1. 哲学の楽しみ方を探求する〜それ哲ラジオ
  2. #136 奴隷もローマ皇帝も学ん..
2023-08-13 38:16

#136 奴隷もローマ皇帝も学んだ哲学、ストア派の魅力を探る

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「それって哲学なの?」といった身近なテーマをきっかけに、哲学の楽しみ方を探求するラジオ番組です。


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サマリー

ストア派は紀元前300年から500年ほど続いた哲学の流れで、現代でも多くの人々に共感されています。ストア派の思想についてお話しし、ストア派の魅力を探求していきます。ゼノンという人物の生い立ちや時代背景、そしてストア派の考え方と心理学の認知行動療法との類似性についてお伝えします。次回以降では、自然と調和した生き方やマルクス・アリリウスのストア派的な生き方について詳しく解説する予定です。ストア派の哲学は、ギリシャのアテネからローマへと移り、発展しました。しかし、紀元後260年頃には教育や思想の流れが変わり、時代の変化によってストア派は消滅してしまったようです。今回はストア派の歴史的な流れについてお伝えしました。次回では、具体的にストア派の哲学や中心テーマについて見ていきます。

00:06
はい、それ哲ラジオ、今日も始めていきたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
このラジオは、身近なテーマをきっかけに、哲学について楽しく学んでみようという番組です。
哲学好きの弟と、哲学に馴染みのない兄の兄弟二人でお送りしていきたいと思います。
改めまして、兄の関野強世です。
弟のハヤトです。よろしくお願いします。
ストア派の起源と影響
はい、お願いします。今回からまた西洋ということで、ストア派ですね。前回やったローソー思想あたりと、時代が近いという話でしたね。
そうですね、現代の方向に来たけど、一回中国宗の過去に飛んで、ローマ西洋の過去を経由してまた現代に戻りましょうといった話をしたと思うんですけど、
時代的には、本当にソウジと結構近くて、紀元前300年ぐらいなんですよね、始まりが。
そこから、紀元後200年まで500年ぐらい、結構ギリシアとかローマで栄えたといわれてる哲学の流れ、一派みたいな感じですと。
なるほど、今もあるの?
今はないって言われてる。もちろん、ストア派の影響とかはあるんだけど、自分はストア派ですみたいな人はほとんどいなくて。
そうなんだ、じゃあその500年間、栄えたって今言ってたから、その間だけみたいなイメージなんだ。
結構明確に、ストア派の教育が紀元後200年ぐらいから行われなくなりましたとか、もっと言うと多分キリスト教に取って変わられちゃってるんだよね。
そうなんだ。
それまでは哲学っていうのが、ある種民衆の思想とか通言語だったのが、そこからキリスト教に多分変わっちゃって、みたいな流れも結構面白かったりするんですけど。
でもストア派自体、あんまりピンとこないと思うんですよね。ストア派って何?みたいな。
いやー、こないね。だってなんならスコーラー哲学だっていうか、ああいうのとちょっと混同しちゃってたもんね。
スコーラーとストアはね、確かにね。
そうそうそうそう。
確かに、もちろん全然違うんですけど、ストア派って結構生き方とか、どういうふうに自分の人生を整えるかみたいなところの考え方が結構強いのね。
哲学。
哲学なんだけどみたいな。哲学だからみたいな話もあるんだけど。
オールジャンルだもんね、当時の哲学といったらね。
そうそうそうそう。でもなんか、いわゆる宇宙はどうできてとかさ、それこそこれまでやってきた浪子とかソウジだと、宇宙の根本原理がとかってあると思うんですけど。
そういうのよりは、それこそね、最近流行りの君たちはどう生きるかじゃないけど、
自分にね。
まさにね、どう生きていくかみたいな感じがありますと。
例えばストイックみたいな言葉ってあるじゃない。
ストイック、うん。
ストイックだね、君ってストイックだねって言ったらさ、ちょっと厳しいとか厳格な人だねみたいな。
そうですね、自分に厳しく真面目にみたいなね。
あると思うんですけど、このストイックって実はストア派から来てるんだよね。
あ、そうなの?
