1. シソフレ
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2024-03-19 15:42

51 細かさについて(後編)

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サマリー

説明をする側は、相手の理解度を確認するために質問をするなど工夫が必要です。10代の選手のコミュニケーションの取り方や若い選手の特性などについて話し合われ、練習におけるコミュニケーションの重要性や指導者の役割について深められています。何かを押し付けられることによってコミュニケーションのギャップが生じて、理解力の差や人柄の違いなどが明らかになることがあります。

押し付けられることとコミュニケーションのギャップ
例えば、急に日常の例題になっちゃうけど、家庭とかで、皿の洗い方をこうしてこうしてこうしろ、みたいなことをすごい言う人とかいると思うんですよ。
もちろんそれは言語化されてないけど、それにはこういう理由があって、それにはこういう理由があってって繋がったりするのかもしれないけど、
そこが全く共有されてないから、なんでそのように表わないといけないかが全くわからなくて、方法論を押し付けられたみたいな気持ちになり、
押し付けられた側は、押し付けられてる感じがするからやらない、みたいなのが起こり、
押し付けた側は、ちゃんとこれこんな意味があって頼んでるのに、なんでこいつ無視すんだよ、みたいなコミュニケーションのそごみたいなのがよく起こってる気がしますね。
それ、起こってます、私の家で。
あ、家で起こってます?
あ、起こってます、はい。
すごい、なんかでもそれがあった時にすごく嫌音的な感じになるので、それもだいぶあっちもわかってきたんで、
その押し付けてるじゃんっていうのを、ちゃんとストレートに言うようにしてますから、押し付けないでって。
なるほど、あの、夫さんが押し付けてくるって言われた状況があるんですね。
はい、はい。
なるほど。
テンション下がりますよね、それはどういう。
テンション下がる、もうやらないよじゃない、じゃあやらないよってなります。
こだわるんだったら、そのこだわってるね、その大元のところから話してくれないと、それを尊重するかしないか判断つかないってなりますもんね。
つかないです。
方法論だけ押し付けられたら。
方法論だけだったら、やらないにこしたことないですからね、自分には自分のやり方があるからっていうね。
はい。
すごいなんか深い考えのもととか、ものすごいいい課題があり、そうしないとその課題が解決しないんだみたいなので、それを解決したいと思ったらそれにコミットするじゃないですか。
そうですね。
なんかそこら辺のつながりで説明ができると、もっと家庭のコミュニケーションってよくなるんだろうなとか。
家庭に限らずですけどね、仕事とかでもそれができる。
家庭に限る仕事でもそうですよね。
そうなんですよね。結局、作家って言ったらパフォーマンスアップのために他のトレーニングとかがあるじゃないですか。
筋力トレーニングもそうですし、ウォーミングアップとかもそうですし、全てにおいてはそこが結果的に目的にたどり着けば、方法は何だっていいと思ってるんですよ、私は。
けど中には方法論に固執してるコーチとかもいたりとか、パフォーマンスコーチだったりとかっていうのは特にそうなんですけど、
これをやるから、これをやることでパフォーマンスがアップするっていう、その人に合ったものっていうよりは、
全体を見たときの全体的に言われてる基準みたいなのがあるじゃないですか。科学的に証明されてる基準みたいなのは。
でもそれって、その枠から外れた人には合わないじゃないですか、結局。
けど、科学的なことを推奨するそういうコーチの人たちって、そこの軸だけしか見ないから、そこから外れてる人にもそれを押し付けようとするみたいな姿勢とかがあったりするんですよ。
なるほどね。その姿勢になっちゃうと、それをやっても成果が出ない人は才能がないみたいな見なされ方をされそうですよね。
ないってなっちゃうじゃないですか。
宗教のやつ、その宗教の教えに反するから、多分この人は才能がないんだみたいなロジックにしちゃいますよね。
はい。そうなんです。
恐ろしいよね。
だから上に立つ人っていうのは常にそういう視点をちゃんと持っとかなきゃいけないなってのは思いますよね。指導する側の人たちっていうのは。
そうですね。目的の設定というか目的意識みたいなものがブレちゃうとか、認識がそもそもできてないと、もうぐっちゃぐちゃになりますよね、集団は。
ぐっちゃぐちゃになります、本当に。
個人はね、いかようにもなるというか、死ななかったらOKみたいなところはあるからいいんですけど、チームは簡単にバラバラになりますからね。
