1. セミラジオ ~生き物とサブカル~
  2. 冬彦さん@ドラマ「ずっとあな..
2024-10-20 40:19

冬彦さん@ドラマ「ずっとあなたが好きだった」

流行語大賞になるなど、一世を風靡したマザコンキャラ「冬彦さん」と、ドラマ「ずっとあなたが好きだった」についてお話しました!


・マザコン男の代名詞

・冬彦さん その奇行の数々

・東北新幹線乗り過ぎ問題


ずっとあなたが好きだった(wiki)

https://w.wiki/4DvN


ずっとあなたが好きだった(Tver)

https://tver.jp/series/sr8urdxj9r


ずっとあなたが好きだった(U-NEXT)

https://video.unext.jp/title/SID0015327


む~んな気持ちはおセンチ(YouTube)

https://www.youtube.com/watch?v=WvJqK9_CWcA


【お便り&お知らせ&グッズ】


セミラジオお便りフォーム ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/e356yHPcm8P2Qy2A8⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


せみやまのX(ツイッター)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/semibloger⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


セミラジオのグッズ(ステッカー・Tシャツ)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://suzuri.jp/semiyama⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


【音声素材】

下記サイトの音声素材を使用させていただきました。


Howling-indicator

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://howlingindicator.net⁠⁠⁠

サマリー

ドラマ『ずっとあなたが好きだった』に登場する冬彦さんは、佐野志郎が演じるキャラクターで、恋愛ドラマの中で独特な存在感を放っています。この作品は1992年に放送され、全13話からなる物語が展開されます。冬彦さんというキャラクターの不気味さと魅力が語られています。また、90年代の恋愛ドラマとして、複雑な人間関係や心理的緊張を描写し、視聴者を引き込む力があります。ドラマではキャラクター間の複雑な感情と関係性が展開され、特に冬彦さんの存在がストーリーの中心を形作っています。主要キャストや仙台と東京の設定も作品に深みを与えています。

