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Startup Now、資金調達を実施したばかりの企業家の人生や事業紐解くポッドキャスト、パーソナリティーのスタートポッツ稲荷田です。
同じくパーソナリティーのアニマルスピリッツ中山です。本日は、株式会社CORE代表取締役 尾崎莉緒さんにお越しいただきました。
COREさんは、働く女性のためのキャリアマッチングサービスCOREを提供されているスタートアップでして、
2024年5月に穴ばかさんを引き受け先とする資金調達を実施されました。
尾崎さん、よろしくお願いいたします。
羽根さん、よろしくお願いします。
今回、尾崎さんにお声掛けさせていただいたのは、私、稲荷田稲荷です。
尾崎さんとは、実は同じ大学出身でして、世代も比較的近い2、3個違いというところかなと思っております。
立教大学ですね。立教大学は、いわゆるマーチで、キャンパスがお洒落だったりという感じでですね、
あまり企業を志したり、スタートアップに入るという努力したい方々がいないというか、結構我々はレアな人種でございまして、
割と同期はみんな尾崎企業に入っててという方が、全員そうというぐらいの感じですね。
その中でも、こうやってスタートアップに行っている珍しい人たちが集まるような会が年に1回ぐらい開かれておりまして、
そこでの出会いというふうになっております。
そんな尾崎さんが現地を立たされたというお話がありましたので、先にご連絡をさせていただいたという経緯です。
前編では尾崎さんの経歴だったり、創業に至るまでのプロセス、人生観にも迫ってまいります。
後編では事業やファイナンス、組織などについても伺ってまいりますので、ぜひ併せてお聞きいただければと思います。
それでは尾崎さん、まずは簡単な自己紹介を1分程度でお願いいたします。
株式会社CORE代表の尾崎と申します。
リーダーシップのあり方を変えるをミッションに、女性限定のキャリアマッチングサービスを運営しております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
尾崎莉緒さんの学生時代
まず伺いしたいのは、ちょっと昔に遡ってですね、幼少期だったり学生時代だったり、尾崎さんはどんな学生さんでいらっしゃったのか、みたいなところからお聞きしてもよいでしょうか。
ありがとうございます。
ベース、人と関わるのが好きみたいなところがあったりとか、チームプレイみたいなところがすごい好きで、
高校時代は世話ダンス部に所属したりですとか、そういう結構団体競技が好きなタイプだったんですけど、
最近すごいよく聞かれるのが、学生時代から企業を考えてたんですか、みたいなところをすごい聞かれるんですけど、
実は全然考えてなくてですね、結構いわゆるキラキラオイルに憧れていたというか、丸の内オイルとかになりたいなみたいな、そういうタイプで、
さっき稲田さんから理工大学のお話もあったんですけど、やっぱり友達たちはみんなちゃんとお手企業に勤めてだったりとか、スタートアップに勤めている企業を勤めている子とかはほとんどいない中で、
私もそうやって生きていこうと思っていたタイプで、いろいろある企業になったというところで、今事業を運営しているというところにつながりますね。
いろいろが気になりすぎていると、僕もリスナーさんも思いますので、そこのあたり聞いてもいいですか。
はい、大学で就職活動をする中で、すごいめちゃくちゃ働きたいなというか、体力があるタイプだったので、その体力を活かして働きたいなみたいなところがあって、
中表というよりは、結構ベンチャー企業とかを見ていたんですよね。そのベンチャー企業に入って、いろいろスキルを身につけたいだったりとか、楽しく仕事をしたいみたいなところがすごいベースにあって、就職活動をしていたというところがありますね。
僕は就職活動をして、第二身卒的に株式会社ギグというスタートアップ企業に入ったんですけども、当時ギグが10人以下とかでオフィスも曲がりしていたみたいなところから、僕はそのキャリアを歩んでいってですね、本当に1人分の机を2人で使うくらい、これからからすごい会社で営業でひたすらテレアップをするとか、冗長と2人で営業組織を立ち上げるとか、
そういったところから人材営業としてキャリアを最初に積んでいって、ギグがすごい順調に成長していったので、2回のオフィス移転を経て、最終的にはしっかり70人規模くらいの組織に成長していって、その組織成長みたいなところがすごい面白くてですね、
人材営業としてリクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーの両面をやっていたんですけども、ここから会社のことがすごい好きだったので、もう少し組織貢献だったりとか、メンバーが楽しく働けるような社内制度づくりだったりとか設計だったりとか、まずは左右に携わりたいなと思い、社内移動という形で順次にキャリアチェンジをしてですね、
当初チェンジ部長の方がいらっしゃったんですけど、私が入ったタイミングで、あと3ヶ月で産休に入るよみたいなところで、教えてもらえないというか、自分で頑張って身につけるしかないみたいなところで、社長直下の一人人事として採用業務だったりとか、いろんな向上のための施策みたいなところに携わらせていただいたんですけど、
その社長直下で働く1年というのがすごい刺激的で、すごい楽しくてですね、やっぱり社長の代表の岩上さんという方がいろんなことを考えていらっしゃる中で、それがちゃんと組織に反映されて、こうやってカルチャーって浸透していくんだ、だったりとか、こうやって採用って進めるんだ、こうやって組織って大きくなっていくんだ、みたいなところがすごい学べた1年だったので、
そこはすごい良かったなと思い、そこからちょっと企業だったりとか系って実は楽しいんじゃないかと思って、企業を考え始めたというところが、一番企業を考えるきっかけになったところではありますね。
議事とかを拝見していても、岩上さんの影響が大きかったって話もあって、どんな部分が聞かれたのかみたいなところを改めて言語化されると、どんな感じでしたか?
