全然知らないんですよね。
ネットフリックスでドラマで見れるんですけど。
日本のやつですか?
日本のやつ?
漫画じゃないかな原作。
全然知らないですよねそれね。
主演って誰ですか?
山崎健人。
あーそれなんかCMで見たな普通に。
普通にやってたわCM。
あとやっぱバトルロワイヤルって名作だなと思いました。
バトルロワイヤルは圧倒的オリジナルじゃないだって。
世界観が異常だもん本当に。
いやーそりゃそうですよ。
深作禁止作品ですもんね考えてみたら。
そうなんですよね。
もうドンパチを極めまくった深作先生が作った映画ですよ。
でも演者もすごいし。
そうそうそう。
幼い頃のあの人この人。
あの人この人ね。
そうだよね藤原達也とか。
そうだよね。
出たんだよね。
柴崎孝とかね。
柴崎孝そうだわ。
そうですよこれ出世作的なとこありましたからね。
前田明。
あー懐かしい。
懐かしいなあ。
いやそうですねこれすごいね塚本隆。
高岡壮介。
壮々たるメンツですねこれね。
そうなんですよね。
すごいね。
日本ってこういう学園モノのこういう描き方は僕すごい上手いなって思うんですよ。
アメリカもスクールカーストとかって典型的で。
大体結構アメリカのホラーのテンプレートであるんですよ。
スクールカーストが上手く表現されてて。
下の子とかがヒアルキンの何かに巻き込まれてて。
ただその下の子が主人公だから。
斬撃に殺されていくのは大体その上の層のやつがどんどんエリートクラスのやつがどんどん殺されていくみたいな構図なんですけど。
見ててスカッとするみたいな構図があるんですけど。
日本のは日本ので近いノリはあるんだけどもまたちょっとね。
ちょっと演出な感じのねちねちした感じとか。
結構ウェットな表現とかも多かったり。
性的な表現もやっぱ上手いですしね。
独特の暗さがね出るんですよ。
学園モードのこういうスプラッターホラーとか。
また韓国は韓国でちょっと違う種類の暗さがありますよね。
18:03
確かに独特の暗さですね。
社会の闇感で言うとやっぱり韓国の暗さはまたちょっとちょっと上の暗さというか。
若干少しだけヘタバレ風なところになっちゃうんですけど。
主人公の友達の男性が連短自殺をしようとするシーンあるじゃないですか。
あの辺でも結構印象的でああいう描き方。
確かに新鮮でした。ああいう描き方。
ちょっと今違和感ある感じ。
違和感ありましたよね。
でもあれ結構もしかしたらリアルなんじゃないかなと思ってホテルの一室で風呂場で。
だから日本だとなんかああいう感じにならないですよ自殺する時。
ああいう感じになるんですよね。
だいたいその首吊りとか飛び降りとか。
最後ぐらい安らかに死んでいくみたいな。
あのやっぱ連短自殺っていうものが日本に渡ってきた。
源流が韓国にあるじゃないですか。
韓国のアイドルとかちょっと財政界とかで幅広かった人が連短自殺するみたいなムーブメントがあって。
だからそれが描かれてるのが日本の映画にはないんですよ。
そういう描かれてる。
そこが結構なんかやっぱりすごいリアリティあるしなんかドス黒い感じというか。
生々しい感じがします。
あとは韓国の俳優さんってやっぱレベル高いんだよな基本的に。
基本的に全員レベル高いですよね。
そう思いました。
演技力がちょっと異常全体的に。
だから僕パラサイト見た時も思ったんですけど、中年クラスのおじさんたちの演技がやっぱりすごい好きです。
あれは日本の役者さんにはないオーラがあるんですよ。韓国のイブシギンの俳優で。
泣きの演技とかあとは結構怒る演技とかもすごいリアルですよね。
一回ゲームでもおじいちゃんいますもんね。
おじいちゃんいますよね。おじいちゃんいい味出しますよ。
なんか作品の話とはずれるんですけど、すぐパクリに反応する人っているじゃないですか。
これ鬼滅のパクリだよ。
パクリ論争ね、ありますね。
例えば音楽とかでもすぐパクリっていうのもあるじゃないですか。
僕としてはパクってたとしてもどうでもいいというか、いい音楽だったらどっちでもいいなって思ったりするんですけど、過剰に反応する人っているなと思って。
外野がね。
やっぱり色々知ってるっていうことを言いたいのかな。
これ音楽でも言いますよ。例えばヒップホップとかで言うと、
あれ、そのトラック、あのサンプリング、あのレコードだよねとか言いたがる。
元ネタがわかる論争。
でもまさに今回異界ゲームは元ネタがわかる。
21:01