冬彦さんの背景
みなさん、こんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、せみやまです。
今日は90年代のテレビドラマ、「ずっとあなたが好きだった」で、
佐野志郎が演じた冬彦さんというキャラクターについてお話ししたいと思います。
先日、いつものように何の気なしにXのタイムラインを眺めていたら、
にわかには信じ難いニュースが目に飛び込んできまして、
ちょっとそのニュースのタイトルをそのまま読み上げたいと思います。いきますね。
おぼっちゃまくん新作アニメ、来春インドで成長を続く社会にマッチというニュースなんですけど、
これ、世代によってだいぶ受け止め方が違うような気がします。
若い世代の方だとおぼっちゃまくんを見たことがない、よく知らないという方も普通にいらっしゃると思いますし、
僕は80年代前半生まれなんですが、近い世代のリアルタイムでおぼっちゃまくん見てたという方にはかなり衝撃的なニュースなんじゃないでしょうか。
僕もびっくりして最初フェイクニュースじゃないかと疑ったんですけど、どうも本当のようなんですよね。
この令和の時代にインドでおぼっちゃまくんの新作アニメが放送開始するって言うんですよ。
こんなことってありますか。改めて言うとおぼっちゃまくんという作品は漫画家の小林よしのりさんがコロコロコミックに連載した
当時大人気のギャグ漫画で、1986年から1994年まで連載されてました。
で、89年から92年にかけて放送したアニメも大ヒットを飛ばし、その人気ぶりはちょっとした社会現象とまで言われたんですよね。
すごく人気がありました。うなるほどお金を持っている財閥の御曹司、おぼちゃまという少年と周囲の仲間たちが引き起こすハイテンションなドタバタギャグアニメで、主人公のちゃまが友達の手を自分の股間に無理やり当てがって
友達インコと叫ぶという過激なネタも当時話題に上がり、PTAからは子供に見せたくないアニメとして常にマークされていたようです。
そんなおぼっちゃまくんが、なぜかこの令和の時代にインドで新作アニメが放送開始するということで、一体どうなってるんだということなんですけど
ドラマの特徴
実は経済成長著しいインドではおぼっちゃまくんの再放送が大人気で、過去作を現地で話されている
ヒンディ語、タミル語、テルグ語などに吹き返して放送をしているそうなんですよ。で、インドの人口は今14億人以上いると言われてるんですが
子供の人数だけで日本の総人口の倍以上いる計算になるんですよね。 これはビジネス的にはすごい鉱脈を掘り当てたってことなんじゃないかと思います
思えばおぼっちゃまくんが日本でヒットしていたのも、いわゆるバブルの真っ只中 日本経済がイケイケだった時期だったんですよ
今おぼっちゃまくんがインドで大人気っていうのは、そういう経済の上昇気流に乗ってということがあるみたいなんですね
いずれインドで放送されたおぼっちゃまくんの最新作が日本に逆輸入されて見られる時も来るのかもしれません
余談ですがおぼっちゃまくんの旧作アニメのエンディングテーマにムーンな気持ちはおせんち という曲がありまして歌詞はおぼっちゃまくん本編の内容と全くリンクしてなかったんですが
曲は結構好きで印象に残ってます 概要欄にリンクを貼っておきますのでよかったら聞いてみてくださいね
そして前回までのセミラジオについてお便りやコメントをいただいてますので 今回は3通ご紹介したいと思います
まずは佐藤さんから第130回 ヘンリーダーガーと彼のビビアンガールズにXの方でコメントをいただいております
読み上げますね
ヘンリーダーガー界拝聴 全く知らない方でしたが検索すると絵本のようでそうでない
力のこもった作品が出てきて絵のインパクトに驚きました これに長編の小説もついてるとかすごいっすね
一度読んでみたいですとのコメントをいただきました 佐藤さんありがとうございます
そうヘンリーダーガーの絵なんですがとても独特ですよね 絵本のようでそうでないというのはまさにその通りで
ヘンリーダーガーは既存のイラストや写真からのトレースを駆使して作品を制作していたので
一枚の絵の中に同じイラストをベースにした女の子の絵が色違いで複数書いてあったりして
商業ベースの作品ではありえない絵作りがされてるんですよね
佐藤さんはヘンリーダーガーの書いた小説も読んでみたいということなんですが 小説の方は全部で15,415ページもあるということで
少なくとも日本では出版されてないんですよね ただヘンリーダーガー非現実の王国でというヘンリーダーガーの絵がたくさん掲載されている本があるんですが
物語の展開
彼が書いた物語の一部をこの本で読むことができます この本大型書店の美術コーナーなんかに行くと結構置いてあるので
佐藤さんよかったらチェックしてみてくださいね というところで佐藤さんコメントありがとうございました
続いて第134回 異端の人類進化理論アクア説2
