たらちねラジオの始まり
たらちねラジオ。この番組は、多くの夫婦が産後、子育て期に仲が悪くなってしまう問題を、産後の夫婦問題研究家たらちねが、自身の経験と長年の研究をもとに、解明しようと挑む番組です。
はい、みなさんこんにちは。こんばんは。たらちねです。予告した通り、今回はパパ向け回ということで、夫の皆さんにぜひ聞いていただきたいお話をしていきたいと思います。
もしかしたら、奥さんにこれ聞いてって言われてね、しぶしぶ来てくださった方とか、なんだろうたらちねということでね、初めていぶかしげに来てくださった方もいらっしゃると思います。
もう、ウェルカムでございます。ありがとうございます。
私はですね、産後の夫婦問題研究家と名乗っております。怪しいやつなんですけれども。
今、小学校2年生、4年生の2人の男の子がいるんですが、自分自身がね、産後、夫とめちゃくちゃ仲悪くなりまして、見損ない合い、バトルし合い、
で、般若時代とかね、岩のように固まってしまった、心も表情も固まってしまった、岩妻時代とかね、いろんな変遷を得まして、
変遷の話はね、第2回にまとめているんですが、5年半かけまして、夫婦の仲を修復して、今ね、大好きって言えるようになったんですけれども、
その家庭でも、その後も含めてね、ゆうに8年以上、この問題をずっと考えて、考え続けてきた、おかしな人間でして、
なんとかしてね、これを解決したい。今まだ研究中なところもありますし、パパたちにとってね、大事なエビデンスっていうのもね、まだまだないところもあるんですけれども、
私がね、これまでこれだって見つけてきたこととかをね、シェアしていって、夫婦で向き合ってもらうきっかけにしてもらえたらと思っています。
今回はここまでのおさらいとですね、2つのトピック、産後というものはパパにとって一体何なのかっていうね、メタニチにつながるお話、
もう一つが問題の一番の鍵、ソリューションと課題設定というお話をね、初回からぶち込んでいきたいと思っています。よろしくお願いします。
はい、まず前提とおさらいをマッハでお伝えしたいと思っています。産後の夫婦問題ってね、私が呼んでいます。
どんな仲が良かった夫婦も、子供が生まれた後に仲が悪くなってしまって、愛と信頼を損ねてしまうっていうね、問題は、各家庭の個別の問題として今まで放置されてきたと思うんですね。
性格とか環境とか変数が多すぎて、多分これだけたくさんの先輩たちがいるのに明確な解決法がなかったんだと思うんですよ。
誰もちゃんと教えてくれなかったですよね。こういう事態になるっていうこと。家中にいる時は特に視点がミクロになって、自分のパートナー、相手が悪いとかね、もしくは自分を責めてしまってね、
すっごい大変だと思うんですよ。ただでさえエネルギーがいるちっちゃい子の子育て機にね、一番信頼したい相手をね、信頼できなくなって、もやもやとかショックとか怒りとかでエネルギーを使ってしまうっていうね、とっても苦しい思いを多くのパパママが味わうことになるんですよね。
それで、第3回の放送でお伝えしたのが、巨大落とし穴のメタファーを使って、これは構造なんだよ、みんなが落ちる落とし穴なんだよっていうお話をしました。
人格も収入も知性も本当に関係なくどんなに素敵な人でも程度の違いはあるけど、みんなほとんど全ての夫婦が穴に落ちてしまうみたいなね。
だから、あなたもあなたのパートナーも悪くないんだよということをお伝えしました。
4回、5回と格論に入っていったんですが、その落とし穴に落ちる最初のきっかけは、妻が出産によって大きく変化すること。
特にね、心や体、いろんなところで一世一代の大ピンチに陥ってしまうということが最初のトリガーだとお話ししました。
産後の問題と落とし穴
それでね、腰紐でつながれている夫婦は落とし穴にずっと2人で落ちてしまう。
そこから次のトリガーがあって、夫が全然理解してくれない、変化してくれないということが次のトリガーになって、この穴を2人でよじ登るということができない。
それで妻が諦めて折り合いをつけるという道を選ぶ夫婦が今のところ多いんだよというお話をしました。
もしくは離婚ですよね。今多いんですが、全体の6割が子供が5歳以下の離婚。
その中のほとんど、全体の4割が0歳から2歳の離婚ということで、こういう落とし穴に落ちた、分かり合えないということがきっかけで離婚しちゃっている人が多いとしたら、本当に何とかしたいなと思って。
今聞いてくださっている方でも結構離婚を考えちゃってるとか、切り出されてるとか、別居中とか厳しい状況に追い込まれているパパもいらっしゃるかもしれないですよね。
辛いですよね。という感じで、最後深刻めになっちゃいましたが、とにかくですね、このタラチネは誰も明確には成し得なかった、無理ゲー目の問題を解決する一つの解説書になろうとですね、このラジオを始めたわけです。
