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2021-10-12 34:35

#25(s4-3)【お米の植物学】お米は突然変異!一体どうやってお米となった?植物面からみるお米と日本文化。(たべものラジオ)

いつもと視点を少しずらして植物としてのお米を見ていきます!


時は3万年前!?

日本への米伝来のお話と

お米を作るために集団化していく話が中心となりました!


00:03
はい、今回もお米のシリーズです。今回はすごいお米はどうやって生まれたのか、植物学的な面からお米を見ていくという話ですけど。
はい、植物学まで言ってしまうと専門の方においって言われそうなので、ちょっとね、もう米そもそも何もんじゃよっていうところを知らなくてもいいんですけど、調べてみたら意外に面白かったから紹介したいなと思います。
お願いします。
まずですけど、木ありますよね。草木の木。草。どっちが元でどっちが進化系でしょうか。
今日は木が草になっていったのか、草が大きく進化していって木になったのか。
草から木?
という人が多いんですよ。それも間違ってはないんですよ。ただ、現代の草はどちらかというと木が草になったものがほとんど。
そうなんだ。
そうですよ。
めちゃめちゃ昔の話してますよ。どのぐらい昔かっていうと大陸が全部一個だった時代の話。
だいぶ前だった。
超超超古代の話してますからね。
古代っていうかもう出始めだよね。
そう。
地球の。
魚類が陸上に上がるかどうかみたいなそんな時代の話ですけど、まず下は植物があってそれが樹木に育っていきますね。
この頃って何かわかんないですけど数百万年前なのでものすごく豊かな大地だったらしいんですよ。
もう酸素少なくて二酸化炭素いっぱいで火山があった後でやっと地球が温度が落ち着いてきた時代なので土は栄養豊富だし。
でもう光合成し放題。
そうだよね。
だから植物の生存戦略的には体をどんどんどんどん大きくして種の保存を図っていくというそういう生存戦略が有効だったから木はどんどん大きくなってきた。
恐竜の図鑑とか見るとめちゃくちゃ木でかいじゃないですか。
木大きいね。
ああいう風になってったらしいんです。
ところがどっこい近く変動きますよね。
そんな晩かどうか知らんけど。
まあね隕石とかもあったしね。
ユーラシア大陸とアメリカ大陸と分かれますよね。
そうすると環境がガラッと変わってそのでっかい体作ってる余裕ねえぜっていう状況に落ちた植物がいるんですって。
でどんどんどんどん痩せた土地でも生きていけるようにちっちゃくしていくそういう進化の仕方をしたのが草なんですね。
そういうことか。
もう痩せた土地に巡路するために小さくしていく。
かつ動物から身を守る必要もありましたというのが草でこの草の最終進化系のところにいるのがイネ科植物。
最終進化系なんだ。
結構最後の方でしたね。
ざっくりざっくりいきますよ。
まず体小さくしますよね。
そうすると草子用植物。
草子用植物習ったの覚えてます?
小学校2年生か3年生の理科の授業ですね。
03:02
フタバ。
フタバのやつね。
まずこれですね。
これになってちっちゃくなることで動物から食べられるリスクが軽減できますね。
なぜかというと恐竜ですから相手。
皆首長いっすよ。
それまで大木ですから上の方を食べるために首長い竜がいっぱいいるわけですね。
ブラキオザウルスとかいうやつですか。
彼らに雑草を食えってのはもうめちゃくちゃ大変なわけですよ。
無理だね物理的に。
なのでちっちゃくなって。
草子用植物だから木の苗木みたいな感じでちっちゃい状態でいくんですけど。
単純に体小さくしただけなので成長エネルギー少ないですね。
ちっちゃい状態で次の子孫を残していくと。
だけどこれ時間かかるんですよ。
そうなんだ。
栄養のない土地の話ですよ。
豊かなところは木がずっと残って今でも木のまんまですけど。
もっと貧しいとこ行くとフタバやってらんねーと。
葉っぱ2つとかマジしんどいんだけどってなって単子用植物生まれます。
1枚ってこと?