ありがとうございます。岩上さんは本当に全授業を見ていてですね、すごいスピーディーに意思決定をされるんですね。
1日でタスクが必ず返ってくるとか、そこで授業をどう伸ばすかだったりとか、メンバー一人一人と向き合って、この人はどうやったら伸びるのか、どういう環境があったらしっかり授業を楽しんでもらえるのか、みたいなところをすごい考えられている方だったので、
全職サイドとして一緒にいろんな施策に取り組めるというところはすごい楽しかったですね。
結構その時は経営判断とか人事判断みたいなところに寄ってはいたんですけど、そういったメンバーとの向き合い方だったりとか、組織成長の考え方だったりとか、そういったところを一緒に学べるみたいなところはすごい楽しくてですね、
そこがきっかけでもう少し自分でも意思決定だったりとかオーナーシップを持ってやっていけたら、より人生的に楽しくなるんじゃないかなと思ったところが結構最初のきっかけではありますね。
成長のフェーズにいて、かつそういったリスペクトできる経営者さんが身近にいて、本当にいい環境だったのかなというふうに思いまして、そこから起業され、興味を持ち始めたという話がありましたので、
どちらかというとやっぱり経営者になるとか、起業してみることに非常に興味があったという感じが印象としてあるんですけども、今回また分野としては人材っていうんですかね、割と近隣の領域で持ち上げされていると思うんですけど、その事業の最初の立ち上げとか、最初からこの事業をやろうとされていたのかとか、そういったあたりはいかがでしたか。
ありがとうございます。実はコアの前にもう一つ別事業を最初作っていて、私は立教大学のスポーツウェルネス学科というスポーツ系の学科出身だったので、当時オンラインフィットネスだったりとかフィットネス領域がトレンドだったところもあって、その大学時代の経験とかを生かしてフィットネス領域に挑戦しようと思っていたんですよね。
ただ女性特化のオンラインパーソナルトレーニング事業みたいなところを作ろうと思っていて、だんだんチームとか全職の同期とかに入っていただいてチーム作ってちょっと進めたりはしていたんですけども、やっぱりどんどんコロナが明けてきたりだったりとか、オンラインフィットネスじゃなくてリアルに展開されていくという部分もあって、かつ女性に絞ってターゲットも少なくなってしまうというところで、やっぱりこれは難しいんじゃないかと思って、
そこでちょっとピボットを考えて、いろんな海外事業を調べ始めてというところが最初の事業ではあるんですけども、今回のコアを作ったというところが、海外の事業をバッと調べていったときに、海外で女性管理職限定の会員制クラブがすごい流行っていて、ユニフォーム企業になるくらい会員数も多いですし、
COREの立ち上げ
6万人くらいウェイティングリストにいるみたいな状態で、すごく多くいるんでしょうね。そうなんですよね。
当時、2022年の7月くらいのタイミングではあったんですけど、最初は日本でチーフという事業ではあるんですけど、チーフの日本版をやろうと思ったんですよ。
ただ、日本の状態を調べると、日本女性の管理職ってまだ13%くらいしかいないみたいな状態で、日本政府とかもいろんな取り組みをして頑張ってはいるんですけど、なかなか増えないよねみたいなところがあって、そこがどうしたら増えるんだろうと考えたときに、また海外の事業をバッと調べていったんですけども、
海外でまともマッチングサービスが流行っていて、まとも版Tinderと呼ばれるマッチングサービスではあるんですけども、ままって孤独を育てると書いて、子育てと呼ばれるくらい孤独な存在と言われているんですけども、
これって日本女性のキャリアに置き換えたときに同じことが言えるよねというところで、日本女性の働く上での孤独感をなくすには、このマッチングサービスを行って、横の繋がりだったりとか先輩にお話を聞けるとか、そういった事例を言いつつ、ヒントを言いつつ、自分のキャリアを納得で持って選択していけるサービスがあったらいいんじゃないかと思ってコアを作ったっていうところが、事業のきっかけみたいなところではあります。
とてもクリアになりました。最後のお話、非常に面白いなと思っていて、事例はままとものマッチングアプリだったというところで、こうやって実態、正確に把握していない部分もありますけれども、よくまで子育ての話をするような友達を見つけるようなアプリだったのかなという気もするんですけど、そこに対してキャリアという概念を持ってきて、日本ではこれがいいんじゃないかと思われたのはどうしてなんですか?
