00:11
東京チェンソーズとやまとわの自然資本論
東京チェンソーズのたかしです。
やまとわのだです。
雷鳥の藤江です。よろしくお願いします。
今回はタイトルから藤江さんにも入っていただきましたけど、
初めてのパターンですね。
前回からゲストに、ゲストハウス雷鳥長とGiFT NORiKURAの代表ゲストさんに
出ていただいておりまして、前回が会社辞めて宿を始めるっていうところから
インバウンド向けの宿をやっていきたいみたいな話を聞いてきたんで、
今回はサステナブル、脱炭素みたいな文脈に
どうやってシフトしてきたのかみたいなところを
見ていきたいなと思っております。お願いします。
お願いします。
そんな感じで前回はインバウンドの話を聞いて、
どこから今みたいな形にどんどん持続可能な方に行こうぜみたいなのって
どういうタイミングがあったんですか?
そうですね。だいたい3年過ぎてこの雷鳥っていう宿が、
4年目に入る頃には最初計画してた感じの軌道には乗ったなっていう感じだったんですよ。
素晴らしいですよね。
そういえば魚を掘れば宿の修行やってないね。
やってない、確かにね。
いきなり本番みたいな感じで。
確かに、それもすごいですよね。
授業経験だけ自分で書いて、いきなり宿やって。
3年で軌道に乗せるっていう。
シンデレラストーリー的な感じじゃないですか。
大変だったんですよ、でも。
でしょうね。そうですよね。
逆にそこって聞きたいんですけど、
宿未経験で始めて、でも何とかやってきたよっていうところって、
何力が一番大事だったんですか?
やっぱウェザーニューズの10年で、
ビジネスの見方というか、
仕事への取り組み方みたいな、
血肉のように生まれる。
なるほどね。
そこが自分の中でも自信を持って、
多分10年の中でもいろんな実績も作ってきたんで、
ウェザーニューズの中で。
自信が結構ありましたね。
03:01
何でもできるんだろうみたいな。
天狗じゃないですか。
ウェザーニューズの時って、
主たる業務はどういう感じだったんですか?
営業っすね。
完全に企業に対して、
気象予測、気象情報を利活用するための提案をしてたり、
ちょっとコンサルティックな提案をしてたって感じですね。
なるほど。
そういうところで、
わからないですけど、
マーケットとか、
多分ついててみたいなところもあるってことですよね。
あとウェザーニューズって、
サービスメニュー的なものってそこまでなくて、
どっちかっていうと、
お客さんと一緒に新しい価値を作っていくみたいな感じだったんですよ。
そもそも気象情報がビジネスになるって、
あんまり誰も考えてないじゃないですか。
だけど、
結構本当にいろんな分野で、
気象情報ってビジネスに有効に役立てられるので、
そういう意味で言うと、
新しいサービスを作るとか企画をするっていうところの筋肉も結構、
その時期からついてたのかもしれないですね。
なるほど。
いや、おもろいですね。
その提案を企業の役に立つ形で編集するっていうビジネスは、
ウェザーニューズ以前に、
あんまりなかった?
あんまりないですね。
天気予報ってテレビの番組を作るみたいなのが主だったんですよ。
それを企業向けにきちっと提案し始めたのがウェザーニューズですね。
世界でも?
世界でも。
細かく言うと、船の世界では昔からあった。
でも、どっちかっていうと安全面が大事だった。
安全の公開情報だったのが、ウェザーニューズが入ることによって、
効率的とか経済的な気象情報の利用の仕方みたいに変わってきたかもしれない。
確かに僕、前の会社に勤めてて、最後商品開発の仕事をしてた時に、
気象の予測を作ってたんですけど、
その予測に関しては、
僕はキッコーマンっていう会社で、
仕事はドリンク、デルモンテっていうブランドのジュース関連の仕事をしてたんで、
生産のところで気象の温度とかがダイレクトに直結してきていて、
すごい気温が高くなってきて、
その温度がダイレクトに直結してきて、
その温度とかがダイレクトに直結してきていて、
すごい気温が上がった時に生産が足りないと供給ができないから、
そこの予測をちゃんと読んでおかないと供給失敗するみたいな。
生産というのは農産物?
農産物じゃなくて、本当にドリンクの生産です。工場での。
それは、熱いとすげードリンクが売れるから足りなくなるっていう話?
