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2021-02-09 14:48

217.安紗弥香さん(コンビニ社労士)前編

【現場のコミュニケーションと法律の両輪でコンビニを支える】

皆さんにとってコンビニエンスストアはどんな存在ですか?

とても便利で私達の生活に密着したコンビニですが、ここ数年で業界は大きく変化し、様々な問題もあるそうです。

その現場を働きやすい環境にするために、人とのコミュニケーションと法律の両面からサポートする方がいらっしゃいます。コンビニ業界に特化した社労士・安紗弥香さんです。

声を聞くだけでも元気になる安さんは、コンビニ業界のために全力で進まれています。

コンビニ業界の方で安さんに相談をしたいという方はHPやブログをぜひチェックしてみてください。

 

【今回のゲスト】

コンビニ社労士 安紗弥香(やす・さやか)さん

こんくり株式会社

安さんのブログ

YouTubeチャンネル

FMぎのわん ウィークリーコンビニラジオTwitter

 

 
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経営者の志。こんにちは、フリーアナウンサーの山口智子です。
今日から、こえラボの岡田さんとともに、私もこの番組を担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、皆さんにとって、コンビニエンスストアとはどんな存在ですか?
今日のゲストは、コンビニ業界に特化した社労士の方をゲストにお迎えしました。どうぞお聞きください。
では、今回のゲストは、コンビニ社労士の安紗弥香さんです。よろしくお願いします。
安さんは、この経営者の志、2018年、2019年と今まで2回出演いただいているんですよね。
はい。出すぎでしょうか?
いやいや、もうどんどん出てください。
ありがとうございます。
今までもお仕事の話は色々していただいていますが、改めて安さんのことを皆さんに知っていただきたいのと、
また、ここ数年コンビニ業界も色々変わってきていると思うので、その辺りのお話も伺っていきたいと思います。お願いします。
よろしくお願いいたします。
まず、コンビニ社労士、すごくインパクトがあるんですけれども、どういうことをやっているのか、まず教えていただけますか?
はい。コンビニ社労士のコンビニは、コンビニ業界特化という意味があります。
そして、社労士は社会保険労務士という国家資格で、合わせてコンビニ業界特化の社会保険労務士という意味があるんですけど、
社労士が、人のいわゆる専門家と言われる資格で、主に企業さんの、従業員さんの手続きとか給与計算とか、
あとは、最近では労務相談って言って、オーナーさんとか店長さんとかと、スタッフさんとの関係性、人間関係とか、そういったところのご相談をいただくことも増えてきました。
そのお手伝いをしております。
でも、なぜコンビニというところに特化してという風になったんですか?
はい、これはですね、もともと私の経歴によるものでして、もともとはディズニーにいて、その後コンビニ業界に転職をしているんですけど、
コンビニ業界で主にオーナーさんや店長さんの研修を長くやっていたんですね。
その時に出会ったオーナーさんとか店長さんが、すっごくコンビニ業界好きな方が多くて、
でも、業界のイメージはあんまり世間の中で良いとは言えない、そういう現実に直面した時に、もっと頑張っていらっしゃるオーナーさんとか店長さんをサポートできないかなって思ったのがきっかけですね。
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そこがきっかけだったんですね。
そこから、シャロー星の資格を取ったのはその後っていうことになりますか?
そうですね。関わり始めた業界に入ったのが2006年で、シャロー星試験に合格したのが2010年。
ちょうど2010年は、私の経歴で言うと、AMPM JAPANという会社からファミリーマートという会社に移った時、いわゆる九州合併で会社が変わったんですけど、そのタイミングだったんですよ。
なので、後と言えば後だし、独立する前に取っているので、その意味では前とも言えるかもしれないですね。
というのは、オーナーさんの力になりたいという思いから、それまでは資格を持っていなかったけれども、より力になりたいから資格を目指したというところなんですか?
そうですね。実はそこまで高尚なものではなくて、先ほどお話をした通り研修を担当していた。その研修の項目の中に法律を教える科目があったんですよ。