もう1本今でもほら雑草でさそれこそ稲の葉っぱみたいにシュッてしてて手振れると切れそうなやついるじゃん。
ススキみたいな。
あいつら。
あいつらの特徴は茎が細いの。
茎太くするの大変でしょ育つのに。
もう細いまんま行こうぜって。
で細いから根っこ横にはらんでもよくねって。
茎が太けば太いほど土台しっかりしなきゃいけないから根っこをわーって横に広げる。
木の幹みたいな。
あいつら雑草を抜くときに根っこ固くて取れんかったり切れそうになったりするじゃん。
この単子用植物ってちょっと濡れてる地面のときなんかあったら引っ張ったら根こそぎシュッて抜けるでしょ。
抜ける。
あれで十分生きてけるから。
軽いしね。
そうそうそう。
そういうことになるわけですよ。
これでよくねって言って単子用植物生まれます。
でも食われるんだよね。
動物に。
このとき生まれてきた動物っていうのがトリケラトプス。
トリケラトプス。
恐竜の世界ね。
あのサイみたいなやつ。
首の短いやつが出てきて現代の馬の祖先みたいなやつが出てきてね。
で雑草食っちゃうんだよ。
いやーこいつら多様してきおったわ。
食われんようにせんといかんねって言って何をし始めるかというと体で毒作り始める。
食ったら死ぬぜって。
ただね毒作るのそこそこパワーいるんだよね。
やっぱいるんだ。
土の中に毒素あるわけじゃねえじゃんもっともっと。
前回の死亡とかと一緒でさ。
酵素パワーを使って体内で一生懸命変化して毒作りだす。
辛味成分とか痺れ成分とか出すんだけど。
これが作れない痩せた土地。
スカスカの土地に行くとしょうがないから今度は葉っぱにケイソーを含ませるっていう強行手段に出るわけ。
ケイソー?
ケイソーっていうのはガラスの素だね。
ケイソーは調べたらほとんどの土地にいくらでもあるんだって。
そうなんだ。
土中にいっぱいあるらしいのよ。
06:00
いくらでもあるからこれを葉っぱに持ってってやれ。
だから手切れんだあれ。
それでスキとかシュッてやると切れるもんね。
シュッてやると切れる痛いやつ。
ここまでやったらもうよかろうということになるんだけど。
ところがこのケイソーが入ったガラス状の葉っぱを食べる奴らが出てくる。
それも食べる?
そう。牛、馬、羊、ヤギ、キリン。
特徴なんだかわかる?
特徴?胃がめっちゃある?
そう。胃がいっぱいある人たち。人じゃねえか。
胃がいっぱいある動物たち。
これね、すごいんだよ。
あいつらね、こんなもん食ってよく死なないなっていうのはね、
このケイソーを葉っぱに蓄える時点で食べられないようにするために葉っぱの栄養価をめちゃくちゃ下げるんだよ。
そうなんだ。
食物としての魅力を減らすっていうね、とんでもない進化をするわけ。
へえ、そんなことできんだね。
何千年かかるんだろうね。
いいよ。ちょっと嘘っどじゃないね。
長い進化の過程でイネ科植物はそうやって進化するんだって。
するとさ、食べても栄養価ないじゃん。
でも、牛たちはそれを一回大量に口に入れて、1個目の胃袋にポンって放り込むんだって。
ここで消化しない。
消化しないんだ。
1個目の胃袋はただの貯蔵庫なんだって。
ほっとことね、この胃袋の中で草が発酵するの。
太陽もあるからか。
これで発酵させて、発酵させたものを2番目の胃袋に移して、ここから2番目の胃袋からもう一回口に戻す。
ああ、そうなんだ。
半数って。
で、もう一回咀嚼する。口でもこもこもこもこして。
1個目から2個目に行って口に戻って、半数咀嚼されたものを3つ目の胃袋に入れる。
器用だな。
だいぶ器用だよね。
3つ目の胃袋で分類する。
分類もできるんだ。
これまだ消化うまくねってやつを2つ目に戻して、これも消化いけるじゃんっていうのを4つ目の胃袋に入れて4つ目で消化するんだって。
1から3までは何もしてないにも等しいね。
1なんかもうただの貯蔵庫らしいよ。微生物発酵させるための。
ああ、そういうことなんだ。
人間で言ったら納豆作ってるもんだよね。
発酵グラみたいなね。
ああ、そうそう。そんな感じらしいよ。
だから牛って体でかいんだって。
ああ、それだけの規模が必要。
そういうことそういうこと。体のサイズがないと4つもできないっていう。
体の中は工場だもんね。
常時口もこもこさせてるのはそのせい。
半数をしてる。
半数をしてる。
こういう奴らが出てくるとね、いや食われるじゃん。
普通動物って葉っぱの先端から食べてくるね。
でも植物って基本的に先端が伸びるのよ。
成長点だね。
木だってそうじゃん。下よりも上がどんどん伸びるわけだもんね。
成長点食われたらその場で植物としては命終わっちゃうわけだよ。
成長点下げる。
09:01
下げるとかできる?
