1. サイエントーク
  2. 118. 天動説vs地動説をギュッ..
2024-03-28 35:09

118. 天動説vs地動説をギュッとまとめ!星界に魅せられたガリレオの生き様【ガリレオ 後編】

天動説と地動説ってどんな話だっけ?そんなあなたに、ガリレオの生き様と共にギュッとまとめておしゃべりしました。

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それでも地球は回っている / アリストテレス vs ガリレオ / コペルニクス的転回 / 秘密を友達に言うか? / 地動説の危険性 / サルピと望遠鏡 / 月の観察と星界の報告 / 天文対話と有罪 / 新科学対話 / ガリレオの最期と天才のタイプ / マイク変えたよ


📚参考文献

・この世界を知るための人類と科学の400万年史 レナード・ムロディナウ 著, 水谷淳 翻訳

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曲名 『Epoch』『Cozy』『Notion』

作曲 RYU ITO  https://ryu110.com/

00:03
スピーカー 2
レンです。エマです。サイエントークは、研究者とOLが、科学をエンタメっぽく語るポッドキャストです。
スピーカー 1
それでも、地球は回っているって聞いたことあります?
スピーカー 2
はい。ガリレオが死ぬ前に言った言葉。死ぬ前?裁判の時に言った言葉。
スピーカー 1
そうですね。ガリレオが裁判中に呟いたとされている言葉なんですけど、
この時代、この昔の記録に記載されてないんですよね。
で、ガリレオが死んだ後に、電気の中とか、他の人が書いたものの中に出てくる言葉なんですよ。
スピーカー 2
自分の記録ではないっていうこと?
そう。しかも、そこに書いてるのも、それでも地球は回っているっていうのは、ちょっと付け足されてて、直訳だと、それでも動くらしい。
スピーカー 1
しかも、本当に言ったかもわからん。
スピーカー 2
じゃあ、日本語に訳されるときに、また変わったってこと?
スピーカー 1
うん。地球とかは付け足されてる。日本語にするときに。
スピーカー 2
へぇー。
スピーカー 1
めっちゃ有名じゃん、でも、この言葉。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
だけど、現代でだから、本当に言ったの?っていうのもわかんないし、どっちかというと、否定的な意見の方が多いらしいんですよね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
でも、これって、ガリレオが地動説を主張していたっていうことで、非常に有名なセリフなんですけど、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
つぶやいてはないけど、地球は回ってるよっていうのは、言いたかったっていう。
スピーカー 2
それは、ずっと言ってたことだよね。
スピーカー 1
そう。
うん。
でも、イメージがちょっと先行してるというか、こういうセリフが先行して広まっちゃってるっていうこともあるみたいですね。
スピーカー 2
確かに。もう、ガリレオと言ったら、地動説で、その裁判のときに、有罪になったときに、一言つぶやいたみたいなイメージがあるよね。
スピーカー 1
そうそうそう。
だから、ガリレオの話をするにあたって、この地動説のエピソードは、めちゃくちゃメジャーなんだけど、外せないなって思ったわけよ。
スピーカー 2
うーん。
ちなみにさ、日本以外でも、このエピソードは有名で、ガリレオイコール、この最後の言葉みたいなイメージがあるのかな?