ストアのことを、現地フランス語とかかな、ストイックっていうらしくて。
あ、そんなに古いんだ。えぇ、語源として。
そうそうそう、語源的にはね。
ただもちろん、今言ってるような自分に厳しいとか、そういうことだけじゃないものがストア派の思想とか哲学の中にはあるので、
今でも繋がってるし、なんとなく共感するとこあるんだけど、それの源流というか、
大元って何だったの?みたいな話をですね、今回はちょっとしていけたら面白いんじゃないかななんて思ったりします。
ストア派の生き方と役立ち
そうなんだ、イメージ的にも重なる部分はあるの?今持ってるストイックのイメージと。
イメージ的にはあるんだけど、もちろんそんだけじゃないよとか、もっと哲学、しかも西洋の哲学なんで、体系的にとか論理的に語ってるものもあるよみたいな感じがあって。
なるほど、哲学っていう、もちろんさっきも言ったけど、哲学って当時は特にオールジャンルだったと思うから、特にこれっていうのはないとは思うんだけれども、
ちょっとイメージする哲学とはちょっと違う雰囲気がね。
あと一応あるんだよね、ストア派の中にも例えば論理学とか自然学みたいな感じで、まさに宇宙とはどうあるかみたいな話もあるんだけど、
やっぱりそれって今からすると、ちょっとそれってもう昔の考えだよねとか、ちょっと今の自然科学の考え方からすると、あまりにもかけ離れてるよねみたいな感じに言えちゃう感じなんだよね、正直。
そうか、同じストア派の中でもそういう万物の根本に迫るみたいな、そういうテーマとしてね。
人たちもいるというか、はいはい、テーマもある。
同じ人がそういう万物の根本とか自然とかって言ってるとこもあるんだけど、また同じ人が生き方とか、特に倫理だよね、倫理学としての善とは何かとか悪とは何かみたいなね。
そういうのはやっぱり人間の根本って変わらないから、2000年以上経っても結構今でも役立つよねとか、私の人もそういうことに苦しんできたんだねみたいな、
結構そういう共感できる部分が多いなと思って。
なので割と今回はそういう厳密にストア派の方言ってましたとかっていうよりは、ストア派的な生き方とか、そういう倫理観ってどんなんだったんだろうねとか、
そういうのって現代の僕らからしても役立つよねみたいな話ができるとちょっと面白いんじゃないかななんて思ってましたと。
なるほどね、そっかそっか。さっき500年間栄えたというかやった上でキースト教に吸収されちゃったみたいなイメージなのかな?
そうなるとね、もはや現代には使えないんじゃないかと思うんだけれども、むしろそういう根本的なことを言ってるんだね。
そうだね、今回第1回はいつも通りある種ストア派の時代的な背景とか流れとか、
あとね、あえて人じゃなくしてるんですけど、今回改めて調べてみたらやっぱストア派って言われるぐらいなんで、いろんな人がいるんだけれども、
あんまり個人個人が何を言ってたかとか、こういう本がありますみたいなのがあんまないらしいのね。
そうなんだ。
残ってなくて、もちろん有名な本とかで言うと、マルクス・アウレリウス・アントニウスっていう人がいて、
西洋史、西洋の歴史の授業とかを取った人だと、結構おぼりの苦労をしたみたいな感じで残ってる人いると思うんですけど、
そういういわゆる肯定偉い人がいるんだよね。その人が書いた時勢力みたいな本とかっていうのは残ってるんだけど、
まとまった人だけ、例えばソクラテスとかプラトンのホッパーとか、アイソデルスのニコマコセリン理学みたいな、そういうまとまった本とかあんま残ってないんですよ。
そうなんだね。対話録みたいなのとか、体験されたストア派とは何かみたいなのが残ってないんだね。
そう、残ってない。だから結構ね、この人の思想ですみたいに言うのが逆に難しいらしくて。
ただね、そういうストア派全体見ていくと結構面白くて、そうしたのゼノンっていう人は結構裕福な商人みたいな人だったらしいんだけど、
その後のいろんな人がいる中で有名なエピクテトスっていう人がいるんだけど、その人はもともと奴隷の身分だったらしいよね。
へー、そうなんだ。
そこから哲学者だったりとか、さっき言ったマルクス・アレリウスは皇帝なので、ローマ皇帝国の一番偉い人。