盆栽忍者さんからメールフォームでお便りをいただきました 読み上げますね
アクア説界拝聴しました 僕はこの説が結構好きで一見とんでもなのに意外と筋が通っていて案外こういうところに真実があるんじゃないか
なんて思ったりもします そしてカッパやヒョウスベ、ガンギ小僧など水辺の妖怪が類人へに似た姿をしているのも
アクア説に関係あるかもしれないと考えたりするのもまた面白く もしかしたら彼らは人類と共通の祖先を持ち
同じように彗星類人猿へと進化した人類の近縁種なのでは なんて考えるとワクワクが止まらなくなります
大毛を失っていない点は気になりますが カッパなどは毛がないものも伝わっているのでそこら辺にヒントがあるかもしれません
なんてこじつけとんでも説を考え始めると止まらなくなってしまうので この辺でやめておきます
感想というより妄想を吐き出す結果になってしまいました 長文乱文失礼いたしました
これからもマニアックでディープな話題を期待しています 急に涼しくなってきたのでお体にお気をつけください
それでは とのお便りをいただきました
盆栽忍者さんありがとうございます 僕はこの説が結構好きでということなんですけど
盆栽忍者さん以前からこの説ご存知だったんですかね 僕がアクア説について初めて知ったのは
NHKのスーパープレゼンテーションという TEDという海外のプレゼンイベントを紹介する番組で
アクア説の本を書いたエレイン・モーガンが まさにそのアクア説についてプレゼンしていたのを見たのがきっかけでした
盆栽忍者さんがアクア説を知ったきっかけも気になりますね
で カッパの類が水辺に適応した人類の禁煙酒ではないかというお話 これ面白いですね
そういう切り口でカッパを描くエンタメ作品とかあったら すごく新鮮で楽しめそうな気がします
ヒョウスベやガンギ小僧というマニアックな妖怪の名前も書いてくださってますね
水辺の妖怪の中ではカッパが一般種で ヒョウスベ・ガンギ小僧が希少種なのかもしれないですね
あと水辺の人類ということで言うと タイにモウケン族という少数民族がいるんですが
このモウケン族は海辺に暮らしていて 海にすもぐりして魚介類をとって暮らしているんですよ
ですごいのがこのモウケン族の子供は 水中の視力がとても良くて
海の中でも目をかっぴらいて 地上と変わりなくものを見ることができるんですよ
目の中のレンズである水晶体を調節する能力が 他の民族に比べて優秀なのと
塩分を含んだ海の水の中で目をかっぴらいても平気という 体質を持ってるんですよね
ただそんなモウケン族も大人になると目の柔軟性が下がって 水中での視力も下がってしまうみたいです
このモウケン族の能力もアクア説と通じるところがあって面白いですよね
盆栽忍者さんのお便りではこれからも マニアックでディープな話題をと書いてくださってまして
今回のメインテーマはメジャーな作品についてではありますが ディープに掘り下げていければと思います
というところで盆栽忍者さんお便りありがとうございました
続いては第135回 ベルギーの奇妙な画家たちにポヌさんからXでコメントをいただきました
読み上げますね
ヒエロニムスボスは学生の頃の教科書に載っていて 好きというよりはトラウマのように頭にこびりついた作品でした
感想は
おぉ…
しか出てこず見た後もしばらく頭から離れません
名古屋市美術館にグッズがあります
全国にあるのかなとのコメントをいただきました
ポヌさんありがとうございます
ポヌさんは学生の頃授業で使っていた教科書に ヒエロニムスボスの絵が載ってたんですね
僕が使っていた美術の教科書には載ってなくて 大人になってから知ったんですよね
シュール系で言うとマグリットやダーリーなんかは載ってたんですけどね
好きというよりはトラウマのように頭にこびりついたということで
確かに何というか シンプルにこの絵が好きと言い切るには不穏な要素が多すぎる絵なんですよね
ヒエロニムスボスの絵って
なんか得体の知れない巨人があんにゅいな表情をしつつ その巨人の体が空洞になっていて
そこにまたいろんな得体の知れない生き物とか人が入ってワイワイやっているというような絵面がよく描かれてるんですが
それぞれの人は今どういう気持ちなのって思うことが本当に多いんですよね
ポヌさんはお便りに名古屋市美術館の通販サイトのURLを貼ってくださってまして
なんとその通販サイトではヒエロニムスボスの絵に描かれた謎の生き物や人物のフィギュアを購入することができます
これ商品写真を見る限りかなり細かく造形されてあって見てると欲しくなっちゃいますね
結構いいお値段するんですけど
ちなみにうちの奥さんのバック庫に聞いてみたらこのヒエロニムスボス関連のフィギュア
名古屋市以外の美術館の物販コーナーに置かれているのを見かけたと言ってました
あるところにはあるという感じなんでしょうね
というところでポヌさんコメントありがとうございました
それではそろそろ本編に行きたいと思います
