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2020-06-05 17:49

短歌のセカイの歩き方 58【光孝天皇】君がため春の野に出でて若菜摘む我が衣手に雪は降りつつ

今回は、珍しく和歌をご紹介します。百人一首に編さんされているやさしくてうつくしい短歌です。実は、わたしと深い関わりがある短歌です。
家にこもっていると自然がうつくしく感じる今日この頃ですので、そんなお話しものんびりしていきます。
【光孝天皇】君がため春の野に出でて若菜摘む我が衣手に雪は降りつつ

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こんばんは、北詰至です。
このポッドキャストは、毎週一つの短歌を取り上げて、
短歌のセカイの楽しみ方をお話ししています。
毎週金曜、夜8時に配信しています。
1週間の終わりの息抜きに聞いてください。
今回は、珍しく和歌をご紹介します。
役人一種に変産されている、優しくて美しい短歌です。
実は、私と深い関わりがある短歌になります。
家にこもっていると、自然が美しく感じる今日この頃ですので、
そんなお話ものんびりしていきます。
黄身がため 春戸野に入れてはかなつむ
我が衣でに雪は降りつつ
黄身がため 春戸野に入れてはかなつむ
我が衣でに雪は降りつつ
今回は、皇后天皇の黄身がため 春戸野に入れてはかなつむ
我が衣でに雪は降りつつをご紹介します。
今回は、珍しく和歌を選んでみました。
こちらは、100人一種の中に変生されている和歌ですね。
皇后天皇の歌になります。
多分、100人一種とか、子供の頃にやったことあるっていう人も多いと思うので、
聞き覚えがあるんじゃないかなというふうに思います。
今回、この歌をなんでチョイスしたかっていうと、
たまには現代単歌じゃなくて、
昔の和歌もちょっと取り上げてみたいなというふうに思ったのと、
あと、この歌が私の本名の名前の由来になっているので、
とっても思い入れのある歌で、
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今日ですね、ふとこの単歌のことを思い出して、
そうだ、一回ぐらいちょっとご紹介してみたいなというふうに思いました。
この歌の意味は、とってもシンプルで、
このまんまなんですけど、
君がため春の野に入れて和歌なつむ、ですよね。
大切な人、愛しい君のために春の野に入れて和歌なつむ。
七草のことですね、この和歌なっていうのは、
七草のなっぱを積んでいると。
春の野って言ってますけど、季節としてはまだ冬なので、
まだ寒くて雪がちらちら降ってますよっていうのが下野区ですね。
大切な人のことを思って、まだ寒い時期だけど、
あなたに差し上げる七草を積んでますよっていうような、
結構ほのぼの系の恋の歌ですよね。
春の野とか和歌なとか、
言葉の響きとしても、
あとはイメージとしてもすごく柔らかい感じが
全体的な雰囲気にあるかなっていうふうに思いました。
たぶん百人一首の中でも、百人一首っていうのは
歌詞の中でも一番大切なのかなっていうふうに思いました。
なんかね、もっと激しい恋の歌とか、
恋焦がれてしょうがないですみたいな歌とかもある中で、
これは本当にその二人の関係性も穏やかな感じがするし、
全体的にすごく優しい感じの単歌ですよね。
歌詞の中でも、
私の本名がこの単歌から取っているんですけど、
私だけじゃなくて、私の妹も同じこの単歌から
名前を取っているんですね。
それぞれ。
で、この歌詞の中でも、
私の妹もこの単歌から取っているんですけど、
私が名前を取っているんですね。
それぞれ。
一首の中で二人分も名前を取れるんですよ。
結構すごいですよね。
うちの母親がつけたんですけど、
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この歌が学生の頃からすごく好きで、
その歌から取ったっていう風に言ってました。
なので、私とか私の妹にとってはすごく思い出深いというか、
意味のある単歌ですね。
で、私、自分の名前の由来が単歌だから単歌を始めたっていうわけではなく、
全然そんなことはなくてですね、
本当に始めたのは1年半ぐらいかちょっと前で、
それまでは作ろうなんて思ったこともなかったんですよね。
母親は学生の時にちょっとやってたみたいなんですけど、
単歌とか俳句とかですね、
ちょこっと趣味でやってたみたいで、
俳句は新聞に一回載ったことがあるみたいな、
地方の新聞ですけど、
って言ってましたね。
こういう文学とかが好きなんでしょうけど、
なんか私の名前は、
私の年齢の世代ではあんまり同じ名前の人っていないんですけど、
ここ最近ですね、
ここ最近生まれた子供は、
意外と私と同じ名前の子がいて、
街とか歩いてると、
若いお母さんが私の名前を呼ぶんですよね。
で、「え?」と思って振り返ると、
すごくちっちゃい女の子がですね、
お母さんの周りをちょろちょろしてたりして、
結構そういうことが、
たまにあるんですよね、ここ最近は。
だからなんか割と最近、
人気が出てきた名前なのかなっていう感じがします。
私の世代では、
私は会ったことないですね、同じ名前の人っていうのは。
まあ探せばいるんでしょうけど、
多くはないかなと思います。
で、今回この歌をご紹介したいなって思ったのは、
もう一つ理由があって、
最近ね、あんまりお外を出れないじゃないですか。
ちょっとね、ここ最近はまた状況が変わってきて、
これを収録してるのが5月29日になりますけど、
やっとね、患者さんの数も、
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新しく感染しちゃう人の数も減ってきて、
