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2024-06-04 13:34

#26-前編 「ジェンダーギャップを融かす」ため、社会構造の変革に挑む/bgrass株式会社 代表取締役 だむはさん

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ゲスト:bgrass株式会社代表取締役 だむはさん

bgrassさんは、女性ITエンジニア向けハイスキル転職サービス「Waveleap」を展開されているスタートアップ👩‍💻

2024年4月にシードラウンドにて8,550万円の資金調達を実施されました。だむはさんがIT業界のジェンダーギャップ解消に立ち上がった理由や今後の展望などアレコレ伺いました🎧

▼トピック

<前編-だむはさんの経歴とbgrass創業の経緯>

・新卒エンジニアとしてキャリアをスタート

・コロナ禍の転職活動で感じた女性エンジニアの孤独感

・女性エンジニア向けの1on1サービス「sister」を個人開発

・ジェンダーギャップ解消には社会構造へのアプローチが必要

・ロールモデルとなる女性エンジニアからの後押しで起業

・スピード感とインパクトを重視して求人/採用サービスへピボット

・社名「bgrass」に込められた想い


▼ご出演者様/企業様の各種リンク

HP採用情報資金調達プレスリリースWAKE Career(旧:Waveleap)だむはさんX


▼パーソナリティ

・中山悠里(独立系VCアニマルスピリッツDirector)

 https://x.com/yurinakay

・稲荷田和也 (JobTales株式会社 代表取締役)

 https://x.com/oinariiisan


▼企画制作

『StartPods』スタートアップ専門ポッドキャストスタジオ

(運営:JobTales株式会社)


▼Special Thanks

・SHIBUYA STARTUP OASIS(起業家と応援者が出会うコミュニティースペース)

 https://x.com/S_STARTUPOASIS

 利用申請はコチラ→ https://airtable.com/appZLM4rxzjU74E8G/paghIFh9i8e690BT5/form


▼パーソナリティからご案内📣

資金調達を実施されたばかりのスタートアップ起業家へのインタビューを通じて、スタートアップの魅力を発信しています!出演希望の起業家さんは、パーソナリティ⁠までDM又はフォーム経由へご連絡ください🙌(関係者からの他薦も受け付けております!) ご感想もお待ちしております😊


▼問い合わせフォーム(Startup Nowへのお便り)