この大きな落とし穴に縄端語をかけたいということがね、このラジオの一番のスローガンでございます。
まずトピックの最初、この産語というものはパパたちにとって一体何なのかということなんですけれども、最初に一言で言っちゃうと、とんだ災難なんですよね。
今、ママたちの舌打ちが聞こえた気がしますが、気のせいかな。
でもね、妊娠・出産というのをしていないので、自分の体感とか実感はないので、やっぱりパパなんだからとかね、いきなり言われて、いろいろ言われても、なかなか難しいと。
妻がね、出産を機に急にちょっと怖くなってきて、あれなんかあの妊娠抗議のね、子供生まれる直前の幸せなお花畑みたいな世界はどこ行っちゃったんだろうみたいなね、こんな殺伐としてみたいな。
あの可愛かった君はどこ行っちゃったんだみたいなね、それでも状況を受け入れて頑張るんだけど、手伝っても怒られ、やらないとさらに怒られ、
仕事もめっちゃ忙しいのにお疲れ様って言ってくれることもなく、なんか怖いみたいなね。出張って言うとキレられ、帰ってきたらまた超怖いみたいなね。
いや仕事頑張ってるだけなんだけどな、みたいなね。
で、子供も少し大きくなってほとぼり冷めてきたかなというふうに思ったらね、でもなんか昔より優しくないぞとかね、愛情表現足りないぞとかね、そういうのあると思うんですよね。
で、怖いのが至る所に地雷がまだ埋まってて、なんかあの出現とかね、した時にドカーンと蒸し返してしまうっていうね、あのみんな怖がっている地雷です。
濃くですよね、切ないですよね。
何なんだよ俺の人生ってね、しょんぼりしているパパもいるかもしれないですよね。
はい、でも何とかしましょう。地雷撤去しましょうということで。
はい、でもね、あのこうやってちょっと夫目線で同情込めて話せるようになったのも、私産後かなり経って、傷が癒えてから、心にねあった傷が全部なくなってからということでね、
鎮魂宣言って言ってるんですけど、私の魂が癒えた鎮魂宣言の話は第2回でしてるんですけれども、その後ですね、ちょっとかわいそうだったなこれはっていうね、夫の目線で見ることができるようになったわけです。
まだまだね、足りてないとは思うんですけども、精一杯あのパパたちの味方になって話してみたいと思います。
はい、そうさっきね、夫が理解しない変わらないことが2つ目のトリガーだって言って、ちょっとえーってなっちゃった人もいるかもしれないんですけど、
あのー、かなりね無理な話なんですよね。あの別れてても分かるわけがないんですよ。
そう、だから産後は夫にとって飛んだ際なんだし、そこにあるのはたくさんの無知、聞いていないよーっていうことと、
勘違い、え、そっちかよーっていうことがたくさんたくさん横たわっているのです。
それをね、これから本当に紐解いていきますので大丈夫です。
ソリューションの課題設定
はい、今日のトピックの2つ目。問題解決の一番の鍵、ソリューションと課題設定のお話をしたいと思っております。
まず、男性たちの多くはソリューションマインド、課題解決思考で動いていると思うんですよ。
産後に、それがことごとく妻にとって引っかかっちゃうっていうことが起こっていると思うんですね。
論理的思考だったり、効率だったり、正しさだったりっていうピシッとしたところがね、
妻にね、何その言い方とかね、冷たいとかね、分かってないとかってね、言われてしまうきっかけになってしまっているっていうことを心当たりないでしょうか。
これはソリューションマインド、脳の特性だっていうことでね、科学者の人が本を出しているのもありますけれども、
そう育てられてきたし、今の社会で戦うために鍛え抜かれてきたスキルでもあるなと思うんですよ。
で、まあ男の差がでもあるかなというふうに思っているんですけれども、
で、このソリューションマインドを発動させることなく、代わりに妻に共感してくださいって言いたいわけじゃないんですよ、私は。
そんなことは言いません。どうぞソリューションしてくださいと思っているんです。
でも、ただしソリューションする課題設定が間違っているんじゃないかっていうことを今回言いたいわけです。
どういうことなのか、これから説明していきたいと思います。
はい、男性たちの差がとして課題を解決したい、ソリューションしたいっていうことがあると思っているんですが、この課題を何に置いているかっていうところなんですね。
多くの場合、1つ目が妻の出した要望、2つ目が目の前に起きる事象だと思うんですよ。
育児が大変ってこと、手が足りない、時間が足りない、家事をもっとやってとか、うまくやってとか、そういうことだったり、もっと細かいことで言うと、
