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はい、シェアする落語の四家です。12月1日日曜日、立川のたましんRISURUホールにおきまして、
立川寸志通算一〇〇〇人様の、一〇〇〇人様かな、のお認めで真打になります、第4回行ってまいりました。
なんで立川かというと、立川寸志さん立川出身、ややこしいなんですね。
で、地元の方が集まって、このシリーズ過去最高の200数十名かな、もう完全ソールドアウト状態というところでございます。
そしてゲストに師匠、立川談四楼師匠ということなんですね。
開口一番は立川談九さん、私聴くの2回目、また『寿限無』だったんですが、相変わらず丁寧に丁寧にお話するので、みんなが知っている寿限無でホワッホワッと笑いが出てくる。
笑いが生まれる、この辺りがなかなかいいなというふうに思います。
違った。まずオープニングで、立ちで寸志さんがオープニングトークをですね、企画の説明であるとかそのあたりをですね、お話をされてワッと沸かした後に談九さんでした。
談九さんが入門したてなんですけど、すでにもう36歳ということで、ただ36歳にしてはずいぶんフレッシュだなというようなですね、感想などを述べたところでですね、
もともとこの会では『中村仲蔵』をかけるという話が出ていたんですが予定変更して『景清』。景清はね、寸志さんが二ツ目になってしばらくしたぐらいの頃、宮治さんとの二人会がムーヴ町屋であって、その時に聴いたのをよく覚えてるんですが、
寸志さんの一つの得意なところだと思うんですけど、嫌気になっている人っていうのがうまいんですよね。嫌気になっているっていう人だったり、ちょっと自暴自棄になっている、愚痴っぽくなっている人っていうかな。そこから救われるというようなですね。
これは『佐野山』のことを言っていますが、こういうところがね、罪のない罵詈雑言を吐き続けるというね、あたりがものすごくうまくて、ものすごく共感できる。ああいう風になるような、ああいう自暴自棄になっちゃう時あるようなっていうところですね。
あと、この主人公はちょっとエロいやつですので、そのエロいとこで失敗しちゃうわけですけども、その辺のそのおっちょこちょいな加減。落語はやっぱりダメ人間を扱わなきゃいけませんから、いい感じでのダメ人間な感じ。
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なんか変な言い方ですけど、このあたりがね、まあすごく綺麗にですね、できていました。これはお母さんにいろいろとしてもらうという噺でもあるので、
で、地元寸志さんの立川での落語会で集客で大活躍していたのが、もうすぐ80歳になる寸志さんのお母さんだったという。なんか全体の3分の1ぐらい集めたって言ってましたからね。すごい数ですよね。
もう今回でもう集客を手伝うのは卒業というお話だったそうでございます。いい話じゃないですか。ただその話をですね『景清』に入る前にしようと思って忘れてたという話がございました。
で、ここで仲入りになりまして、2席目がですね、『時そば』でございます。で、この『時そば』もね、やっぱりあの、やけにはなってないですけど、いい感じでこう調子のいい男が、まあだんだんその、なんていうんですかね、追い込まれていくというか。
思った通りにいかなくて苛立ってるってこのあたりは本当にうまい。で、もう一つはね、『時そば』ってみんなやるので、あのやっぱりその工夫していかないとちょっと差別化できないっていうか面白くないところがあるところがあると思うんですよ。
特に二ツ目であれば。で、ここでね、ついに寸志さんのおかげで、なんであのまずい2軒目のそば屋が儲かっているのか。その秘密が明かされるという。びっくりです。ネタ割りたくないです。これは見て衝撃を受けていただきたい。
衝撃を受けていただきたいというのがヒントですね。いやーでもね、素晴らしかった。そこら辺の工夫がね、大きな工夫、小さな工夫がもうピシッピシッピシッと決まって、いい加減にC調で、そのC調の男がどんどんどんどん失敗していくっていうね話がね、本当にきれいにまとまっていて、もう爆笑でございました。
いやー、いろんな時そば聴きますけどね。寸志さんの時そばいいですね。あの話に入る前に、時、これ時の数え方の話ではあるので、なぜ九つなのか四つなのかって話もしていただいて。これ1回ね、僕寸志さんで聴いてね、あんまり理解できてなかったんですけど、今日改めて伺ってやっと理解できました。なるほどそういうことかと。これ知ってる方がやっぱり面白いですよ。
で、ここでですね、御大立川談四楼師匠登場でございます。私先週、木場亭で談四楼師匠を伺っておりますが、今回はですね、もう『景清』に『時そば』というね、その噺を選ぶセンスがいいと。寸志はもうとっくの昔に真打でもいいんだけども、なんかこういう手続きを踏んでいるということで。
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でね、地元のファンの皆さんに「もう十分でしょ」っていうふうにですね、おっしゃっておりました。もうみんな思ってます。もう十分です。とっととなってください。まあまあそんなところからですね。で、あの前回、前々回かご紹介いたしましたが、明日発売になるんですね。明日12月2日発売になる談四楼師匠の新刊『七人の弟子』。これ絶対読んでください。抱腹絶倒です。ほんと面白いです。
寸志さんも出てくるんですね。弟子の話を書いてるわけですから。そんなところでですね、即売をやってまして、物販をやってまして、これがもう最終的には完売したらしいんですね。で、いっぱい売れておりますので、大サービスということで、年末これからかかると思いますが、ということでなんと『芝浜』ですよ。
談四楼師匠の『芝浜』、いつ以来かな。前、「さばのゆ」で聴いたことがある気がするんですけど、非常にさっぱりとした江戸前で、あの臭いドラマよりも会話の楽しみですね。夫婦の会話の面白さを楽しめる。笑いもすごく多いんですよ。
で、途中のその持っていく方にその笑いがこううまく繋がっているところで、最後にほろっと来るというですね。非常に結構な『芝浜』でした。こういう結構な『芝浜』だと僕もいいなというふうに思いますね。
で、最後にですね、寸志さんといつもののの一さん、立川のの一さんですね。が出てきて、結果発表ということで、200何人だったかな。ちょっと細かい数忘れましたけども、認定を認めをいただいて、残りが311ということなんですね。
で、来年の予定が2つ決まっておりまして、2月にですね、日暮里サニーホール3月かな4月かに、日本橋社会教育会館だったかな。ちょっと調べてください。もうこれ、チケットぴあで手に入りますので、非常に面白い企画でございます。ぜひ皆さん行っていただきたい。
そして、1月18日には「シェアする落語」にご出演いただきます。立川寸志さん、今回の企画についてもですね、いろいろとお伺いしてみたいというふうに思っております。いつも通り対談コーナーがございます。多分今回対談ちょっと長めになるかなっていうようなですね、ことを考えております。
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実はね、もう結構予約来てるんですよ。ただまあ冬なのでね、だいたい当日キャンセルの方も出てくるんで、少し多めにとろうかなみたいな感じでいるようなところなんでございますね。
引き続きですね、宣伝はしていきますけども、どっかで完売御礼で出しちゃうかもしれないんで、ぜひご予約いただきたいというふうに思います。シェアする落語の四家でした。ではまた。