https://forms.gle/vJbT4RMSea5HK6Ec7

00:03
Startup Now、資金調達を実施したばかりの起業家の人生や事業を紐解くポッドキャスト、パーソナリティのスタートポッツ稲荷田です。
同じくパーソナリティのアニマルスピリッツ中山です。本日は第26回目の放送となりまして、bgrass株式会社代表取締役 ダムハさんにお越しいただきました。
bgrassさんは、女性ITエンジニア向けハイスキル転職サービス WaveLeapを展開されているスタートアップでして、
2024年4月にシードラウンドにて8,550万円の資金調達を実施されました。ダムハさん、よろしくお願いいたします。
bgrass株式会社代表兼CTOのダムハです。よろしくお願いします。
お願いいたします。今回ダムハさんをお声掛けさせていただいたのは稲荷田でございまして、接点をお話しさせていただきますと、スタートアップのコミュニティ施設が渋谷に最近オープンいたしました。
オアシスというものが、こちらが橋田和英さんという方が運営されていらっしゃるんですけれども、このオアシスで開催されたイベントでご挨拶して、そこで会話させていただいたという経緯でございます。
オアシスは結構定期的にイベントとかもされていらっしゃって、お勧めなのでぜひ行っていただきたいんですけれども、その時坂本達夫さんというエンジェル投資家さんだったり、橋田さんも登壇されていた回だったかなというふうに認識しております。
確か二人ともエンジェル投資家でビグラスさん入られてらっしゃるんですよね。
そうですそうです、二人とも入っているし、その建物にもFベンチャーズさん入ってくれているんで。
確かに、縁がある建物岡崎ビル、ぜひオアシスはスタートアップに少しでも触れている方とか入れる施設になりますので、ぜひ行ってみてください。
しましたら早速本編に入り、まずアダムハスさん、ご経歴なども含めまして簡単な自己紹介からお願いできますでしょうか。
はい、ありがとうございます。本名はハム・ダイオンで、韓国生まれ日本育ち3歳から4人います。通称はSNSとかでダムハという名前で活動しているので、そっちの方が呼ばれることが多いです。
もともと文系の大学だったんですけど、新卒でエンジニアをやり始めて、ずっとエンジニアとして開発に従事してきておりました。
個人でIT業界のジェンダーギャップ解消というところで、女性エンジニア向けのワンワンサービスを個人開発して運営していました。
それで女性だけのコミュニティとかエンパワーメントしてたんですけど、やっぱりジェンダーギャップ解消というところってマイノリティだけが頑張るんじゃなくて、社会構造とか企業に直接ダイレクトにアプローチしないと全然解決しないなとすごく課題に感じたので、会社を立ち上げて今Webリープを運営して頑張っています。
今日はよろしくお願いします。
お願いいたします。
聞きたいことだらけでございまして、まず女性向けのワンワンサービスを最初立ち上げられた理由と、そしてその社会構造側に問題があるという話。
同じ課題観から始まったりもするのかな、この辺りについて感じられている課題観とか思いみたいなところをまず教えていただいてもいいですか。
03:05
個人開発時代に作ったのがシスターっていう女性エンジニア向けのワンワンサービスなんですけど、
なんで作ったかっていうと、私がコロナの緊急事態宣言の時に転職活動をしていまして、
その時に求人も少なくなっているのと、SIRからWebということでちょっと異業種みたいな感じでキャリアチェンジしているときに100社ぐらい落ちたっていう経験がある。
これ有名なんですけど、めちゃくちゃいろんなメディアで言ってるんですけど、
その時にキャリアチェンジっていうこともあって、なんか女性のメンター欲しいなってすごい思ったんですよね。
男性でもいいじゃんってめっちゃ聞かれるんですけど、コロナの時ってオンラインが主流になり始めた時で、まだ全員オンラインでのワンワンとかに慣れてない状況だったと思うんですよ。
その時に意識的になんか怖いなって思ったんですね。
女性がいいなってすごい思っちゃったのと、キャリアのことも聞きたかったんで、女性を探してたっていうのが肺気かけです。
元は全然男性社会みたいなところに関しては、どっちかっていうと名誉男性側ぐらいのレベルで、営業部長と3時まで飲みに行くぜみたいな感じ?
家入ってたんです。
男友達の方が多かったりとか。
そうなんですね。
それでもやっぱその時は女性を探したっていう自分の中であって、それまでジェンダーっていう言葉全く知らなかったんですよ。
