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2023-03-07 11:43

480.山田尚大さん(ミルクデザイン株式会社)

【牧草で育ったミルク】

草食動物の牛が牧草で育つのは当たり前と思うかもしれませんが、どうやら今の産業構造上、牧草で育てるのは大変なようです。

グラスフェッドミルクとは、牧草を与えられて育った牛から生まれたミルクのことですが、味と栄養価が違うとのこと。

こだわりを持って作られた乳製品を食べてみたいという方は、オンラインショップで購入できるので、ぜひ試してみてください♪

special thanks to 安紗弥香さん

【今回のゲスト】
ミルクデザイン株式会社 社長 山田尚大(やまだ・なおひろ)さん
https://www.milkdesign.jp/

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経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
今回は、ミルクデザイン株式会社社長の山田尚広さんにお話を伺いたいと思います。
山田さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは、自己紹介からお願いいたします。
私、ミルクデザイン株式会社代表取締役社長の山田尚広と申します。
北海道の大宝津区、右上の方の西横っぺ村というところで、グラスフェットミルクを使った乳製品の製造・販売を行っております。
よろしくお願いします。
このグラスフェットミルクって、私ちょっと名前聞いたことなかったんですけど、なんか特別なミルクなんですか?
そうですね、グラスフェットミルク、グラスっていうのが牧草っていう意味なんですけども、牧草を食べて育てられた牛の牛乳っていうことでグラスフェットミルクなんですけども、
牛って草食動物なので、牧草を食べるのは当たり前なんじゃないの?っていうふうに皆さん思われると思うんですが、
実は結構現代では珍しくて、牛にも牧草じゃなくて、穀物を食べさせた方がたくさん牛乳が出るので、
合理的にやろうとすると、やっぱりたくさん牛乳が出る穀物をたくさん与えて、いっぱい牛乳を絞るっていうふうな、
そういうやり方が今はもう主流になっていて、グラスフェットミルクがとても希少な存在になってきているという現状があります。
そうなんですね。やっぱり牧草を食べるよりも、穀物の方がやっぱり生産者としては楽だし量も増えていくっていう、そういった現実があるんですかね。
そうですね。穀物を食べさせるよりも牧草を食べさせると70%ぐらい減っちゃう。
逆に言うと、穀物を食べさせると大体140%ぐらいですかね。3、4割牛乳の量が増えるんですよね。
例えば、楽の岡さん、僕らから、都会の人からするとすごい広大な土地を持っているように見えても、やっぱりそれぞれ、
うちの牧場は牛舎が100頭とか、うちの牧場は牛舎が50頭とか、やっぱりその牛舎のキャパシティが限られているので、
その限られた100頭とか50頭の中で多く牛乳を生産するには、やっぱり1頭当たりどれだけたくさん生産させるか。
となると、その1頭から効率よく牛乳を生産するためにどんな餌を食べさせてどれだけ多く絞るかというふうになっていくので、
穀物多給の生産の楽のは、いわゆる合理的。量を求めるという点では合理的な楽の仕方というふうに言われています。
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圧倒的にそういった穀物を食べた牛から絞った牛乳の方が、世の中には圧倒的に多くなっているということなんですね。
そうですね。基本的に皆さんが飲んでいる牛乳は全部それだと思っていただいて、間違いないぐらい普及しています。
これ、どこかの楽農さんだけが、自分はこだわって作ろうと言っても、それもなかなか難しかったりするんでしょうか。
そうですね。仮に自分は絶対牧草しか食べさせないという楽農家さんがいらっしゃったとしたら、それはもちろん技術的に難しいところはありつつも、
生産することは可能なんですね。ただ、それが消費者に届くかという観点で見ると、消費者に届くことはほぼないというふうに言い切れて、
例えば野菜とかだと、土から掘った野菜をそのまま産地直送というふうに消費者のお家に届けることができますけれども、
牛乳の場合は殺菌しないと流通させてはいけないというような法律があるので、殺菌設備を持たない楽農家さんは、
入業メーカーさんに卸して、入業メーカーで加工して流通するということになるんですけれども、やっぱり、
1個の入業メーカーさんがあったら、そこに100件、200件の楽農家さんがそこにぶら下がっていて、
例えば西大コッペでいうと、門別の四ツ場さんにエリアの100件、200件の牛乳が集まっていくので、
仮にその200件の中に1件だけ、うちは牧草で育ったグラスフィットミルクですという農家さんがいて、
そういったものを生産していたとしても、200件分の1の牛乳としてそこで購入されて、
加工品になっていくっていうのが流通の今の構造なので、消費者さんに届いたときには、
もしかしたら0.01%ぐらいはグラスフィットミルクなのかもしれないですけど、
そういうふうにグラスフィットミルクはグラスフィットミルクとして届くことはないというような、そういう現実ですね。