下げる。根っこギリギリのところに成長点持ってくる。
下側が伸びてる。
下側が伸びてるんだね。
上は食われてももうシャーンっていって。
確かにそうかも。
下側が伸びるでしょ。
でも下側が伸びてっても上の光合成したい葉っぱの部分だけが食われたまんまだったら光合成できないじゃん。
だから根っこを分欠すんだよ。
根っこを分欠する?
根っこっていうか根元。
成長点のところからどんどんいくつにもいくつにも。
今手でやっちゃってるけど。
いいね思い出して。
何重にもいっぱい葉っぱをそこから出していくっていう。
なんか根とかの葉っぱの根元って小っちゃいまた葉っぱ生えてくるよね。
そうなんですよ。
後から後から。
新しい葉っぱをそこから作ることで命を長らえると。
そういうことなんだ。
そういうことをするんですって。
すごいな。
結構究極でしょ。
この究極系のさらにもう一個先があって、
エネルギーをどこに集約しますかっていう話だよね。
葉っぱにないんだからもうほぼ。
取っちゃってるからね。
なので葉っぱや茎にいくべき栄養素を全部種、種子に持っていく。
効率的だね。
効率的ですよね。
この種子っていうのは皆さんご存知と思いますけど、
発芽する種の部分と周りの栄養素はポロって落ちて土に終わったときに種をポンって目を出させるための栄養素を持ってますね。
卵の黄身と卵白みたいなもんですよ。
ああいう状態になっていて、ほとんどの種子は脂質で作るんですよ。
前回言いましたけど脂質の方がエネルギー量6倍ありますから、
ちっちゃくていいので脂質にしておいておいた方が保存効率が良くて、
発芽のときに大きなパワー出せるんでバンって。
それは植物も一緒なんだね。
ゴマとかそうですよね。
ゴマはそうだね。
油になるわけなんで。
オリーブなんかもそうですよね。
確かに。
種子ってみんなそういう風に作られていて、そっちの方が多いらしいんですよ。
そうなんだ。
ところが人間と一緒で土中や雨とか光合成で得たエネルギーを脂質に変えるのって結構パワー使うんですって。
時間もかかる。
体の構造も複雑になりがち。
辞めたのよ。
辞めたんだ。
もういい。少ないエネルギーでどうせ乾いた土だしエネルギーいねえから、
お前ら頑張れよって言って。
糖質で終わりにする。
これがイネ科植物。
そうなんだ。
なので米は炭水化物なんですって。
糖で止めちゃったからか。
この糖質に目をつけたのが人類。
そこにね。
これすごいなと思うのが、最も痩せた土地でイネ科植物ができますよね。
その最も痩せた土地というのがいわゆるサバンナです。
サバンナ。
場所で行くと東アフリカ大陸ぐらいのところかな。
あのあたりですね。
勘の言い方ピンときてると思いますけど、アフリカ大陸東側。
ここが人類発祥の地です。
12:00
そうなんだ。
サバンナ状態で木がないですよね。
もともと木の上に住んでいた猿たちが木から追われて登る気ないですから。
陸上に降りて二本足歩行するようになって人類の祖先になっていくわけですから。
イネ科植物の元と人類の元は同じエリアで生まれてるんですよ。
このイネ科植物って今全部で1万2000以上の種類があるんですって。
そんなあるんだ。
その中で世界で最も量が多い植物が3つあって、米、麦、とうもろこし全部イネ科です。
とうもろこしもイネ科か。
そうなんです。
この3つがイネ科でなおかつ世界の生産量のトップ3ですから。
とうもろこし、小麦、米の順番かな。
確かにそうなの。
やばないですか。
やばいね。
でもこれまだ人間食べれないんですよ。
食べれない?
