AIと人間性の問題提起
こんにちは、Web3 デザイン トークスのテクノです。
本日もニューヨークからお送りします。
このチャンネルでは、Web3 テクノロジーや、3D、モーション、タイプデザインなどについてお話をしています。
さて、本日は、World ID、AI時代における人間性の証明、ということについてお話をしてみたいと思います。
今週あったニュースとして、ソーシャルメディア上で、スタジオジブリとか、そういったものに画像変換をして、テストを寄せたものを投稿して、バズらせるということが非常に流行っていましたよね。
スタジオジブリだけではなくて、他のレゴとか、セサミストリートとか、いろいろあったんですけれども、
チャットGPTの画像生成の性能が上がったものが発表されたということで、そういったところがものすごい投稿されていました。
これは投稿している人が、そもそも人なのかということもちょっと疑問ですよね。
もし、コピーライトとかでバイオレーションをしているとすれば、それを責任を負っている人が出てくるわけで、
果たしてそれがそもそも人間なのかということは、これから画像生成だけではなくて、フェイクニュースだとか、
フェイクニュースでも画像とか映像とかがフェイクになっていると、本当にもう見分けがつかないみたいなものとかが増えてくると思うので、
そういったものがボットによって自動生成されて、大量にばらまかれているものではないかとか、
そういった証明をすることが今後さらに必要になってくるのかなと思います。
Wold IDの技術的側面
そこで、そういったフェイクニュースだとか、それ以外のボットによる迷惑メール、迷惑電話、
そういったものを防いでいくために、今回お話をするワールドIDというものが一つの解決策として考えられています。
これは、さっき話したChatDPTなどをやっているオープンAIのサム・アルトマンが主導となって始めているプロジェクトでして、
これはプルフォーヴ・パーソンフットといって、人間の証明をするための技術です。
そういった技術開発ですね。
具体的にはどういった方法を取っているかというと、オーブと呼ばれるデバイス、カメラみたいなものがありまして、
それで顔と光彩といった目の中の光彩と呼ばれる部分を読み取るんですよね。
光彩は指紋よりもアキュラシーという正確性が高いというのと、変化しにくいというところで、顔認証や指紋に比べてより精度が高いというところで取り入れられているみたいです。
このワールドIDというのは、いくつかのシステムがセットになっているんですけれども、
一つは今話したオーブというデバイスですね。これはツールズオブヒューマニティという会社が作っているんですけれども、これが一つ。
その読み取ったものを証明の元とするんですけれども、このデバイスの面白いところは、読み取った画像を0と1の暗号に変換するんですよね。
暗号に変換した後に元々の画像は消してしまうということで、デバイスの中に個人的なプライバシーの個人情報が残らないような仕組みになっているみたいです。
これはゼロ知識証明というもので、データ自体があるということを証明するんだけれども、データの中身自体は開示しないという、そういった方式ですよね。
これのオーブとは別に、モバイルでワールドIDのアプリケーションがあるので、それをダウンロードします。
それをリンクさせると、そのデータ自体は自分のモバイルの方に保存されるということで、自分の手元に情報管理をする方法があるという状況を作り出しています。
AIと社会への影響
本当にここのところ、僕自身も迷惑の電話がかかってきたりとか、迷惑のメッセージが届いたりとか、このAIが発展することで時間とかそういったものが節約できる反面で、
そういった余計なことに対処する時間が逆に取られているという状況もあるので、これ本当に時間を取られるだけじゃなくてストレスフルだったり、金銭的なロスだとかそういったことが起こってきてしまうので、これどうしても解決していかなければいけない問題なのかなと思います。
また、これからさらに人間がAIにコンサルをしたりとか、よりセンシブルな内容とか情報量自体が増えてくるということによって、そもそもインタラクションしている人が、AIだと分かってて質問するならいいんですけれども、
そういったことが分からないような制度でインタラクションしているかどうかということも重要な問題なので、ここはですね、そういったプルホブヒューマンフッドという方法を取って証明していくことが必要になります。
これはちょっと別の視点で考えたときに、食べ物とかで遺伝子組み替えの食品に表示がされていますよね。遺伝子組み替えか遺伝子組み替えではないかみたいな。これって本当に食べても大丈夫なんだけど、そういったことを気にする人もいるかもしれないから、そのことを分かっておくための表示ですよね。
そういったことがこれから法整備なんかも含めてされてくるんじゃないかなというか、されないと困るなという感じですよね。