そういった産業の構造もあって、なかなかご家庭に届けるというのは難しい現状なんですね。
そんな中でも、このグラスフィットミルクにこだわってお届けされているということは、何か違いはあるんですかね。
そうですね。大きく2つ違いがありまして、1つ目はまず味が全然違うんですね。
牧草由来の豊かな風味だとか、甘みの強さみたいなのが味の特徴で、もちろん人それぞれ好みがあるので一概に美味しいわけではない。
美味しいとは言い切れないんですけども、ただそれを美味しいと感じる人も多くいらっしゃる。
あとはもう1つは栄養素、栄養価が高いというところで、例えばベータカロテンとかビタミンEとか、
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そういったビタミンが豊富であったりとか、強液リノール酸とかオメガ3脂肪酸とか、健康に良いと言われているような物質が多いとか、
そういう健康的にもメリットがあるという側面もあって、グラスフィットミルク、
普通の牛乳よりも量は生産されないというデメリットがあるんですけども、質的な部分でメリットがある部分もあるというものですね。
なるほど、なのでそういったところでこだわり持ってされていらっしゃるということなんですね。
この番組は経営者の志という番組ですので、ぜひ山田さんの志についても教えていただけるでしょうか。
はい、私このミルクデザイン株式会社というのを始めたきっかけは、やっぱりグラスフィットミルクが流通していないということを知ったことがきっかけだったんですけども、
やっぱりどうしても農業の6時化って言っても、なかなかそういう言葉だけ6時か6時かって言っても、
現場で365日、正月も盆も関係なく、やっぱり牛の乳搾りをする楽農家さんに製品の製造も販売のマーケティングとかそういうのも全部やって、
今時こう生産者が自分でちゃんと収益を得るように努力をしなきゃいけないっていうような6時化、なかなか厳しい現実があるなと思って、
それでその2時と3時の部分を小規模にやる、それがもしできたら何々牧場のこんな特徴のある乳製品が消費者に直接届くっていうことが実現できるなと思って、
そこをあまり前例はないんですけども、やってみたいっていうところで挑戦したっていうのがこの会社であり、
私が目指す、志ってやつ、私が目指してるところと一致してはいるところではあります。
そうなんですね、この他の産業家の農家さんとかと違うっていうところは、やっぱり毎日ちゃんと牛のお世話をしなきゃいけないという、他の野菜とかだったら季節があるからまたちょっとそこは事情が違うということですかね。
そうですね、本当に1年の組み立て方の問題なので、一概にどっちが楽とか言えないですけども、例えばタマネギだったら秋に収穫するまでは多分、
例えば北海道のタマネギ農家さんだったら春にスタートして秋に収穫するまではもう毎日お祭りのような日々なのかもしれないですけども、
ただ収穫が終わると比較的換算期というか、そういう時に例えばタマネギを使ったタマネギドレッシングを開発してみよう、商品開発とか設備の導入とか、
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業者さんとの打ち合わせとかもしっかりですし、あとはネットショップ自分で開こうっていうようなそういうネットの勉強とかホームページ作る作業とか、
そういうのを多分ある程度冬の期間まとまった時間を作ってできる。一方でラクノの場合はやっぱり365日毎日牛はお乳が張ってくるので削乳をしなきゃいけないっていうところで、
なかなか朝と夜以外の時間あるのかもしれないですけども、まとまった時間集中してまとまったことができる時間っていうのが、
1年で見た時に1日もないっていうのが難しいところですね。
そういったね、本当に生き物を飼っているので、そういったところの難しさがあるので、山田さんのところで2時と3時、そういったところもやりながら、もうちょっといろんな方に知っていただきたいということなんですね。
はい、そうですね。
このポッドキャストの説明欄に山田さんの会社のホームページも掲載させていただきますので、ぜひそこで詳しく見ていただきたいと思いますし、
あとあれですかね、何か製品買いたいって言ったときは、こちらでもホームページ上からも購入できるんでしょうかね。
はい、ホームページのオンラインショップからも購入できます。まだまだ私始めたばかりの事業で買える場所すごく少ないんですけども、
オンラインショップからだと全国どこにお住まいの方にも産地直送、製造したその日に出荷で新鮮な状態でお届けしますので、ぜひご利用いただければと思います。
ぜひご利用いただければと思いますが、例えばどんな商品とか販売されてらっしゃるんですか。
牛乳と、あとはモッツァレラチーズ、サケルチーズ、あとバターはグラスフェットバター、無塩バターと油塩バターと、まだこれだけの商品なんですけども、販売させていただいております。
はい、ぜひ今日のお話を聞いて興味ある方、アクセスいただければと思います。
本日はミルクデザイン株式会社社長の山田直博さんにお話を伺いました。山田さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
声を想いを世界中に届ける。声ラボ。
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