06:04
そうです。水物は特に影響が大きくて、
気温が上がってくるといきなり数がめちゃくちゃ出ちゃって、
製造が追いつかないみたいな話になっちゃったりするんで、
結構ドリンクメーカーとか各社はそういうのを買ってたと思います。
それがウェザーニュースだったかどうかはわからないんですけど、
でも今の話を聞いて、確かにビジネスとして成立してるんだと思って。
いやでもめちゃくちゃすごいですよね。
メーカーはそんなにやってなかったんですけど、スーパーとかコンビニとか全部使ってます。
そうですよね。
売上げのデータ分析と気温の当時のデータを完全に分析して、
POSデータを全部分析して、どういう気温の時にどれだけ発注した方がいいのかっていうシステムを作るんですよ。
なるほどなるほど。
そういう意味ではウェザーニュースは最大の自然資本企業かもしれない。
確かにそうですよね。天気予報売ってんだもん。
天気予報でデータドリブンでビジネス、しかも超大きくやるって、
なんだろう、めちゃくちゃサステナブルっていうか。
いやそうですよね。だってそれ無駄なものをなくすためにそれが使われていくっていうことを考えるとめちゃめちゃサステナブルですよね。
自分自身では物を作って生産して消費するっていうことじゃなくて、
天気予報の雲の動きをそうして、それを情報に変えて届けていくっていうことなんで、
とっても素晴らしいですね。
大社ですよ、あの大社。
ウェザーニュース話になっちゃってる。
確かに。
そういう提案をしながら力をつけていって自信がついてたってことか。
働く時間めちゃくちゃ長かったし。
筋トレだよね。
ある意味必要だったかもしれない筋トレですね。
むしろ本当に良かったなと思った。その環境にいて。
最初10年が良いですよね。
良いと言い切れにくいところが難しかった。
僕だったから良かったですね。
同期は3年で半分くらいになっちゃったし。
1年目で、あんまこんな話してもあれですけど、連絡が取れなくなっちゃうメンバーも3、4人いましたから。
それくらい各国だったんですけど。
でも各国を僕は望んでたんで、僕にとっては良かったです。
そういう人にとっては良いよね。
そういう人らが巡り合えると良いですよね。
ホワイトめっちゃ5時で帰れますみたいなのを望んでる方はそっちを行った方が幸せだしっていうのは絶対あるな。
09:06
修行したいっていう人は修行させた方が良いと思うからね。
それは確かに本当そうだわ。
これはめっちゃ思うな。
ヤドとか何でもそうですけど、結構共通するビジネスの道理みたいなのがあって、
それをちゃんと抑えておけばどの業界でも割といけるよねっていうことなんでしょうね。
そうですね。そうだと思います。
ヤドをやるんだからヤドを3年修行しようよって話ばかりじゃなくて、
ビジネスをちゃんとやろうということが実際は大事かもしれない。
そう思います。
そのヤド、その3年で一応軌道に乗ったっていう話、自分が思っているところまでは来たっていう話だと思うんですけど、
その中で結構苦労したりしたこと、一番苦労したこととか、
例えばこれからヤドを始めたいって思っている人に、
こうした方がいいんじゃないの?みたいな言えることって何かあったりしますか?
そうですね。僕も当時から10年くらいかけて自分の理想を目指そうって思ってたんですよ、そのヤドについても。
1年目も2年目も3年目も、僕の中では全然完全に理想系では全然なくて、
今もう7年目ですけど、まだ6割くらいな感じなんですよ、僕の理想の中では。
始める人って結構始めから理想を結構目指すじゃないですか。
始めた瞬間からってことですか?
