Startup Now、資金調達を実施したばかりの企業家の人生や事業を紐解くポッドキャスト、パーソナリティの ジェブ・テイルズ 稲荷田です。
同じくパーソナリティのアニマルスピリッツ 中山です。本日は、第21回目の放送となりまして、
Cloudbase株式会社代表取締役 岩佐晃也さんにお越しいただきました。
Cloudbaseさんは、クラウドセキュリティ・プラットフォーム Cloudbaseを開発・提供されているスタートアップでして、
2024年3月、シリーズAラウンドにて12.5億円の資金調達を実施されました。
岩佐さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
今回、岩佐さんは過去にご出演いただいた方からのご紹介でございます。
18回目ですかね、ご登場いただきました矢森の藤沢さんでございまして、
矢森さんの回も非常に盛り上がったので、ぜひ聞いていただきたいなと思ってるんですけれども、
岩佐さん、今回藤沢さんにお声掛けいただいて、藤沢さんとのお声、共通点ってどんなところにあられるんでしょうか。
ちょうど矢森さんも10億円の資金調達発表されましたが、僕らも同じ時期にですね、
DNXベンチャーズさんを中心にお話しいただいておりまして、
その株主が一緒というところで共通点がございます。
一見難しく見えるような事業に、かなりの規模でチャレンジされている業者かなと思いますので、
今回は岩佐さんにいろいろ聞いていきたいなというふうに思っております。
非常に楽しみにしております。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
そうしましたら前編はまず、岩佐さんの起業に至るまでのプロセスだった人生観をお伺いしていきたいなというふうに思っております。
まずはご経歴なども含めまして、簡単な自己紹介からお願いできますでしょうか。
はい、わかりました。
そうですね、私はですね、小学校ぐらいからプログラミングしてたみたいなタイプなんですけど、
10歳ですね、ゲーム大好き少年がですね、どうしてもレアアイテムをゲットしたい。
10歳ぐらいの時に思ったんですけど、パソコンで調べるとバイナリって呼ばれるものをいじると、
例えば稲荷田さんから僕への攻撃が跳ね返っていくみたいな。
落としたアイテムも疲労処理を書いておくと。
学校行く前にギリギリにワーって書いて、家に帰ってきたらレアアイテムが999個になっていると。
なんて面白いんだっていうのが僕のプログラミングの入りでして、
なかなか珍しいんですけど、機械語って呼ばれる0101の世界のところから入って、
あとはいうもののどんどんどんどんそれを自動化するの楽しいとか、
毎朝やってると遅刻しちゃうので自動化したりだとか、
あとはゲームの攻略サイトに飛べるポータルサイト作るとか、
ものづくりの方にどんどん行きまして、大学でもコンピューターサイエンスを学びながら、
日本から偉大なサービスを作りたいって思いで、
実は大学4年生の時にですね、京都の大学生だった時に企業を決意して、
東京のVCであるイストベンチャーズ、金子さんにですね、
明日からでも東京に来るなら1000万出資するよと言っていただいて、
行きますって言って始まったのがこの会社になっています。
今から5年ぐらい前ですかね。
あんまり学べてなかったなって感じは正直してますね。
カバラのクラウドベースってすごい飛躍を感じますけれども、
これは何か大きな出来事があったのか、
なんでこんな手堅くビジネスをやれるようになったんでしょうか。
そうですね。僕の中ではすごい流れがあってですね、
次はコロナになったので人狼ゲームができるビデオチャット作ろうとかって言って、
2,3週間で作ってパーって出したら結構使ってくれてですね、
でもどうやって儲けるのって分かんないですって言ってたんですけど、
そっから音声のSNSだとかクローズドなSNSだとかってやっていく中で、
何らかの課題を解決したいなとも思っていき始めまして、
使われても何かいいねで終わっちゃってたので、
じゃあ僕昔の経験からもですね、バイナリを触るみたいなところから、
システムの深いところとかすごい好きだったんですけど、
周りのウェブエンジニアとかとお話ししてると、
意外とそういったところとか、あるいはセキュリティみたいなところって、
ハッキングはしてみたいけれどあんまり分かんないみたいな、
っていう状況だったので、じゃあハッキングできる環境を用意するから、
ハッキングしたら学べる環境を用意するね、どう?って言ったらですね、