今回はかつて日本中で一大ブームを巻き起こした冬彦さんについてお話ししていきたいと思います
冬彦さんは92年にTBS系列で放送されたテレビドラマ
ずっとあなたが好きだったの主人公ミワの夫で
主人公のミワを書く近子冬彦さんを佐野志郎が演じています
このずっとあなたが好きだった
ご存じない方もきっとタイトルから想像していただけるんじゃないかと思うんですが
ジャンルとしては恋愛ドラマなんですね
ただ今回の主役である冬彦さんの存在によって
いわゆる王道の恋愛ドラマとはかなり毛色が違うものになっています
このずっとあなたが好きだったは1話が約1時間全13話が放送されたドラマで
今回は全ての物語を事細かにお話しするのではなくて
主に冬彦さんというキャラクターの人格や行動
作品への導入と冬彦さんの認識
全話を通して印象に残った点などをお話ししていければと思います
このずっとあなたが好きだった92年放送のドラマということで
僕が大好きな90年代この頃の作品です
なんですが実はこの作品リアルタイムでは見てなかったんですよね
時代が近い作品だと足立由美主演の家なき子
小田祐治主演のお金がない
田村雅一主演の古畑忍三郎なんかは見てたんですけども
これらはどれも94年の作品なんですよね
なのでずっとあなたが好きだったは今年に入ってから全話見たんですが
なんで92年のドラマ今になって急に見るのかということですよね
実はこのずっとあなたが好きだったというドラマのタイトルなんですが
認識したのは今年に入ってからだったんですよ
なんですけど冬彦さんというキャラの名前だけはかなり前から知ってはいたんですよね
昔のドラマに冬彦さんというマザコン男のキャラがいて
それは佐野志郎が演じていたという認識はずっと持ってたんですよ
どうやってそれを知ったのかはちょっと覚えてないんですが
冬彦さんというキャラの名前は作品を見る前から知ってたんです
で僕佐野志郎はかなり好きな俳優なのでずっと気になってはいたんですよね
初めて佐野志郎を認識したのはやはり90年代の
佐賞太子最後の事件というドラマでした
浅野敦子が演じる主人公の相談相手として佐野志郎が出演してたんですが
佐野志郎が放つ異様なオーラに一気に引きつけられましたね
その後も佐野志郎の出演作を意識してウォッチしてきたわけではないんですが
画面に佐野志郎が映っているとつい目で追ってしまうくらいには好きな俳優だったんですよ
で実は今tverという動画サイトで佐野志郎がかなりフィーチャーされてまして
ずっとあなたが好きだったの最初の何話かを無料で見ることができるようになってるんですよ
これは11月公開のスマホを落としただけなのに最終章ファイナルハッキングゲームという映画に
佐野志郎が出演することから相乗効果を狙っての佐野志郎強化月間ということみたいです
これはまたとないいい機会ということで冬彦さんが登場するドラマずっとあなたが好きだった
先日全話一気に見ました今回最初何話かをtverで見てtverで見れなかった回については動画配信サービスの
ドラマのあらすじと人間関係
unextに登録して見ることができました
いやー
冬彦さんすごかったです
すごいとは聞いてたんですけどちょっと想像を超えてきましたね
冬彦さんのすごさについて詳しくお話しする前にまずは作品の簡単なあらすじからお話ししておこうと思います
今回ずっとあなたが好きだったについてネタバレありでお話ししていきますのでご注意いただければと思います
ずっとあなたが好きだったのあらすじなんですが東京の結婚式場に勤める主人公の西田美和のもとにある日
故郷の宮城県仙台で和菓子屋を営む父がやってきます
父は30歳になる前にとにかく結婚しろと美和に言いかなり強引に自分で持ってきたお見合いの話を進めてしまいます
このくだり90年代ぽいですよね
父に押し切られる形で渋々お見合いに臨んだ美和だったんですがお相手の勝田冬彦は東大出身のエリート銀行マンで
実直そうで割と爽やかな高青年に見えました冬彦からの積極的なアプローチもあり美和は結婚を決意します
なんですが実は美和には過去に付き合っていたずっと忘れられない相手がいるんですよ
それは高校の頃に付き合っていたラグビー部の男子生徒大岩陽介でした
この大岩陽介は伏瀬博史が演じてるんですが
美和と大岩はかつてある事件をきっかけにお互いに好きなのに別れざるを得なかったという経緯があってお互い未練を残してたんですね
その事件というのは大岩くんに一方的に思いを寄せていた女子生徒が美和と大岩くんが二人で朝帰りしたという話にショックを受けて
自殺してしまったんです
その結果美和のせいでその子は自殺したんだという悪い噂が広まってしまい
美和と大岩くんは別れざるを得なかったんです
で冬彦さんとの結婚とほぼ同じタイミングで美和はその大岩くんと再会することになるんですよ
大岩くんは高校卒業後もラグビー一直線でサントス建設という会社の実業団チームで引き続きラグビーに打ち込んでいて
