ビーレージと倉抜さんの仕事スタイル
こんにちは。今日は、ブログを読んで、なるほどなと思ったところがあったので、それについてちょっと話して、考えを少しまとめてみたいと思います。
読んだブログは、アメリカマイクロソフトで働く、牛尾強さんというプログラマーの方の書いたブログです。
タイトルは、BeLazyのマネジメントでチームの成果が出る理由、というタイトルです。
このBeLazyというのは、牛尾さんのブログで過去何回か出ていて、
牛尾さんの最近の超一流のプログラマーの思考法にも紹介されている考え方です。
BeLazyなんで、タイダーになるというような意味合いなんですけど、
牛尾さんがこれを説明するときには、物量を減らすということを挙げています。
一番大事なものだけにフォーカスして、それは切り捨ててしまう、そういうような取り組み方がいいんじゃないかと言っていて、
それをやってうまくいく理由としては、このブログについてではないんですけど、そもそもどういう理屈かというと、
まずは日本の企業とアメリカの企業での優先順位をつけるという考え方の違いがあると言っていました。
日本の企業では優先順位をつけて、優先順位が低いものをやらないというわけじゃなくて、ちょっとやると。
結局全部やるんだけど、投入するリソースの配分が変わると。
これに対して、牛尾さんの働いている環境では、優先順位が高いもの1個だけを選んで、それだけ頑張ると。
他のものは全く何も手をつけないというようなアプローチをします。
なぜこれがうまくいくかというと、牛尾さんの考えでは、そうやってやることで無駄なものが減るという話をしていたように思います。
あとは、1個のものに集中してやった後で、もう1回優先順位をつけ直すと、また優先順位が変わってきたりするので、全部やるのは結局無駄なんじゃないかという話だったと思います。
今回のブログでは、そんなやり方をしたらみんな仕事をしなくなるんじゃないかと言っていて、牛尾さんが言うには確かにそうだと言っています。
仕事をやらないように怠けるというのは本当に可能なんだけど、結局仕事は1人でやるものじゃないので、仕事がはかどっていないと思うとマネージャーの人が他の人にその仕事を任せようと思ったりとか、
もしレイオフするとなったら、その人が先に選ばれてしまうとかなるので、結局自分でこれは優先順位が高いと決めて、それに向けて頑張るというような考え方の違いが現れるとしています。
そういった考え方の違い、自分が決めたというような考え方があることで物事の取り組み方が全然違ってくるというふうに牛尾さんが言っていて、一面わかるような気はします。
一方で、最近タスクシュート、ちょっと離れてましたけど、タスクシュートとかの考え方に触れると優先順位をつけるというのはやめた方がいいんじゃないのかというようなことも言っています。
そうやって考えると、タスクシュートで言うと、やると決めたことは優先順位を考えずにやるけど、やってみた結果どうかというのはちょっと振り返って考える必要があります。
振り返って考えるべきだというふうに言っていたような気がするので、ちょっとそこはずれがあるとは言い切れないように思います。
今日ここで話したかったのは、このBeLazyで大事なものに集中して取り組むというような働き方を自分の会社でもやりたいなと思っていて、どうしたらいいのかというのが浮かびそうで浮かばないなと思ったので話してみることにしました。
今会社の案件はどちらかというと、中小規模の開発を企業内で使うシステムの開発をしています。
そうすると大事なものに一つフォーカスするんじゃなくて、きっちりある程度作業を行なうというのが大事になってきます。
なのでどちらかというと、スケールするというよりは作業者としての振る舞いが多分に求められるようになります。
何というか、弁護士とか行政書士や医者に近いような立ち振る舞いが求められるんじゃないかなと思っていて、
具体的に言うと、ある程度確立したプラクティスをもって決められた作業をこなしていくというようなものが求められているんじゃないかと思っていて、
そうするとそれって後尾さんが言っていたような大事なものにフォーカスしてというような動き方とはちょっと違うんですよね。
むしろその動き方というのは自由が少ないし、作業量とかあとは作業時間で測られるような成果になってしまうんじゃないかなと思います。
本当にそれこそ、昔からあるような業務システムの開発ってどちらかというと、工数で計算をして工数で見積もって工数で生産して、それ以上もそれ以下でもない。
インパクトと効果的な結果の実現
なので成果というのは予想しやすいけど、一方でどんな良いものがあっても得られるものが限られてくる。
だからインパクトを生み出すんじゃなくて、コミットした作業によって成果が決まってくると。
そういったものになってきます。
一方で、
名前、会社名が出てこないな。
クラヌキさんという、農品をしないシステム開発というような概念を提唱していて、雑談とか相談とかを積極的にやってきました。
ソニックガーデンのクラヌキさんが話して、例として挙げられた、
ソニックガーデンが都市駅モデルとして紹介しているのは、それぞれの会社に対してコンサルティング料として、
チャージをして、作業料じゃなくてアウトプットでチャージをしていこうとされています。
そうすると、その月でやるべきことは、早くインパクトを出してやるべきことが達成できたら、それ以外の時間別に自由が利くと。
その時間で自己検査をしたり、その他のことができるようになるということをおっしゃっていました。
これも一つ手ですよね。
これは、コンサルティングと作業の受け入れの間を行くような感じの印象ですよね。
それこそITでしかできないんじゃないかと思っていて。
ちょっとここで一旦聞きますね。
ここから先、また少し違う話がかかってきますね。
ここから引き続き、ソニックガーデンの倉抜さんの仕事のスタイルと、あとはビーレージという考え方と、
もう一つ補助線としては、人をマネージするというような補助線で考えたいと思います。
そうですね。
まずは、
牛尾さんがビーレージといって投入する物量を減らして、インパクトがあるものだけに集中してやっていくと、
とても大きな成果が出せるというようなことをおっしゃっているんですけど、