食べたくても食べれないんです。
なぜか。
植物の性質を考えたら、実ができて種になって熟して、よしこれで次の種子残せるぜってなったら何するか。
種ポロッと落としません?
落とす。
パーンって弾けたりしますよね。
取れないんですよ。
熟したら無くなっちゃう。
みんなボロボロ落っこちちゃうんだ。
これ一個一個拾わなきゃいけないんですよね。
あんなちっちゃいの。
無理でしょ。
その状態がそこから何千年とか何万年単位で続きます。
で、とある場所で今のお米のイネとか麦の元が発見されるという。
そうなんだ。
麦はメソポタミア文明で一粒小麦というのが発見される。
聞いたことあるぞそれ。
で、米は超高文明。
中国の南側ですね。
上海から西の方に入っていった内陸地ですね。
この辺で見つかるんですけど。
これは何の特徴があったかというと。
種ができても実が外れないっていう変質を見つける。
突然変異みたいなもんだな。
そう、もう完全な突然変異。
その頃人間の力で突然変異を起こすってことはできないですから。
あるものを見つけるしかないですね。
なんかこれいつまでも見ついてるけどよくねって。
それをちょっとずつ増やしていって今の畑作文化、稲作文化ができていく。
そうなんだ。
今世界の三大穀物、米麦、トウモロコシは人類が選び取ったものだけがああなってるわけですよ。
これロマン感じるなと思って。
それまでずっと弾けてたんだもんね。
植物としてはそっちが自然だもんね。
この中で一番不合理なやつを人間が選び取ってすごいものを見つけてきちゃうわけですよ。
我らが米、発祥の地から日本へまでどういうルートで来るか。
どういうルート。
まず米の発祥は今ちょろっと言いましたけど、超高文明ですね。
中国南部、今の湖南省の周辺だそうです。
いつ頃生まれたとかはこういう超超超古代なんでわからん。
だいぶ前だよね。
なんとか源氏くらいの時代だから知らん。
15:02
少なくとも湖南省近辺には3万年前にはすでに稲作の痕跡があると。
3万年前。
3万年よ。
3万年くらい逆にわからないよ感覚が。
感覚わからない。
紀元前5000年でもやばいのに3万年なんでね。
これがどういうルートで日本に来たかっていうのは説が3つあってですね。
1つ目、朝鮮半島経由説。
2つ目、直接流入説。
3番目、台湾経由説。
僕らが学校の教科書で習うのは1番目、朝鮮半島経由説ですね。
発祥の地から超高、川沿いにずっと下流に向かって広がっていって、
それが北京とか北の方にぐるっと回っていって、
中国の中で稲作がある程度広まった状態で、
約3000年くらい前の春秋戦国時代、中国の戦国時代ですね。
北の方から攻められた民族が朝鮮半島に逃げ込み、
その民族が日本に渡ってきたことで稲作文化が日本に割ってきたという説が1つ。
これがおよそ3000年前、紀元前1000年頃。
3000年前には少なくともあったんだね。
これが1番新しい説ですね。
2つ目の直接流入説の方がもっと古くて、約6500年前じゃないかと言われてますね。
2倍以上前だね。
これは超高沿いに向かって河口へ伝播する。ここまでは一緒ですね。
河口っていうのは今の上海ですよ。
ここから東のところにちょうど九州があるんですよね。
海流を考えるとこっちの方が自然じゃねっていう話なんですね。
朝鮮半島から日本に来るって編成風の影響や海流の影響で結構しんどいっぽいんですよ。
そうなんだ。
もっとだいぶ後ですけど、鎌倉時代にモンゴル帝国の蒙古来襲ってありますよね。