カフェもそうですけど、カフェとかヤドとかも、結構理想系でガツッとやって、かっこいいみたいな形でサービスとかスタートするじゃないですか。
それあんま僕の中ではしっくりこなくて、どっちかっていうと、今って変化めっちゃ激しいから、
その変化に対応できるように余白を常に残しておくっていうか、アップデートできるような形にしていった方が、
それこそ持続可能なビジネスになるんじゃないかなっていうふうに思ってて。
いきなり借金5000万みたいな形でゲストハウスを立ち上げてくる人たちよくいるんですけど、
そんなに借金なくていいんじゃないかなみたいな。
なるほどね。
なんか本当、僕は最小限でやりながら、だからその分ギャップはありましたよ。
なんか、もっとここでできるだろう、もっとここでできるだろうとか、
本当はもっと部屋だってきれいにしたいよとか、
なんかね、自分が理想と思っている姿にしたいよっていうふうには思ってたんですけど、
まあでもいい、10年後を目指したらいいんじゃない?みたいな。
最高。
いやでも実際そうだよね。
12:01
結構さ、やっぱり、それこそ6年とかっていい数字だと思うんですけど、
6年ぐらい経ってくると割とビジネスとかもある程度わかってくるだろうし、
で、なんか10年ぐらいやってきて、すごい素敵な建物で素敵なカフェをやり始めたりしてる。
そこだけ見ると、なんか最初からそこ目指しちゃうけど、
結構そういう人たち、話聞いたらみんな最初苦労してますもんね。
割と、なんかすげーボロいとこからスタートしてる。
山とはもそうだしね、めちゃくちゃすごい寒いところから始まってきて。
最高っすよ。
今、藤井さんたちも来てもらったけど、新工房できてるじゃないですか。
その前に増築したオフィスあるんですけど、その前って犬木の大工さんが使ってた工房だったんで、
全然オフィスらしいものは何もなくて。
ブレハブみたいな感じのこと?
いや、工房です、工房。
工房は工房か。
今、木工がやってるところの手前の一部屋と小っちゃい小屋みたいなのがついてたんですよ。
で、東京チェーンフォーズさんもその時代に1回来てくれたことがあって。
なるほど、結構前ですよね、確かね。
そうそう、2017年、8年とか。
その時の冬とかの時に、これは本当どうなんだって話ですけど、
江本さんがNASA開発の温かいシートみたいなのがあるじゃないですか。
ああいうのを足元に巻きながら仕事をしてました。
ヤバいですね、中で温まっても温まりきらないって。
江本さんだからノリが作られたと思うよ。
ヤバい、過酷な環境だったんだ、そんなの。
いや、寒いよね、みたいな。
もうちょっと温かいストーブとか、
あったほうがいいよねって話してた時に、
いや、これ意外と温かいんですよ、みたいなことを言ってて。
めっちゃ救われるっていう。
強い。
その光景がめちゃくちゃ面白くて。
だから工場の中に机を置いてあって、そこで江本さんが1人で、
段ボールみたいなやつにその、
電気毛布とストーブで仕事してるみたいなすごいシュールなやつがあったんですけど。
ヤバいっすね、今では想像つかないまま。
そうでしょ、だから今来たら、いいオフィスですね、みたいなすごい言っていただくんですけど、
そんなとこからスタートしてるんで。
余裕っすよね。
余裕ですよね。
いやーすごい、みんなやっぱり変遷が素晴らしいですね。
15:02
だからね、やっぱそうなんですよね。
結構、ドコモはそんな最初から上手く投資してて、
そういうのもなくはないだろうけど、
それって結構上手く投資が集まるような、本当に素晴らしい仕事をしてるんですよ。
だから、やっぱり、
たまたま天才だったりしないとできないんで、
普通にやろうと思ったら、まずは外文をちょっと恥をかぶってでも、
やりたいことをやろうぜ、みたいなことが大事ですよね。
いや、ほんとそうだと思いますよ。
ほんとそうですよね。
ほんとそうですよね。
いやでも、たしかに藤井さん言う通りあれですよね。