スピーカー 1
いや、最後の言葉ではないんだけど、別に。
スピーカー 2
最後の言葉ではないか。
スピーカー 1
裁判中だから。
スピーカー 2
裁判中の言葉。
スピーカー 1
全然、その後も生きてるんだけど、他の国はわからん。聞いたことない。
けど、有名だと思う。いろんなウェブページがヒットしてきたんで。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
スピーカー 1
なんで、今回は前回の続きで、ガリレオガリレの晩年編をやりたいなと思います。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
じゃあ、一応前回のあらすじをしておきましょうか。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
話は、1500年代の話ですね。
ガリレオガリレって、すごく天才なイメージがあるけど、結構若いときは苦労したり、
あと、ギャンブル大好きで借金まみれになったり、大学にケンカを売ったり、
まあ、いろいろと大変な青春時代を送っていたっていう話は、前回のエピソードでしました。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
あとは、落下の実験の話とかね、しましたね。
03:01
スピーカー 1
重たいものほど早く落ちるわけじゃないよっていうのを主張したりとか。
スピーカー 2
そうですね。あの斜面を転がすんだっけ。
スピーカー 1
そう、玉を転がして、その速度を測ったりとか、っていう物理実験をやっていたっていう話をしました。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、当時主流だったアリストテレスの考え方を否定したっていうのが重要なことだったわけよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
アリストテレスは、重いものの方が早く下に落ちるっていうのを言ってたんだけど、そうじゃないということを主張してたんで。
で、物が落ちるっていうので、アリストテレスvsガリレオっていう構図だったんだけど、
これそのまんま天動説と地動説にも当てはまるんだよね。
スピーカー 2
ああ、アリストテレスは天動説も唱えてたの?
スピーカー 1
そう、アリストテレスは地球が中心で、空、太陽とかは地球の周りを回っているっていうふうに言ってたんだけど、
で、当時の人たちもみんなそれを信じてた。これに立ち向かっていくっていうガリレオの話なの、今回。
スピーカー 2
おお、いや、なんかこれまでの話を聞いててもさ、なんかアリストテレスの影響大きすぎるからさ、もうそういう偉大な権力に立ち向かうのって大変そう。
そうそうそう、それを支持してた教会の力がすごい強かったっていう、まあ国の話だよね。
そうだね。
スピーカー 1
ただ、これに立ち向かっていく地動説、だから地球が太陽の周りを回ってるんだっていう考え方、これを最初に言ったのは別にガリレオ・ガリレオではない。
スピーカー 2
へえ、そうなんだ。
スピーカー 1
てか、もっと昔の人が言ってたんだけど、それは誰でしょう?
スピーカー 2
なんかちょっと話した気がするね。科学誌で出てきたっけ?
スピーカー 1
いや、出てきてないと思う。
スピーカー 2
あ、出てきてない?
スピーカー 1
うん、けど超有名な人です。
スピーカー 2
へえ、誰?
スピーカー 1
地動説といえば、結構俺この人の名前出てくると思うけどな。発想の転換みたいな言葉で使われたりします。
スピーカー 2
あ、コペルニクスか。
スピーカー 1
そう、コペルニクスさん。この人の方がガリレオよりも100年ぐらい前に地動説を言ってる。
スピーカー 2
あ、この人がじゃあ一番初めに地動説を唱えた人?
スピーカー 1
そう、で、まあ有名な人って感じかな。
で、このさ、コペルニクス的展開とかよく言うじゃん。
もう物事の考え方180度変えようぜみたいなのを言ったコペルニクスさんって、結構イケイケなイメージないですか?僕だけですかね。
スピーカー 2
イケイケなイメージ?
スピーカー 1
そう、だってもう変えちゃおうぜみたいなのを言ったってことは、コペルニクスっていう人、よっぽどすごい革命家っぽい感じなんかなとか思わない?
スピーカー 2
いや、なんかもう歴史上の偉大な科学者は全員すごいっていうイメージだから、その中の一人みたいなイメージがある。
スピーカー 1
あ、そう?