日本に当たるとき。あの時に神風で押し返されて日本を奇跡的に勝っちゃうじゃないですか。
ああいう自然環境なので、そんな紀元前1000年前に来れるみたいな。
公海術とかそういうレベルじゃないもんね。自然に流れるしかないね。
ただこれは説があって、陸続きだったかちょっとしかなかった可能性が高いって言われてますね。
北極大陸の氷がもっと大きかった時代なんで、海面がもっと低かったろうと。
海がないかあってもすぐ渡れたか氷の上渡ったか知らないけど、そういう時代だとすれば比較的簡単に渡れたんじゃないっていう説になってましたね。
可能性はあるよね。
これいろんな人が何十人何百人の人たちがいろんな説を言っていて、一番多いのがこの3つなんですけどね。
自覚変動なんていうと特に海なんかわからんよね。
わからんもん。
18:01
3番目、台湾経由説。これは長江から河口に行きます。ここも大体一緒なんだよね。そっから南側に行きますと。
目の前に台湾があります。ここは海流上も比較的容易に渡れたであろうと。
近い島々とは海流の関係で、黒潮海流ってインドあたりから日本に向かって北に流れる海流があるので、
小便流すと日本に着くみたいな海流があって、これに乗っていくと台湾から石垣島とか宮古島とか沖縄本島とかぐーっと島づたえに伝わってくると、
最終的に九州の南側あたりに到達するんじゃねえかっていう。
可能性はあるよね。
熊本鹿児島あたりですね。この3つの説があって、これは年代がよくわからんなみたいな話なんですね。
ただどうも稲のDNAを調べた学者さんによると、これは現代日本に入っているジャポニカ米系ではないよね、このあたりの米は。
そうなんだ。
ざっくりとインディカ米っていうインド系の長粒子わかります?細くなくてパラパラしてるやつ。
タイ米とかで有名になりましたよね。あれかジャポニカ米っていうちょっと粒が短くて粘っこいやつ。
この大きく2つに分かれるんですけど、東南アジア系はDNA的にインディカ米の系統だからどうもちょっと怪しいよねみたいな話がありますね。
直接流入説に関しては、岡山県にこれすげー名前の貝塚があって、朝寝花?朝寝る人間の花ですね。朝寝花っていう貝塚があって、そこには6500年前の米の成分の一部を示す痕跡が発見されてると。
米なんか原型に残んないよね、貝じゃるまいし。
そうなんだよね。米の痕跡があるからもうこの時代には少なくとも米入ってたっぽいよね。6500年前って朝鮮半島人いたっけ?今わかってる範囲だとどうも人類の生活の痕跡は見られないと。
朝鮮半島に正喜栗遺跡っていう遺跡があって、ここには米の化石があったり稲作の水田の跡があるんだけど、米の化石が3000年前、稲作の痕跡が2500年前。朝寝花で6500年前に米の痕跡があるからどっちだろうねっていう。
わからんね。 わからんのだよ。ちなみに青森県の砂沢遺跡っていうのがあるんだけど、ここにある遺跡が日本最古の水田。およそ2300年前です。
へえ。同じぐらいに近くまで来てれば、両方行ってもおかしくない? そうだね。ちなみにこの朝鮮半島経由説が一番有力として教科書に取り上げられているので、だから稲作は弥生時代という定説になってます。
21:15
現在では縄文時代後期に稲作が始まったっていうのが定説になってるそうですね。 そうなんだ。 由来出ます。でもこれは大きな差ですよ。縄文時代の中期後期に稲作があったのかどうかで文明の発達とか伝播が日本国内におけるそういうのは全部変わってきますからね。