ほんとにカッチリ自分の理想でスタートした場合、
そこでダメだった場合の戻し方が、たぶんわかんない可能性が出てきますよね。
それもある。
だから、やっぱり、
自分の理想でスタートした場合、
そこでダメだった場合の戻し方が、たぶんわかんない可能性が出てきますよね。
そうですよね。
たしかに。
人間もレベルアップする感じ、スピレーあるじゃないですか。
ロープレイみたいに。
それで、やっていかないといけないよね。
自分の身の丈に合ったスタイルでやり始めていって。
で、ロープレイやってて、これ前藤井さんに話したけど、
ロープレイやってて、
なんでレベル低いうちに強い敵に会わないのかみたいな。
ロープレイゲームでよくあるじゃないですか。
最初からボスとか絶対会わなくて、強くなっていくと会うみたいな。
たしかにね。
人生も同じで、
レベル強くなっていくと強い人と会うんですよね。
そうなんですよね。
確かにそうなのかもしれないですね。
でも、
本当そう。
地道にね。
受ける。
確かにそうだわ。
いきなりボスみたいなとこ行っても、
何も相手にしてもらえないじゃないですか。
相手にしてもらえないもん。
たしかにね。チョンとやられて終了してしまう。
チョンとやられて終了してしまう。
そうなんですよね。
そうなんですよね。
そうなんですよね。
そうなんですよね。
たしかにね。チョンとやられて終了してしまう。
チョンとやられて終了してしまう。
何の話してるんだろうね。
じゃあちょっと続き、
3年経って軌道に乗ってきてみたいなところで止めちゃったんですけど。
そうですね。
軌道に乗ってきた時に、ようやくもう一度ノリクラー俯瞰的に見た時に、
雷鳥はたしかにこのまま行けば、
ある程度のビジネスでやっていけるかなって思ったんですけど、
ノリクラー全体で見た時にはどうなんだろうかって思った時に、
やっぱり宿どんどん辞めていく感じだよなとか、
18:01
小学校に通ってた子たちが親ごと引っ越しちゃって、
どんどん人口が流出してるなとか、
雷鳥としてはいけたとしても地域全体ではまだまだその先見えないなって思ってたんですよ。
そういう時にビジネスも軌道に乗ってきたから、
今までは自分のことだい精一杯だったけど、
少し地域に対して何かアクションができるようになったらいいなって思い始めた頃に、
ちょうどノリクラー観光センターでお土産屋さんをやってたところが、
もう年を取られて、ちょっとそこで店舗やるのは難しいっていうので開いたんですよね。
開いた時に結局そのノリクラー観光センターの中で、
いわゆる一等地なわけですよ、ノリクラーの中では。
でも誰もやろうとしなかったんですよね。
バスの8着以上だし、駐車場で。
8着以上で。
これやらなかったらもうノリクラー終わってんじゃんみたいな思って。
誰も手が挙がらなかったんですよね。
もうそこから全然カフェとかジェラートとかそんなに一切思ってなかったけど、
やりまーすって手を挙げた時から考え始めて、
2ヶ月後にはオープンしたみたいな感じですね。
すごい。
未経験からの伸びしろがすごいですね。
すごいですね。その2ヶ月で立ち上げるあたりがやばいですね。
2ヶ月ってまじ一瞬ですもんね。
めちゃくちゃ濃い2ヶ月だったんですけど、
でもライチョウは元々建物が決まってて、
自分を表現するのってなかなかちょっと難しかったんですよ、当時。
やっぱ最初はビジネスも立ち上げたいっていう。
形が決まって。
そうそうそうそう。で、結構でかい施設だから、
これを全部変えていくのってやっぱすごい大変で、
すごい投資が必要だなと思ったんですよ。
だけどあそこの、奥地君は来てるから分かると思うんですけど、
あそこのくらいの空間だったら、結構そんなにお金かけなくても、
ある程度自分が表現したい理想の形から結構始められるんじゃないかなと思って、
それでじゃあそこで何を表現するかっていうのを考え始めた感じなんですよね。
要素的には積数が15ぐらい?
いえいえ、もっと15くらい。
カウンター3席?
