川崎さとしさんの出している本の中だと、 カメの甲羅はアバラボネ人体で表す動物図鑑というタイトルの本が結構有名なんじゃないかと思います。
カメの骨格を人間に置き換えるとこういうことになりますというのを表紙で図解してるんですが、 かなりインパクトがある絵面になっています。
正直不気味と感じる人も多いんじゃないかと思いますね。 個人的にはセミラジオ第19回でお話ししたマンアフターマンを思い出しました。
というところで盆栽忍者さん、僕の質問に答えていただきありがとうございました。 そして前回のセミラジオでは90年代のドラマずっとあなたが好きだったと、
冬彦さんというキャラについてお話しさせていただいたんですが、 こちらたくさんのお便りコメントをいただいております。
お便り2通、コメント3通の計5通ご紹介させていただきます。 まずはお便りからいきたいと思います。
一つ目のお便りは、ポッドキャスト番組工業高校農業部パーソナリティで牛飼いの牛若さんからいただきました。
こんにちは、牛若です。何やらドタバタしてしまってお便りがなかなか遅れずにいたのですが、 短く手元重い筆を取りました。
先日更新された冬彦さん回、やっぱり最高でした。 事前の告知では知らないドラマの話だと一瞬思いましたが、ここはセミラジオ。
リスナーの全く知らないコンテンツでもさっくりと趣旨を伝えて、 なおかつセミ山さんの話したいコアな部分へと鮮やかに誘導するのが本当にうまい。
何の置いてけぼり感もなくひたすらに楽しめました。 後半にドアを叩く効果音が入ったとき、
セミ山さんの冷たい声真似も相まって結構本気でびっくりしました。 助産のため夜の暗い牛小屋を歩いていたのですが、ちゃんと変な声出して飛び上がってしまいました。
しかしこういうちょっと手間のかかった演出が飛び出てくるセミラジオ、大好きです。 短いと言いながら放っておくとまた長くなるのでこの辺にさせていただきます。
毎回の更新が待ち遠しく思いますが、無理せずゆるりとしたペースでいろんな話を聞かせてくださいね。
それでは、とのお便りをいただきました。 牛垢さんありがとうございます。
いやーセミラジオも今年の年末で3周年になりますが、それなりに長く続けてきた中で自分なりのスタイルのようなものはできてきたのかなと思ってまして、
好きなものの魅力をわかりやすく伝えたいというのはその一つではあるので、そこを楽しんでもらえて評価までしてもらえると本当にあったかいがあるというか、
嬉しくなっちゃいますよね。 で、このドアを叩く効果音の下りですね。
セミラジオってオープニングとエンディング以外は基本的に音楽は入れてないですし、効果音についても幕間に入れるピアノの音くらいなんですけど、
たまにこういう演出を入れてみようかと思いつく時があって、今回もやってみたんですけども、
牛若さんはお世話をしている牛が産気づいた時は、昼夜関係なく助産をしてあげて、
そうやって生まれてきた可愛い孔子の写真をXの方にアップされたりしていますけど、そんな風にして助産のために夜の暗い牛小屋を歩いていたところ、
開けろー
という僕の冬彦さんの声真似を聞いて、びっくりしてしまったということでした。
想像以上にこの効果音は効いていたみたいですね。 確かにそのシュチュエーションで聞いたら、自分で聞いたとしてもビクッとなっちゃうかもしれません。
そして牛若さんと僕といえば、11月の3日、文化の日に富山マラソンというフルマラソンの大会を走る2人ですよね。
お互い人生初のフルマラソン42.195キロを走るということで、一体どうなるのか予想がつかないところもあるんですが、
楽しんで走れたらいいなと思います。 またそのマラソン大会前後の様子なんかもセミラジオで話せたらいいなと思っております。
マラソン大会本番まであまり日数もないんですが、 牛若さんや僕へのフルマラソンに向けての応援のメッセージなどいただけたらすごく嬉しいです。
皆さんにそういった応援のコメントお便りなどもぜひぜひ送っていただけるとありがたいです。お待ちしております。
というところで牛若さんお便りありがとうございました。 続いてはサンセツコンさんよりメールフォームでお便りをいただきました。
ふゆひこさん回拝聴。まずオープニングのおぼっちゃまくんのお話について。
ダジャレが基本となっているチャマ語がインドでは一体どうやって翻訳されているのかがとても気になります。
日本語そのままに友達インコとして放送されているのか、はたまた地域の言葉で上手に威躍されているのか、
現地の言葉で話せなくてもチャマ語を使えば意思疎通できるのかもしれませんね。
ずっとあなたが好きだった。見てましたよ。 当時ロマンスを主体にしていたフジテレビのトレンディドラマに対し、ちょっと暗くて悲しい恋人家族を描いたTBS系ドラマがしのぎを削っていました。
冬彦さん、ドラマの中でファイナルファンタジー4知っているんですよね。 暗い部屋ですごく怖かったです。