スピーカー 2
特にその中ですごいイケイケだみたいな、そういうイメージは特に持ってないけど。
スピーカー 1
え、そうか。コペルニクス的展開って言葉になってるぐらいの人だから、よほどコペルニクス的展開してたんじゃねみたいな。思わないか。
06:01
スピーカー 1
いや、俺勝手に思ってたよ。だけど、結構控えめな人なんよ。控えめというかね、攻撃を恐れてたっていう人で、さっきも言ったように、世の中の人たちはみんな地球が中心で空が回ってるって思ってたんで、でもコペルニクスはそれを全否定しちゃうと危ないっていうのがわかってたわけよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
その考え方はもう教えと違うのでダメですみたいな。言われちゃうのがわかってたんだけど、実際に当時地球を中心にして、その星の動きを予測する計算とかをやってたわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それだと、惑星の動きとかはめちゃくちゃ複雑な計算式を使わないと辻褄が合わないと。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
っていうのはわかってたもん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だけど、現代では太陽を中心に考えたら、すごい綺麗に物理法則として、その式として予測ができるわけよね。
星の動き。
スピーカー 2
なるほど。地球を中心だと考えると説明がややこしいけど、太陽を中心だと考えるとシンプルに説明できる。
スピーカー 1
そう。っていうのはもう当時わかってたと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なんだけど、地球中心っていう教えなんで、それに従って無理やり惑星の動きを計算するっていうのをやってた。
スピーカー 2
うんうんうんうん。
スピーカー 1
これがコペルニクスは許せなかったらしい。
スピーカー 2
まあ、だろうね。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
物理学者さんはね。
スピーカー 1
そう。いや、こんな地球中心にしなかったら、複雑な辻褄合わせの計算みたいなのをする必要ないんだけどなって思ってたらしくて。
スピーカー 2
うんうんうんうん。
スピーカー 1
で、ひっそりと地球を中心に考えなければ、もっとシンプルに計算できるっていうのをちょこちょこ書いてて。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
発表はしてないけど。
で、何十年もこそこそ天体観測して、その裏付けを作っていったっていう人がコペルニクスだね。
スピーカー 2
手元にじゃあデータ残していったっていうだけで、公表はしてなかったんだね。
スピーカー 1
そう。公表全然せずに。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、これすごいんだけど、当時望遠鏡もないんで、全部目視でやってたらしいよ。星の動き。
スピーカー 2
すごいな、それ。
え、てか当時そもそも、1500年代の、さらに100年前って言ったよね。
スピーカー 1
そう、1400年代がコペルニクスさんが生きてた時代ですね。
スピーカー 2
そもそも数式とかで表す時代だっけ?
結構さ、言葉で表す時代が長かったみたいな話してたじゃん。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
でもコペルニクスさんの時は、もうちゃんと数式使われてたんだ。
スピーカー 1
あ、そうだね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
もう星の動きとかを計算するっていうのはやられてた。
スピーカー 2
うんうんうんうん。
こそこそ天体観測をして、データを集めて、本当に信用できると思った友達以外には言ってなかったと言われてたよね。
スピーカー 1
うんうん。
やっぱ教会が怖いんで。
スピーカー 1
うん。
だからさ、友達とさ、コペルニクスがたぶん、これなんか地球中心じゃないっぽいんだよねみたいな。
うん。
友達に言っても、いやお前それ言ったらやばいからやめとけってみたいなやり取りをしてたかもしんない。
うんうんうんうん。
っていうね、こういうイメージ。
でも実際さ、自分だったらどうする?この状況だったら。
スピーカー 2
うーん、でも私だったら同じことするかな。
09:00
スピーカー 2
コペルニクスさんのように、やっぱ保身が大事ですから、命大事ですから。
スピーカー 1
保身が大事ですから、言わない。
スピーカー 2
言わずに、友達とかにちょこちょこ言うかも。
スピーカー 1
あー、いやでもこれを言う友達もめっちゃドキドキするよな正直。
スピーカー 2
まあね。
スピーカー 1
って思っちゃった。
スピーカー 2
いやわかんない。あのどれぐらいさ、やばいことなのかにもよるよね。
スピーカー 1
あーこれ。
スピーカー 2
なんか、いやだってさ、それ科学的な話をしてるわけじゃん。
なんか一般的にこう考えられてるけど、実際はあの地球の動きとかこうだと思うっていうさ、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
ことで、なんだろうな、なんか危険な思想を持ってるとかさ、あの戦争を今してるのに戦争反対だって言ってるみたいなさ、
うん。
そういう感じではないじゃん。
スピーカー 1
まあそこまでではないか。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
だからどれぐらい自分の身に危険が及ぶのかっていうのがちょっとよくわかんないけど、この話。
スピーカー 1
これはね、ちなみにこの後の時代なんだけど、コペルニクスを支持した人が、こっちの時代であの火炙りの刑で処刑されてますね。
スピーカー 2
まじか。
スピーカー 1
ジョルダーノ・ブルーノっていう人とか。
スピーカー 2
えー、そんなに?