カウンター2席、8席か8席しかないですね。
まあ外にねデッキがあるからそこにこう自由に食べれる感じはあるんだけど、
うんうん、ですね。
だからまあそこでまあ、じゃあ一応ね、
一応ね。
外にねデッキがあるからそこにこう自由に食べれる感じはあるんだけど、
うんうん、ですね。
だからまあそこでまあ、じゃあようやく自分の理想をこう表現してみようかみたいなワインドになって、
でさっき言ったようにそのノリックラーの全体に対して何かできたらいいなっていう風に思ったときに、
21:03
あの地産のものをまず提供できるその場にしたいなとか、
あとはそのやっぱりノリックラー、地産のものにしたいなっていうのはもちろんその対お客さんに対して、
せっかくノリックラーに来てもらったからなんかノリックラーのそのノリックラーとかそのアルプスの地元のものを何かしらの形で商品に提供したいっていうのと、
あとはその地元にお金をこう流したいと思ったんですよね。
なんか外部から何か仕入れて、でこう何か商品を提供するっていうんじゃなくて、
地元にあるものでこう何か提供できるような形の仕組みを取った方が地元にお金が回るなっていう風に思ったのと、
合わせてこうやっぱ国立公園の中っていうのでお客さんに対して少し何か考えるきっかけになるようなことができたらいいなっていうので、
ゴーイングゼロウェイストっていうようなスローガンを掲げて、見渡さない店舗運営をしていくっていうことができれば何かしらこうメッセージ性にもなるし、
ゴミ減らしていくっていうのは資源を大切に使うっていうことだと思うので、
気候変動にも何かしらのアクションにもつながるだろうなっていう風に思ったっていう感じで、
そういうローカルの資源だったりローカルの人たちとかローカルの地域っていうのをめちゃくちゃ大事にした店舗を立ち上げたいと思って、
それを表現したのがギフトのりくらっていうゼラート。
なるほどね。すごい資座が変わってったんですね。自分軸の精一杯、自分の目の前で精一杯のところから。
でも地域全体で良くならないと宿も立ち行かなくなるし、っていうような地域軸ができて、
そこからもともと持ってたんでしょうけど、環境とか自然を守ろうみたいなことに対して、
どんどん視野とか資座が上がったり広がったりしていった結果なんですね、そこは。
そうなんですよ。
ギフトのりくらを立ち上げるときにそこのシフトチェンジが起こったんですね。
そうです。
自己実現終わったなぁと思ってました。
いいね。
温泉屋のこと立ち上げたし、ある程度気取り持ったし、夢だった自己実現叶えたから、
もうこの世界はいいかなぁみたいな。
でもそれ早いですよね。
早いね。
よく経営者とかで、60くらいで会長職になって、NPOの節剤しだしたりするじゃないですか。
それでそこで自己実現が終わったんじゃねえのかって。
これからは地域のためにね、つってやりだすけど、
13年でもう自己実現いいわ、外だみたいな。
24:05
それいいですね。
そここじらせたらずっと自己実現だもんね、多分。
多分ね。
それは面白い。
でもそこを、例えばサステナビリティとかゴイングゼロウェイストっていうメッセージを掲げるのは割と誰でもできるし、
掲げるだけだったらできると思うんですけど、
それと言ったら都市でやればそのメッセージに対して反応してくれるユーザーっていうのは1%いれば東京だったら何万人とかいるはずなんだけど、
のりくらは人口そもそも500人だし、ツーリストがそこにフィットするかっていうのは結構難しいところじゃないですか。
そこはどうだったんですか。
そうですね、それも結局社会人の時にずっと学生の頃から思ってたんですけど、気候変動とかにアクションをしたいってなった時に、
都会に住んでるとそのアクションってめっちゃ遠い世界のように感じちゃってたんですよ。
なんか自分一人がやることが何か影響が与えられることってできねえなーみたいなことをずっと思ってて、
で、これを何もできない自分がいたような感じだったんですよね。
だけど、なんか自然の中に入って暮らし始めてみたら、そもそもなんか目先に課題がありすぎて、
その課題一個一個潰していかないと、なんかそんな大きいこと言ったとしても、そんなすぐに変わらないから、
そこに向けてやるより、とにかく目の前にある課題一個一個解決していこうやみたいな、なんかそういうマインドに変わった方がいいかもしれないですね。
逆にお客さんが来ると、自然っていう、目の前に広がって大自然があるじゃないですか。
これが変わるとどうなっちゃうのか、すっごい想像しやすいと思うんですよね。
だから僕らは、その国立講演の中で、なんか自然いいなーって思った人が来た時に、
なんかちょっと考えるきっかけになると、普段の生活の中で、なんかちょっとしたことに少し変化が変わるような、
なんかマインドになってくれるんじゃないかなっていう思いで、そういうアクションを取り組んだテンポに。
