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2024-11-02 06:40

178 不登校を自由学習と呼び換えよう | 声で考える(0-8)

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昨日、10月31日、文部科学省から不登校に関する調査結果が発表されました。昨年度、つまり2023年度の不登校児童生徒数が増加し、小中高を合わせると41万人を超えているとのことです。これは2020年度から顕著な増加傾向が続いており、今も増え続けているようです。

このニュースについて少し私の考えを述べたいと思いますが、皆さんはどう感じるでしょうか。不登校を深刻な問題と受け止める方もいるかもしれません。実際、この調査の正式名称も「問題行動・不登校調査」で、不登校は問題行動と同列に扱われています。この「問題行動」にはいじめも含まれ、不登校といじめの関係性も無視できないと思います。しかし、不登校そのものが問題視されることについて、私には少々違和感があります。

私は以前から、不登校は特に問題ではないと考えてきました。「不登校」という言葉自体も好ましくないと思います。かつて「不良」と呼ばれた若者を連想させ、不登校であることが社会的に「悪いこと」「迷惑なこと」とみなされるようなレッテルを貼る言葉だと感じています。このようなネガティブな印象を与える言葉ではなく、「不登校」を「自由学習」と呼び換えるのが良いのではないかと考えます。「不登校児童生徒」も「自由学習者」とすれば、より適切に状況を表せるのではないでしょうか。反対に、毎日学校に通う子どもたちを「不自由学習者」と呼ぶ方が実態に即しているかもしれません。

もちろん、不登校の理由には体調不良や病気など、必ずしも望ましいものではないケースも多く、子どもも親も苦しんでいる場合が多いでしょう。しかし一方で、学校が苦しくても学校以外の場で生き生きと学んでいる子どもたちも少なくないはずです。このような多様な状況を一括りにして「不登校」と呼ぶのは適切でないと思います。

また、不登校の子どもたちが通う「フリースクール」という場も増えています。フリースクールは日本語に訳すと「自由学校」で、そこに通う子どもたちは「フリーラーナー」、まさに「自由学習者」です。こうした学び方の方が子どもたちに合っている場合も多いのではないでしょうか。不登校の増加は、学び方の自由が広がっているというポジティブな側面もあると考えます。

ですから、「不登校が増えている=悪いこと」とは限りません。学びの自由が認められる社会に近づいているとすれば、それは良い変化です。不登校の増加に社会が適応し、自由な学びを受け入れる流れが生まれることは歓迎すべきでしょう。

少し話が変わりますが、今は子どもたちだけでなく、先生たちも辛さを感じているようです。教職に就いてもすぐに辞めてしまう人が少なくないのです。不登校の問題と先生の働きづらさは、いずれも現在の学校の構造的な問題を示していると感じます。学校に通えなくなった子どもたちを、同じく学校で辛さを抱える先生たちが支援する形がもっと増えれば、今の学校のあり方にも良い影響があるのではないでしょうか。(AIによる要約)

不登校41万人超、過去最多を更新 コロナで生活リズム乱れ―いじめも最多、23年度調査・文部科学省(2024.11.1, JIJI.COM)

参考:173 大学ではなぜ不登校はあまり問題にならないのか | 声で考える(0-5)

#声で考える #不登校 #自由学習

サマリー

2023年度、不登校の児童生徒が41万人を超え増加傾向にあります。文科省の調査では不登校は「問題行動」として扱われますが、私は不登校を特に問題視する必要はないと考えます。「不登校」という言葉には否定的なイメージがあり、代わりに「自由学習」と呼び、学校に通う子を「不自由学習者」とする方が本質を表すと思います。学校外で生き生きと学ぶ子どもも多く、不登校増加は学びの自由が広がる側面もあります。学校の問題は、教師の働き方や離職とも関係しており、社会全体で自由な学びを認める方向への変化が望まれます。

