1. 志賀十五の壺【10分言語学】
  2. #639 おかしさと言語学 from R..
2024-04-02 10:01

#639 おかしさと言語学 from Radiotalk

関連エピソード
https://radiotalk.jp/talk/475412
https://radiotalk.jp/talk/708719

主要参考文献
ベルクソン (増田靖彦 (訳)) 2016.『笑い』東京: 光文社.

X▶︎https://x.com/sigajugo
Instagram▶︎https://bit.ly/3oxGTiK
LINEオープンチャット▶︎https://bit.ly/3rzB6eJ
オリジナルグッズ▶︎https://suzuri.jp/sigajugo
note▶︎https://note.com/sigajugo
おたより▶︎https://bit.ly/33brsWk
BGM・効果音: MusMus▶︎http://musmus.main.jp/

#落ち着きある #ひとり語り #豆知識 #雑学 #教育
00:10
始まりました、志賀十五の壺。みなさんいかがお過ごしでしょうか。ヨハネス・ブラウムスです。お便りいただいております。ドランクモンキーさんから、ギフトと一緒にいただきました。ありがとうございます。
サモハン・キンポウさん、こんにちは。スロージョギングの会を拝聴しました。
夕方過ぎ、今日は遅いからもうジョギングはやめようと思っていたところだったのですが、お話を聞きながら着替えて、2.5キロを完走してきました。素晴らしいですね。
心拍数は120代後半フォアフット双方で、フォアフット双方は途中から忘れがち、あと一部ではなく全体を使ってのお話もよくわかります。
毎日の地道な継続がほんのごく一時のために生きることもありますね。今日も刺激をいただきました。またこんなお話も聞かせてくださいということで、ドランクモンキーさんどうもありがとうございます。
スロージョギングについては前回のエピソードでお話しておりますので、まだ聞いていない方、ぜひ聞いていただけたらと思いますが、
無理にスロージョギングしろっていうわけでもないんですよね。心拍数だってゾーン2とか言ったりするみたいですけど、足の着地がかかとじゃなくてフォアフットでとか、僕はそれが合ってると思ってるからそうやってやってますけど、
みなさん好きに走ればいいと思います。そもそも走るかどうかもみなさん自由にしていただけたらいいと思いますけど、ただ普段運動してなくて年度も変わりましたしね、何か運動してみたい、体を動かしたいという方にはスロージョギングっていうのは割とお勧めできるんじゃないかなと思います。
ドランクモンキーさんはね、まだフォアフットを途中で忘れがちということですけど、まだ意識しないとできないということですので、僕はもうだいぶ無意識に走ろうとすれば自然とフォアフットになるっていうようなとこまで多分きてると思うので、スピード上げるとちょっとわかんないですけどね、少なくともジョギングペースだったらフォアフットで着地できるようになりましたんでね。
ドランクモンキーさんもぜひ頑張ってください。ほどほどにね、頑張ってください。
続きまして2通目のお便りです。すこやすみさんからギフトと一緒にいただきました。ありがとうございます。
いつもありがとうございます。ケーキの絵文字こちらこそありがとうございます。
子供がお弁当を空っぽにしたりお皿を空にするとピカピカにしたよと言います。聞いてはいたけど本当に幼稚園や保育園でこういう使い方するんだとびっくりしました。
03:08
ピカピカは真っさらな新品なといった意味で使っていたので新鮮な使い方、言語は変化していくと実感ほへーということですこやすみさん、もう一回すこやすみさんどうもありがとうございます。
これもなかなか面白いですね。 まあピカピカの1年生とかね、言ったりする場合は
まあ新品とかね、まあそういった真っさらなっていうような感じですけど ただ
ガラスをピカピカに磨くとかいった場合と このあたりがどう連続しているかですよね。
新品なっていう意味で使うピカピカっていうのもあれば 輝くっていう意味でピカピカっていうのもあるし
お便りにあったように空っぽにするっていう意味でピカピカっていうのもあるので どうですかねどれが一番プロトタイプというか
一義的中心的な意味かというと