初週で100万ぐらい売り上げることができまして、
みんなセキュリティすごい求めてるんだみたいなことと、
僕の中ではすごい面白いことなのでセキュリティって、
あとたまたま法人にそれを買っていただくことができて、
スタートアップとか人生で初めてスーツというかスーツ持ってなかったので、
ジャケットを着てその会社さんに行って、
ハッキングをしながら学んでもらって講師として説明したらですね、
めちゃくちゃ最高でしたと、別の支社でもやってほしいと、
ちょっと申し込み多すぎるのでデイツーに分けてやってほしいみたいなことを言われまして、
セキュリティってこんなに困ってることなんだっていうのを実感して、
そんな中でAWSのセキュリティ見てくれないのみたいな話もありながら、
それがクラウドベースにつながるっていうような感じだったりはしてます。
またクラウドベースに行き着くまでは、
ちょっと事業アイデアの見つけ方っていうのを変えたっていうのもあったりはしてます。
いくつも事業を立ち上げている中で、
中には使ってもらっているようなサービスもある中、
これはダメだ、ピボットしようって思うタイミングとか、
基準みたいなのっていうのは自分の中にあったんですか。
そうですね。他の企業家経営者の方だと明確に持っていたりするとは思うんですけど、
結構やっぱり僕ベースは右脳タイプというか感覚的になので、
例えばC向けなら、じわじわ使われていたとしても、
驚異的な伸びを見せたかとか、で言うとそうじゃないなとか、
この延長線上での成長は僕はワクワクできないなって思って、
よりワクワクするものを見つけてそっちに行くっていう、そんなところがありましたかね。
クラウドベースの手応えっていうのはいつぐらいに感じたんですか。
クラウドベースの事業の作り方にちょっと絡めてなんですけど、
思いついてすぐ開発するっていうのを全くやめたのがありまして、
さすがに2年半失敗しているとですね、もう自分はセンスがないんだって思い始めるんですが、
人生の意味とはって、今日頑張る理由とはみたいなのを考え続ける日々もあったんですけど、
北斗っていうスタートアップがあるんですけどの北斗さんっていう代表の方がですね、
夜イーストベンチャーズシェアオフィスに来ていただいて、
お前ずっと何やってんのと、事業作ってますとか言うんですけど、
開発することが事業を成長させることではないというような話をいただいて、
ちょうどピボットしようと思ってたタイミングだったので、
Yahoo!小澤三流の事業の作り方っていうのを教えてやると、
深夜11時ぐらいから2時、3時ぐらいまでずっとホワイトボードに書いていただいて、
まず大きな問いを立てろと、そっからたくさんリサーチをして、
リサーチし続けて分かんないところはヒアリングをしに行けと専門家に、
専門家にヒアリングしに行けと。
で、それでも残った論理の飛躍が仮説だと、そこを解くために事業を進めろと。
それまでは開発とかはしないと。開発すると産句コストが溜まって、
その事業がうまくいく情報だけを集めちゃうということで、
エディターを開くのとその日やめまして、3ヶ月間ひたすらにリサーチをして、
セキュリティ領域で一番いい事業は何かと問いを立ててですね、
あらゆる領域を列挙して、分かんない領域は専門家に聞いて、
ビザスクでお金払ったりとかして。
で、たどり着いたのがクラウドセキュリティっていう領域だったっていうのが、
この事業の作り方だったりはしてまして、なので産句コストをいかに積まないか。
今回、事前登録っていう形で、あまり開発してない段階で、
3月、来月リリースするので、事前登録申し込み募集してますっていうプレスリリースを打ったらですね、
20社ぐらいから問い合わせが来てですね。
で、プロダクトがない中で面談をするとですね、
7割8割ぐらいのお客さんが契約しますと言っていただいたこともあって、
じゃあ作らないとということで、先にニーズであったりだとか、
事業がうまくいくかっていうのを検証しながら開発だったりとか、
時間がかかるものは後に回していった、そんな背景があったりしますね。
で、やっぱり20社申し込みがあって、8割ぐらいの、1社1割が契約してくれたことに対して、
今までの事業とは全然違うなと、ことはすごく思いましたね。
ちょうど事業の話に移ってきそうなところになりましたので、前編はここまでとさせていただきまして、
後編はその相場さんが展開される事業について詳しくお伺いしていきたいというふうに思っております。
まずは前編ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。