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お便りいただいております。好きな品種は、同志さんからギフトと一緒にいただきました。ありがとうございます。
志賀さん、こんばんは。こんばんは。定性と特定性のトーク、とてもためになりました。ありがとうございました。
今まで混同してました。英語のthe oneというのは、定かける不特定であってますか?
定関詞のtheがついてるからこれは定なんですけど、不特定でいいのかな?ちょっとわかんないです。
ちょっと真剣に考える必要があります。
今、目的語に各設備字がつく場合とつかない場合のある言語を勉強していて、何語ですかね、トルコ語かな?
そこがいつも難しかったのがクリアになりました。
一つ前のトークの日本語にはない名詞法語のことも意味がちゃんとわかって、不特定名詞と考えたらイメージしやすくなりました。
この調子でフィンランド語の文革も説明できないかしらと思いましたが、フィンランド語は全然違う区別で文革を使うんですね。
これからも世界のいろいろな言語や日本語再発見につながるトークを楽しみにしております。
好きな品種はどうしさんお便りどうもありがとうございました。
BGMです。
始まりました4月15日のツボ。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
こぐれきみのぶーです。
さっきの英語のthe oneっていうのが定かける不特定かどうかっていう話ですが、
この間のエピソードで不特定の場合はI'll find oneみたいにoneで受けるっていう話はしたんですよね。
それはthe oneじゃなくてoneなわけですけど、
不特定の名詞をoneが指しているわけですが、
それがthe oneとなったからといって定かつ不特定になるかどうかはちょっとわかんないです。
このoneっていうのがいつでも不特定のものを指すかというとそういうわけではないので、
例えばこれくださいみたいなときはI'll take this oneみたいにthis oneといった場合はこれは定で特定なので、
一概にはこのoneっていうのがすなわち不特定だとは言えないと思いますね。
お便りの中にあった目的語に確設ビジがつく場合つかない場合があるっていうそういった言語の
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そういうシステムのことをDOMと言います。
Differential Object Marking。
日本語では視察的目的語表示と言われることもあります。
よくDOMと略されます。
その目的語の表示にまさにこの特定か不特定かっていうのが関わっている言語もあって、
スペイン語っていうのがそういった言語なんですね。
スペイン語は確設字というよりは前置詞を使うんですけど、
スペイン語ではあという前置詞があって、
これは人間名詞の前に出てくる前置詞ですが、
このあという前置詞が出てくるのは特定のときだけなんですね。
不特定のときにはこのあという前置詞は出てきません。
これは定不定とは独立したもので、スペイン語にも定関詞不定関詞っていうのがあるんですよね。
このあっていうのは定関詞とも不定関詞とも一緒に出てきます。
繰り返しですけどこれは人間名詞のときだけなので、
無生物名詞ものとかそういったものにはそもそもこのあっていうのは出てこないんですが、
スペイン語の目的語を表す仕組みとして、
定不定とは独立して、特定か不特定かによって表し分けがあるという現象があります。
そういうのを広くDOMと言うんですね。
さっきちょっとボソッとトルコ語とか言いましたけど、
トルコ語は各節字が出てくる出てこないっていうのが、
一節によると定か不定かによって決まってるらしいんですよね。
定だったら各節字が出てきて、不定だったら出てこないと。
スペイン語では特定不特定というのが聞いてたわけですが、
トルコ語では定か不定かっていうのが聞いてます。
スペイン語とトルコ語の話をまとめると、
特定性が高い時や定性が高い時に目的語に特別な標識がつくんですよね。
それが何でかっていうのも一応説明がされていて、
定の名詞、つまり急情報というか相手も知っているような名詞、
あるいは特定の名詞っていうのはどっちかというと主語になりやすいんですよね。
実際英語なんかは主語っていうのはかなり定の名詞が好まれます。
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英語に限らずいろんな言語でそういう傾向があるんですよね。
そうなった時に目的語が定とか特定の名詞だと主語と勘違いされる恐れがあるので、
これは主語ではないっていうのを明示的に示すというか、
勘違いさせないために特別な標識がつくという、
そういう説明もされたりしています。
あるいは定不定、特定不特定だけではなくて、
人間名詞とか生物名詞とか優先性が高いという言い方をするんですけど、
特に人間名詞ですが、
そういう主語になりやすい名詞が目的語になるとき、
優先性の高い人間名詞みたいなのが目的語になるときに特別な標識がつくという、
そういったタイプのDOMもあります。
これはまさに日本語がそういう特徴が多少あって、
先生は生徒のことが好きだとか言った場合、
生徒のことがっていうふうにことっていう、
もっと言うとのことっていうのがくっつくんですよね。
これは先生も生徒っていうのも両方人間名詞で、
ある意味どっちも主語として解釈される可能性があるんですよね。
もしこののことっていうのがなかったら、
先生は生徒が好きだ、
そう言ってしまうと、
どっちがどっちを好きなんだっていうのが結構曖昧になっちゃいます。
繰り返しですが、これは両方主語になる可能性があるからなので、
そのためにのことっていうのをつけて、
わかりやすくこっちが目的語ですよっていうふうにしてるんですよね。
先生は生徒のことが好きだ。
あるいは先生のことは生徒が好きだと言えば、
先生の方が目的語っていうのがはっきりしますよね。
これは人間名詞だからのことっていうのが出てきてるんであって、
先生はラーメンが好きだっていうのは、
別にのことっていうのはいらなくて、
というのが、ラーメンが先生のことを好きになるっていうのは、
常識的に考えられないんですよね。
無生物名詞っていうのは主語になりづらいということです。
こういうふうにちょっと目的語を変わったやり方で表す、
特別な標識を使うっていうのは、
それをDOM、Differential Object Markingというわけですが、
そういう現象は特定性が関わっていることもあれば、
定性が関わっていることもあるし、
優勢性が関わっていることもあると、
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なかなかちょっと深い話でございました。
それではまた次回のエピソードでお会いいたしましょう。
番組フォローも忘れずよろしくお願いいたします。
お相手はシガ15でした。
またねー。