元ネタがオマージュしている作品がわかっちゃう。
王道行ったねとか、あそこ行ったかみたいな感じね。
でも僕思うのが、やっぱり実際に何かを作ってる人はね、パクらないんですよ。
だから似てしまうことってあって、むしろその時に悩むものなんですよ。
似てしまったなみたいな。
だけどどういうふうに正当化しようかなとか、むしろその似てしまったことを悩むことが多いぐらい、結構そこってやっぱピュアなんですよね。
なんかそのクリエイターと言われてる、やっぱりその作品を作ることで自分のアイデンティティーにしてる人が安易にパクったりとかっていうのが基本的には僕はないと思ってます。
だからこうあんまもの作ったことない人が言ってるのかなって思っちゃいますよね。
あとだからそのさっきの話で言うとさ、やっぱその王道のセオリーってあるじゃないですか。
やっぱり喜劇は喜劇のセオリーがあって、恋愛のそのなんかドラマにはセオリーがあってみたいな。
それに乗っかることって当然パクりとかっていうところには値しないっていうのは当然のことなんですけど、なんかその中で選ぶ選択肢って結構限られてるんですよね実は。
特にこのデスゲームで言っても、僕結構選べる選択肢がそもそもない中で叩かなきゃいけない道場だと思うんで。
だから本当意識せずともうちょっと近くなっちゃう表現はもちろん出てくるし、そもそもだってそういう勝ち残っていくゲームみたいなのがあって。
やっぱ情緒表現はだいたいこう似てくるじゃないですか。
それをちょっとずらして試行錯誤するのがクリエイティブなところだと思うんで。
なんかそこはね、別になんか野暮なツッコミは入れなくてもいいような気はしますよね。
いろんなものの着想を得てね、そのエスチャーの絵にしろね、アリの修正にしろね。
そういうところから着想を得てるような人がね、安易に日本のアルパクロなんてないと思うんですよ。
もっとレベルの高いところでものを作ってる人だからねって思うんですよね。
あとは結果的にその表現として、近寄っちゃってたとしてもそれを乗り越える。
それよりもすごい感動というか表現ができてれば、僕は全然結果オーライなような気がしてて。
だからそれが何より、意図はして近い感じにはしてないと思うんですけど、
近くなっちゃってるものに対してのリスペクトみたいなところもあると思うんで。
それをどんどん塗り替えてていいものを作っていくっていうプロセスが健全な気はしてて。
パクリだからそれダメでしょとか、この作品はダメだよとか野望なこと言うと、本当作れなくなっちゃうから、こういう映画は。
パクリ論争で言ったらみんなパクリの方が一緒だって、バトルロワイヤルの。
そうなんですよね。だからジャンルだからね。
ジャンルだからそうそう。
音楽だってみんなだってある種一緒だから、似てるから。
似てるよ。同じコード使ってんだろ。
そういうことなんですよね。
多分バッハとかモーツァルトからしたら今の現代の音楽ってみんな同じで聞こえるんじゃないかと。
同じだと思いますよ。本当そうだと思います。
24:03
あと映画とまた直接関係ないんですけど、これちょっとでも話が飛ぶんだよな。
2つ喋った話あって、1個は僕らが実際にゲームの世界に入ってなった場合に、やっぱりグループとかそれぞれがね、自由にグループ作ってなんかやるって言った場合に、役割って毎回同じだなって思うんですよ。
例えばその人のね、どのグループに属しても絶対にボスになる人はボスになるし、なんかみたいな。
だから僕自分がそういうゲームになった時に、こういう役割になるなって自分でわかるわけですよ。
これって実生活で自分がいるべき立場と同じなんだろうなって思うんですよ。
だからこそそこでその立場で活躍していく方法を考えるのがいいんだろうなと思っていたりしますね。
僕は絶対にボスにならないタイプだから。
同じぐらいですね。
僕はどっちかというとボスにお前わかってんなって言われるタイプなんで。
お前なかなかわかってんなみたいな。
そこで僕は別にしかもボスにこびることはないんですよ。
対等になっていくっていうのが僕のいつものパターンなんですよ。
だから僕はきっとその実生活でもね、そういうところで頑張っていくべきだと思っていて。
僕のそれが地図だと思っているから。
いや本当でもそう。だから面白いのは極限状態になっても立ち振る舞いは変わらないですよね。
絶対同じ立ち振る舞いになると思うんですよ。
そうなんですよね。
