00:01
僕は下ネタがあんまり好きではありません。好きではないというと語弊があるかもしれません。
人が言う分には別にいいというかね。お笑いというか、芸人さんが下ネタやるのも好きというか、普通に笑っちゃうので、それは良いんですけど。
自分から下ネタを言うというのは、あんまり良いなんですよね。
それを不快に思う方がいらっしゃるっていうのも、それはそうなんですけど、下ネタって結構反則っていうかね。
もうそれだけで面白いみたいなところがあるので、下ネタは僕は自分からはあんまり言わないようにしております。
おならの音の分析
というわけで今日のテーマはおならでございます。BGMかかれい。始まりました4月15日のツボ。皆さんいかがお過ごしでしょうか。バンジョーとカズーイです。
今回はおならというものを音声学的に分析できるんじゃないかというか、その音声学的な観点からおならっていうのを考えてみると、
どういったことが言えるんだろうかっていうのを考えていこうと思います。
日本語のオノマトペを軸に考えていきますが、そもそもおならの音を世界の言語でどのように表しているかっていうのも結構興味深いですが、
ちょっと日本語中心にお話ししますと、オーソドックスなのはやっぱブーとかプーですよね。こういう音は音声学的に言えば両親破裂音です。
つまり両唇を使う破裂音。ちょっと汚い話ですが、肛門を破裂させるというか、解放させることでブーとかプーっていう音が出ているので、
おならの音が両唇の破裂音に聞こえるっていうのはかなり納得ができるんですよね。空気を破裂させるというのは、閉鎖されたところを開放することによって空気の流れが内から外へ出ていって音が鳴るのが破裂音ですので、まさにおならの原理ですよね。
ここはよろしいです。あとはスカシッペっていうのもありますが、あれもオノマトペ的にはスーっていう風にね、スーっていうこのSの音で当てられることが多いと思います。
ここはね、ちょっと考えてみると不思議で、というのが、さっきも言ったようにブーとかプーっていうのはこれ両親破裂音です。
肛門が開放されるっていうことですけど、摩擦音のこのスーっていうね、Sの音は歯茎音、歯茎音です。歯茎と舌先で摩擦を起こしてます。スーっていう風にね。
つまり、ブーとかプーっていう両唇を使う音に比べると、Sのスーって音は口のより奥の方っていうかね、若干ですけどね、両唇に比べれば歯茎を使ってますので、口の中の方で調音していることになります。
ってことは、スカシッペっていうのはより体内の方というか、内側で音を出してるっていうことになるんですかね。肛門そのもので摩擦を起こしてるんだったら、Fの音とか、日本語で言うハヒフヘホのフーの音ですね。
フーっていうのは両唇で摩擦を起こしているので、オノマトペもフーっていうのが当てられそうなもんですが、スーで当てられてますよね。
なんでこのスカシッペというのはやや体内の方の調音位置になってるのかっていうのも、なかなか考えてみると興味深いです。
本当にそういうことなのかもしれませんからね。より出口から中に入ったところでスカしてるのかもしれません。
話はオーソドックスな音に戻って、ブとかプっていう音ですけど、この2種類の音っていうのも、なんでそう聞こえるのかなっていうのも不思議と言えば不思議で。
ブとプっていうのは音声学的に言えば、ブっていうのは有声音でプっていうのは無声音です。
それぞれの違いは声帯が震えてるか震えてないか。声帯の振動を伴うのが有声音でブ、伴わないとプという音になります。
言語音のブとプっていうのは声帯という器官があるから、そういう音の発音の仕分けっていうのができるわけですけど、当然口紋付近には声帯的なものはないので、
オナラの新たな理解
なぜ有声音と無声音の違いっていうのが出てくるのか、何が原因で声帯の震えと勘違いしてしまうような音になっているのかっていうのはよくよく考えてみると面白いです。
もしかしたらブとプっていうのは有声音と無声音の違いじゃないのかもしれないです。
有声音無声音じゃなくて有気音無気音という対立がある言語もあります。
この対立は韓国朝鮮語とか中国語にあるようなものですけど、有気音っていうのは空気が大量に出るみたいなプっていうような音で、無気音っていうのはプっていうような空気が大量に出ないっていうそういった対立があります。
この有気音と無気音の対立っていうのは声帯の震えは関係ないので、もしかしたらオナラも有気音と無気音の対立なのかもしれないです。
そっちの方があり得そうです。
下半身に声帯に当たる気管はないので、そうなってくると空気が一度に大量に出るか出ないかで有気音無気音みたいな対立になっていて、
日本語には有気音無気音の対立がないので仕方なしに有声音と無声音という声帯の震えを伴うか伴わないかで判断してしまっているというかオノーマトペを当ててしまっていると。
そう考えた方が人体の構造的にはあり得そうかなという気がします。
そうすると韓国朝鮮語や中国語でオナラの音を表すようなオノーマトペは有気音と無気音で表しているんじゃないでしょうか。
それと母音にはブーにしろプーにしろウーというのが使われてますよね。
このウーが使われるのはやっぱり延伸母音だからかなと思うんですが、延伸母音というのは唇を丸める母音のことを言って、それがやっぱり口紋の形に近いんじゃないかなと思います。
逆にイーみたいな母音は唇を横に広げるので普通そういう形にならないんでね。
おそらくウーという母音が当てられるのは、ウーっていうのは後ろじた母音だっていう特徴もありますけど、それよりかはやっぱり延伸性っていうのが関わってるんじゃないかなと思います。
自分で言っててアホらしくなってきましたが、そんな気がします。
こういう風にオナラっていうのは音声学的に記述しようと思えばできるんじゃないかなという気がします。
もしかしたらイグノーベル賞とか狙えるかもしれません。
僕自身は音響音声学的な知識とか手法とかは身につけてますので、プラートとかいうのも使えたりするので、やろうと思えば分析できなくはないですけど、
てかまぁ多分誰かやってるでしょうね。
ちょっと今回は全然真剣に参考文献とかを探してないので分かんないですけど、きちんと探せばまぁあるでしょうね。世界広いですからね。
まぁ今回はちょっと汚い話になってしまいました。食事中の方どうもすみません。
それではまた次回のエピソードでお会いいたしましょう。番組フォローも忘れずよろしくお願い致します。
お相手はシンガ15でした。
またねー。
またねー。