また、僕はYouTubeで庵野隆寛さんだったと思うんですけれども、以前東京都の都議会選に出馬された方ですね。その方のYouTubeを見たりするのも結構好きなんですけれども、デジタル民主主義ということで、たくさんの意見を聞き取って、それを民意として反映するということをやってるんですが、こういった一人一票とかですね、逆に何かを全員に公平にして、
公平に何かを配りたいときに公平に配るために、一人この量を証明するために、BotとかAIを使ってズルをすることがないような証明をするためにも、こういったproof of humanhoodということが必要になってきそうです。
現在ですと、キャプチャーといって暗号化された画像とかですね、文字列を読むみたいなことで対処してるんですけれども、これらも遅かれ少なかれAIの進化で解読されてしまうということも増えて、既に来ているので、そういった別の方法で、より精度の高い方法で人間だという証明が必要になってきます。
また、このチャンネルはデザインのこととかについても話しているので、こういったことがデザイナーとかクリエイターにどのように影響してくるのかというと、例えばコンペティションとかでですね、提出する人がそもそもヒューマンかどうかという証明も必要ですし、Botとかですね、そういったものが大量に応募してしまわないようにするとかですね、
また、もしくはその制作する際に、これからおそらく多かれ少なかれAIツールを使うということが増えてくると思うんですけれども、実際にどれぐらいの基準を設けるかですね、どこまで使っていいかということの基準を設けるということも必要になってくると思うので、そういった意味も含めて、より細かなですね、レギュレーションが必要になってくるのかなと思います。
あとは、ユーザーのテストとかをするときにですね、そのテストをしている人が本当の人間かどうかということも証明するために必要になってくるのかなとか、そういったことも考えられますよね。
はい、ということで本日はですね、AI時代における人間性の証明という内容でお話をさせていただきました。
もし今回の内容が興味深いと思っていただけたら、ぜひいいねやフォローしていただけると嬉しいです。
またこの放送は日本時間の日曜午前をめでに配信していますので、ぜひまたお聞きください。
最後におまけトークになります。
おまけトークはですね、ちょっとここのところあった良いことについてお話ししようと思うんですけれども、
これはですね、ちょっとした良いことをしたらそれに対してのリターンがすごかったという話で、
何回かこれまでも話しているんですけれども、僕は結構カフェに行くのが好きで、
もう1ヶ月以上前ですね、もしかしたら2ヶ月ぐらい前かもしれないんですけれども、
ある日ですね、コーヒーのカフェに座っていたら、相席にですね、ちょっと変わった人が座ったんですよね。
で、その方、僕が座っているにもかかわらずそこに割り込む形で座ってきて、
威圧するとかそういうことはなかったんですけど、何かちょっと変わった感じの人だなと思っていたら、
おそらく僕が来る前にちょっとそのお店とですね、何かいざこざがあったみたいで、
結局何かいろいろあってですね、追い出されたんですよね、あのお店の方に。
で、そのお店の人もですね、追い出すというかというのかわからないですけど、出て行ってもらう前に、
上司と電話で会話をして確認を取って出てもらってたんですけれども、
それを見ててですね、僕はもしかしたらこの今対応してくれているお店の人に不利益があるかもしれないなとか、
助けてくれてありがとうみたいなこともちょっとあってですね、
その紙に証明書というか、これこれこういうことでこの方が助けてくれていい雰囲気を保ってくれましたみたいなことをですね、
ちょっと渡したんですよね、その上司の方に証明するために。
そしたらその方が結構喜んでくれたみたいで、最初は何かちょっと軽減そうな感じだったんですけど、
喜んでくれたみたいで、それからですね、もう行くたび行くたびに、
コーヒーをタダでおごってくれるようになっちゃったんですよね。
もう、かれこれ15杯以上はタダにしてもらってて、払うからって言ってるんですけれども、
I got youとかって言って、I got you coveredのことだと思うんですが、
タダにしてくれるんですよね。
もう本当にリターンがすごすぎるというか、もう本当にいつまでもこんなことが続けられないので、
払ってますし、他の人が対応してくれるときはもちろん払ってるんですけれども、
何かそれでもですね、お店の中でその話が回ってるのかわからないんですけれども、
2人3人とですね、他の方もタダにしてくれるようになってですね、
何かものすごい恩返しの量だなと思って、
嬉しい反面ちょっと悪いなと思っています。
ただ何かこういった良いことを細かくても、ちょっと良いことしかしてないので、
良いことを細かくてもちょっと良いことをするのは気持ちいいなと思ったので、
そんなことをシェアさせていただきました。
はい、ということで本日も最後までお聞きいただきありがとうございます。
また次のトークでお話しします。ではまた。