出張の後、1回担当が俺に回ってくるなとか、泣いた子供と目の前でどうしようとかね、そういう一個一個のこと。
ここで大事なお知らせなんですけれども、1番目の妻の出した要望っていうものに関しては、それ、本質的なニーズとか要望ではないっていう場合が往々にしてあるんですよ。
これは妻が産後、正しく自分の感情を深掘りできなかったり、言語化できなかったりっていうことに関係しているんですけれども、
これは次回詳しくやっていきます。
もう一個は、目の前に起きる事象っていうのに関しては、対処になってしまっていて、ソリューションじゃないっていうようなことなんですよね。
言われたことをやるとか、何か言われて正しさで反論するとか、
例えば私がいろいろな要望、クレームみたいなものを入れてた時に、夫が、じゃあベビーシッター雇っていいよって良かれと思って言ったんですよね。
お金なんとかするからっていう風に。
それでね、私がもう違うって言ってね、もう泣きながらキレるみたいなね。
めちゃくちゃ傷ついたみたいなね。
え?っていうね、今の要望をまとめるとベビーシッターになるんですけどみたいなね。
すごくこの言語化っていうものに私はすごい時間がかかったんですけど、3年ぐらいかかって、この答えはね、もっと一緒に育児を2人でしたいっていうようなことだったんですけども、
そういう要望を出せずに、これがこれがダメ、これがダメ、これがない、これがない、みたいなことを言ってたんですよね。
はい。なので、妻が出してくる要望を額面通りに受け止めて、ソリューションしちゃうと、キレられちゃったり、違うって言われちゃったりするっていうことで、
あとは対処に関してはいくらやっても終わらないっていう、しかも1回ミスったら死亡っていう感じでね。
どちらも頑張りが無駄になっちゃってる。それは課題の本質を捉えていないからだと思うんですよ。
でね、じゃあ課題はどこに置くのかっていうね、本当にいよいよやってまいりました。
言いたいことなんですけれども、ソリューションする課題を妻に置いてください。不機嫌な妻、怒ってる妻、泣いてる妻に置いてください。
総称して不機嫌な妻にしますけれども、不機嫌な妻に課題を設定して、妻を笑わせる、ほっと緩ませる、ここをソリューションしてもらいたいんですね。
状況ではなくて、状態をソリューションするってことなんですね。状況に対して全部正しさで対処してませんか?自分の論理で、一般的な論理で。
エステに行っといでとかね、温泉行っといでとかね、ベビーシッター屋台バーとかね、正しいんですよ。正しいんだけど、妻は喜ばない。どころか泣く。
ソリューションの課題設定が間違っていることに気づく
キレる。で、終わらない。やってもやっても終わらない。エステ何回行っても満足しない。みたいなことが起こるんですね。
そうじゃなくて、妻の状態に優しさでソリューションするとどうなるか。
例えばそれは、お花を買ってくるとかね、ジョークを言うとかね、ギュって抱きしめるとかね、極めてイロジカルっていうね、世界になってくると思うんですよ。
もっともっと本質的な、彼女の内側にある叫びのような言葉だったり、悲しみだったりっていうのに寄り添うということもそこに入ってくると思うんですけれども、
見ているところが違ったんじゃないかっていうふうに思うんですよ。は?何それ?ですよね。分かります。
これは3年ぐらいかけてずっとバトルした末に、夫が気づいたというか、夫が言い出したんですよ。
うちの夫がね、あれ?俺か?って言ってね、俺の課題設定が間違ってたのかって言い出したんですよ。
課題って不機嫌な妻じゃないかってね、言い出したんです。
私はね、ちょっとね、は?っていうかね、何それ?みたいな感じだったんですけど、それからすっごいグングンと仲直りに向かって進んだんですね。
なので、ちょっとね、騙されたと思って、正しさは無視して、妻を笑顔にしたら100点っていうね、意味不明のルールだと思ってね、ちょっとやってみていただきたいわけなんですよ。
はい、さっきソリューションはパパたちの佐賀だっていう話をしたんですけれども、ここでちょっとだけ佐賀についてお話しさせてください。
妻たちにも母親っていうもののね、佐賀はあるんですよ。いくつもあります。
第1回のところでね、どんなにベストを尽くして子育てしてもね、赤ちゃんだった頃ね、もっと味わい尽くしたかった、もっとやれたことがあったってね、切なく思い出してしまう気持ち。
これもね、佐賀だっていうお話をしました。お互いの佐賀を自分に分からないからって軽視したり、正そうとすることを多くの夫婦ってやっちゃってると思うんですよね。
でも今はね、佐賀をネタにして笑ったりしています。
あ、出ました、ソリューションですね、アザースとか言ってね、言ってたり。