まあまあ確かにね。 ロジック全部変わってきますんで。ここから先はこれ僕の推察ですけど、まず稲の伝播と稲作の伝播は一緒だったのかなっていう。技術ですよ。 技術の部分ね。
稲は人についてきて入ってきたとか植えたとかはあっても水田作ったり畑作ったりっていうのは技術じゃないですか。これ同時かどうかっていう問題。もしかしたらもう6500年前に稲は入ってきてその辺に生えててその中からちょっと木の実を取るみたいな感じで取ってた人たちがいるかもしれないけど
3000年前の朝鮮半島から稲作の技術が入ってきてそれで畑になっていったかなっていう可能性があるのと、あと陸系の稲、水系の稲、これ陸藤、水藤って呼ぶんですけど稲のこと藤って読むから漢字で。陸稲って書いて陸藤って読むんですね。これ陸藤っていうのは水田ではなくて麦のような畑で育ちます。
今のもち米なんかも陸藤ですね。水藤っていうのは今見る田んぼですよね。この種類もどっちがどっちなんみたいな。
分かんない。
分かんない。もう米の発祥とかって調べるとザクッと米って言われるから。もち米、うるち米とか陸藤、水藤っていう区分がはっきりしてなかったりするので。
品種とかそういう概念ないかも。
ないからね。分かんないんですよ。ここはもうはっきりと大きなクエスチョンマークがつきます。僕はなんとなくですけど、ナノコンキュメントなんですよ。これ別々に入ってきたんじゃねえかなって勝手に思ってますけどね。
ちなみにこれ日本に入ってきたのはいずれも九州あたりだと言われてますね。
そうなんだ。
もともと熱帯の植物ですから米の稲自体がですね。南部に入ってくるのは当然です。この時代今と日本の気候違うので、今の暖かくて雪が少なくて食べ物が豊富で木の実もいっぱい摂れてみたいな環境は東北にあたるあたりにありました。
かなり海まであったんだね。
西日本遺産はわりと熱帯に近い環境だったっぽいですよね。なかなか食料事情もあまりよろしくなかったけど東北の方が豊か。動物もいっぱいおるし、ちゃんと秋になれば木の実いっぱい摂れるし、果物いっぱい摂れるし。山行きはいくらでも天然の貯蔵庫だぜみたいな状態だったらしいですね。
24:04
なんでこんな話してるかっていうとこれが稲作の伝播にものすごく影響するんですよ。農業めっちゃ大変じゃないですか。水田作るなんかめちゃくちゃ大変ですよね。そんなことしなくても森入ったり海行ったらいくらでも簡単に食べ物が摂れるんだったらよくないですかそれで。
そのままで摂れちゃえばね。別に作る労力いらないもんね。 いらないですよ。いつ摂れるかわからないし強作になるかもしれんしっていうリスクがないですからね。ただ西日本はそういう豊かな環境がなかったので稲作に頼っていった。もうこっちの方がいいわってなるんですね。でもこれがちゃんと青森県まで届くわけですよ。なんでか。まず一つは気候変動です。
気候変動ね。 今みたいに東北寒くなってね。そう簡単に摂れなくなってきた。そう簡単に摂れなくなった時にやっべってなるんですけど一番やばかったのは縄文時代の人口密度の格差なんですよ。もともと東日本の方が豊かだったんで人口が多かったんですって。西日本に比べると10倍から30倍ほどの人口がいたんだって。
30倍はすごい差だね。 やばいでしょ。急に気候変動きた。食い物なくなった。この人たちどうやって養っていこうってなったら北関東あたりから徐々にあいつらの稲作いいなあの農業いいなって言ってパクっていくみたいな感じになってあっという間に東北まで青森まで広まっていったとされてますね。