確かに。
だけどどの立場も正しいと思うんですよ。それも役割だからね。
そうそうそうそう。
その中でいかに活躍していくかってことだから。
ボスではボスなりのやり方があるだろうし。
特にこのイカゲームはチーム構成があって、チームでキャラクターがいろいろいるっていう。
あれもすごいわかりやすく表現してるなって思いましたからね。
いやだからね、そうなんですよね。
本当に祝図感というか。
そうなんですよね。
社会のね、本当。
だから僕はね、今の社会生活で人間関係に迷ってたり悩んだりしてる人は、
そういうデスゲームを見て、自分だったらどういう役割になるのかなって考えてみて、
その役割を全うすることを考えてみたらいいんじゃないかなって。
ああ、はいはいはい。
そこにヒントがあるんじゃないかなって。
必ずしもリーダーになることたちが全てじゃないなっていう。
いやでも本当ね、そうだと思う。
あのなんか、デスゲームのいいとこは割とリーダーがしくってるっていう。
リーダーの判断がちょっとね、ダメなときあるんですよ。
この映画でもちょっと描かれてましたよね。
だからヒエラルキーっていうものが極端に表現されるみたいな話じゃないですか。
だからすごい俯瞰してみれると思うんですよね。
なんか要は本当にその引いてるやつがすごい、その構造の中で、
引いてて権力を持ってるかっていうとそうでもなかったりするし、
あとはグループ同士の対立とかがあったときとか、
そういうどういうコントラストになるのかっていうときに、
意外とそういう権力を持ってることって楽じゃないって見えるじゃないですか。
デスゲーム見るとやっぱすごいわかると思うんですけど。
27:00
おっしゃる通りちょっと端に構えて、この辺に隣にボスそうだと思いますみたいな感じのやつの方が、
割とクレバーな生存戦略を持ってたりするし。
あとノーアルタカは爪を隠してる場合があって、
隅の方で絶対に交わらないやつもいますね。
必ずいるんですよ、はぐれ者が。
そういう話をしたかったっていうのとね、
あとは普通に缶切りとか大真面目にやりたいなって思いました。
この年だよね、でもわかるなそれな。
やりたいっすよね、街を使ってね。
たまにそういう企画とかね、たまにあったりするけど、僕やったことないからそういうの。
なんかあの脱出ゲーム流行った時ありましたよね。
あの時にちょっと近い擬似体験は僕した気がしました。
でも僕はやっぱりああいう頭脳派的なやつになると、極端にプレゼンスが低くなるんで。
何もしないで、できた?できた?とか言って確認。
全然自分手を動かさないみたいな。
僕でも実際その頭脳派のやつをみんなで一緒にやったことないから、
僕どういう風になるかわかるんですけど、
バーベキューの時は使い物にならないタイプですね、僕は。
でもね、それいい比喩だと思う。
バーベキューとか、親戚が集まった時に片付けに参加できないパターンとか、
あとは大掃除、会社の大掃除の時とかに何をしたらいいかわからない人たちっているじゃないですか。
僕もその一人ですけど。
あれそうですよね。会社の大掃除ね。
あれは出ますよね、そういう時も。
でも会社の大掃除にしろバーベキューにしろ、入っていけないのって悪いことなんですかね。
攻められてる感じがして、僕すっごい辛いんですよ。
いや悪いことじゃないですよ。
あれは構造が悪いですよね。
構造が悪い。
あれってだって自主的に動く人たちが生きてるやつじゃないですか、基本的に。
そうですね。
あのパターンって僕何度か本当に見たことあるんですけど、
排出た皿とか自分で洗えない人とかって言って、
女性のちょっと上目の発言権ある人に注意されてる男の人がいるんですよ、だいたい。
笑っちゃうんですよ、あの感じ。
なんかもう学級院思い出すからもう嫌なんですよ。
そう、学級院的なそう。
ああいうのが嫌だから、僕はもう大人になったと思ってた。
いやそうですね。これをやらないためにこの業界入ったのに。
あれでもあのパターン本当、やっぱり未だに見ますよ、俺なんかで。
でも僕あれって逆にいじめだと思ってて。
ある種。
いじめいじめ。
だって動けてる自分で満足してるわけでしょ、結局。
そうです。
30:00
で、なんかその動けてる自分は貢献できてるけど、やってない奴いるよねみたいな。
ですよね。
っていう、すごいマウントを取ってる。
マウントですよね。
考えなんで。