その時に女性探したのに一人も見つからなかったっていうことがきっかけで、じゃあ自分で作っちゃおうと思って作ったのがシスターですね。
予想以上にユーザーがついたんで、ちゃんと運営してみようって思って、ジェンダーギャップのこととか知識としてインプットしたり、女性のユーザーとめちゃくちゃいっぱいヒアリングさせてもらったりした時に、
私が受けてたのってジェンダーギャップだったんだみたいな気づき?気づくと一回不幸になるっていうのがあるんですけど、
これは私が人生かけて解決したいことだって無意識的にすごい思いまして、それでやり始めたっていうような感じですね。
じゃあなんで企業までしたかみたいな話だと、女性たちとコミュニティでエンパワーメントしたりとか、ワンオンの仕組み作るとかはできてたんですけど、
話聞いてても結局女性だけで頑張ろうねって、エンパワーメントしあってやれるよって自信をお互い持ったとしても、根本的にみんなの悩みって会社でのことが多いんですよ。
資本主義の中での悩みが多いから、マイノリティがいくらマイノリティで元気づきあっても、仕組みとかが根本的に変わらないと何も解決しないってめちゃくちゃ思ったんですよね。
で、やっててもジェンダーギャップ解消しないなってめちゃくちゃ課題感に感じたので、会社立ち上げて株式会社でやるって決めてスタートアップ的にやってるって感じです。
ちなみにこれジェンダーギャップだったんだっていう出来事ってどんな出来事だったのかって教えていただけますか?
めちゃくちゃあるんですけど、最初やっぱりパッと思ったのは、新卒で現代英語学科っていう学科だったので、海外のところやるにはそういう会社を見てたんですけど、総合職とかなると本当80%以上の人で男性って書いてあったと思うんですね、ほとんどが。
06:18
エンジニアも下がってたんですけど、エンジニアも90%が男性みたいなので出てるんですけど、そこに違和感を全く感じなかったんですよ、私。
そうなんだ、女性はもうちょい頑張らなきゃとってもらえないんだって思ってたんですね、その時は。
で、その5年後に、あれって5年後ってさっきのそのきっかけの時に、あれは確実にジェンダーギャップなのに違和感を感じないのやばいなみたいな感じが一番わかりやすいことかなと思います。
あとさっき言ってた営業部長とさんじゃまで飲み行くとか、あれも完全になんかそこまでする必要ないのに、その男性的な文化に染まらないとこの会社でうまく立ち回れないんだろうなみたいな。
その時は男性的な文化とは思ってないんですけど、そういうところについていかないといけないんだろうなってすごい思ってたっていうことが今思うとジェンダーギャップだったんだなとか。
あともう一個いっぱいあるんだけど、プロジェクトマネージャーとして顧客先に向かうときに、私がリーダーでチームメンバーが男性っていう時があったんですけど、私名刺渡されないとか結構だらにあって、
私が要件喋ってるけど隣の男性の方に喋りかけるとかって結構あったんですよね。
その時は何も気づいてなかったけど、今思うと確実にジェンダーギャップと思って、ジェンダーバイアスとかでちょっと1回悲しくなるっていうのが発生しましたね。
ジェンダーギャップってでも気づいてその時はなかったってことなんですけど、シスターに登録してる人はそのジェンダーギャップは気づいていてそれに悩んでる感じなんですか?
ジェンダーギャップとして気づいてないんですよ。多分ほとんどの女性っていうと無意識的に慣れちゃってるんで気づいてないなってすごい思いますね。気づいてないけどよく聞くと完全にそうじゃんみたいな。
特に子供、お子さんいらっしゃる方がキャリア諦める傾向にあるのが本当に多くて、これは自分が女性だからだって思う人って少ないんですよ。
子供いるから当たり前だ、女性が諦めるのみたいな無意識的なことがすごい多くて、なので気づいてない人が多い。
ジェンダーギャップに気づいて自分たちが頑張る、マイナリティ側が頑張るんじゃなくて社会構造から変えるべきだって考えに至ったと。
ここまで行く方少ないと思うんですけど、とはいえ一定数いらっしゃるんじゃないかなって気もしていて、これ結局社会構造だよねってなるけれども諦めちゃうのがほとんどかなって思っているんですが、
そこで意思を固められた株式会社として挑むって意思決定されたことだったり、じゃあいざどうやって挑むんだっけってすごく悩まれたんじゃないかなって思うんですけど、そのあたりの施行のプロセスなんかも教えていただけますか。
企業のきっかけはもう一個あって、今やってるコミュニティだけじゃ絶対もう大きいことできないなと薄々感じてだらだら続けてたんですね。