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
なんでそんな天道説って当時大事にされてたんだろうね。
スピーカー 1
まあ一個はその教えとして、みんな信じてるものだから、みんなこの教え守りましょうって言ってんのに、その教えが間違ってましたってなったら、
うんうん。
その構造自体が揺られちゃうわけじゃん。
スピーカー 2
確かに。その人たちの権威に関わってくるからっていうことなのかな。
スピーカー 1
そう、権威にも関わってくるし、
うん。
だからそもそも、そういう空の世界、今でいう宇宙とかって、もう神々の世界だから、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
正直もう理解できない。
スピーカー 2
もう一回言ったら。
スピーカー 1
もう一回言うか。
何に引っかかったかわかんないけどね。
当時の空の世界、今でいう宇宙って、そこ自体が神々の世界だから、僕たちの世界とはもう違うものですよっていうのがもうメジャーだった。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
今だったらさ、宇宙ってもう行くこともできるし、別に同じ物理法則で動いてるってわかってるわけじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
でも昔は違った。
スピーカー 2
地球も宇宙の一部っていう感じだもんね。
スピーカー 1
そう。っていうのだから、そもそもあんま触れちゃいけないみたいな、神々の世界だからっていうのもあったみたいな。
で、そこにさ、言及するわけじゃん。そっちの神々の世界とかじゃなくて、もう僕たちも別に中心ではないみたいな思想って、やっぱりかけ離れてるよね。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
天動説と地動説で全然考え方が違う。
まあいろんな理由はあると思う。これに関してはね。
スピーカー 2
なるほどね。だから今の私たちが考えるその重大性よりももっと大きいことなんだね。
スピーカー 1
そうそう。
スピーカー 2
そのことは。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
うーん、まあなんかどっちでもいいじゃんというか、それぐらい言いを唱えてもいいじゃんとか思うけど、別にすごく重要なんだ。
スピーカー 1
そう、重要なんだよ。で、これコペルニクスさん実際どうしたかっていうと、もうためにためてデータを。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だけど、どうしても形にはやっぱり残したいという気持ちはあったんで、もう発表したいけど怒られたくないし、そういう処刑とかもされたくないから、その発表しようとしている本にめちゃくちゃクソ長い言い訳を書いて、
12:11
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
あの教皇様僕は別に文句を言ってるわけじゃないですみたいな。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
もう長々と書いた上でデータを発表したの。
スピーカー 2
うんうんうんうん。
スピーカー 1
で、もうそれちょっと時間かかりすぎちゃって、印刷実際されて最終版を見た日はコペルニクスが死ぬ当日だったって言われてる。
スピーカー 2
あー、いやでも、ちゃんと考えてその時期に発表したんだ。
スピーカー 1
そう、もうビリビリよね。
スピーカー 2
うん、いや一番いい時期に死んだんじゃない?ちゃんと発表したことを確認して、でも火あぶりの刑とかされないまま死ぬっていう。
スピーカー 1
まあそうだね、そういうことはなかった。で、死んだ後実際に出版はされたらしいんだけど、もう全く話題にならなかったらしいです。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
うん。悲しいよね、これはこれでもう。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
この時代はもうこれで終わりなの。一旦もう忘れられる。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、そっから数十年後かな、ガリレオの話に戻ってくるんですけど、これね、ガリレオがその天文学とかをいろいろ研究して地動説の考え方を出すっていうのは、
かなりラッキーなこと、偶然が重なったって言われてて、これ1597年なんですけど、オランダのメガネ職人の工房で子供二人が遊んでましたと。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、そのメガネ工房のその2枚のレンズを組み合わせて、それを通してみると遠くの景色が拡大して見えるっていうことに気づいたっていう人がいたの。
オーレンズとトツレンズを通してみると、めちゃくちゃ景色が拡大されるっていうのが、これまず発見だったらしいの。
スピーカー 2
景色が拡大されるっていうのは、何?望遠鏡みたいなこと?