それはやりたれてるし、慣れてるやりやすい性格の人っているんですよ、あるいは。
そうそうそうそう。
できてる風な演出をできる人っているじゃないですか。
全然そんなことはなくて、本当にだからそれをそうなんですよ。
家事とかやらない方でしょ、とか。
あのマウントね、洗濯とかちゃんとできない系の人ですよね、みたいな。
なんかあの感じ。
あの気密が良くないですよ。
で、なんでだいたい女子から男子へなんですかね、あのマウントって。
なんかあれもある意味性的な別姓に値するんじゃないかって、僕昔から思ってるんですけど。
あれはでも本当に学生時代からそこは変わらないですよね。
変わらない変わらない。
女子が強いですよね。
ちょっと男子ですからね。
ちょっと男子のやつ、そう。
ちょっと男子のやつ。
山本、ゴミ箱行って消去苦労行ってって言うわ。
なんでああいう時コキ使われちゃうんでしょうね、なんか。
やっぱ文字文字しちゃいますよね、男の方。
やっぱデスゲームの時もそういうタイプの人ってボスになりがちだと思うんですよね。
ですね、まさに。
そうなんですよね。
だからそういう人はシンプルだと思うんですよ。
実社会でもそういう立場として活躍していく、努力をしていけばいいと思うんですよね。
まとめ上げたりリーダーとしてね。
だけど入っていけない人はやっぱりいろいろ考えないといけない。
努力しないといけないからさ。
そうなんですよね。
でも正直言うと僕結構デスゲームのいいとこは、僕だいたいデスゲームで生き残るやつってそのポジの人じゃないですか。
あれで引っ張ってるやつ最近死ぬみたいな。
あのとこ。
だから今回のイカゲームも主人公の男の人全然ダメダメな人じゃないですか、人生的に。
なんかそういう好きさはあります。
普段知りたくない人がなんかこう残っていっちゃって。
あのなんかガンツっていう漫画知ってます?
ガンツそのままなんですよ。
もう本当スクールカーソンひえらゆきの一番下の何もできないやつがある日ヒーローになっちゃって。
ガンツってそういう話なんですね。
でもどんどん強くなっていくんですよ。
いつの間にかそのガンツの話で言うと逆で。
だからもう本当どうしようもない何もできない子だったんだけど。
なんかある種一瞬ヒーローになったことで自信がどんどんついていって最後もうみんなをまとめ上げてヒーローになっちゃうみたいな。
世界を救っちゃうみたいな話なんですね。
ちょっと言っちゃうと。
あのパターンもあるなと思うんですけど。
学園モノでいうなんか割と最下層の人たちってマウント取られてるんですけど。
割とこういうドラマになると最後生き残る率高い説。
逆にいろいろ考えるしね。
そうそうそうそう。
だからそういう意味で好きなのかもしれない。
こういうレスゲームっていうのは。
そこが社会の構造のヒエラルキーと逆のパターンになる可能性があるっていうのを秘めてるというか。
ワンチャンあるじゃないですか。
33:00
このイカゲームに参加してる主人公からすると。
そういう良さはあるのかもしれないですね。
だからあのちょっと男子からの解放のメッセージが実はレスゲームには込められてるのかもしれないなと思って。
大掃除の話聞いてなんかすごい苦い感じで思い出しちゃいました。
結構辛い体験ありますよねそれそれに付随する。
だから一応役割見つけたらずっとそれに取り込まれますね。
そうなんですよそう。
ずっとなんかそこだけ綺麗にしますね。
あの生産性のない時間たるよね。
あれ本当そのマウントのせいでそうなるからね。
あとあんまり人目につかないところでずっと同じ作業する。
あれだからバレるとあのさあいやそこもやったよって言うから。
言ってくるからすごい恥の方行くんですよね。
バレないように。
めっちゃ綺麗になるんですよそこだけ。
そこだけ綺麗。
そこだけやってるから。
いい大人がさこういうので色々やってるんだからもう少しみんな工夫してほしいですね。
あの感じは何なんですかねあれは。
もう今後変わることはないんですかね本当は。
まあちょっと無理かなっちゃいましたので。
そうですねちょっといい感じでいろいろ話したとは思うんですけどぜひ引き続き僕はいかげんを見ますよ。
じゃあそんなところですかね。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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