なりますね、本当に。
寄りどころをね、どう作っていくかみたいな。それでいくとやっぱその監督はすごいなと思いますね。
長谷さんの理解力があるからなのかもしれないですけど、でもチーム全体としても割とみんな好意的に受け入れてるってことは多分伝わってるってことだと思うんですよね、その意図が。
多分そうだと思うんですよね。だけどマネジメントもそうですね、結構上手だなっていうのを感じますし、
一人一人ちゃんと平等に指導するし、コミュニケーションも取るし、序列をあんま決めない感じのやり方とか、すごくマネジメント上手いなっていうのも思います。
なるほどね、すごいな。いろいろその人の話、引き続き聞いていきたいですね。なんか僕も勉強になりそうな気がしますよね。
指導者のマネジメントと理解度の確認
そうなんだよな。
あとあれもありますよね、どれだけわかりやすく全てが繋がってるって説明をしても、受け手が理解力が乏しいみたいなパターンもあったりしますよね。
そうなんですよ、そのパターンもありますね。だからミーティングとかでもちゃんと選手に質問をするようにしてるんですよ。
その映像を見せて、この状況はどういう状況だ、この時どうしたらよかったのかっていうのを選手にちゃんと投げかけることもしてるし、
ちゃんと理解してるかどうかを確認するために。
理解度チェックもやってるんだ、すげえな。
今日初めて私に質問してきたんですよ。
で、それは他の選手に質問した時に多分正解の答えが返ってこなかったんですね。私の前に同じ質問を2人にしてたんですよ。
で、3人目に当てられて正解を言ったんですけどね。
だからそういうのを見てると、同じ映像を共有してるのに、その選手によって理解の仕方、解釈の仕方が全く違うんですよ。
それを多分合わせるための作業がミーティングじゃないですか。
すげえな、ちゃんと。本当は目的ファーストでやってますよね。何のためにそれをやってるのか。
一方的に話すわけでもなく、ランダムに指して理解度を見ていくみたいな。
そうなんですよ。私には質問しないでねって思いますね。英語喋れないかな。
それプラス監督の英語の発音がもうもろスペイン語なんで、スペイン語にしか聞こえないんですよ。
でもスペイン語の発音で英語を発音してるっていう感じなんで、全く半分くらい何言ってるかわかんないんですよね結局。
そっか。
けど、やっぱりビジュアル的なヘルプがあるとミーティングとかで、そうするとやっぱり理解はできますって感じなんで。
その辺もだんだん耳にも慣れてきてます。少しずつ。
すごいなあ。日本にいると全くそういうのが。
移動と新しい環境の影響
ないですもんね。だからここブレシーズン始まって3週間経ったんですけど、全然寝れなくて。
新しい環境にもなったし、頭とか首とかがずっと強い針の状態で、夜とかも全然深い眠りにつけなくて。
ようやくここ数日ですね、深い眠りにつけるようになったんですよ。
ずっと気が張ってたみたいな感じなんですかね。
多分それもあるし、アメリカに来てからそこまでですね、サッカーのフィールド上で考えることもなかったし。
なるほど。
っていうのもあったと思いますし。
よりやっぱ最初なんで観察もするじゃないですか。気も張ってるし気も使うし。
シカゴがどれだけ人間性のよろしくない人が結構揃ってたんだなっていうのがちょっと分かりました。
違うっていうか、その人柄みたいなのが全然違うんだ。
人柄は全然違います。
ありますよね。それは日本とかでも全然地域で違ったりするから。それがやっぱあるんですね。
そういうのもあって、ここはちょっと安心して自己表現できるかなっていう。
本当動いて良かったですね。
動いて良かったです。
いろいろ好転してる感じがすでに。
やっぱ移動すると気づきも増えますね。
そうですね。
それは大きいですね。
人間ってやっぱ比較っていうか、これとこれを比べるっていうのが自然と働いちゃうから。
それが生活レベルとかね、その場所レベルとかになってくる。
体で感じるやつだと余計見えますよね。情報が多いから。
分母が多い方が分析の解像度も上がるじゃないですか。
見る人の分母が増やしていけば、いろんな人見れば見るほど、パターンとか傾向とか違いとかっていうのにも気づきやすくなるなっていうのはありますね。
面白いな。
そう言われてみると、なんか移動したくなってきたな。
いいですよ。年代の違う人とかともやっぱ接する。
若い選手の特性とコミュニケーション
ここのチーム、10代の選手が3人いるんですよ。まだ契約はしてないんですけど、練習に参加してて。
一番若いのは15歳。
若っ。
そういう選手たちに共通してる部分とかもすごい最近ようやく分かってきたなっていうところがあるし、面白いですね。
10代の選手のコミュニケーションの取り方とか。