フレハマがすごいね、携わってる人のね。
そうなんだよね。みたいな感じで、結構時代を象徴するというか、別に特定の身分とかじゃなくて、まさにその時代に合ってた哲学だったよね、みたいな感じがあるんですよね。
なるほど、なるほど。
ちょっとストア派ってどんなことなのよみたいな話も少しずつお伝えしていきたいと思うんですけど。
全然ね、ストイックのイメージしか今ないからね。
有名な言葉というか、テーマみたいなものに自然と調和して生きるって言葉があるよね。
あるいは自然と従って生きるみたいな言葉で聞いたことがある人もいるかもしれないんですけど。
これもさ、ちょっとね、老子掃除の流れからすると、無意自然っていうかさ、自然の流れの、あれのままに生きるみたいなイメージになっちゃうかもしれないですけど、実は全然違うんですよね。
あ、違うんだ。こっちの東洋的なイメージではないんだね。
東洋的なイメージではなくて、あくまでも理性的というか、正しく理解するとか、知識に基づいてみたいなのを結構求めるんだよね。
なるほど、自然っていうものの捉え方がちょっと違うんだね。
そうそう。
自然とは何かとかもさ、東洋だとまさに川であり森でありみたいな感じだと思うんだけど。
なので、その中に人間も自然の一部として存在するみたいなイメージがあるけど、あくまでももうちょっと人間の自然な行動というか認識みたいなの。
もうちょっとこう違うんだね。フォーカスする部分が。
次回その自然、このスター派的な自然とは何かとかも次回またちゃんとお伝えしていこうと思うんですけど。
そう、まさにね、調和して生きるってことは例えば、司会というかイメージとしてはあったとしても、そもそも自然の捉え方が違うとスター派が出てくる生き方とかも全然違ってくるみたいな。
そうだね。
それで面白さもあるんじゃないかなって思ったりしてますと。
なるほど。
じゃあこの自然と調和して生きるみたいなのは結構いろんな人がスター派の中でも言ってるねとか、そんなに否定はないよねっていう話はあるんだけれども。
でもじゃあ誰々が自然と調和して生きるとはこう言いましたみたいなのが明確になるかっていうとなかなかなかったりするらしいんですよね。
そうそう、これを誰が言い始めたかとかもわかんないかもみたいな感じなのかな。さっき言ったゼノンとかじゃなくて。
一応ゼノンが言ってたっていう人もいれば、ゼノンは調和して生きるとしか言ってなくて、後の時代の人が自然とっていうのをつけたんだとか。
いろんな感じがあるらしいんですよ。
本がまとまってないから、今の人が昔あるエピソードの消え端みたいなのからなんとか想像してるみたいな、そんな感じなのかな。
あとは歴史家みたいな人が書いた、ゼノンはこう言っていたとか、スターハン流れはこういう風になっているっていう、昔の人が書いた本とかを解釈して、きっとこれが正しいだろうみたいな。
なるほどね。雑誌の一記事みたいな、そういうのを寄せ集めみたいな感じなのかな、昔からの。
そうなんだよね。
やっぱりこの2000年以上まで人たちとかっていうのは、なかなか学術的に研究するのは難しいし、むしろちゃんと残ってるって言われてるアリステルスとかどんだけすげえんだみたいな話なんだよね、逆に言うと。
確かにそうだね。当時も生きてるうちというかね、死んだ後かもしれないけど、これは残さなきゃってちゃんと保存するって思わせるってね、確かになんかあるのかな。
そうそうそうっていう感じなんですけど、だから結構自分の中でも、さっき言ったマルクス・アリエルスの自制録とかね、結構大学生の時に実は聞いてて、
そうなんだ。
そう、なんかなんだろうな、これもうちょっとミーハーシーみたいな感じで、そういうのが本の中に並んでいる俺はかっこいいみたいな、そういうちょっと不純な気持ちで書いてたんですけど、
ただ結構読んでて、実際なんかすげえかっこいいこと言ってんなとか、それこそローマの一番偉い皇帝の人がこんなこと言ってるんだみたいな、結構弱気なこととか、すごいストレートなこと言ったりしてるんだよね。
なんかもう皇帝なんかじゃなくて、本当は哲学者になりたかったのにみたいな。
そうなんだ。
