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2020-03-23 14:01

187.椎名美貴さん(ふれーず訪問看護ステーション)後編

【訪問看護が身近になるような世の中を作る】

前回に引き続き、訪問看護についてお話をうかがっています。
椎名さんがどんな想いで活動しているか、これからどんなことをしていきたいかお話しいただきました。

看護師の方は、助けたい想いが強く、自分を犠牲にしがちなようです。
でも、看護師の方の生活も大切で、多くの方を支えるためには、幸せで生き生きとしていてもらいたいですよね。
働くひとも、受けるひとも幸福な社会を作りたいという想いがすごく伝わりました。

ぜひ、椎名さんの活動をフォローしてみてください。
そして、一緒に働いてみたいという方は是非メッセージを送ってみてください。



【今回のゲスト】
ふれーず訪問看護ステーション 管理者 椎名美貴(しいな・みき)さん
ふれーず訪問看護ステーション: https://kangoichigo.wixsite.com/fraise2018/
ナースLab→:https://note.com/nurselab
ナースライフバランス:https://www.facebook.com/groups/Nurselifebalance/
椎名美貴: https://www.facebook.com/profile.php?id=100002578114971

ポッドキャスト・コンシェルジュ こえラボ
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00:07
経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
前回に引き続き、訪問看護についてお話を伺っています。
椎名さんがどんな思いで活動しているか、これからどんなことをしていきたいか、お話いただきました。
それではインタビューをお聞きください。
今回も前回に引き続き、訪問看護ステーション管理者である、椎名美貴さんにお話を伺いたいと思います。
椎名さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回は、訪問看護ステーションの現状だったりとか、どういったことをされているかというお話を伺ったんですが、
最後の方に、仲間も今後増やしていきたいというお話もあって、そのあたりもちょっといろいろお伺いしたいんですが、
看護師としてやられていても、なかなか大変だなという思いをされている方が多いのかなと思うんですが、現状はどうなんでしょうかね。
私自身の話もそうなんですけど、私は看護師5年目の時に集中治療室で仕事をさせていただいていて、
本当に人の命を救うことってすごく大切なことっていうのは分かっていながら、
私が提供している医療だったりとか看護ケアって、本当にこの人が望んでいて、本当にこの人のためになっているのかなっていう疑問をすごく持っていて、
実際、一生懸命ケアをしても亡くなってしまう方もたくさんいましたし、
仮に命が助かったとしても、寝たきりで会話もできなくて、
心臓は動いているけど、この人らしいのかなっていうところが分からなくなってしまった時期があって、
私はその時に看護師を1回やめているんですよね。
やっぱりそういった、自分がどうしてやっているのかって、やっぱり皆さん悩むことってあるんですよね。
そうですね。本当に人に尽くすことが一つの大切な理念になっている。
それが医療職なのかなって私の中で思っているんですけど、
でもそんな中で、自分って何なんだろうって、やっぱりみんな1回くらい考えるのかなと思っていて、
そしたら看護師っていうだけじゃなくて、私っていうブランドってちゃんと持っているのかなって、
そこって1回考えた方がいいのかなって。
私は看護師を辞めたっていうところから、また看護師に戻ってきたいって思った。
その中で、自分って何なんだろうっていうのを考える時期がすごくありましたね。
やっぱりそれって、本当は何がやりたいのっていうことをもうちょっと深く考えてみたっていうことですかね。
そうですね。私がやりたかったことって、別に医療とか看護の提供だけではなくて、
03:03
その人の生き方に寄り添いたい。だから看護師になったんだなっていうのがすごく根本にあったのかなって、
今振り返ると思いますね。
生き方に寄り添うですか。
そうですね。
それってもうちょっと具体的なお話いただくとどういったことでしょうかね。
生き方に寄り添うっていうのは、私たちって電気水道ガスって普段普通に使っていると思うんですけど、
でも人間って普通に生きていて、必ず人って死んでいく生き物だと思うんですよね。