やっぱり輝くみたいなのが中心にあるんじゃないですかねでそこから 新品とか真っさらとか
誰の手にもついてないというかねそういうふうに意味が拡張していったというか そういう使われ方があって
でまた別の方向には 余計なものがないぐらいですかね空っぽにするですからね
おそらく輝くっていうのが中心にあってそこから多少意味のずれというか拡張がある っていうのが一番しっくりくる説明な気がしますけど
この辺の連続性もね考えてみても面白いかもしれません というわけでスコヤスミスさんお便りどうもありがとうございます
この番組では皆さんからのお便り随時募集しておりますので どうぞお気軽にね送ってください
さて今日のテーマはおかしさと言語学ということでやっていこうと思います
人間はどういう時におかしさを 感じるか笑うかということですけど
くすぐられたりして笑うっていうそういうフィジカルなものとはまた別で 言葉によって笑わせるっていうこともあるわけですよね
当然いろんな種類のお笑いっていうのはあるわけですけど 過去に似たような話は結構しているっぽいんですよね
シャープ261お笑いの言語学とか
シャープ397漫才の言語学とかやってますんで 関連エピソードとしてリンクを貼っておこうと思うので
06:03
そちらも併せて聞いていただけたらと思います 多分内容としては被ってるんじゃないかなと思うんですが
言葉で笑わせるっていうのはどういうことかというと 僕の好きな愛し小石さんの漫才で
僕は鍋が好きだっていうくだりがあって あんな固いもんよく食べれるなぁみたいな
そういったくだりがあるんですよね それが一つ笑いにおかしさにつながっているわけですが
ここで鍋っていうのは料理名 なわけですが
まあ広い意味では一種の比喩表現なんですよね まあこういう比喩の種類についてはね関連エピソードで多分詳しく言っていると思うん
ですが 鍋っていう容器でもってその中身を説明しているというか表現しているっていう
まあそういった種類の比喩表現になっております ただその比喩がうまく伝わらなくって
容器そのものが 好物だっていうふうにその捉えるっていうところにおかしさがあるわけなんですよね
でそのことからですね比喩表現というのを文字通りに受け取ると まあ結構ね
人間というのは面白さおかしさを感じるんじゃないかっていうふうに僕の中では 一応結論づけたんですよね
ただこのことは別に僕が発見したわけではなくてですね ベルクソンという哲学者も全く同じことを言ってました
これ最近知ったんですけど まあやっぱりね偉い人の考えることは偉いなぁっていうかね
昔の人はちゃんとそういうところを築いているわけですけど まあこのベルクソンという哲学者はね
頭が良かったみたいで お父さんが音楽家でお母さんが医者の娘でっていうようなことで
小さい頃からね頭が良かったみたいです そのベルクソンの笑いっていう
まさにですよね笑いっていう本があってでこれ日本語で読めるんで興味のある方 読んでみてはいかがでしょうか
でその中でおかしさについていろいろベルクソンは言ってるんですが 一つ
ある人の精神的なものが問題となっているのに私たちの注意がその人の肉体的なもの に向けられるような出来事にはどれもおかしさがある
っていうようなことを言ってます これなかなか掘り下げるの難しいですがその延長としてですね
おかしさを生み出す効果が得られるのはある表現が比喩として用いられているのにそれを 本気として理解する素振りを見せる時であるっていうふうに言ってるんですね
これがまさにさっき僕が言ったことですけど 比喩を文字通りにこう解釈してしまうということですね
09:07
まあこういうのはいくらでも見つけられますけど ガソリンスタンドの定員が油売ってますとか言ったりね
骨の折れる仕事でしたとか言ってギプスしてきたりするとまあそれで結構面白い わけですけどこの辺が
比喩っていうのをその文字通りの意味でベルクソンでいうとこの本義としてこう 解釈しているわけですが
まあそれが一つおかしさにつながっているということなんですね まあおそらく万国共通なんでしょう
ぜひ関連エピソードで詳しく話しているので 合わせて聞いてみてください
それではまた次回のエピソードでお会いしましょう 番組フォローも忘れずよろしくお願いします
お相手はしんはじゅうごでした またねー
10:01

コメント

スクロール