嫌だみたいな感じの、結構雰囲気のこととかも書いてるのよ。
ただ逆にそういう面白さを感じながら、ストア派っていう感じで考えたりとか学ぼうとしたことがなかったんだよね、これまで。
そうなんだ、最初自制録読んだ時に、これはストア派の哲学なんだなっていう頭で読んでるわけじゃなくて、ただ自制録としてだけ読んでたみたいなイメージなの。
哲学的な流れかっていうのはあんまり分からずに、マルクス・アリリスっていう人がこんなことを書いてたんだなあ、ぐらいの感じなんだよね。
なるほど、なるほど。
今回改めてストア派とかを勉強し直してみると、これってまさにゼノンが言ってたことなんだ。
はいはいはいはい。
このゼノンが言ってることは、それこそその前のプラトンとかアリス・テレスの流れを組んでるんだとか。
はいはいはい。
結構そういうのが見えてきて、やっぱり哲学はつながってるし面白いなっていうのが改めて思ったところなんですよね。
なるほど、なるほど。
なので今回自体は、ストア派の考え方とか、やっぱりこれから冒頭お伝えしたいのはストア派的な生き方みたいなところをフューチャーしてお伝えしていきたいなというふうに思ってます。
はいはい。
心理学の認知行動療法との類似性
あとね、現代には残ってないっていうふうに言ったんですけど、実は一個明確にこのストア派の考えが生きてるんじゃないかって自分たちが言ってるフューチャーがいて、
それが心理学の心理療法の立場なんだけど、
要は心理療法って言ったらそれこそうつ病をどう治すかとか、世の中と関わりにくい人とかをどうある種関わりやすくするかみたいな感じなんだけど、
その中の一つに認知行動療法って呼ばれるものがあるのね。
これって認知と行動なので、要は人の行動っていうのは認知に基づいている。
例えば、これはちょっと極端な例だけど、みんなが自分のことを嫌っていると思ってから外出できないみたいな人がいたときに、それって本当なのかみたいなことは考えられると。
例えば、なぜみんなが自分を嫌っていると思っているかっていうと、すごくジロジロ見てくるとか、
やっぱり自分をすごく気にしているように感じるってなったときに、
その人が自分を見るっていうことと、人が自分を嫌っているっていうことを切り分けて考えましょうみたいな、
ある種そういう思考法とかがあったりするのね。
それって実はめちゃめちゃストア派の考え方とか、実践方法とかかなり近いらしいのね。
そうなんだ。それは心理学やっている人の立場からしても、自分たちはストア派の考えを取り入れているんだっていう感覚があるってことなのかな。
そうだね。取り入れているんだって言ってる人もいるとか、そういう本がたまたまちょっと読んだみたいな感じはあるんだけど、
全部が全部、我々はストア派を継承していますとかっていうわけじゃないんだけど、
考えてみると結構近いなっていうのもあったりとか、人によってはストア派を学んだ上で心理学を活かしている人もいるかもねみたいな、
結構親和性が高いという話ね。
みたいな話もあるので、やっぱり僕自身も大学で心理学やったりとか、
やっぱりそういう世の中どう生きやすくするかみたいなところはすごく興味がある分野でもあるので、
結構今回はその辺りまで視野を広げてお伝えしていきたいなというふうに思っています。
なるほど。結構最初も言ったけど、哲学とはいえ結構自分の生き方みたいにフォーカスしてそうで、なんか面白いね。
そうそうそう。
考え方を知るのも大事だなっていうのを、これちょっとハイレッグな話でもあるんだけど、
それでやっぱりこの人が何を言ったかっていうのを伝えるのも素敵だなと思うし、やっぱりそれがどんなふうに自分たちに影響するのかとかさ、
やっぱり自分たちの生きる時に役立つのかっていうこともすごく大事だなと思う時に、結構ストア派はそういう色が強く出せそうだなと思ったので、
なるほど。結構カジュアルに見れる部分があるんだね、このストア派はね。
ストア派的な生き方
そうそうそう。だからストア派完全解説とかっていうふうには、なんかストア派的なことを学んだ上で、
なんかどんなふうに生きていくのがいいんだろうねとか、最近の心理学の考え方からするとこういうふうに役立てることもあるらしいよとか、