とのお便りをいただきました。サンセツコンさんありがとうございます。 冬彦さん回のオープニングでおぼっちゃまくんの新作アニメがインドで放送されるようです。
というお話をしたんですが、そちらについて触れていただいてますね。
そう、おぼっちゃまくんの主人公チャーマーはチャマゴーという独特のダジャレを連発するキャラなんですが、
確かにインドの吹き替え版ではどういうふうに表現されているのか気になりますよね。
インドの子供におはヨーグルトとか頭に北半球とか言ったら理解してもらえるんですかね。
なかなか検証する機会もないんですけど、これは気になる案件ですよね。
そしてサンセツコンさんはずっとあなたが好きだった、見てましたよということで、これは放送当時リアルタイムでご覧になってたということなんですかね。
最終回あたりの視聴率は30%を超えていたということで、本当に絶大な人気を誇っていたということですよね。
そして当時ロマンスを主体にしていたフジテレビのトレンディドラマに対し、ちょっと暗くて悲しい恋人家族を描いたTBS系ドラマがしのぎを削っていたということで、そういう流れがあったんですね。
フジテレビの生徒派のトレンディドラマ、つまり都会的な男女の恋愛ドラマが存在感を発揮していたところに、
人の心の暗い部分を刺激するようなTBS系のドラマが対抗馬としてあって、視聴率を争っていたと。
90年代ってそういうテレビ局同士の対抗意識もあって、刺激的で面白いドラマが生まれてたのかもしれないですね。
で、冬彦さんがドラマの中で、暗い部屋の中でファイナルファンタジー4をしているというくだりなんですけども、
そう、これ前回話そうかなと思って忘れてたんですけど、サンセスコンさんのおっしゃる通り、冬彦さん、作中でFF4遊んでるんですよ。
画面は表示されないんですけど、戦闘時のBGMがかかってるんですよね。
そのシーンは冬彦さんがゲームに一生懸命になりすぎて、奥さんが寂しい思いをしているのに見向きもしないっていうネガティブなニュアンスでゲームが使われてるんですけど、冬彦さんのダメなところがすごく出てるシーンでしたね。
というところでサンセスコンさん、お便りありがとうございました。
ここからは冬彦さん回に頂いたXのコメントをご紹介させていただきます。
まず、ポッドキャスト番組ゲームのパーソナリティの小松菜さんにコメントをいただきました。
冬彦さん、アットマーク、ドラマ、ずっとあなたが好きだった、ハイチョウ、美行が得意な冬彦さん、というパワーワードに吹き出してたら、直後に扉を叩くSEが入り、さらに笑う、わらわらわら、とのコメントをいただきました。
小松菜さん、ありがとうございます。
他の方のコメントでも触れていただいてたんですが、やはりこの扉を叩く効果音の下り、楽しんでいただけたようで、何よりです。
小松菜さんはゲームの、ゲームがカタカナ、農が農業の農、というポッドキャスト番組を配信されてまして、
こちら、いろんなゲームのお話とそれに関連する農業のお話を毎回するという他にないコンセプトの番組なんですよね。
で、小松菜さんは僕より若い世代の方だと思うんですが、レトロゲームについてのお話が結構多いのも個人的には嬉しいポイントなんですよね。
最近だとウルティマーのお話とかされていて、面白く聞かせていただいてました。
小松菜さんのポッドキャスト、ゲームの、よかったらチェックしてみてくださいね。
というところで、小松菜さん、コメントありがとうございました。
続いて、ヤマチキさんからコメントをいただきました。
ダンダンダン、ダンダンダン、開けろー、開けろー、最高でした。
さのしろ、癖のあるキャラクター演じるイメージありましたけど、自分が一番印象に残ってるの、このCMなんですよね。
わら、とのコメントをいただきました。
ヤマチキさん、ありがとうございます。
ヤマチキさんも、このドンドンドンの下りを楽しんでいただけたということで、予想以上の反響に驚いております。
そしてヤマチキさんは、コメントの方に90年代に放送されていた、
抗菌トイレ、キラーミックという商品のCM動画のURLを貼ってくださってまして、
このCM、実は冬彦さんを演じた佐野志郎が出演してたんですね。
僕、このCM知らなかったんですが、佐野志郎が、よくわからない怪しげな手つきと歌で、
抗菌トイレ、キラーミックの素晴らしさについて、主婦たちに啓蒙するというような内容で、
うーん、本当に佐野志郎って、何をやらせても怪しい人だなーって思いました。
ヤマチキさん、CM教えていただいてありがとうございました。
そして、ボンサイニンジャさんにも、冬彦さん回にコメントをいただいております。
調布市まで妖怪検定を受けに行くくらいには、妖怪が好きなんです。
そういえば、今回のメインテーマの冬彦さんを演じていた佐野志郎も、妖怪好きですね。
特に小泉ヤクモが好きで、自分の娘にヤクモと名付けたというのは有名な話、とのコメントをいただきました。
ボンサイニンジャさん、調布市に妖怪検定受けに行ったんですか?