一旦ちょっとね、
緊急事態宣言も解除ってなったので、
少し落ち着いてきたかなと思いますけど、
それでもまだまだ、
お薬がない病気が流行ってるっていう状態で、
これからもね、
すごくよく効く特効薬ができるまでは、
同じように注意しながら生活をしていかなきゃいけないのかな、
っていう風に思ってます。
で、そうやってあんまり外に出ないでいたので、
外に出るたびにすごく新鮮な気持ちになるんですよ。
で、こういう状況になって、
本格的にいよいよもう会社にはあんまり行っちゃいけないぞって、
会社にっていうか、
お外にあんまりおろおろしちゃいけないよってなった状況が、
確か3月の終わりぐらいから徐々にそんな雰囲気になりましたよね。
で、4月に入ったらもう、
自粛しなきゃいけないっていう風になったかなって思うんですけど、
私の働いている会社は結構それが早くてですね、
で、今この緊急事態宣言が解除された後も、
引き続き基本的に、
緊急事態宣言が解除された後も、
引き続き基本的にはお家で仕事をしてくださいっていう風に言われてるんですね。
で、すごくそれはありがたい環境なので、
本当に感謝してるんですけど、
なので結構私は多分世の中の人的には、
だいぶ外に出てない人なんですよね。
会社からお家や在宅なんてできないんだから、
会社来なさいとも言われてないくて、
逆にちゃんとお家にいなさいって言われてるし、
で、全然お外に出てないんで、
特に外に行く用事もないんで、
行かなきゃいけない用事とかもないんで、
例えば本当にこういう状況でも外に出なきゃいけないと言いますよね。
病気持ってて病院に通院しないといけないとかね、
本当にお仕事とかね、いろいろあると思うんですけど、
私はそういうのが全然ないので、
本当にずっとお家にいるんですよ。
本当に買い物ぐらい。
買い物も結構適当にまとめ買いをするようになったので、
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毎日は行ってなくて、
だから一日一歩も外に出ない日とかもあるんですよね。
なるべくそういう日も人がいない時間帯に
ちょっとお散歩ぐらいはしないとなと思ってるんですけど、
仕事が忙しかったりするとなかなかそれもできなくて、
だから本当にお外出てなくて、
だからお外に出るたびにすごく新鮮なんですよね。
外の景色が。
だから本当に近所のスーパーぐらいしか行ってないんですけど、
何度も通ってるはずの近所のスーパーのね、
お道端にクローバーが咲いてるのを見つけたりして、
こんなところにクローバー咲いてたんだとか、
あとは最初の頃って桜がまだ咲く前でしたよね。
3月の終わりだったんで。
だからその外に出るたびに、
気づいたらもう桜が満開になってるとか、
気づいたらもうほとんど散っちゃって、
葉っぱが出てきたなとか、
で、最近なんかもうそんな見る影もなく、
もう本当に葉っぱが青々と茂っていて、
桜の花が咲いてたことなんて、
なんかすごく昔のことみたいに思えたりとか、
最近はツツジがね、家のそばに咲いてたりとかですね、
ドクタミの花とかもなんか今日見ましたね、
お外出た時に。
なんかそういう感じで、
なんか季節の移り変わりをすごく、
なんだろう、鮮明に感じるんですよね、以前よりも。
だって急に変わっちゃってるから。
今までは毎日お外に出るから、
毎日ちょっとずつ周りの景色が変化してくるんですよね。
だからあんまりその変化に対して敏感じゃないっていうか、
まあそんなものかなって思って、
やり過ごしてたのが、
出るたびに急に変わってるんで、
急にっていうのは私の目にはね、そんな風に見えて、
だからそれがすごく新鮮で、
すごく私にとってはいい出来事ですね、
ポジティブな出来事。
そういう風に感じられるのって面白いなって思ってます。
日もね、長くなってきて、
外に出るたびに日差しが強くなってきて、
すごく眩しくて、
なんかそれも夏を感じさせるというか、
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夕立とかも最近なんか、
にわか雨か、にわか雨も最近あったりして、
にわか雨が始まるとちょっと夏がもうちょっとしたら
来るんだろうなっていう予感がするので、
なんかそういうのも楽しくて、
なんかそういうのも楽しかったりとか、
あっという間ですね。
だからこういう風にお家に出れなくなった時はまだ寒くて、
まだコートを着てたので、
コートなんてね、最近すごく暑くなってきて、
半袖でもいいぐらいの日も多いですけど、
なんかそういう移り変わりがすごく新鮮で、
だからその時に今回ご紹介した、
この黄身型めはるの野に入れてわかな積む、
わが衣でに雪は降りつつって、
この自然の豊かな感じと、
その自然と人が一体化してるっていうか、
一緒に共存して、
なんかお互い優しい気持ちを交換し合ってる歌だなって思って、
なんかその自然と人間の関係性がすごく素敵だなって思って、
この短髪は。
なのでなんか最近の自分のその自然に対しての新鮮な驚き、
感じてる気持ちとすごくマッチしてる気がして、
それで今日ご紹介しようと思いました。
わっ!
すごい長くなっちゃった。
もう、あ、やばいやばい。
15分も喋ってるのか。
はい、そんな感じで今日は珍しく和歌をご紹介しました。
はい、いかがでしたでしょうか。
今回は皇后天皇の黄身型め、
はるの野に入れてわかな積む、
わが衣でに雪は降りつつ、
をご紹介しました。
参加の世界の歩き方は毎週金曜夜8時に配信しています。
また来週金曜夜にお会いしましょう。
それではおやすみなさい。
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