でもそんな時に、もっと在宅っていうケアが普及をしていたら、私こうやって生きていきたいんだよねとか、私らしいってこういうことなんだよねって多分みんなが持っていて、
その最後死んでいく時に、自分はこういう生き方をしたいっていう選択ができて、それを支えてくれる人がいるから、そういう生き方は選択できると思うんです。
訪問看護をしている人たちってケアを通して自分も成長できるし、支えさせていただいている相手もこれでよかったっていう幸せで納得した生き方を選べると思ってるんですね。
そこが訪問看護を自分が選んでいる理由だし、一緒にやっていく仲間を増やしたい理由かなって思ってますね。
そうですよね。本当に医療を受けているだけだと苦しいので、そこを何とかしたい。なかなか自分の幸せとかそこまで考えられないかもしれないし、
しかもそれを必死でケアしている看護師さんも相当負担になってたりすると、なかなか落ち着いて自分らのためっていうのが考えられないかもしれないんですけど、
そこをやっぱりちゃんとケアされて看護される方も受ける方も、何のためにとか幸せのためにとかって、そういった場を提供されているのかなというふうに感じますね。
そうですね。訪問看護ステーションって一つのプラットフォームだと思っていて、ケアを提供する看護師も療法師も自分の働き方ってこれでいいんだっていう納得感を持って、
自分たちのケアがその人の生き方に合っているんだ、これでよかったんだって思えることが、提供する側もされる側もすごく幸せなことなのかなって実感してます。
そうですね。この番組は経営者の志という番組なんですが、椎名さんにとっての志ですね。訪問看護師として看護ステーションやられていて、どういった思いでされているのか、ちょっとそのあたりもお伺いできるでしょうか。
ありがとうございます。ちょっとさっきも少しお話を出させてもらったんですけど、訪問看護が身近なものになることで、その人の生き方とか生活を大切にしながら、最後の時を迎えることができるって私は信じてます。
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その中でやっぱり私が関わる方だけではなくて、全国すべての人が自分の生き方を選択していいんだ、それを支えてもらえるんだっていう実感が持てるように、全国各地にそんな人を支えることができる訪問看護ステーションを増やしていきたいと思ってます。
そこで働く人たちは、自分たちが働いていることの意味だったりとか、自分自身がすごく大切な存在なんだっていうことを働く人自身がきちんと受け止めて、働いていくことが幸せだなって、ここで働き続けててよかったなって思ってもらえるような訪問看護ステーションを作ること。
そのためには、やっぱり私みたいな管理職が楽しいなって思いながら仕事ができるように、そういった管理職を育てること、支えることができたら、自分がやりたいことにつながるんじゃないかなって思ってますね。
そうですね。やっぱりそうやって幸せな人が増えて、支えてる人、支えられてる人がもう幸せで生きれると、すごい良い世の中になりますよね。
そうですね。
とはいっても、なかなか働いている方、介護している方って大変だと思うんですけど、先ほど椎名さんも悩んでいた時期があるっていうことがあると思うんですが、そういった悩んでいる方に対してはどういうふうに椎名さんを支えていらっしゃるんでしょうかね。
そうですね。私の事業所の中であれば、本当にスタッフのことなので、毎日話をできたりとか、月に1回うちは全員面談をさせてもらっていて。
そういう体制も整えられてるんですね。
そうですね。やっぱりスタッフが幸せなことが私はすごい幸せなので、スタッフがどんなことを悩んでて、自分の目標に向かって働けているのかなっていうのは、うちの事務所であればそれを一緒にできるんですけど、
それ以外の部分では、私も自分自身がフェイスブックさせていただいているので、そこから個別にちょっと声かけていただいたりとか、あと私自身が今ナースラボっていうところに所属していて、そこでフェイスブックの中にナースライフバランスっていうのがコラムとしてできてるんですけど、
そこのナースラボのメンバーってナースかける何とかみたいな形で看護師やりながら、でも自分は他にもこういう特技だったりとかこういう好きなものを持ってるんだよなっていうのを掛け合わせて自分らしい働き方を描いているメンバーがそのナースライフバランス、ナースラボっていうのにはうじゃうじゃいるんですよ。
そうなんですね。それぞれ皆さんもちろん看護師やられながらですけど、それ以外にもやっぱり特技だったり特徴を持っていらっしゃるので、それを掛け合わせた特徴を披露されているっていうことですかね。
