1. 志賀十五の壺【10分言語学】
  2. #332 英語で5文型ってあったよ..
2021-07-12 10:03

#332 英語で5文型ってあったよね、SとかVとか(V2語順) from Radiotalk

Twitter
https://mobile.twitter.com/sigajugo
LINEオープンチャット
https://line.me/ti/g2/1-H1J1-BG2v9VTOvbipREA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
プロフカード
https://profcard.info/u/31eXCSsd5bM8oreupQEn3geWoEi1
マシュマロもあります。
https://marshmallow-qa.com/sigajugo?utm_medium=twitter&utm_source=promotion
BGM: MusMus
http://musmus.main.jp/

#落ち着きある #ひとり語り #豆知識 #雑学 #教育
00:02
始まりました。志賀十五の壺。
皆さんいかがお過ごしいでしょうか。志賀十五です。
お便りいただいてます。DJ特命さんからいつも楽しく聞いてますということで、ギフトと一緒にいただきました。ありがとうございます。
番組やってると、こうやってお便りいただけるのはね、ほんと励みになりますし、何より嬉しいですよね。どうもありがとうございます。
さて、今日のトークは、英語の文型っていうのをちょっとまず振り返ってみようと思います。
文型ね、なんかやりましたよね。
ああいう文型を覚えることに意味があるのかと言われると結構どうなんだっていう疑問もありますけど、
どんな言語でもそうですけど、文っていうのは無限に拡張させることができるわけですけど、
英語の場合は5つの基本的な型に収めることができると。
そういう型を知っとくと、いろいろ楽なことも当然あるだろうしっていうことだと思うんですよね。
第1文型から第5文型まで5つあって、SとかVとかOとかCとかそういうのを使って表すんですよね。
第1文型っていうのはSVだけでできているようなもので、主語と動詞、もっと言うと自動詞でできているようなものですね。
何だろうな、I arrived at the stationとか言った場合に、駅に着いたっていうときにこのarriveっていうのは自動詞で、
at the stationっていうのは必須ではない要素なので、一応これはSV型の第1文型となっているわけですね。
一方第2文型っていうのはSVCとなるようなもので、典型的にはやっぱりB動詞がくるようなものですよね。
I am a studentとか言った場合のamが動詞となっていて、このCっていうのは保護とか言われるものですよね。
この第2文型はSVCのSとCが、つまり主語と保護がイコールで結べるようなものを言うと。
あとはbecomeとかもそうですね。
次の第3文型はSVOとなるもので、I read a bookみたいなものですね。
I read a bookっていうのが目的語として出ているわけですよね。
第2文型と第3文型は見た目は一緒ですけど、第2文型の動詞は自動詞で、第3文型の動詞は劣跡とした他動詞で、
03:11
目的語、つまりa bookみたいなものは受動態とかそういったことができるんですけど、
第2文型の保護、Cにあたるa studentみたいなものは受動態とか作れないっていう、そういった違いがあるわけですよね。
第4文型と第5文型は、僕は学生時代よくこの2つどっちがどっちだったっけなってごっちゃなってましたけど、
第4文型は目的語が2つ出てくるようなもので、give人ものみたいなものですよね。
それに対して第5文型はmake me happyみたいなものですよね。
make人状態みたいな感じで、つまりSVOOかSVOCかの違いということになりますね。
第5文型ではOとCがイコールの状態になるみたいなものですね。
make me happyだとmeイコールhappyの関係ができるみたいなものです。
こういう風に英語の文の型っていうのは、この5つに納めることができるっていうのが文型の話なんですね。
今振り返った英語の文型はすべてSVから始まってるんですよね。
主語、動詞、目的語、保護が来るとしたらその後というような語順になっています。
言語学ではこういう語順の言語をSVO言語とか言ったりするんですね。
主語、動詞、目的語っていうこの3つの語順を考えて言語をタイプ分けするっていうのをよくするんですよね。
日本語はSOV型となっています。
保護っていうのはあんま考えないですね。
英語の親戚のドイツ語とかオランダ語とかスウェーデン語とかノルウェー語とかね、こういった言語も時々SVO型と言われることがあるんですが、
こういった言語の語順っていうのは英語の語順とは大きく異なるものです。
今言った言語と英語っていうのは一つのゲルマン系の言語っていうふうにまとめることができるんですよね。
この間トークでラテン語の話をした時にロマンス系の言語って言ってスペインポルトガルフランスイタリアとかね、この辺の言語が一つにまとめられると言ったんですけど、
英語ドイツオランダスウェーデンノルウェーとかこの辺の言語はゲルマン系と言えます。
英語を除くゲルマン系の言語の語順は確かにパッと見SVOに見えることがあるんですが、正確に言うと動詞が2番目に来る言語ということになっています。
06:15
つまり動詞の前の要素は英語と違って主語でなくてもいいんですね。
例えばI read this bookというふうにこの本を読んだという時に英語はこの語順しか許されません。
他のゲルマン系の言語だとThis book read IとかあるいはTodayみたいな副詞みたいなものが文章に出るとToday read I bookみたいなこういった語順も可能なんですね。
逆に言うと動詞は必ず2番目に来ないといけないので、Today this book read Iみたいに動詞の前に2つ来ることはできないんですね。
来るとしたら1個だけとなっています。
これの面白いのはですね、2番目に来るのは動詞なんですけど、動詞は動詞でも定動詞と言われるもので、ちょっとこれ一言では説明しづらいかな。
その認証とか数で屈折する方の動詞っていうかな、不定詞じゃない方の動詞のことを定動詞とか言ったりするんですけど、
例えば助動詞がある場合は助動詞の方が2つ目の要素になります。
つまり英語でI can read this bookっていう時は他のゲルマン系の言語はI can this book readとなるし、
can以外にも、例えば現在完了みたいなものも英語でI have read this bookっていう時に他のゲルマン系の言語はI have this book readみたいな語順になるんですね。
こういった語順を枠構造とか言ったりするんですが、
こういうゲルマン系の言語で見られる動詞が2番目に来るっていうのは、いろんな説明の仕方があるみたいですけど、
メジャーな説明の仕方としては、もともと基本語順として日本語と同じSOVという語順があって、
つまりI this book readっていう語順があって、動詞が移動するとまずread I this bookとなって、
その動詞の前に出てくるものは主題となるものが出てくるっていうことで、
私を主題にしたいんだったら英語と同じ語順になってI read this bookとなるし、あるいはthis bookを主題にしたいんだったらthis book read Iになるし、
09:03
今日とか福祉みたいなものを主題にしたいんだったら、つまり今日は本を読んだと言いたいんだったらtoday read I this bookみたいになるんですね。
これは相当面白い現象ですけど、英語ではそういった特徴は失われてますかね。
やや化石的に残ってて、there is 公文とかnever have Iなんちゃらみたいな当地公文で時々見られるものです。
ただ、助動詞とか現在官僚とかは英語の場合は一緒に出てくるので、そういった特徴はだいぶ失われてますよね。
というわけで今日は英語とその親戚であるゲルマン系の言語の語順のお話でした。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。また次回のトークでお会いいたしましょう。
ごきげんよう。
10:03

コメント

スクロール