守備範囲広いですね。調布で妖怪検定を受けられるとは知りませんでした。
どんな問題が出題されるのか気になります。
で、佐野志郎って妖怪好きだったんですね。知りませんでした。
怪談作家の小泉ヤクモが大好き。
そして娘の名前もヤクモと命名していたということで、
そのお話は前回の台本を作った時に知ってはいたんですが、
佐野志郎は小泉ヤクモという作家だけが好きなんじゃなくて、妖怪全般が好きなんですね。
佐野志郎も妖怪検定受けてそうですよね。
どっちかというと、冬彦さんや佐野志郎自身が妖怪っぽい雰囲気もまとってますよね。
言われてみると、佐野志郎と妖怪ってものすごく神話性高いなって思います。
というところで、ボンサイニンジャさん、コメントありがとうございました。
皆さん、今回もたくさんのお便りやコメントありがとうございました。
それではそろそろ本編に行きたいと思います。
このサメ映画大全でも紹介されているメガシャークシリーズは、
そういう特撮テイストに興味をそそらえて、シリーズ全4作品を見たことがあります。
メガシャーク対ジャイアントオクトパス、メガシャーク対クロコザウルス、
メガシャーク対メカシャーク、メガシャーク対グレートタイタンの4作品ですね。
ストーリーはほとんど覚えてないんですが、とにかくバカでかいメガシャークが上空を飛んでいる飛行機に噛みついて撃墜したり、
サメ型メカのメカシャークと戦ったりと、わんぱくなサメが大活躍する楽しい映画でした。
グレートタイタンに関しては進撃の巨人に出てくる超大型巨人にデザインが酷似しているということでも話題になってましたね。
あと、僕が今までに見たサメ映画の中で特に強烈印象に残っているのがシャークネード2という作品です。
このシャークネードもシリーズになっていてたくさん作品が出てるんですが、僕はそのシャークネード2しか見てないんですよ。
ただサメ映画大全ではシャークネード2はシリーズの中でも特に評価が高い傑作として紹介されてましたね。
で、このシャークネードシリーズにおけるシャークネードというのは何かというと、
読んで字のごとくシャーク、つまりサメとトルネード、タツマキを組み合わせた雑魚なんですよ。
このシリーズではものすごい勢いで回転するタツマキによって吸い上げられたサメがニューヨークやラスベガスなどアメリカの各都市で大暴れするんですよ。
スピルバーグのジョーズがどんなに恐ろしくても陸に上がってしまえば手出しはできなかったんですが、
このシャークネードは陸上であろうと空中であろうとお構いなしに襲いかかってくるんですよ。
もはやどこにも安住の地はないということなんですよね。
シリーズ後半の作品になるとついに大気圏を飛び出して、宇宙でもシャークネードが大暴れするということみたいです。
僕が見たシャークネード2で一番すごいなと思ったのは、
タツマキによって飛んでくるサメによって大きな被害が出るのはもちろんなんですけど、
作品中でそのサメタツマキによってアメリカの象徴である自由の女神が破壊されるんですが、
その自由の女神の頭部がタツマキの勢いによってものすごいスピードでゴロゴロ転がって、
サメタツマキ以上の破壊力のある物体となってニューヨークの街を破壊し、大勢の罪もない人々を殺傷するという展開があって、
これは本当にとんでもないものを見せられてるなという感じがしましたね。
もはやそのシーンだけ切り取るとサメ映画ですらないんですよ。
あと主人公の奥さんの手がサメタツマキに噛みちぎられてしまうんですが、
失った手の代わりに回転ノコギリを装着してサメをぶった切るという展開もあって、
思わず、「お前は仮面ライダースーパー1か!」って突っ込んでしまいました。
昭和の仮面ライダーシリーズにそういうキャラがいたんですよね。
腕がアタッチメント方式になっていて、いろんな特殊攻撃ができる腕を付け替えて戦う、そういう仮面ライダーだったんですけども、
それは良いとして、サメ映画何か一本おすすめと言われたら、僕はこのシャークネイド2をおすすめします。
無印シャークネイドからの続編ではあるんですが、この作品から見ても何の問題もなく楽しめますので、ぜひ見てみてください。
で、サメ映画大全を読んでいく中で正直ほとんどの作品は本で概要を読むくらいでいいかなと思ったんですけど、さっきもお話ししたシャークネードシリーズについては最終的にサメが宇宙まで行ってしまうということで、