さらにそのラグビーチームのマネージャーと付き合ったりもしてるんですけど
そんな状況の中ともかくも美和と冬彦さんの結婚生活が始まるんですが
割とすぐに冬彦さんのメッキが剥がれてしまうんですよね
人の気持ちを考えない発言や行動
母親とのマザコン的な関係性
蒸気を逸した気候の類が目立つようになり
美和との溝がどんどん深くなっていくんです
そしてついに美和は冬彦さんとの離婚を決意するに至ります
その一方で優しく相談に乗ってくれる元彼の大岩くんへの思いはどんどん高まっていく
全体としてはそういうお話なんですよね
で冬彦さんの状況を逸した発言や行動は回を追うごとにどんどんエスカレートしていくんですよね
これはもともと脚本に書かれていたものだけではなくて
佐野志郎の提案やアドリブから生まれたものもあったみたいです
もともとは主人公美和の初恋のあの人が忘れられないっていう恋愛ドラマが主軸になるはずだったんですが
冬彦さんというキャラが一人歩きして
当時ドラマを見ていたみんなが冬彦さんのエスカレートしていく狂気に夢中になったんですよ
冬彦さんの印象的な行動とエスカレーション
冬彦さんはドラマが放送された92年の流行語大賞に選ばれるくらいの一大ムーブメントだったみたいです
冬彦さんて情緒不安定だし生地インテリなだけにネチネチと人を言葉で傷つけるのがとても上手で
あまり近場の自治体には住んでいて欲しくないっていう人なんですけど
やっぱりフィクションを通してであればそういう人って見てて面白いんですよね
ここからは僕がずっとあなたが好きだったを通して見る中で印象に残った
冬彦さんの発言や行動についてお話ししたいと思います
まず第1話危険なお見合い結婚のクライマックス
第2話への引きの部分で出てくる蝶の標本のシーンが印象的でしたね
冬彦さんとの新婚生活を始めたミワーだったんですが
押入れの中にある大量の箱を見つけてしまいます
それは南米に生息している青く美しいモルフォ蝶をはじめ
いろんな蝶が収められた標本箱でした
別に昆虫の標本を集めるのは一つの趣味だと思いますし
僕セミヤマも子供の頃昆虫少年でした
僕は蝶よりもクワガタムシとかセミの幼虫の方が好きだったんですけども
それは良いとして
このシーンではそれらの大量の蝶の標本を見つけて
うろたえるミワとそんなミワの様子を後ろからちょっと離れたところで
黙って見ている冬彦さんという構図が描かれるんですよね
薄暗い部屋の中で怪しい光沢を放つモルフォ蝶や
見てはいけないものを見てしまったかもという感じのミワと
あえて一言も発さずに静かにミワを観察するように佇む冬彦さん
という絵作りになっていて早くも不穏なムードが立ち込めています
これが第1話のクライマックスにあたるシーンなんですね
続いては第2話の冒頭
ミワの手料理を食べた冬彦さんのセリフから一言ご紹介したいと思います
味噌汁はひどかったね
味噌を変えて母に聞くといいというセリフなんですけども
新婚生活2日目の朝に言うことじゃないですよね
そのシチュエーションじゃなくても言い方考えた方がいいとは思うんですけど
冬彦さんのお母さんは乃木和洋子が演じてるんですが
お父さんの方は冬彦さんが幼い頃に亡くなっていて
冬彦ママは女で一つで育てた息子を出来合いしてまして
なので冬彦さんは味噌はこれじゃなきゃダメだとか
食べ物の好みにすごくうるさくて好き嫌いも多いんですよね
ちなみに冬彦さんが指を怪我した時に
その血が出ている冬彦さんの指を
冬彦ママが舐めて止血するというシーンがあるんですが
これ乃木和洋子のアドリブだったみたいです
この乃木和洋子のアドリブに感銘を受けた制作人が
当初の脚本や想定を軌道修正して
冬彦さんをマザコンキャラとして強力にプッシュしたという流れがあったんですね
続いての印象的なシーンは一気に話数が進みまして
第9話 悪夢の妊娠です
この回ではすでに冬彦さんに対して
美輪の心が離れているにもかかわらず
美輪の妊娠が発覚します
美輪はそのことを冬彦さんに打ち明けるんですが
この時点で冬彦さんは美輪と元彼の大岩くんの不倫を疑ってまして
実際には不倫はしてないんですが
美輪が赤ちゃんができたことを告げても
僕の子じゃないんだろうと言って美輪を追い詰めるんですよね
美輪はもう途方に暮れてとりあえず一回実家に帰るんですけど
で、その前後で美輪を心配した元彼の大岩くんが
冬彦さんに直談判をしに来るシーンがあるんですが
このシーンの冬彦さんのセリフ回し
すごく味わい深いのでちょっと2人の会話を引用させていただきますね
その時は俺が美輪を幸せにするですか?笑わせるなぁ
羨ましいですよラグビーしか知らない人は単純で
という感じでですねラグビーやってて男気があって
一直線な大岩くんと冬彦さんってまさに水と油っていう感じで
ことあるごとに衝突するんですよね
そして第10話人形の家では冬彦さんとの生活に区切りをつけて
家を出た美輪が大岩くんのアパートに身を寄せるんですが
そのアパートも美行が得意な冬彦さんに病でロックオンされてしまいます