ちょっとそういうふうなカジュアルな感じで今回はやっていきたいなって思ってる感じですね。
なるほど、はい、わかりました。
なので兄貴にも結構役立つところはあるんじゃないかなと思う。なのでいつものように全体としてはストア派で4回分ぐらいしてやろうと思ってるんですけど、
今回はちょっとそういう導入も踏まえつつ、歴史的な背景とか、あんたらかのこういう人たちが活躍してましたよっていう全体像をお伝えして、
次の回でまさにさっき言った自然と調和して生きるのを自然と何かとか、
その調和した生き方ってどういう意味なのみたいな話とかというのをちょっとさせていただいて、
第3回でまさにそれを実行したのが、まさに何回もお名前出したらマルクサ・エリリウス、
この人が皇帝としてストア派的な生き方を本当にした人だなっていうふうに思うんで、
その自制録っていう本の中の言葉とか、こんな人だったよっていうのをお伝えしながら、
まさにそういうストア派的な生き方っていうのをちょっとご案内しますと。
第4回でそういうちょっと心理学的な、現代だと認知行動療法のこういうふうな考え方と、
ストア派の考え方ってすごい似てるんだぜみたいな感じのちょっと普段とは違うような構成でお届けしてみたいなっていう。
確かにそうだね。答えがあってそれになんとかたどり着くみたいなことはちょっと違う感じがするね。
そうだね。あえてそういうストア派とはこうだみたいなところを抑えた上でいろいろお話をしてみたいなと思ってるんですけど、
それがなんか自分にとっても一番面白いし、やっぱり役立つんじゃないかなっていうふうに思ってるので、
本当にかっこいいんだよね、ストア派の人たちって。これはもちろん人によるとは思うんですけど、その捉え方としてね。
今日もちょっとお伝えするんですけど、理想に向かって自分を鍛え続けるとか、
ある種貧欲主義的に言われることもあるんだけど、やっぱり快楽とかその時々の自分の欲求とかに流されずに、
自分で一歩一歩道を踏みしめていくみたいな、まさにそういうストイックな感じ?
はいはいはいはい。
っていうのがあって、結構ね、自分はわりと態度な人間としたら、そこにちょっと憧れるというか、かっこいいなって思う部分があるんだよね。
ちょっと早速ね、そのストア派の歴史的な部分とかについて話したいなと思うんだけど、
ゼノンの生い立ちと時代背景
さっき名前を出したZENONっていう人がいるんですけど、この人がストア派の創始者だっていうふうに言われてますか?
その人が生まれたのが、紀元前334年なので、今から2300から400年前ぐらいっていうふうに言われてるんですけど、
この時代がどういう時代だったかっていうと、象徴的に言うと、いわゆるアレクサンドロス大王の死の時代。
アレクサンドロス大王が死んだ時代にほぼほぼ近いですと。
ほうほうほうほう。
年代としては、アレクサンドロス大王が亡くなったのが紀元前323年で、その次の年の紀元前322年にアリストレイスが亡くなってるんだよね。
せめて言うと、いわゆるアテネとかポリスで共同体でどういうふうにみんなが生きていくかみたいなところとか、
まさにこの哲学者っていうのが、そこの政治っていうところがすごく密だった時代。
かつそのリリシャの世界っていうのがどんどん反論も広げていって領土を拡大しているみたいな時代っていうのがちょっと終わって、
ちょっといわゆる世の中の混乱期みたいな感じになりつつある時代なんだよね。
なるほどね。マケドニア王国がまた分裂していくみたいなね、その強力な。
アレクサンドロス大王がいなくなってわちゃわちゃしてる時に生まれたっていう感じなんだね。
分裂したりとか、あと外からもいろんな敵というか、良い民族が攻めてきて、自分の領土をどう守るかみたいな。
結構そういう時代だったらしいですと。
そういった時代に生まれた人なんですけど、さっきも言った通りゼノンさん自体は結構裕福な商人の子供だったみたいで、自分自身も結構商売をしてたらしいんですよね。
別に哲学的な素養があったわけではないんですけど、じゃあなんでそんな一つのストア派っていうところの創始者になるぐらいになったかっていうきっかけの一切があって。