スピーカー 1
そう。これ望遠鏡の始まりなんです。
スピーカー 2
それまではなかったんだ。メガネはあったけど、望遠鏡はなかったんだ。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
これがガリレオの時代に起きたっていうのが、まずめちゃくちゃ奇跡と言えることで、
この時、2倍くらいしか拡大できないものだったんだよね。望遠鏡って言っても。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、ガリレオもそういうものができたらしいっていうのは耳に入ったんだけど、最初は興味を示さなかったと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、その後にガリレオの友達のサルピっていう人がいるんだけど、
スピーカー 2
サルピ。
スピーカー 1
この人がガリレオと話してて、この時ガリレオは先生やってました。
ほうほう。
30代、40代くらいかな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
大学の先生やってたんだけど、この望遠鏡っていう道具を使うと、すごい遠くまで見える軍事用のアイテムになるんじゃないかって相談したと。
スピーカー 2
サルピが?
スピーカー 1
そう。サルピが相談した。で、なんでかって言うと、ガリレオ先生やってたんだけど、副業で科学の機器みたいなものを製作するっていうことをやってたらしい。
スピーカー 2
ほう。それは武器ってこと?
スピーカー 1
武器というか、実験器具とかそういうものもあるんだけど、軍事用に使えるものだったら、めっちゃ売れるんじゃないかっていう。
15:05
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
うん。で、これ確かに使えるかもねみたいな感じで、ガリレオが、じゃあちょっともっとパワーアップさせるわって言って、いきなり9倍くらいの望遠鏡作ったんだ。
スピーカー 2
おお、すごい。さすが。
スピーカー 1
すごいんだけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、これ9倍も拡大したら、国に売ったらめっちゃお金になるんじゃない?っていうので、ガリレオお金大好きなんで、政府に売って、給料を倍にしてもらって、就寝雇用にしてもらったらしい。
スピーカー 2
おお。
スピーカー 1
すごいよね。売り込んで。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
で、もうこっからもっと僕強い望遠鏡を作れるんでっていうので、給料もらって、最終的にこれ30倍まで倍率を上げる。
スピーカー 2
すごい。え、自分で作ったんかな?
スピーカー 1
そう、自分で作ってるらしい。
スピーカー 2
手で?
スピーカー 1
手でじゃない。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
まあ、職人さんみたいな人ももちろんいたと思うけどね。
スピーカー 2
うんうんうんうん。
スピーカー 1
で、これでもガリレオのもとに倍率が高い望遠鏡が揃うと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、これ1609年、ガリレオ45歳の時なんですけど、これで空を見上げてみたって言われてる。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
しらさ、とりあえずやっぱ一番大きい月見るじゃん。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、なんじゃこりゃって驚くわけよ、そこで。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、アリストテレスとか他の人が言ってたのは、もう天井の世界は異なる物質でできてるので、もう全然違う世界ですと。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
っていうのを言ってたんだけど、ガリレオが望遠鏡で月見てみたら、なんかすごい凸凹してるぞって気づくの。
なんか地球っぽくねっていう。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
全然違う世界って言ってたけど、実は僕たちの世界と変わんないんじゃないのっていうのをここで気づいたの。
スピーカー 2
なるほどね。望遠鏡で見た月から始め、発想を得たんだ。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
で、まあいろんな実際、惑星見てたりするんだけど、例えば木星も見てみたと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
したら、木星にもなんか月っぽいの回ってるなーっていうのも気づいたの。
もう、そこまで見えるんだ。
ね。
スピーカー 2
見えるらしいよ。
30倍で?