こういう経緯があるんで2300年前に青森にあったということはもっと前には日本に来てたよねきっとって。 それは可能性はあるよね。 そういう感じですかね。米ができるようになって自分の力で食物を確保できるようになると何が起こるかっていうと大きくはまず集団ができるんですよ。
集団。 協力しないとできないでしょ。 作るの大変だもんね。 田んぼ作るの一人じゃ無理だもんね。 一人じゃ無理だね。 みんなで作ろうってある程度の計画せないといけないですね。1年後にならないと半年経たないと米取れないわけですから。これで頑張っていくと蓄積ができるようになりますよね。
ヤヨイ時代の遺跡とかトロ遺跡とか見ると高床式倉庫とか出てくるでしょ。こうやって貯蓄できるようになるじゃん。そうすると止めるものと止まざるものが出てくるわけ。 止めるもの。 豊かな人と貧乏人が出てくるわけ。あとは米を作るときに指揮監督ができる人と使われる側に分かれていくわけね。
現代みたいな。 だんだんとこういう権威社会が出てくるね。権力社会。これがあちこちに出てきますよね。いくつもいくつも出てくる。稲作をするには桑とか空いた道具が必要になってきますよね。古代なんで石が中心ですけど。そうするとその技術は戦う技術にも転用できるようになるわけじゃん。武器にできるんで。それで矢が作られたりとか槍ができたりとかあるわけですよね。
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集団行動していて石器や鉄器を使えるようになってきます。武力持ちますよね。集落同士で争ってお互いに党配合していく。徐々に国ができます。この国ができて東北と争ったときに東北の人たちはそういう文化を持ってなかったので勢力的に押し込まれていく。
そうなんだ。 ということが起こり得ますよねっていうのが米と農業を通した権力の発生ですね。これが最終的に朝廷という一つの権力に統合されていく。
そうか。それで集団っていう武器があって東北が弱くなっていくという。 最終的にはこう一個になっていくんですけどでもだいぶ長いこと江戸とか言われて東北は置いてかれてましたよね。
江戸って今だと北海道かな。 北海道とか。正義大将軍ってありますね。いっていの字が東北地方をい北を表してますんで。
そうなんだ。 平安時代だっけ柿本の人丸という日本における一番最初に正義大将軍を名乗った方が京都の朝廷から派遣をされて東北、北関東とかあっちの方を征服して両地に加えにいくんですよ。
それは異敵って言ってイノクエリアを関東から北側を指して言ってましたね。
でもその頃からそういう統合しようという動きはあったんだね。
あったみたいですよ。まあ奪うまでいかなくてある程度統合していった方が生きていくにはちょうどよかったんでしょうね。
まあそうだね。仕組み化するということはあれを意味してるもんね今ね。
だと思いますよ。ちなみにどうでもいいけど柿本人丸はこの静岡県かけがわし通ってますからね。
ことのまま八幡宮って神社ありますよね。あそこで眼かけしていってますから。
そうなんだ。
あそこで柿本人丸は出会って東北まで行ってますんで。
すごいな。
あれ知らない?知らなかった?
知らない知らない。
俺なんだっけ聖書名言の文章かなんかにも八幡宮さん出てくるよね。
そうなんだ。
ことのままって言葉のままって意味じゃない?
