親の介護の経験
今日の午前中、私は実家で母のケアマネージャーと話をしてきました。
私の母は今年の2月中旬に家で転倒しまして、一時期ほぼ寝たきりの状態になりました。
また母を助け起こそうとした父はぎっくり腰のような状態になったんですけれども、
後でわかったことですが、圧迫骨折を起こしていまして、その後動けなくなり、救急車で病院に行き即入院ということになりました。
一度に両親が動けなくなりまして、私はとても困りました。どうしたらいいのかがわからなかったからです。
けれども私は行政が何らかの相談窓口を設けているに違いないと思いまして探しまして、
それで両親が住んでいる市の「高齢者なんでも相談室」というところに行って相談をしました。
そこでいろいろなアドバイスをもらい、また介護保険の申請なども行いまして、
それで母は介護保険のサービスを受けて今日に至っています。
毎月ケアマネージャーの方と両親そして私がどういう方針で介護を受けるか相談しているんですけれども、
最初の頃は本当にどうしたらいいのか全くわからずとても不安でしたが、
専門の方がいろいろとサポートしてくれたので、今日ではそんなに心配はなくなりました。
高齢者の介護に関しては本当に公的なサポートシステムがうまく作られていて機能しているなというふうに思いました。
何もわからない一般の私のようなものはとても助かりましたし、また心強くも思いました。
本当にありがたいものだというふうに思ったんですね。
学びの相談窓口の提案
ということで、TanaRadio第17回始めたいと思います。
今日のテーマは、「『学びのなんでも相談室』が欲しい」というものです。
今お話ししましたように、介護関係ではそういった相談窓口がありまして、
介護保険の制度で比較的安い料金でいろいろなサービスが受けられるようになっています。
またそのサービスを受けるための様々な支援が、いろんな専門職が連携を取って利用者を支えるということになっています。
こうした仕組みというのは、高齢者の介護だけではなくて、様々な分野で必要なのではないかなというふうに思うんですね。
例えば最も必要だと思われるのは、人の学びに関してではないかと思うんです。
これまでは学びというと、もう学校という、そういうイメージですね。
ですので選択肢はほとんどありません。
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、大学院、そういった学校に通うということが学びのための条件となる。
そこへ行けば学べるということで、それ以上考えなかったと思うんです。
けれども、前にもお話ししましたように、学校というのは決して自由な学びの場ではありません。
私が第12回の配信でお話ししましたような、自由な学びというものが実現するためには、
学校以外の学びの場がたくさんあって、そういう学びの場でも学べるような、そういう状態にならないといけないと思うんですね。
現在、そういった学校以外の学びの場というのは、インターネットの発達もありまして、どんどんと増えていると思うんです。
けれども、あまりにも増えてしまうと、今度はあることを学びたいときに、どこで学べばいいのか、どうやって学べればいいのか、そのことがわからないという状態になってしまいます。
ですので、せっかくいい学びの場があるのに、それをうまく活用できていない人がたくさんいると思うんですね。
そこで、「学びのなんでも相談室」というものがあれば、そこへ行って、こういうことを学びたいと言って相談しますと、そのことについては、
例えば、この学校で学べますとか、あるいはこういう研究会がありますとか、あるいはこういう講習会がありますとか、あるいはインターネットでこういう講座をやってますよ、とかですね、
さまざまな選択肢があって、それを教えてもらい、もしそれに参加するために手続きが複雑なものなどがあれば、その支援もしてくれるというようなサービスですね。
例えば、子どもや高齢者などが学ぶ場合、そういった支援が必要になってくるかもしれません。
そういったですね、相談窓口というのがあれば、学校に頼らなくてもですね、自由な学びというものが実現できるのではないかなというふうに思っているんですが、もうすでにあるんでしょうか。
私はあまり聞いたことがないんですが、もしかしたらもうすでにそういうもの、あるいはそれに近いものがあるのかもしれません。
もしリスナーの方でご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただきたいなというふうに思います。
ということで、今日は「『学びのなんでも相談室』が欲しい」というテーマでお話ししました。
それではまた。