22歳の頃に商品を積んだ船で商売で移動してたんだけれども、その船がナンパしちゃってアテネに流れ着いたらしいのね。
なるほど。
やることなかったからかわからないけど、せっかくアテネ来たしって思ったのか、本屋さんに行って、本屋さんって今では言う本屋さんでは多分ないと思うんだけどイメージ的には。
はいはいはい。
でもその本を読んでいたときに、たまたまソクラテスについての本を読みましたと。
そしたら哲学者すげえ会いたいって思ったら、たまたまクラテスっていう、ちょっとこれもソクラテスとクラスって似てると思うけど、
クラテスさんっていう哲学者がたまたま通りがかったらしくって、その人と話してすげえ感銘を受けてそのまま弟子になったらしいんだよね。
おーおーおー、すごいね、早いね展開がね。
そう、展開が早い。ちょっと出来すぎてる感じはあるんだけど、やっぱり当時のアテネがまだまだ哲学が盛んでとか、
ストア派の哲学の発展
普通に道をその哲学者っていう人たちが歩いてるみたいな、そういう身近さみたいなのは感じるし、想像しろとちょっと面白いなって思うんですよね。
はいはい、全然その哲学者が普通だったっていうね。
そうそうそうそう。僕らで言うと浮世薔薇にした人とか、現実から離れたことを考えた人っていう感じになっちゃうと思うんですけど、
全然そんなことじゃなくて、本当に身近な存在としていたんだろうなって思うんですよね。
なるほどなるほど。
そういうのを思うと、やっぱりアテネ行きたいなみたいなことをちょっと言ってるんですけど。
その当時の哲学文化ね。
そうそう、当時もだし、全然今でもいいんだけど、そういう文化の香りを感じたいみたいな、海外旅行行きたいみたいな、思ったりするんですけど、
まあまあちょっとそれは置いておいて、前世はゼノンさんという人がいろんな師匠というか先生に教えを受けて、自分の哲学を作っていたってことは事実らしいんですよね。
なるほど。
そこからアテネはプロバトンだけじゃなくて、いろんな人の影響を受けているらしいんですけど、その考え方も。
実際にそこからアテネの広場で講義を自分自身がするようになって、その場所が柱の下だったんだって。
アテネって柱で作られたいろんな建物があるじゃないですか、神殿とかさ、そういう大きな柱、大理石とかで作られている柱のところで講義をしていたんだけれども、
柱っていうのは現地の言葉でストアっていうらしくて、そこからストア派みたいな名前で呼ばれるようになりましたっていうのが元々のきっかけらしいです。
人の名前とかじゃないんだね、柱なのか。
ゼノン派じゃなくてストア派っていうのはそういう場所とか柱の下でやっていた人たちみたいな。
なるほど、周りの人がつけたみたいな感じなんだね、多分ね、柱のところにいる人たちの面白いらしいよみたいな。
そういう感じ、そういう感じ。
だから、この名前が今でも残ってますよっていう感じです。
そこからいろんな弟子たちが出てくるんだけど、紀元前200年代なので、ゼノンさんからすると100年先なんで結構先なんだけど、そこでクリュシッポスさんっていう人が出てきて、この人がいわゆる中高の層みたいなストア派を発展させましたみたいな人に名前が残って。
そう、いろんな人が言ってた哲学、ストア派の哲学みたいなものを体系化するとか、構造的に考えていって、これが結構ストア派の哲学だみたいなものを書いたらしいんだよね、書いたというか考えたらしくって。
その本残ってないの?
そう、ないんだよね、断片みたいなのが残ってらしくって、こういうことが枯れたみたいな言葉はいくつか残ってるんだけど、どういう順序でとかどういう構成でみたいなのが残ってないらしいんだよね。
わー、こういう人に残してほしかったね、そうなんだ。
ただこの人が言ったこととか考えたことが残ってるからこそ、ストア派ってこういうもんだよねっていうのがいって、今でも残ってるっていう感じらしいんだけど。
そこは間違いないんだね、はいはいはい。
予算なんだけど、このフルシップスさんが亡くなった時の話っていうのがそれもインサイトに残ってて、死んだ原因が笑いすぎだったらしいんだよね、この人。笑い死に。
どういうこと?
どういうこと?