そこに関しては、ツーリスト、旅行者の人たちが、割と肯定的に、いいよねって捉えてくれるんですかね、最初から割と。
多分そうなってるのはまだ1、2割かもしれないですね。
ほぼ8割は、なんとなく通りかかった人が、なんとなくこうジラーと。
元々意識がある人じゃないと反応しないですよね、きっと。
27:02
そこはあれですね、ゼロウェイストとか、サステナブルだからいいよねって買う人たちだけじゃなくて、
ノリクラに来たし、ノリクラのもん食いたいよねって言って、
ノリクラさんの羊のジラーと食べたいよねとか、そっちから入ってる人も結構多いけど、それでいいよねってことですよね。
それもね、結局、宿立ち上げるのと同じマインドがちょっとあって、
そもそもメッセージ強いテンポを田舎でやったとしても、絶対それビジネス上手くいかないなっていう感覚があった。
その感覚があったっすね。素晴らしいじゃないですか。
だからとりあえず、高原といえばソフトクリーム、アイス食べたくなるよねっていうところで、
ジェラートを一つの商品にしたっていうところもあります。
なるほど、確かに。高原だもんね。
だからそこでとりあえず食べてもらうっていうところも意識してますね、もちろん。
素晴らしい。
だけど、実はその中の商品がストーリー性があるっていうのに、
本当に1割でも2割でも気づいてもらえたらいいなっていう感じですかね。
そうだよね。
これすげえ思うな。
でも1割でも2割でも気づいてもらえたらすごく嬉しいっすよ。
都会にいてでも、遠いところからそれを考えてるのと、
現地でアイスクリームを食べながらそれを感じるのって運命の差がありますもんね、本当に。
絶対そうだと思いますね。
感じ方がすごい違うと思う。
なるほどね。
じゃあそこを、ギフトのりくらが始まって、
そういう環境問題とかっていうことにどんどん進んでいくきっかけになって、
そこからまた地域の活動みたいなのに帰ってくるような感じなんですか?
そうですね。
実際、2019年の7月に店舗を立ち上げたんで、
2019年?
2019年の7月です。
ちょうど今日、この収録してる3年前が店舗オープンなんですよ。
今日が。
今日?27時?
今日が3周年目なんですよ、ギフトは。
焦らせますよ、そんなこと。
今日から4年目に入ったんですけど、
要するに2019年7月なんで、2020年になったらコロナじゃないですか。
半年間ギフトやってみて、なんかいけそうだなっていう感覚をつかんだらコロナになったんですよ。
ここでもう一つ、想像的破壊が世の中に起きてくるじゃないですか。
その中のきっかけがあって、今の例えば来町もそっちの方向に長期滞在とかワーケーションの文脈に全部変えたし、
30:02
地域もそっちに一気にガッと動いたって感じです。
なるほどね。
なるほど。
でも超大変でしたね、そこは。
そう、そうはね。
来町はだから気取りに乗ってギフトにも手に出したにもかかわらず、コロナでジャーンって。
やべえこれ、地域は存続できんのかっていうスーパー危機感に覆われたときに、
でもその時にやっぱこう、なんだ、思い出したのが、そもそも当事ヤードやりたいと思ってたじゃんっていうときに、
リモートワークが普及して、これなんか世の中のライフスタイル変わるんじゃないっていうふうに思って、
一気にそこにワーケーションに舵を取った感じなんですよ。
それが現代版当事なんだ。
確かに。
長い長期滞在で。
ワーケーションっていう。
仕事しながら当事しようみたいな。
そうそうそうそう。
めっちゃいい。
確かにね、当事結構、昔の当事ってあんまりよくわかってないけど、長くいて温泉使って体を治していくみたいなスタイルだから、
確かに現代版って言われたらめっちゃしっくりくるわ。
そこの定義じゃないけど、当事って昔はこうだったってどう言われてるんですか?
昔は農業をやってた人が、脳幹器に疲れたーっつって休憩に行くのが当事。
最高。
他の人が傷を癒すために、1ヶ月とか当事場に行って、傷を癒すみたいなのが当事っていう感じだったんですよね。
なるほど。
じゃあ今は、働きながら、傷を出しながら傷を癒すという、マッチポンプな状態。
現地でね、現地でも血を流しながら。
血を流しながら。
癒して流して、癒して流して。
そうなんです。
めっちゃ面白いな、でも今は都会の人が確かに来て、そういう文脈が変わっていってるんですね。
実際にワーケーションの人がほとんどになってるんですもんね、今。
そうですね、平日はほぼワーケーションで埋められてて、土日とかね、もちろん普通にアクティビティーとか登山客が多いんですけど、平日は今は結構何名もいますね。
めちゃめちゃ素晴らしいな。
いや、すごい。
ちょっとまた時間がいい感じになってきたので、一回ここで終わりにして、また次回ちょっと続きを聞いていきたいなと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。