15歳の選手なんか、コミュニケーションなのかなって思う感じで、人とあんまり挨拶を交わさないんですよ。
挨拶も交わさないな。挨拶ぐらいしかできることないのかなと思ったけど、挨拶も交わさないな。
結構彼女来るの早いんですよ、練習の。
私結構1時間前、メーティング始める1時間前とかに行って結構ストレッチとか準備したりとかしてて、その15歳の子も結構早く来てるんですよ。
けどなんかずっとイヤホンして携帯をいじりながらストレッチとかをしてるんですよ。
やっぱ人が来るじゃないですか、徐々に徐々に。
そういう人たちとも一切別に挨拶せず、おはようとかもせず、ずっと自分の世界みたいな。
それでも練習は一緒にするじゃないですか。その時コミュニケーション取れるんですか?
やっぱり個人プレイに走ることが多いですよね。
その判断の基準っていうんですか。
基本若い子はそうだなって。それは10代の3人全員に共通してますね。
自分の世界が。
でも自分を振り返ってみても別にサッカーではないですけど、
自分の10代の頃の世界観みたいなのを振り返ってみても、すごい自分に寄ってた気がするけどな。
10代なんかも怯えてるのに。
他者がそんなに存在してなかった気がする。
他者に怯えてましたね。
あ、怯えてました。
自分が正しいと思ってました、10代の頃は。
正しいと思ってました?
思ってました。20歳くらいまで思ってた。20歳は言い過ぎかな。18歳くらいまで思ってたかも。
なんでこんなに正しいのに、こんな間違ったことをみんな言うんだろうって思ってた。
指導者の役割と練習メニュー
でも正しいとかなかった。
この世界に正しさとかなかったって気づくまで大変だった。
私は逆ですね。
自分がずっと間違えてるから、こういう苦境に立たされてるんだってずっと思ってました。
自分が正しいと思ったことなんか一度もなかったかもしれないし、10代の時。
だんだん大人になって間違いとかなかったってなってきたみたいな。
私が正しいんじゃんって。
逆にね。
でもそうなりますよね。間違ってるって思ってたら間違いじゃなかったって思ったら正しい。そういう意味での正しさになりますよね。
そういう柔軟性というか。
そこそこさっきの話だけど、たくさんのものを見ると比較することによって色々あるんだなってことに気づくみたいな気がする。
データ量が多分少ない。
データ量増えますね。
少ないうちは正しいと思ったり間違ってるみたいに偏っちゃうみたいなのがありそうですよね。データの都合上。
なんかこのキャリアの終盤になればなるほど動いた方がいいなって思いますね。
次のキャリアを考えた時に指導者とかそういうのを教える立場に絶対になるわけですから。
選手のうちに見れる環境を増やして、見どくだけ見どくっていうのはすごく重要な気がします。
そうですね。指導パターンみたいなものも、このパターンもあるしこのパターンもあるしっていうのがあれば、自分の特性に合ったものもあれば、そこのチームにそこに合ったものもあれば、中で何を選ぶかみたいなのは組み合わせができますからね。
できますね。
面白い。
なんか久しぶりに練習メニューとかも全部ノート取ろうかなって最近思い始めて。
2009年が一番多分最後だったかな。その練習メニューを全部ノートに取って残しておいたんですよ。
目的意識が明確なメニューだったので、あと複雑だったしっていうので全部残してたんですけど、それ以降そういう練習を全然全く経験してこなかったんで。もう15年間。
なんで久しぶりにこの練習メニューとか残しておきたいなって思える練習メニューをやってるので、ちょっと再開しようかなと思ってます。15年ぶりに。
いいですね。そう思えるような指導者に出会えてよかったですね。
これでなんか心をけなく引退できますね。
最後ですかここ。最後になってもおかしくないぐらいの。
最後になってもおかしくないぐらいの。
やろうというやつですね。
経験は多分これからこの2年間でできるなっていうのは感じますね。
いやーなんかいい話でした。ついつい人と一緒になんかするのめんどくさがって、一人になろうとしちゃうところがあるんですけど、その監督のようにね、どうしたらそのチームがまとまられるのかって考えてね。
そのビジョンからそして細かい戦術の落とし込むところまでちゃんと丁寧にやれるみたいな人も素晴らしいなってちょっと思ったんで。
はい。ぜひ皆さん参考にしてください。
ありがとうございました。というわけで番組のご意見ご感想、こんなテーマで話してほしいなど、ハッシュタグしそフレをつけてぜひXにポストしていただければ嬉しいです。
それではまた来週。さよなら。
さよなら。
15:42

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