どういうことって本じゃん。
うん。
なんかシチュエーションもよくわかんないんだけど、ロバがいるんだけど、ロバがひけに酔ってたらしくって、一軸を食べようとしたんだって、そのロバが。
はいはいはい。
その格好はあまりにも面白すぎて笑って死んだっていう。
おー、そうなんだ。
そう。
なるほど。そりゃあ、そっか、本残せないね、そっか。
予期せぬ死だったんだね。
結構突然しちゃったと思うんだよね、それも。
へー。
ちょっとシチュエーションがわかんなすぎて、そもそもロバが酒に酔うってどういうこと?みたいなのもあるんだけど。
まあね、いやもったいないなー、だってこの人、そっか、哲学の体系化した内容もそうだけど、たぶんこの笑い死にしたっていうエピソードの方が強すぎて、そっちが残っちゃってるんだね。
そうね、そうね。
もちろんほぼ有名になっちゃってるね、たぶん。
うんうんうん。
みたいなね、ちょっと面白エピソード。
まあまあ、亡くなってるから、別に2千年前だからそれはみんな亡くなってるんだけど、その人の死んだところを笑っちゃダメなんですけど。
ではその後もね、哲学っていうのは当時のやっぱりギリシャのアテネからイタリアのローマ、今後はローマ帝国っていうあれぐらい政治の中心地がやっぱり移っていくんだけれども、哲学の中心地っていうのもギリシャからローマに移っていくんだよね。
はいはいはい。
そういう時にすごく発展した一般というかその考え方で、こんな時代になってくると、その紀元前100年ぐらいかな、がおそらくいわゆるジュリアスシーザー、キャイサルの時代になっていきますと。
はいはいはいはい。
詳しくは知らないので、詳しい人いたらぜひ教えていただきたいんですけれども、こういうローマ皇帝って人たちが出てくるとか、ローマっていうのは政治が中心地になっていくとか、また坊くんとして有名なネロっていう皇帝がいると思うんだけど、聞いたことある?
名前は。
その人の実は家庭教師だったセネカっていう人も実はソア派の人なんだよね。
あ、そうなんだ。はいはいはい。
だからアリストテレスがアレクサウルス大王の家庭教師だったみたいな感じで、ソア派の哲学者ってセネカっていう人がネロの家庭教師だったみたいな。
それは良いのか?結果暴君になってるけど良いのか?
途中までは良い政治をやってて、その時まではセネカが一緒にいたらしいんだよね。ただ暴君化した時に自殺を命じられるというか、そういう風になって迫害されちゃうみたいな歴史があったらしくて。
だから本当のところでまさにストア派がやりきれなかったのか、ネロ本人の問題なのかっていうのは、むしろそういうのもあるかもしれないけど、詳しい考察とか研究とか。
別に何だろうな、ストア派の影響で悪くなったことはなさそうですよ。
たださっき言った通りマルクサリリスっていう人は自分自身は皇帝だし、あと歴史やった方はお存じかもしれないけれども、ロームの五賢帝と言われる時代があって、
いわゆるパクスロマンなのか、ちょっとこれ詳しくないかもしれないけど、ロームが平和で安定していた時代と言われる最後の皇帝の一人なんだよね、このマルクサリリスは。
政治的にもすごい地位に高い地位にある人たちが、ストア派の哲学を発展させたりとか学んだり実践したっていうようなものがありますと。
そうなんだね。さっき奴隷から皇帝まで言ったけど、結構皇帝レベルの人たちはこうやって親しんでたというか、このストア派って感じなんだね。
そういう教育の基本だったりとか、そこで言って別に皇帝とか偉い人たちだけじゃなくて、普通に街中でもそういうストア派の哲学っていうのが教えられてますよみたいな。
それが紀元前100年とかその紀元前後ぐらいの時代にあったようなんですよと。
結構そういうふうに発展してたんだけれども、どちらかというと紀元後260年、今から1700年前ぐらいには、そういう教育とかも消滅したっていうふうに言われてるらしくて。
消滅とまで、はいはいはい。
結構激しい思想的な戦いがあったんじゃないかと思うんですけど、さっきも言った通りそこから思想的中心になってくるのはギリスト教なんだよね。
ストア派の教育とギリスト教との論争
そんなにストア派がギリスト教に切り替わったみたいな感じまでは言えなさそうなんだけれども、
やっぱり当時、ギリスト教とストア派が互いに論争をしてたとか、どっちが正しいとか、お前は間違ってるとかね。
あとやっぱりギリスト教がストア派的なものを吸収していって、どんどん拡大していきましたよみたいな。
それこそ仏教の時もあったと思うんだけど、引導、哲学的なものを仏教も吸収していきながら違う考えをして発展していったみたいな話があったと思うんだけど、
