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こんにちは、志賀十五です。毎回テーマを一つ決めてそれに沿ってトークしています。今回のテーマは、「読書」です。
読書、その字が表す通り、書を読むこと、です。 いろんな読み方がございますけれども、
今回は朗読、声に出して読むことについて考えてみたいと思います。 と言いますのも、
私、夏目漱石の
夢じゅうやを 一夜ごとに朗読して、先日ちょうど
10個目の お話が終わりまして、
よかったら概要欄にリンクも貼っておきますので、 ぜひ
聞いていただきたいんですが、 寝る時にちょうどいいと思いますよ。
さすが夢じゅうやというだけあって、夢の話なので、
読んでてもね、なんか、 話によってはね、全部で10個あるんですよ、話がね。
夢じゅうやなんて。で、夢の話が10個あって、
で、もう短編集と言っていいと思うんですが、 さすが夢の話だけあって、
読んでる方も眠くなるような 話で、
真っ尻滅裂と言うほどでもないですが、
まあ不思議な感じがしたりとか、 なんかわけわかんねーなーっていうのも多々ありました。
で、たぶんね、第一映画がね、すごい人気なんだと思うんですよ。 かなりね、幻想的で綺麗な感じがしてね。
一発目っていうこともあるのかもしれませんが、 第一映画は、まあ綺麗なお話って感じがします。
で、印象に残っているのはね、 第三映画ですかね。
これは怪談と言っていいと思うんですけど、非常に 怖い話ですね。
怖いっていうのも、これもまたいろいろ 種類がございますけれども、
まあ不気味っていう感じですね。
まあ怖がりの方は、ちょっと夜聞くのは あまりお勧めいたしません。
で、10個ある中で夢中屋。 僕の一番のお気に入りは第6屋ですかね。
あの第6屋はその、雲景。
雲景、海景の雲景ですね。が、
えーと、なんだっけ、あ、仁王像だ。 仁王像を掘っているのを見て、
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で、自分も掘ってみようとするんだけど、 なかなかうまくいかない
っていう話なんですけど、 なんか何もあらすじにもなってないですが、
まあぜひこれ短いですから、 あのリンクも貼っておきますので、ぜひ聞いてみてください。
で、えーとですね、朗読してみてですね、夢中屋。 非常に朗読しやすい
文体でした。 夏目漱石と割とそうなのかもしれません。
他に僕が読んだことある作品だと、 ぼっちゃんとか心とか、ワンハイは猫であるとか
ございますけど、 まあ
どれも 音読しやすいような感じは
しましたね。 とても100年以上の前の作品とは思えませんね。
で、このね、朗読しやすいといえば、
まあ三月記でしょうね、中島篤史の。 まああれ、朗読したいですね、まさに。
まあ何年か前にその、恋に出してよみたい日本語っていう 斎藤隆さんの本がえらい流行りましたけど、まさに三月記は
そんな感じですね。 かなり漢文調ですけど
それがかなりリズムよく、 まあ皆さんご存知だと思いますけどね、あの高校の時
おそらく あの現代文の時間になると思うので、
あれは読んでて気持ちいいですね。 特にそういう小説って
割とその文体に個性が現れやすくて、 まあ今となってはもうその口に出すっていうことを想定して
ない小説ももしかしたらあるかも 知れませんね。
でも日本の文学って割とそういう 朗読するというかね、恋に出すことを想定して
作られてきたものが多いと思うんですよね。 っていうのがまあ五七帳とか七五帳とかね、そういう
俳句短歌 戦流と
はそういう 恋に出すことを想定してたりとかまあそれどんな言語の文学でもそれは
そうだと思うんですね。 韻を踏んだりとか特に詩とかそうですけど
とか反復したりとかねそういういろんな表現法を 習いましたよね。
国語の時間ね。 ということがあってもともとねそのやっぱり
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文学っていうのは 恋に出して読むことをある程度想定していると思いますが
最近はそういう傾向がもしかしたら薄れているかもしれません。 ただ朗読は数ある読み方の
読む方法の中の一つに過ぎないっていうことは 覚えておいて損はないと思います。
やっぱり読むイコールね 恋に出すっていうのは
非常に 少なくとも日本人は
密接に結びつけていると思いますね。小学校の時とか 本読みとか僕の学校だと本読みって言い方をしてましたけど
本読みっていう宿題が出て教科書 音読するっていう宿題が出たりとか
宿題じゃなくても授業中 読まされたり
しましたよね そういうこともあって多分読むって言うと
口に出すっていうのとほぼ同言みたいなとこがあって 目読でいいのに
なんか口をパクパク動かしちゃったりとかあるいは頭の中で 声に
出したりしていることが 皆さんあると思いますこれは意識的にしろ無意識的にしろ
それは別に悪いことではないですけど ただそれは読むっていう方法の
一個のやり方に過ぎない っていうのはさっきも言った通りでっていうのは
僕一回速読っていうのをちょっと勉強したことがあって 速読っていうのはそのままですね早く読むっていうことですが
その速読をするのにまず
文字を音声として認識しないようにするっていうのが第一歩なんですよね ある意味で
つまり目に映ったその文字の情報をそのまま ダイレクトに脳に叩き込むみたいなイメージですけど
1回音声を返しちゃうと その分読むスピードが遅くなっちゃうっていうこと
なので色々速読のテクニックってあるんですよね これも機会があったらまた話してみたいと思いますけど例えば漢字だけ
追っていくとかね日本語ってそういうことができるので 漢字だけ見て言っても割と意味が取れるっていうことはあります
とかあとはリズムよく 視点を動かしていくっていう
いうのとかね いろんなテクニックがありますけどいずれにせよ速読っていうのはある意味
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音読というか朗読から一番かけ離れた読み方かもしれません
ただ 何でもかんでもその速読しろというわけではございません
し何でもかんでも 朗読しろ音読しろっていうわけでもございません
自分が読みたいように読むのが一番いいですね 結局ね当たり目だろお前っていうことですけど
3月期なんてね その漢字だけ追っていっても
つまんないと思いますよやっぱり だいたい多くの文学作品はそうだと思いますまああらすじだけ知りたいんだったら速読
すればいいのかもしれませんけど 本当に楽しみたいんだったらやっぱりその文体の持つリズム感とかはね
じゃあ 大事にしないといけませんしね
あるいは一冊の本というか 一つの作品の中で読み方を変えてもいいと思うんですよね
割とどうでもいい まあ学術書とかだったらどうでもいい具体例とかあるいは自分が基礎知識を
持っている部分とかは速読してしまって本当に知りたい部分は 音読というかこれも熟読と言った方が正しいかもしれませんけどまぁ
読むスピードを変えるとか読み方の種類を変えるとかね っていうのがをすればいいと思うんですよね
んで話は戻って夏目漱石の夢中夜は 割と聞いて楽しめる作品じゃないかなと思います
まあだから あの今回ラジオトークでねあの
朗読してみたっていうのもあるんですけど ただ
これもまた最後を繰り返しになりますけど朗読 とか音読っていうのも読み方の一つでしかないので
結構ねその 読むイコールを音読朗読になっている人とかあるいは
全部理解しなきゃいけない 一時一句すべて把握しなきゃいけないっていうある意味ちょっと強迫関連みたいなように
変わられて なかなか読むのが進んでいかない人とかもいると思うんですよ
なのでもっと読むっていうのはいろんなその方法にバリエーションがあるっていうのを ぜひ知っていただいてですね
でこれといってやり方これといったやり方があるわけでもないんですよその自分なりの 読み方っていうの
知っていただくのが一番いいと思います そういうわけでではまた次回ごきげんよう