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昨日、つまり10月31日に文科省から不登校の数に関する調査結果が発表されました。
昨年度、2023年度に不登校だった児童生徒が増えたという話で、小中高を合わせますと41万人を超えるという、そういう数ですね。
これは2020年度ぐらいからずっと(顕著な)増加傾向で、(どんどん)増え続けているわけです。
で、このことについてちょっと私、思うところがあるので、ここで語っておきたいと思うんですが、
このニュースを聞いて皆さんどんな感じを受けるでしょうか。
とても問題だなというふうに思う人もいるかもしれません。
そもそもこの文科省の調査の名前が「問題行動・不登校調査」というんですね。
ですから不登校というのは問題行動と一緒に扱われているわけです。
この問題行動には色々ありますが、いじめなども含まれていまして、
このいじめ問題と不登校ももちろん関係はあると思うんですが、
不登校自体をある種の問題というふうに考えていることは明らかですよね。
自由学習者と呼び換える
そのことについてどう考えたらいいのかということなんですけれども、
私自身は前から言っているように、不登校というのは特に問題ではないというふうに考えていまして、
「不登校」という言葉がそもそも良くないと思うんですね。
これはかつてよく言われた「不良」という言葉を連想させますね。
何かもうそれ自体問題行動と言いましょうか、社会の迷惑というか、
そんな感じでですね、あってはならないものという、
そういうある種のレッテルのように感じられる言葉だと思うんですけれども、
これが良くないと思います。
ですので、私はこれを、「不登校」をですね、「自由学習」というふうに呼び換えるといいのではないかなというふうに思うんですね。
だから「不登校児」、「不登校児童生徒」、これは「自由学習者」というふうに呼びかえたほうがいい。
その考え方からいくと、学校に毎日毎日通っている子どもたちは「不自由学習者」というふうに言ったほうがいいと思います。
そっちのほうが問題なんじゃないかなというふうに思うんですけれども、どうでしょうか。
もちろん不登校になっている原因はいろいろで、
体調を崩したりですね、いろんな病気でいけないとか、いろんな理由があって、そんなにいいものではないと、
子どもも親も苦しんでいるという人がたくさんいることは想像がつきますけれども、
でも他方で、学校では苦しくてしょうがないけれども、
学校以外のところでは生き生きと学んでいるという人もたくさんいると思うんですよね。
そういうのを一緒にして「不登校」という言葉でくくってしまうこと自体がおかしいと私は思うんです。
で、この不登校になってしまったので、
普通の学校ではなくていわゆる「フリースクール」というのですか、
そういう学校に行けない子どもたちを受け入れる、そういうところで学んでいる人もたくさんいると思うんです。
この「フリースクール」、英語ですけれども、日本語に訳せば「自由学校」ですよね。
フリースクールで学んでいる人は「フリーラーナー」、まさに「自由学習者」なわけでして、
こっちの方が何かいいんじゃないかなというふうに私は思ったりするんですけれども。
ですので、これはですね、不登校が増えているというのは悪いことではないと。
「悪いことではない」というふうに言うと語弊があるならば、「必ずしも悪いことではない」と。
良い面もあると。つまり学びの自由が広がっているという意味で、良いところもあるというふうに私は考えるわけです。
ですので、この不登校の人がどんどん増えていくと、そういう人に対応しなければいけませんので、
社会の方もそういう自由な学びをだんだんと認めるようになっていくと思うんですね。
これはとても良いことだろうと思います。
ちょっと話を変えますけれども、今は子どもの話ですが、先生の方もですね、
今先生になってもすぐ辞めてしまうという人も結構いるようです。
先生も学校で辛いんですよね。
で、この不登校と先生の辛さっていうのはもちろん関係してます。
つまり今の学校の問題の現れなんですよね。
ですので、学校に行けなくなった子どもたちを、学校に行けなくなった先生が教える、
そういうのがどんどん増えていくと、良いんじゃないかなと思うんですよね。
ということで、ちょっとニュースを見まして、感じたことを自由にしゃべってみました。
ちょっと普通ではない考え方なのかもしれませんけれども、
どうでしょうか。これで終わります。
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