そうですね。なんでそこに来てもらうと、こんな変わった人でもいいんだみたいなのだったりとか、いきいき働くって楽しい、やっぱ楽しいじゃんみたいな感じで、看護師に全力注ぐっていうよりは看護師である自分が楽しんで生きていることが世の中の幸せなんじゃないかなっていうふうに本当にナースラボのメンバーと話をしていると思いますね。
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そうですね。そういった意味でも、やっぱり一人で悩むよりはいろんな人と話をしながら、どういった生き方とか関わり方があるのかっていう参考にすると、こういうふうに楽しめばいいんだっていうヒントになるかもしれないですね。
そうですね。本当におっしゃった通りで、ちっちゃいところで悩むよりは、せっかくFacebookだったりとかInstagramみたいなSNSを通して、自分の悩みを共有して、いろんな人から意見を聞いて、その中で自分らしいってことだったりとか、これが楽しいって率直に思えることにチャレンジしてもいいんじゃないかなって思いますね。
そうですね。そうやって働いている方が生き生きしていると、周りも職場も活性化されて、やっぱりそれを提供を受ける方も楽しい気分になるのかなと思いますね。
本当そうですね。笑っている人がいる場所って行きたくなるじゃないですかね。
そうですよね。
そこにいたらみんな眉間にしわよっているとか行きたくないので。
でもそういった医療現場ってやっぱり大変なところなので、どうしても大変になっちゃって、そこで声かけづらかったりすると、やっぱりサービスを受ける側もちょっと心苦しくなったりとかすると思うんですが、そこが本当に生き生きと働いている現場だったら、受けていても苦しいけど楽しくなっていくと、そうすると世の中も変わってくるような気がしますね。
そうですね。やっぱり本当に病院ってすごく忙しいんですよね。でもそれってとても必要なことで、やっぱり命があるからこそ人って自分が次何やろうかっていう次のステップを考えられるので、病院で働くことはものすごく大切なんですけど、
治療ってものが終わって自分の生活に戻っていくときに、やっぱり支える人が一緒に幸せになっていけたら、こんなにいい仕組みはないんじゃないかなって思いますね。
シンナさんは個別でもいろいろなそういう看護師の方と相談を受けながら話し合ったりすることもやられてるんですかね?
もちろんやってます。フェイスブックからお声掛けいただいて、いける範囲だったら関東どこでも行きたいなって思ってるぐらいなんですけど、まだここで岡田さんと話しするまでは自分がそういうことができる人って思ってなかったので、これを機会にフェイスブックから声かけていただいたりとか、
あとはナースラボっていう場があるので、このナースラボを使うとZoomとかで世のような会話をしたりしてるので、そういう気兼ねなくつながってもらって、もちろん一緒に働けたらすごく嬉しいですけど、でもそうじゃなくて、せっかく同じ看護師なんだから、そこを使ってゆるくつながり続けられたら楽しいなって思いますね。
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全国にいろんな思いの方が広がっていけば、そうすると世の中もどんどん変わっていきそうですね。
そうですね。どうせつながるなら愚痴でつながるよりは、もっと未来考えて、今こうだけど次はこうだよねっていうステップアップとか明るい方向に向かって考えられたらいいですよね。
そうですね。今日のお話を聞いて、ぜひ椎名さんにお話を伺いたいという方もいらっしゃると思うので、FacebookのURLもこちらに掲載させていただきますので、ぜひぜひお願いします。つながりたい方、友達申請していただければなというふうに思います。
お待ちしてます。
本日は2回にわたり訪問看護ステーション管理者をされていらっしゃる椎名美希さんにお話を伺いました。今回どうもありがとうございました。
ありがとうございます。
いかがだったでしょうか。看護師の方は助けたい思いが強く、自分を犠牲にしがちなようです。でも看護師の方の生活も大切で、多くの方を支えるためには幸せで生き生きとしてもらいたいですよね。
働く人も受ける人も幸福な社会を作りたいという思いがすごく伝わりました。ぜひ椎名さんの活動をフォローしてみてください。そして一緒に働いてみたいという方はぜひメッセージを送ってみてください。
声ラボではポッドキャストの活用方法が学べるセミナーを開催しています。声ラボホームページからお申し込みください。ではまた次回。
14:01

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