で冬彦さんは美輪と大岩くんがいるアパートの部屋のドアをどんどん叩いて
開けろー!開けろー!開けろー!開けろー!
ってずっと言ってるんですよねもう完全にホラーの演出になってるんですよ
冬彦さんは他にも何か我慢できないことが起きると下唇を噛んで
うーん、うーん、的性を発するんですけど
このシーンも当時かなり話題になったみたいです
あと本来子供が乗って遊ぶような木場のおもちゃにまたがって
ゆらゆら揺れてたり、本当に上記を逸したシーンにはこと書かない人なんですよね
そんな冬彦さんなんですが、ドラマや映画などに出てくる狂気の表現として
佐野志郎が冬彦さんというキャラを通して見せてくれた演技って、僕は一級品だと思います
本当にすごい。かつて一大ブームを巻き起こしたというのも納得の内容でした
冬彦さん以外では冬彦ママを演じた乃木和洋子の演技が光ってましたね
主人公のみいわが冬彦さんとはもう暮らせない、離婚したいと
冬彦さんの影響
もう何度も何度も口を酸っぱくして言ってるのに全然まともに受け取らないというか
あっさり受け流して後取り息子が生まれてくるの楽しみだわーくらいのことを言って
余裕シャクシャクなんですよ
あくまでも自分の論理で動いていて人の都合とか感情とか一切気にしないんですよね
そういうキャラとして乃木和洋子が演じ切っていて絶対に崩れないんですよ
結構主人公のみいわとか元彼の大岩くんなんかは高校時代に付き合っていた相手のことが好きだ
忘れられないでもやっぱりこんなのいけない
二人が頼りを戻したら周りを不幸にしてしまう
でもやっぱり相手のことが好きだという感じで
どこまで行っても行ったり来たりしていてふわふわした印象があって
大岩くんなんかは実業団のラグビー部のマネージャーと6年も付き合っていて
過ごした時間は主人公のみいわより全然長いと思うんですけど
でそのマネージャーの女の子にプロポーズまでしてたのに
やっぱりみいわのことが忘れられないと言って振ったりしてますから
あんまりその主人公のみいわと大岩くんの関係性って
正直応援したいっていう気持ちにならないんですよね
なのでやっぱりこのドラマって冬彦さんに始まり冬彦さんに終わったという感じがあります
中盤以降はどんどんエスカレートしていく冬彦さんの気候を見たいという気持ちで
各エピソードの再生ボタンを押してましたね
ということで冬彦さんとずっとあなたが好きだったについてお話ししてきたんですがいかがだったでしょうか
キャストと設定の特徴
ずっとあなたが好きだったは今tverで1話から3話は11月29日まで見ることができますし
4話目以降も11月3日から改めて順次配信されるみたいです
またユーネクストであればすぐにでも全話見ることができますし
ユーネクストにはアカウント登録時の無料期間もあるみたいなので
冬彦さんの様子が気になった方はぜひぜひこれらの配信サービスを利用して
ドラマずっとあなたが好きだったチェックしてみてくださいね
あと余談なんですがこのずっとあなたが好きだった主人公の三羽や主要人物の故郷が宮城県の仙台という設定になっていて
一方でみんな現住所は東京なんですよ
なのでそれぞれのキャラがかなり頻繁に東京と仙台を往復するんですよね
その結果東北新幹線をしょっちゅう利用することになるんですよ
でドラマが90年代なのでその頃に走っていた古いタイプの新幹線の車両が画面に映るんですよね
あの顔が丸っこいタイプの新幹線が映るんですよ
時代を感じますけど僕その頃の新幹線の車両のデザイン結構好きなので
個人的には嬉しいポイントの一つなんですよね
あともう一つ余談なんですがずっとあなたが好きだったが放送された翌年
1993年にTBS系列で放送された誰にも言えないというドラマがあるんですけど
このドラマではメインの登場人物2人がもつれた恋愛劇を繰り広げるんですが
この2人のキャストがずっとあなたが好きだったで主人公ミワを演じたカクチカコと冬彦さんを演じたサノシロなんですよ
このドラマプロデューサーも脚本家もずっとあなたが好きだったと同じ人が手がけていて
サノシロが演じるのはマリオというキャラなんですが
やっぱり上記を逸した言動や行動を取る冬彦さんの延長線上にあるキャラなんですよね
大ヒットしたずっとあなたが好きだったを放送した翌年に主要キャストが完全にかぶっている別のドラマを放送するって
かなり露骨に2匹目の土壌を狙いに行った作品だと思うんですが見事こちらも好視聴率を叩き出したみたいです
短期間で一気に冬彦さんを摂取してしまったのでちょっとお腹いっぱいになってまして
まだこの誰にも言えないというドラマは見てないんですがいずれチェックしてみたいなと思っています
セミラジオではお便りを募集しています
Xのハッシュタグセミラジオや概要欄のフォームからお送りいただけると嬉しいです
今回は冬彦さんとドラマずっとあなたが好きだったについてお話しさせていただきました
ご視聴ありがとうございました
40:19

コメント

スクロール