やっぱりそういう思想の流れとか移り変わりっていうのがこの時代のローマにもあったらしいんだよね。
なるほどね。まあそうだよね。確かにもともとアテネで生まれたとして、そこはローマに行ってるわけで、時代も500年ぐらい経ってるわけで。
そうするとやっぱり変化は必要というか、時代の流れに沿って変わったりなくなるというか、吸収されたみたいな話だよね、そこは。
そうだねそうだね。だからやっぱりその環境とか変化で求められる思想とか、やっぱりその哲学も変わるよねっていうのがここにも起きてるなっていうのを改めて感じるんですけど。
哲学からある意味宗教に変わってるしね、そもそもね。
そうなんだよね。でね、それから実は前回も言ったけど、中世でまさに神学とか神と人の問題とか、キリスト教がずっと支配していく中で、
そこから中印媒に入って、デカルトとか、カントヘイギラが出ていってみたいな、やっぱりその本当に大きな西洋哲学の流れ。
で、やっぱり時代とかやっぱり歴史的って切り離さないなとか、こういうのを見ると改めて思うんだよね。
はいはい。哲学からの視点で言うと、以前テーマで言ったけど暗黒時代ってあったじゃん。
うんうん。
やっぱりそういう話だよね。たぶん哲学っていうものがある意味駆逐されてというか、ようなニーズ?誰のニーズか知らんけど、合わなくなって。
そこから宗教っていうものがメインになってね、たぶん価値観だったり生活に根付きすぎて。
その後またどうなってったかって話だもんね、哲学っていうのはね。
ここなんだ、その分岐点みたいなものがね。
ここが転換点?
はいはいはい。
ただね、ここで途絶えたとは言いながらも、逆にクルシッポスみたいな人がこういうことを言ってたとか、後の時代にそもストア派ってこんなことだったんだよみたいなのは何となく書き残していたからこそ、
純粋なというか、まさにゼノンがこんなことを言ったくらいの本当にピュアなストア派っていうのも一応残ってはいるんだよね。
はいはいはい。
ストア派の歴史的な流れ
なのでやっぱそれを今ある種解き明かした時に、彼らはこんなことを言っていたとか、こういう部分はすごく現代にも役立つよねみたいなことがやっぱり言えるっていうのはすごく時代をちゃんと吹きほぐすというか、過去を学んでいく面白さだなって思ったりするんですけど。
はいはい、なるほど。
そんな感じで今回ストア派の歴史的な流れっていうのは非常に、ちょっとざっくりですけどお伝えしてみましたと。
次回は早速ストア派の哲学点がどんなものだったのかとか、さっき言った中心テーマとしての自然と調和して生きる、果たしてどんなことなのとか、さっきも言ったストア派のストイックみたいな部分とか、
ある種金欲主義な話も言ったけど、冷徹とか厳格さみたいなところがあるんだよね。どうして出てくるんだっけとか、その辺りを次お伝えしていきたいなと思っております。
はいはい、やっと具体的な話だね。でも確かにそうだよね、さっきキースト級に取って変わられたみたいなさ、もちろんストア派だけじゃなくていろんな哲学が取って変わられたんだろうと勝手に想像するんだけれども、
やっぱり人間の生き方というものに哲学というものがある意味切手は危害犯罪、あとはその価値観だよね、善悪だったりとか、という時にやっぱりそこはぶつかったりとか、どうしても宗教に取って変わられたというのはある意味必然だったのかなと思うしね。
その中で今回はそのテーマ設定がっていうところだとは思うんだけども、ストア派にもいろいろある中でね、その人の生き方、その価値観というものに結構深く関わってそうだから、その辺の話が次回ちょっと具体的に聞けていけるのだろうというところはちょっと楽しみだね、今回の話も踏まえて。
なので今回もちろん哲学という話はあるんだけれども、それ以上に実践的な人の生き方に関わる話とか、やっぱりこういう価値観で生きてる人もいたけど、でも今のやっぱり現代にもそういうのあるよねとか、そういう感覚でぜひ聞いていただけるとより面白いんじゃないかなと思うので、ちょっとそういった形で楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。
はい、わかりました。次回ストア派の中身を見ていくというところで引き続き楽しみにしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
お願いします。今回もありがとうございました。
38:16

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