昔はそれを上司とか先輩が担当してたんですけど、その人たちがいなくなってしまって、誰がやるんだ?お前か?みたいな感じですね。私がやることになりまして。
でも全然勉強したこともない法律の内容だったので、何とかして勉強しなきゃなと思って行き当たったのが、社老師の資格だったんですよ。
どうせ勉強するんだったら、試験合格する、できれば登録まで、成果があればより私も頑張れるかなっていうのもあって、社老師を目指したっていう経緯があります。
そして今、コンビニの方をサポートしたり、社老師と含めてやってらっしゃるわけですけど、これまできっとすごく嬉しかったことがいっぱいあると思うんですけども、こんなふうに力になれてよかったなって実感としてわいた体験ってどんなことがありますか?
そうですね。独立豪ということで言うと、結構オーナーさんの中でいろんな人に関する悩みがあるんですよ。あんまり言うと微妙かもしれないですけど、応料事件。お店のお金を持ってっちゃうっていう事件が発生しまして、それに対してどうやって対処したらいいですか?なんていう相談をされたときに、
今までの経験だったりとか、法律的な側面から対処を具体的にお伝えして、結果として解決はしたんですね。そのときに言っていただいてよかったって、相談してよかったって言ってもらえたことが私としては嬉しいなって思いますね。
いや、そりゃそうですよね。すごい心強い存在ですよね。
まあ、そうですね。
でも、いろんなコンビニの経営者の方と関わっている中で、いかがで、この辺、ここ数年、いろいろとまた劇的に変わっている部分もあると思うんですけども、今の状況は、皆さんから見てどんな感じですか?コンビニ業界。
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そうですね。まあ、激変の年だなって思ってます。ちょうど2019年あたりからコンビニの問題がクローズアップされ始めて、それまで業界の人しか知らなかったような問題、課題が、お茶の間に、ある意味逆浸透しちゃったというか、いろんな人が知るところとなって、コンビニやべえじゃんみたいな、そういう印象を抱かれている方が多いんじゃないかなと思うんですよ。
それって具体的に言うと、どういう感じの問題ですか?
例えば、長時間労働の問題とか、もっと言ってしまえば、コンビニのビジネスモデルが、もう何十年前の、3、40年前のモデルから全然変わっていない。
ただ、例えば、お金の面で言ったら、最低賃金も上がっていますし、人々のニーズとか使われ方とかも、少しずつ変わってきている中で、ビジネスモデルが変わらないと、結局それを被るというか、影響を受けるのは、本部も多少あるものの、やっぱり亀店のオーナーさんなのかなと思っていて、
そこを何とか、少しでもオーナーさんがプラスになるように、経営してよかったなと思ってもらえるようにサポートをしていくのが、今の時期だと思っていますね。
それぐらい今、ナイーブな状況になっているなというのを感じます。
本当に日常生活の中に普通に溶け込んでいるコンビニでも、あるのが当たり前でも便利というので、普段使ってますけども、いろんなそういう問題がある中で、
例えばこんな工夫をしていったらプラスになっていったとか、そういう具体的な事例ってありますか?
まだチャレンジじゃチャレンジなので、これからかなと思うところも結構あるんですけど、
例えば私のお客様で、システム開発をされている方がオーナーさんでいらっしゃるんですよ。
例えばスタッフさんのシフトを一つ作るにしても、ほとんどのオーナーさんは手作業でやってるんですね。
一部仕組みを入れて使われている方もシステマティックな方もいると思うんですけど、
そういったところで時間を使う労力を使うっていうのをできるだけ最低限にしようということで、
そのオーナーさんがシステム開発をされて、スタッフさんのシフトをすごく簡単に作れる、そういう仕組みを開発されたんですよ。
例えばそういうものをうまく導入することによって、煩わしさから多少なりとも解放されるとか、
シフトの作成も基本的にはお店の店長さんがいる場合はその方にお願いをしているとは思うんですけど、
そういう方も含めてスムーズに対応できる。
例えばそういう仕組みがもっともっと広がっていけば、今シフト作り一つとっても苦労されている方が、
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ちょっと安心して対応できるようになるんじゃないかなとか、そういうのはすごく感じてますね。
より効率的になりますもんね。
そうですね。結構仕組み自体はシステマティックな業界ですけど、
運営側、いわゆるオペレーションはまだまだアナログなんですよね。