そこまでの流れをつかむためにも改めて全作品見てみたいなと思ったのと、他に2作品これは気になると思ったサメ映画があったのでちょっと触れてみたいと思います。
まずは2016年公開のロストバケーション。この作品は公開時にはジョーズ以来の永久サメ映画というキャッチコピーがつけられていました。
主人公であり医学生のナンシーは亡くなった母がよく訪れていた秘密のビーチで一人サーフィンに供じていたところ、突然ホホジロザメが襲来し、ナンシーは大けがをしてしまいます。
ナンシーのいる岩場が道潮で少しずつ水没する中、血に飢えたホホジロザメがナンシーを常に狙っているという極限状態に陥ってしまいます。
で、実はナンシーのお母さんは長い糖病生活の末に亡くなっていて、そのためナンシーは医学生として深い無力感に苛まれていたんです。
母を救うことができなかった自分は何のために医学の道を歩んでいるのかという葛藤があったわけですね。
なんですが、自らが大けがを負いサメに狙われているという極限状態の中、医学生として身につけてきた知識や技術がその逆境を乗り越えてサメに対抗するための力になってくれるんですよ。
そして、自らがギリギリの状況に追い詰められる中で、長年糖病を続けていた母の強さもより切実に感じられるようになる、そういう文学的な趣のあるサメ映画なんですよね。
まだ見てないんですが、この映画は近々見たいなと思っています。
そしてもう一作は海底47メートルというサメ映画です。
主人公であるリサとケイトの姉妹はメキシコのリゾート地で、水深5メートルの檻の中からホホジロサメを見るケージダイビングツアーに参加するんですが、老朽化していた船のワイヤーが切れてしまい、水深47メートルの海底に急降下してしまいます。
身動きが取れず、酸素ボンベの残量も残り少ない、さらに無線も通じないという完全に積んだ状況の中、ホホジロサメがリサとケイトを狙うという圧倒的閉塞感を持って描かれる海洋サスペンス映画なんです。
冒頭のあらすじだけ見ると、その状況でできることあります?って思っちゃう絶望的な流れなんですけど、この海底47メートル、90分の尺のある映画なので、きっと何かしら高い作を見出していくんだと思います。
非常に限定的な状況テーマに2点3点する展開で飽きさせない作りになっているという、とても評価の高いサメ映画なんですよね。
妹のケイトに劣等感を抱くリサが妹を救うために勇気を振り絞って行動するという胸圧の展開もあるみたいで、この映画も近々見ようと思っています。
あと、これはサメ映画大全で紹介されていた作品ではないんですが、気になる作品があって、それはノーシャークという映画です。
これもまだ見てないので想像で言っているところもあるんですが、切り口としてはサメが登場しないサメ映画みたいです。
アマプラの説明文に書かれているところによると、ある種の苦悩を内面に抱いつつも、サメに食べられるという夢を叶えるためにニューヨークのビーチを放浪する女性、チェイス。
そんな彼女の独白を12話からなるエピソードで綴ったダークコメディということなんですけども、
どうやらサメ映画というのはサメが登場しなくても成立するみたいですね。
このノーシャークも本当にサメが出ないのか、近々検証してみたいと思っています。
というところでサメ映画大全とサメ映画にまつわるよもやま話をしてきたんですが、いかがだったでしょうか。
サメ映画というのはもはやサメが海の生き物であるという縛りからも解き放たれた作品が多数制作されていて、
人間の想像力のある種の最前線なのかもしれないと、今回サメ映画大全を読んでいて思いました。
日本でも温泉シャークなどの意欲作が制作されていますし、これからも想像だにしないような切り口のサメ映画が多数制作されていくんじゃないかと思います。
皆さんもおすすめのサメ映画や印象に残っているサメ映画などありましたら、ぜひぜひお便りやXのコメントで教えてくださいね。
セミラジオではお便りを募集しています。Xのハッシュタグセミラジオや概要欄のフォームからお送りいただけると嬉しいです。
今回はサメ映画大全という本と気になるサメ映画についてお話しさせていただきました。ご視聴ありがとうございました。