ほら言葉のままにかなう神社なんてあら素敵っていうのがね平安時代の文章でちゃんと宮廷サロンの中に残ってますよ。
なんて素敵な神社なのかしらって。
そうなんだ。
どうでもいい話ですけど。コメント関係ないですけど。
長宮参りとかですかとは。
我々武藤家とはゆかりのある神社さんですからね。
そう言ってたね。
そうなんですよ。全然話飛んじゃいましたけど。
なかなかドラマチックですよ稲というものは。
八幡はどうしてもふわっと記録がない分しょうがないってところもあるけどその分いろんな可能性があるよね。
そうだね。ロマンですねこれに関してはね。
30:03
草が進化系ってのも私よりもね。
ねえ。
木じゃねえんだっていう。
俺もねビビった。
大きくなるだけとかじゃなくて動物も一回恐竜で巨大化して後期になってくるとだんだん小型化していくからね。
あんなでけえ時代ほとんどないからね。
そうなんだよね。
ほぼほぼ小さいからね。
よっぽどか苦しい土地柄になってったんだろうね。
地球できて冷えた頃って相当な栄養応料と敵がいなかったんだろうね。
基本的にねウェットエリアって書いてあったんだけどある程度の湿度と温度を保った大陸だったんだって古代の四角変動前ってこれがドライエリアとウェットエリアに分かれていくんだって。
落ち着いてね。
でその中でドライエリアになったところが一番つらいじゃんこれが今のアフリカ大陸の特に西側は良かったんだけど東側が苦しかったりとか
あとヨーロッパ大陸今のヨーロッパの辺りとかあとはロシアの北の方とかねあの辺がもう不毛の地みたいになって
アメリカ大陸の北側北アメリカ大陸今のアメリカ合衆国の辺りとかがちょっとドライになって苦しいと。
でウェットエリアの方が食料事情的には豊かなんだけど文明とかの発達はドライエリアから来るっていうね苦しいところから発達していくんだよ。
ヨーロッパみんなそうだったね苦しいところが何かしらの進化を遂げるよね。
そうなんですよ。
人間もそうだしやっぱ植物もみんなそうなんだね動物とかも。
ところがね日本だけがね特殊な部類のいくつかまあいくつか特殊な場所あるんですけどその中の一つなんですよ日本って。
そうなんだ。
日本は古代も近代に至るまでずっとウェットエリアなんですよ。
へえ。
でもちゃんとギリギリのラインで先進国に捕まってついてってる。不思議な環境にあるんですね。
不思議だね。
おそらくは自分たちのすぐ近くに中国という超強大な国家がある。しかも世界の最先端を走り続けてる超強大国家がある。でも攻めてこない。
攻めてこないね。
程よく海挟んでるし程よく田舎だからあんなとこ行ってもしょんねえなみたいな。
中国からしたらねかなり田舎だもんね。
軽く舐められてるわけですよ。で日本人は舐め返すどころかいやうち絶対初代じゃねえってあいつらすげえしって。もう学ぼうって。いいいい俺ら2番手3番手で学ぼうっていう。
いやすごいね。
でかつ環境がウェットエリアっていう。ここがなんかすごく絶妙だなと思ってさ。
まあ世界的にでも日本特殊だよね。文化の発展もさ環境もね。他の国にはちょっとないのが凝縮されてるよね。
こういうの見るとねあれだよ。なんか日本人は一から発明するよりも魔改造得意だって言われるじゃん。これはね最近の機質ではなくて縄文あたりから来てんじゃないこれ。
33:03
あると思う確かに。ずっとだもんね。日本ができてというか日本人が知恵を持った頃からずっとだもんね。
だから中国の人たちが渡ってきて住み着いたエリアなんじゃないかって言われ方もしてるし。一方で増着の人もいたんじゃないかって言われてるし。
どっちだろうね。たり口となっててでもずいぶん前に途切れてるからね。
この辺はよくわからないですけどロマンあるよね。お米の歴史を通してもそれを感じました僕は。という話でございました。
こんな感じで次回はどこに行くの?
日本に入ってきた後ですよ。さっき言った入ってきた時点で別に米じゃなくてもよくねっていうことなんですよね。別に豆食ったっていいわけですし。
ヒエもアワも麦もあるわけですから。麦がいつ入ってきたかはそれこそわかってないですけど。どうしてこんなに米中心の社会になっちゃったの?
米こんなに中心じゃなくてももう少し魚とか肉とかとバランスとってもよかったんじゃないの?って。けど思いっきり米に振りましたよね。前々回話しましたけど。なんで?って。
確かになんでだよね。
その辺を掘り下げてみました。
次回はそこら辺を中心に。
やっていこうと思います。
次回をお楽しみに。ありがとうございました。
ありがとうございました。
34:35

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