実は私も高校3年生で受験が終わって初めてやったアルバイトはコンビニだったんですよ。
そうなんですか?
今その時のことを思い浮かべて、店長が手書きでシフトをすごい一生懸命作ってた後継を思い浮かべてましたが、
それがまだ続いているところもあるってことなんですね。
そうなんですよ。大きくシステム変わってないので、手作業でやっている方はまだまだ多いと思います。
そうかそうか。
例えばそういったことも含めて、今ヤスさんが重点的にこういうアドバイスをしているとか、
コンサルティングしているみたいな、こういうポイントをオーナーさんにお伝えしている。
いろいろ言えない部分もあるかもしれないんですけども、
何か今の時代だからこそこういうふうにお伝えしています、みたいなものってあるんですか?
そうですね。私、シャロー師ですけど、法律論によらないようにしています。
一番大事なのって、オーナーさんもそうだし、スタッフさん自身のモチベーションじゃないですか。
やっぱり彼らが楽しく働いている環境が、結果としてお客様にも伝わって、売上にも影響してくるということを考えた時に、
単純に法律だから、ルールだからではなくて、どうやったらそのルールを守るとか、
何でしょうね、そういうことに近づけていけるか、みたいな具体的なアプローチをお伝えして、
それでできるところから進めていきましょうっていう話をよくしてますね。
ということは法律的なシャロー師としての部分もそうだけれども、むしろ人対人だし、
人間とのコミュニケーションの部分もすごく大切にしているってことですよね。
そうです。
だって元々安さん自身がコミュニケーションアドバイザーをやってらっしゃったわけですので、
今ももちろん講師のお仕事もされてますもんね。
ありがとうございます。
だからすごく強い武器を持ってらっしゃるというか、コンビニの業界の方にとっても、
両方の軸、法律とコミュニケーションと教えてくださる方っていうのは本当に心強いんじゃないですかね。
そうだといいなと思って今活動してますね。
あんまり私と同じように仕事をしている方は多くはないので、
その意味でももっともっと伝えていきたいこともありますし、
できれば同じようにコンビニをサポートしてくれる方との出会いも求めてはいますけどね。
なるほど。共にコンビニ業界を盛り上げたい。
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でもオーナーさんとのいろんな出会いがあって力になりたいというところから、
今もっともっとこの大変な状況の中でよくしていきたいということで動いていらっしゃるわけですけど、
ありがとうございます。
一番お仕事をする上で、安さんが大切にされていることってどんなことですか?
そうですね。やっぱりコンビニってすごい激務なんですよね。
人って忙しいと、心をなくすって書いて忙しいって言うじゃないですか。
精神的にいろいろと自分で追い込んでってしまう方も中にはいるんですよ。
それがプラスの気持ちでできるようになっていくことが最終的にお店の経営をよくしていったりとか、
業界をもっともっと元気にしていけるということを私は信じていて、
暗い話も多いですけど、勤めて明るく私自身も振る舞っていきたいと思いますし、
頑張っている方々がもっともっと光を浴びれるように、
引き続き応援をしていきたいなという気持ちで対応させてもらっております。
安さんの皆さんに聞いてくださっている方はお分かりかと思います。
声でまず元気になると思うんですよね。
ありがとうございます。
本当に。あともう人柄もね、話してると本当にこっちも明るくなるっていう。
ぜひ皆さん一度安さんとリアルで会っていただきたい。
声だけでもお元気になりますけども。
ありがとうございます。
本当に素敵な方なので。
その声から発生した色々な安さんの他の活動も一後半では聞いていきたいと思いますので、
また引き続きよろしくお願いします。
よろしくお願いします。ありがとうございます。
ありがとうございました。
安さんのお話いかがでしたか。
社老司として法律面で支える一方、
とても大切にしているのがオーナーやスタッフさんが楽しく働く環境、
その環境づくりのためのアプローチを大切にされているとおっしゃっていました。
その安さんの重い姿勢、とても印象的でした。
やはりとってもその部分を大切にしているからこそ、
安さんもあれだけ明るくて生き生きとお仕事をされているんだなと思いました。
さて、次回後半では安さんの様々な活動もご紹介していきます。
どうぞお楽しみに。
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