それはおそらく、ソフトウェア産業というのがプログラムを書くことによって、
何度も何度もプログラムが実行されることによってスケールしていくというような性格があるからこそだと思うんですよね。
製造費はほとんどゼロの製造業みたいなもので、一回作ったものがそのまま何度も何度も使えることによって大きな利益を生み出すと。
なので、一回一回のそれぞれのスタッフがインパクトを重視してやっていくことによって、
どんどん使われて、どんどんインパクトが生まれていくというような図式なんだろうなと思います。
一方で従来型のコンサルティングだと、
従来型の経営コンサルタントとかそういったものだと、それぞれの企業に合わせてカスタマイズしないといけないんですよね。
カスタマイズするってなると、それなりに単価を上げるけど、やっぱり自分の限界を超えて、
自分の時間の限界を超えて、自分の時間が上限になってそれ以上のことはできなくなります。
なので単価を上げていくことが大事に、売上を上げていくためには単価を上げないといけないというような話になると思います。
なので弁護士だったりとか、あとは税理士だったりとか、経営コンサルタントの方とかは、時給を高くしていくというのがポイントになっていて、
高い時給を払ってくるようなお客さんに向けて、アドバイザリーサービスとか作業をしていくようなサービスをやっていきます。
ソフトウェアを提供していくことでスケールさせて、スケールの幅を増やしていて、より大きな成果、インパクトを生み出すことができることを話した
そういう意味でいうと、ソニックガーデンの倉抜さんというのはちょっとその間ぐらいなところにいるんじゃないかなと思っていて、
その使うシステムとかっていうのは大きく一般的に使うようなシステムじゃなかったりするので、
スケールする幅っていうのは限りがあるんですけど、ソフトウェアを提供していくということでスケールさせて、スケールの幅を増やしていて、
そうすると時間とかをギュッと短縮させることで、より大きな成果、インパクトを生み出すことができるようになっているんじゃないかなと思います。
ちょっとまだ軸が整理できていないんですけど、
コンサルティングに近い形でいうと、一般的な話として自分の給料を上げていくとかって思うと、
影響力を強めていく、自分の影響が、範囲が広くなるようなことをしないといけないんだろうなと思います。
それはソフトウェアだったらプログラミング、たくさんの人が使うプログラムでコードを書いたり、システムをメンテナンスすることで影響力が広くなります。
一方でコンピューターじゃないとなると、経営だったりマネージャーとして働くことで、自分がコーディネーションすることでより多くの人に働いてもらえるようになって、
そうすることで影響力を大きく行使することができます。
そういうふうに考えていくと、
給らい型の小さなシステムは個別の条件が非常に多くてなかなか難しい。
でも逆にその条件とかを色々と変えることができるなら、より大きいインパクトを出していくことができるんじゃないかと思います。
あとは比較的給料の高いIT人材とかをコーディネートできるような役割に立てば、それもまた給料が上がると思います。
あともう一つの軸としては、ソニックガーデンの方みたいにシステムをコンサルティングをしながらその場でシステムを作ったりとか、
納品せずにソフトウェア自体を提供するというような考え方にシフトすることで、
作業の提供に陥らないままに、作業とアドバイザリーの中間をいくことで、より高い付加価値を出していけるんじゃないかなと思っています。
そのあたりをもう少し整頓すると、国際協力とかでももう少し良いプラクティスとかが出せていけるんじゃないかなと思います。
そうですね。
外部からサービスを提供する場合のアドバイザリープラスソフトウェア便益の提供について話した
よくある話としては、国際協力でシステムを作って提供したいって、サービスを作って提供したいってなったときに、具体的にはサービスがないとかっていうのはあり得ます。
でも、もうちょっと違う取り組み方があるんじゃないかなと思っています。
最終的に言いたいことをもう少しまとめてみると、
外部からサービスを提供する場合、物じゃないサービスを提供する場合は、具体的な作業を提供する場合と、
あとは、作業じゃなくて何かしらか便益を提供するものがありますと。
あとは、ちょっとその間にまたがってアドバイザリーサービスがありますと。
サービス、便益を提供するものっていうのは、個別の企業に特化していけばいくほど汎用性がなくなって、
他の企業には提供しないので、単価を高くしていこうっていうようなインセンティブが働きます。
安くてたくさん提供するっていうのは難しいですと。
アドバイザリーサービスは、作業的な側面とインサイト的な側面があるんですけど、
個別のアドバイザリーになるので、作業的なものが抜けきれなくて、
単価を上げて売り上げを上げることが多くなる。
もしくはパッケージ化するということが多くなるんじゃないかなと思います。
それ以外の道としては、本当に汎用的な便益を提供することで、大きく売り上げを上げるものです。
これはクラウドソフトウェアとかがまさしくそうで、大きな利益を上げることができるんじゃないかなと思います。
それは私がじゃなくて、業態としてそうだということですね。
もう一つ間の軸として、ソニックガーデンの会社がやっているようなアドバイザリープラスソフトウェア便益の提供というものがあって、
それはアドバイザリーにフォーカスしきらずに、その代わりに便益を提供していくというものです。
なので、単価×人月をするようなものではないので、もう少し自由度が高くいられるんじゃないかなと思っています。
ここまで考えてくると、この3つはちょっと混ざるところもありつつ、被らないところがあります。
今のところ私がいる会社というのは、もっと個別度が高くて、応用度の低いサービスをすることが多いです。
そうすると、個別な経験は増えていくんですけど、空いた時間を生み出したりとか、大きな売上を上げていくということは難しいです。
なので、ここの軸をもう少し整理して、どういったサービスを提供していくと会社としていいのかというのを考えて実践してみたいと思います。
今日話したいことは以上です。