夫はね、よく言うんですけど、あ、ちょっとわーが足りなかったかなとかってね、わーっていうのを言うんですけど、
それはあの、弁当でも食事でも出された瞬間とか蓋開けた瞬間に、我が子が顔がパーってほころぶのを想像して、それで一工夫したくなっちゃうっていうね、母親の佐賀を言います。
別にね、キャラ弁をやりたいとかじゃないんですけども、茹でた人参を切れ目入れてハート型にしてあげたいとかね、恐竜型の幼児を入れてあげたいとかね、そういうちょっとした工夫をしたくなっちゃうんですよ。
でも当初の夫が作るお弁当は残り物が結構ぐちゃっと雑に入っているもので、私がこっそりプチトマトとかを加えてね、見つかってカジハラだと切れられたりしてたんですけど、
聞いてみると夫にとって弁当作りってタスクでありジョブだったんですね。なので私の工夫を極めてイロジカルだって言ってね、無駄だっていう形でね、呆れてたんですよね。
でも、これがね、母親の佐賀だって分かったらね、認めてくれて、そしたら夫はね、結構マインド大きく変わったっていう風に言ってたんですね。
お互いの立場を理解し合うことの重要性
で、その時言ってた言葉が、やりたいんだねっていう言葉です。これも今後かなりキーワードになってくるんですけれども、お互いの佐賀をやりたいんだねで認め合うこともね、なかなか大事なことだなというふうに思っております。
ちょっと佐賀のお話ししました。
はい、そう課題は子育てが大変という状況でも日々起きている事象でもなくて不機嫌な妻、妻本体ということでね。
なので妻を分析する必要があるんですよね。
いや、妻のことなら昔からよく知ってるよって思う人もいるかもしれないんですが、あなたが知っている元々の妻ではなくてね、出産を機に爆誕した新しい妻なんですよね。
この新しい妻はね、別の世界を生きている、全く別の生き物だと思った方が多分うまくいくと思うんですよ。
私が3号、どんなことを考えてたかというと、月が2つの世界だなというふうに思ったんですよね。
村上春樹さんの1984に出てくるね。
月が2つの世界に私は来ちゃったけど、夫は1つの世界にまだいるみたいなね。どうしてもこれが伝わらないみたいな感じで思ってました。
ちょっとね、分かりづらいと思うんですけど。
あとね、話し合っても話し合っても噛み合わないというところでね、私は狼の言葉を喋ってるんだなというふうに思ったりもしました。
現代社会人の夫に対してね、私は狼になっちゃったんだなと思ったんですよ。
なんか言おうとしても言おうとしても全然伝わらないみたいな感じでね、思ったわけですよ。
それでね、あなたの正しい論理っていうね、現代社会人の論理っていうものが、もしかしたら全く通用しない人になっているかもしれないっていうことでね、
でも何とかして現代人に合わせて話そうとして、それでもうまくいかないみたいなことが起こっているのかもしれないっていうことなんですよ。
はい、なので、ソリューションのためにも現状分析、課題である妻を知ることから始めてみましょうということで、
妻に何が起きているのか、妻のいる世界は何なのか、そのトピックで次回はお話をしたいと思っております。
はい、以上になります。ちょっとね、長くなってしまったんですけれども。
最後に、根耳に水かとは思うんですけれども、タラチネラジオ恒例となっております。
エアーハグでお別れしたいと思っております。
はい、私が0歳、2歳、ワンオペの時にね、一番きつかった時代にね、してほしかったのは、夫からのハグだったってことをね、第1回の放送で暴露しましたけれども、
パパたちだってね、きついよーっていう人もね、いっぱいいると思うんですよね。
なので、タラチネっていう変な人からので、ちょっと微妙だと思うんですけれども、もしよかったら、尊敬と応援のハグを送らせてください。
これね、ママたちには大好評なんですけれども、ちょっとしんどいっていうパパだけで大丈夫です。
母親の気持ちで抱きしめますので。
大丈夫っていう人はこの辺でお聞きください。さようなら。
ではでは、いきますよー。
これまでも、今日も子育て、お仕事、家事、本当にお疲れ様です。
ぎゅー。よく頑張ってます。えらいです。すごいすごい尊い。大丈夫だよー。ぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅ。
ということで、はい、いかがだったでしょうか。こんな感じで厚苦しくやらせていただいております。
次回からはハグは飛ばそうと思ったパパも多数かと思うんですけど、大丈夫ですよ。OKです。
はい、というわけでパパ向け会紹介、最後まで聞いてくださってありがとうございました。また次回もお待ちしています。
じゃあね。またね。