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
木星の衛星、結構でかいんじゃないかな。
衛星?木星の回り回ってる惑星ってこと?
スピーカー 1
そうそうそう。月は地球の衛星ですけど、くるくる回り回ってるね。
スピーカー 2
で、だから、まあ木星ももしかしたら地球みたいなものなんじゃないかとか言うわけじゃん。
スピーカー 1
うん。
っていうのがこれ一つすごかったこと。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、結構その図鑑とかだと、それ見てすぐにガリレオガリレオがひらめいた的な描き方をしてるのもあるんだけど、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
もうちょっと詳しいやつを見ると、すぐわかったわけじゃなくて、何週間も何か月も記録していって、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
月をずっと観察したら、影がこうやって動いてるとかを観察して、初めて、あ、このデコボコは山っぽいぞってわかるとか、
スピーカー 2
うんうんうんうん。
スピーカー 1
っていうのをひたすら観察し続けて、やっとわかったって言われてる。
スピーカー 2
確かにね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
1フレームだけだったら、何を示したのかわかんないもんね。
18:03
スピーカー 1
そうそうそう。
だからそこの分析も、前回もガリレオのお話ししましたけど、いろんな実験、細かいとこまで気にしてやる、摩擦力なるべくなくそうとか、
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
そういうね、ちょっと懲り性なところが生きてるっていう感じがするよね。
スピーカー 2
うんうんうんうん。
スピーカー 1
もう月の影で山の高さも計算したとか言われてるからね。
スピーカー 2
すごいなあ。
スピーカー 1
うん。ピタゴラスの定理を使っていたらしい。
スピーカー 2
へえ。
スピーカー 1
すごいよね。
スピーカー 2
地道に観察して、で、一個一個計算とかもして考えてたんだ。
スピーカー 1
そう、で、これわかっちゃったからさ、発表してってなるわけよ。
スピーカー 2
ああ、地道説がわかっちゃったから。
スピーカー 1
そう、地道説というかもう、宇宙は僕らの世界と変わらんっていうのと、やっぱりその地球が中心じゃない。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
それはもう、月とか木星とかを見て、その光点っていうのが起きてるっていう。
スピーカー 2
光点?
スピーカー 1
発想よね。時点光点の光点。
スピーカー 2
ああ、はいはいはい。
スピーカー 1
やっぱり太陽の周りを回ってるんじゃないかっていう。
スピーカー 2
うんうんうんうん。
スピーカー 1
っていうのがもう、観察から言えるぞってなっちゃったから、なんとか発表したいと。
スピーカー 2
ちなみに、そのとき、ガリレオはコペルニクスの発表は知ってたの?
スピーカー 1
そう、これね、出会うんですよね、ちゃんと。
スピーカー 2
あ、じゃあ、これまでは別々に、別々にっていうか、自分で考えてただけだった?
スピーカー 1
考えてたというか、もう観察して。
スピーカー 2
観察して、そうだろうなって思ってただけだったけど、コペルニクスの発表は知らなかったんだ。
スピーカー 1
コペルニクスで死に際に本出したって言ったじゃないですか、それはちゃんと把握してる。
スピーカー 2
あ、そのときは把握してたんだ。
スピーカー 1
そう。だから、それも巻き込んで、なんとか今の世の中の思想を上書きしようとして、本を出すんですよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
星界の報告っていう本なんだけど、星の世界の報告ですね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
これね、60ページくらいしかない、すごい短い本なんですけど、
もう、月とか惑星とか、めちゃくちゃ細かいところまで描かれている、すごい本なんだよ。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
で、これがね、馬鹿受け入れするんですよね。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
スピーカー 1
すごく売れたらしい。
スピーカー 2
ガリュリエは、もう世間体とかは気にしないタイプだったのかな、じゃあ。
スピーカー 1
いや、これね、実は気にしてる。
スピーカー 2
あ、気にしてる?