そうですね。私が会社員になった時って、スタートアップで女性比率がどうしても少ないっていうところで、女性間食が本当に2人くらいしかいないみたいな状況で、当時結婚1年目とかだったんですけど、これって今後ライフイベントだったりとか出産という、結構ガラッと人生が変わるような経験をした時に、誰に相談してどうやって情報を得たらいいんだろうと思ったのと、
その事例とか、ネットで検索、SNSで検索したとしても、結構キラキラしたような結果的に頑張りましたみたいな、すごい美しい話しか出てこなかったんですよね。やっぱり聞きたいのはもう少しどう乗り越えただったりとか、つらさをどう他の人に伝えて共有したかみたいなところを一番聞きたいけど、やっぱり記事にするにはだったりとか、SNSには書くにはみたいなところで、
どうしても綺麗に整えられてしまうというところがあったので、少しリアルで生の情報がどうやったら取れるんだろう、じゃあ作ろうみたいなところがCoreを作った一番の目的、きっかけみたいなところではありますね。
いろんな方の話が聞ける綺麗なところだけが出てくる媒体を作るんじゃなくて、もうちょっとクローズドでオフレットな話もできるような、それはやっぱり一対一のマッチングなんだってところで今のところ考えていらっしゃるということなんですね。
そうですね、Coreだとワンオンのマッチングと、あと掲示板の機能があるので、より複数の女性たちからご意見を聞けるだったりとか、そういったところでよりリアルで生の情報を取れるようなプラットフォームを今は運営しております。
先日スタートアップナウにもグラスのダムハさんにお越しいただいて、同じようにキッカのジョーラはエンジニア界のジェンダーギャップっていうところですごくお話しいただいたんですけど、
プラットフォームを通じた女性リーダーの増加
エンジニア界以外でも多分ジェンダーギャップってあるなと思ってるんですけど、どのあたりがやっぱり一番顕著というか悩んでいる人が多い感じなんでしょうか。
そうですね、やっぱり男女差が一番出るところって管理職だったりとか、昇格、昇給みたいなところに一番現れるのかなと思っていて、前例の少なさからどうしても躊躇してしまう方が多いっていうところは現状としてあるような状態です。
かつこのライフイベントというところでどうしても女性にとって避けておれないといいますか、向き合ってキャリアを作っていくというところが前提にあるので、そこでどのマネジメントだったりとか管理職としてキャリアを築いていくといいことがあるのかだったりとか、
男女差を埋めるだったりとか、自分なりのキャリアを展開していくにはどうしたらいいのかみたいなところってどうしてもまだまだ情報が足りない部分があるので、すでに女性管理職の方からお話を聞くっていうシンプルな手法ではあるんですけども、一番大事だなと思っているので、そういったところを地道に続けながら自分なりのキャリアをなっとくと思って、
やっぱり自分のキャリアってこれでいいんだっけみたいな猜疑心を持つ女性ってすごい多いんですよね。コアはその猜疑心を消すだったりとか、納得が持ってちゃんとキャリアを見つけるというところに後押しをする、プラットフォームとして使っていただくのが一番いいかなというところで、今事業自体は運営しています。
業界っていうよりは役職というか、ロールで横口で見てるっていうのがこのコアのサービスっていうイメージですか。
そうですね、業界は全てにおいてみたいなところではあるんですけど、特に注力したいなと思っているのはスタートアップ業界で女性リーダーの比率を増やすっていうところに注力していきたいなとは思っていて、やっぱりわなわなスタートアップって男性の比率が多いだったりとかの現状があるので、そこをしっかり女性の視点を入れることで、
多様な視点として事業を伸ばしていくというところをやっていきたいなというのは一番ありますね。
特にスタートアップに注目されている理由だったり、あるいは冒頭のご挨拶でもリーダーシップって言葉を明らかにしたと思っていて、ただのロールモデルじゃなくてやっぱりリーダーってところにこだわられているっていうのはどういう背景があるんでしょうか。
今の日本社会って男性優位な状態になってしまっていて、リーダーシップというところだったりとかリーダー的な考え方、女性視点が入っていない、考慮されていない部分があるというところではどうしても社会構造的に起こってしまっている部分ではあるので、女性たちがちゃんと集まってこの構造を変えていこうだったりとか、小さな積み重ねで女性リーダーを増やす自分たちが自社意識を持ってリーダーシップを取って社会変えていくんだだったりとか、
会社を変えていくんだ、チームを変えていくんだ、家庭を変えていくんだ、そういう小さな作りとかでも全然すごいいいかなとは思っているんですけど、そういう意思の強さみたいなところは結構女性たちが自社意識を持って取っていく必要があるところでリーダーシップのあり方を変えるというところをミッションに。
今は事業をどんどん展開していきたいな、女性のキャリアという意識を持って事業を展開していきたいなというところが一番ありますね。
ありがとうございます。前編はここまでとさせていただきまして、後編ではそんな尾崎さんが展開される事業を深掘りながら今後の展望を担ってまいります。ありがとうございました。
ありがとうございます。