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皆さん、おはようございます。
野菜がつなぐ、ひととひと、ハーティッチファーム代表もとです。
本日も、農業で心も懐も豊かにするチャンネル、始めていきたいと思います。
この番組は、国内最大手エンジニアリング企業で、17年間世界を飛び回っていた企業選手、香川元文が、
40歳を機に脱サラ収納した経験をもとに、キャリア、農業、ビジネス、学びなどについて話すチャンネルです。
本日は、2024年1月5日、金曜日ですけれども、どうなんでしょう。
会社員の皆様は、昨日ぐらいから始まる方も多いんですかね、あるいは今日からとかいう方もいらっしゃるんでしょうか。
ほんと、この休み明けの仕事の開始というのは、なかなかギアが入らずに大変だと思いますが、
1月のスタート、頑張ってやっていきましょう。
はい、それでは、5回目の放送、本編に移っていきたいと思います。
系統販売とは
今日はですね、昨日に続きまして、
ハーティッチファームの経営団体、
経営の柱、2番目の販売について、私の考えるところをお話ししたいと思っております。
ハーティッチファームが目指す販売の形というのがですね、
2つの方法をメインでとっておりまして、
1つは、確実に収入を得るためのダイロットでの販売。
そして、もう1つの売り方が、
ゆっくりでも確実にお客様と繋がりを深められる顔が見える販売。
この2つの方法をうまく効率よく組み合わせた販路というのを構成しようと考えております。
1つ目のダイロットでの販売というのは、
父の代から続けてきた、
農協、JAを通しての系統販売ですね。
世の中では、農協に対する賛否両論があるんですけれども、
私個人としてはですね、
農協を通しての系統販売というのは、
生産者としては、
ありがたいです。
ありがたいものだと思っています。
ただ、
賛否両論がある理由として、
農協自身がそのものを売ることに対して、
強みがあるかどうかというのは、
やっぱり重要で、
農協を通して系統販売するためにも、
やはりその産地が、
その作物を販売する上で、
有利な産地かどうか、というのは、
とても重要ですね。
やっぱりどうしても、
少量の野菜を売ろうとすると、
いくら農協でも、
そこのメリットは出せないので、
その産地が、
その作物を作る、
名産地で、
量が揃うならば、
やはりみんなで協力して、
農協を通して、
ブランド化して、
系統販売するというのは、
とても、
メリットのある方法だと、
思っています。
私自身も、
栃木県、
真岡市というところは、
カシューナスの
産地として、
日本の中でも有数の場所ですので、
そのメリットを、
最大限、
利用して、
地元の農協から、
出荷して、
1年目から、
確実に、
栃木を得られるようにしています。
この方法は、
新規収納の方は、
絶対取った方が、
良い方法だと、
私個人的には思っています。
最初に、
生産を始める人は、
どうしても、
その栽培技術というのを、
数年の間に、
できるだけ身につけなければならないので、
その中で、
個人で売ろうと、
販売の方に力を注力することは、
何でもできないのです。
なので、
最初の数年は、
農協の力を、
借りながら、
利用しながら、
生産に注力して、
できたものは、
確実に、
現金化できる、
農協を使う、
というのは、
とても、
利にかなった方法だと思っています。
私も、
茄子の販売は、
この系統販売を利用して、
売上を立てている状況です。
ネット販売のメリット
そして、
2つ目の、
確実に、
お客様と繋がりを深められる、
顔が見える販売、
というのが、
私の場合は、
ECサイトなどを使った、
個人向けのネット販売です。
これは、
最初の自己紹介の時にも、
紹介しましたけれども、
私が、
農業を進めていく上で、
どうしてもやってみたかった、
販売方法の一つで、
やっぱり、
JAとかを通して販売してしまうと、
自分の作物に対する、
お客様の、
反応というのが、
全く見えなくなってしまうので、
そういう意味で、
自分の作物が美味しいのか、
まずいのかの評価も、
自分で得られなくなってしまう、
そういうことを回避したくて、
やはり、
直接、
お客様の反応を、
聞くことができる、
個人販売というのを、
始めました。
私の場合は、
本格的に、
農業を始めた、
2019年の段階で、
一番最初に、
ポケットマルシェ、
皆さん、
最近では、
農産物の、
直販プラットフォームの、
先駆けの一社である、
ポケットマルシェに登録して、
そこで、
販売を始めました。
この売り方の、
最大のメリットは、
本当に、
自分のこと、
あるいは、
自分の作る作物のこと、
そして、
自分が何で農業をやっているのか、
そういう自分のことを、
徹底的に、
考えなければならなかった、
考えることができた、
ということですね。
やっぱり、このプラットフォーム上、
ECサイト上で、
たくさんの作物の中から、
自分の野菜を、
買ってもらう、
ためには、
自分のセールスポイント、
私の野菜を買って、
良かったと思ってもらえるような、
ポイントが何なのか、
自分の作り方を、
徹底的に考えて、
それを表現しなければ、
ならない、
そういう癖がついたことは、
この販売方法を、
やっていて、
とても良かったことだと、
思っています。
こういう習慣というのは、
意外と、
前職の時には、
なかった習慣なんですね。
どうしても、
やらなければならない仕事が、
周りからどんどん、
降ってくるもので、
その中で、
自分の、
セールスポイントというのを、
出しながら、
仕事を取ってくる、
みたいなことは、
やっぱり会社員だと、
なかなか発揮する機会がないもので、
そういう意味では、
会社員という、
働き方をやめて、
自分で仕事をするようになって、
自分の物を売らなければならない、
という段階で、
初めて、
身につけられた、
スキルだなと、
思っています。
販売方法の組み合わせ
ただ、この販売方法では、
1年目から、
生計を立てられるほどの、
注文が、
来るわけでは、
絶対ないので、
1つ目の、
ダイロットでの系統販売を、
やりながら、
裏側で、
自分を磨きつつ、
少しずつ、
お客様、自分の、
野菜を買ってくれる、
自分のことを、
分かってくれるお客様、
というのを、
増やしていく、
というのが、
最善の方法だと思っています。
今でこそ、
だんだんと、
個人販売の売上が伸びてきて、
昨年ベースで、
約、
売上額で、
3割弱が、
この個人販売で、
売上げられた額になったかな、
というぐらいなんですけれども、
私の中では、
JA出荷での、
売上額と、
この個人販売での、
売上額というのを、
半々、5割ぐらい、
あるいは、
この個人販売の方を、
割合まで上げていきたいな、
本日は、
ハーティッチファームの、
販売に対する考え方を、
お話しさせていただきました。
明日はですね、
3番目の経営の柱である、
育農について、
シェアさせていただければな、
と思っております。
本日も、
最後までお聞きいただき、
ありがとうございました。
ぜひ、明日もお聞きいただければな、
もし、お気に召していただいたら、
このチャンネル、
フォローしていただければ、
ありがたいです。
それでは、今日も良い一日を、
お過ごしください。
またねー。