09:10
それ半年ぐらい続いてたんですよ、その施行が。その時にロールモデルとなる女性のエンジニア、ニューヨークにいらっしゃる方なんですけど、ワンワンみたいなさせてもらった時に相談したんですよ。
今やってることやりがいあるけどなんか全然足りないし、起業してやった方がいいかもしれない。
その時にガンって言われて、何悩んでるの?ダムハちゃんはリーダーとして世の女性を引っ張る人なんだよみたいな。
なんで逆に今ここにいるのってすごい言われて、ここにいること自体おかしい。前に進む人だよってすごい言ってもらったのがきっかけで、その時に1ヶ月以内に登記することを約束してくださいって言われて。
それがほんとそれです。1ヶ月ぶりだったけど2ヶ月以内に、半年悩んでたけど2ヶ月以内にすぐ手届きして起業したっていう感じです。
パワフルなエンパワーモンドだったんだなっていう風に感じたんですけれども、今の話の中でいくと、じゃあワンワンサービスをやろう、メンターを探せるサービスをやろうって至ると思うんですよ。
そこだけじゃなくて、やっぱり求人とか採用ってところに着目されたのはどうしてなんですか?
ここまでの話めっちゃ長いんですけど、最初はワンオンでやろうとしてました。ワンオンでやろうとしてて、リブランディングして株式会社としてワンオンサービスをしっかりリリースした後に、3週間で100万以上チケットは売れたんですよ。
ニーズはあるなって。それはうすうす個人開発時代の感じだったんですけど。で、2、3ヶ月でピボットしたんですよね。で、ウェーブリープになるまでトータルで半年で3回ピボットしてて。
で、最初のピボットが速報ですね。で、なんでかっていうと、その時にワンオンサービスをやって、結局その企業さんを変えるっていう、社会構造を変えるっていうのを目的で起業してるんですけど、
福利構成で企業さんに入れてもらえるようにしようみたいな感じで最初考えてたんですが、やってみて思って、インパクトやっぱ弱いし、今までやってることと変わんないなって思っちゃったんですよね。
ジェンダーギャップ解消を掲げて事業をやろうって決意したのに、これじゃあいつまで経っても200年かかるって言われてるジェンダーギャップ解消を199年にもできないわって。
進みが遅いわみたいな。だからやりたいことだけど、その一番の軸はジェンダーギャップを解消するなんで、そこに対して達成するまでのスピードが遅いなってすごい思った。インパクト弱いなって思ったのでピボットしてました。
最後に伺ってみたいのが、シャメビーグラスってどういう由来でつけたんだろうとか、あるいはそのロゴもやっぱりすごく特徴的だなって思っていて、これなんか葉っぱなんですか?何かをたぶん拳で握りつぶしてるような感じだと思っていて、なんかすごいここに怒りの感情なのか強さみたいなのかそういうのが込められてるような気がしていて、なんかそのあたり聞いてみたいです。
12:09
いや完全にそうで、これ私が本当に立ち上げては一人だったんで、全部一人で考えたんですけど、ビーグラスのビーはブレイクとかバーンとかそういう系の意味が込められるっていう。で、グラスはガラスっていうの方だと思うんですけど、ガラスの天井をぶち破るっていう意味でつけて、ただLをRにしたのはグロースっていう育つっていう意味があるんですよね、英語で。
で、女性がただこう下からって壊すんじゃなくて、自分自身が成長して勝手に壊れるっていうような意味でビーグラスにして、で、ロゴも一緒です。だから叩き悪いだとちょっと野蛮なんで、握ってちょっと壊してるっていう感じにしたのが本当初代ロゴで、リブランディングをたぶんこれリリースされた時にはしてるんですけど、その時会社名は変わんないんですけどロゴはちょっと変わるという感じですね。
このロゴのマークも社名もどっちもすごく強いとか込められていて、でも両方ともどっちにも込められてるから、たぶんロゴが変わろうとも今の思いっていうのは変わらずつけつけられるのかなと思うので、リブランディング後のロゴも楽しみにしております。
実際にこんな思いの中で開発されてらっしゃるサービス展開されてる事業っていうのを後半は使っていきたいなというふうに思っておりますので、ここまで聞いてくださった皆さんぜひ後編もですね、じっくり聞いていただければなというふうに思っております。
そしたら前編はここまでとさせていただきます。田中さんありがとうございます。
ありがとうございます。
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