スピーカー 1
そう、例えば、偉い教会の人に、やっぱ怒られたくないから、当時すごい偉かった人で、メディチケっていうのがいて、
何々家、サザエさんのイソノ家みたいな感じの、メディチケっていう偉い一族がいたと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、その一族に目つけられたらやばいってなったから、メディチケの惑星っていう名前を星につけたりして、なんかアピールしてたらしいのよ。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
ゴマ吸ってたらね。
スピーカー 2
うん。じゃあ、そこら辺はうまくやりながら、自分の考えも発表したんだね。
スピーカー 1
そうそうそう。いや、この辺ちょっとね、かなり情報ギュッてして話してるけど、
要は偉い人に媚びを打って、何とか怒られないように、自分の立場をちゃんとした職にして、ピサ大学にいたんだけど、っていうのを守った上で本を出版したと。
21:04
スピーカー 1
で、講演会やったりして、ちょっとずつ、いきなり地球中心じゃないですっていうのがやばいから、
まずは、私が観察した望遠鏡の結果はこういうものですっていうのをいろいろ広めて、
こういうのがあるから、分かる人はこれを解析したら、あれ、地球中心じゃなさそうって分かるデータを出したって感じ。
はっきりとは言ってないけど、こういう結果でしたよっていうのだけ広めるみたいな。
スピーカー 2
でも本人は返したんじゃないの?
スピーカー 1
いや、断言はしてなかったんじゃないかな。
スピーカー 2
データだけ返したんだ。
スピーカー 1
そう、データ出して。
だけど、やっぱ目つけられちゃうよ。教会の人に呼び出されて、この結果はどういうことだと。
この結果を出すことによって、暗に地球は中心じゃないって言ってることなんじゃないのかって問い詰められちゃうけどね。
これ、1回目の呼び出し、教会。
で、この時は有罪になったりしなかったんだけど、ガリレオンも結構えらい教授だったんで、もう。
だけど、地球が太陽の周りを回ってるみたいなことを、もう言うのはやめなさいと禁止されたんよ。
だから、もう従うしかないよね、いったん。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
それ以上言ったら有罪になっちゃうから。
で、クソってなって、だけど、教会の中の人でも、わりと理解ある人と、もう全然反対派がいたらしいよね。
で、わりと理解ある人が偉くなったタイミングで、もうすかさず次の本出す。
これが、ガリレオン68歳の時、天文対話っていう本を出すんですよ。
天文学の対話だよね。
で、本当にこれ対話本なんだよね。
スピーカー 2
誰と誰との?
スピーカー 1
これ3人の対話本になってて、3人の対話本って言わないか?
会談本って言うのかもしれないけど、1人がアリストテレスの熱心な信仰者っていう人と、中立な知識人っていう人と、コペルニクス的な宇宙論を語る人っていう3人。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
だから、天道説派と地道説派とその中間の人みたいな3人の登場人物を出して、その3人が会話してますっていう程の本。
スピーカー 2
で、結局、やっぱり地道説だよねっていうことを唱えてたの?
スピーカー 1
そう。この中で、アリストテレスのこと知ってる奴、間違ってんじゃん的な会話内容だったらしいの。
スピーカー 2
なるほどね。
そう。
じゃあ、1回目にやるなって言われてたことを、もう1回やっちゃったんだ。
スピーカー 1
そう、もう1回やっちゃってる。
まあ、対話本にしてるから、なんかちょっと柔らかめに書いてるんだけど、結局その本で言いたいのって、コペルニクス最高的なことだよね。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
やっぱそうだよね、みたいな内容の本を出しちゃったわけよね。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
で、教会から2回目の呼び出しです。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
君、ダメって言ったよねって。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
で、有罪。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
そう、ここで有罪判決が出ちゃうんですよね。
スピーカー 2
うん。え、この時、有名な言葉が言われてるとされてるのは?
24:00
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
ほうほう。
スピーカー 1
2回目の宗教裁判で。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
それでも動くと言っていたらしい。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあ、これは諸説ありですけど、まあ分かんない。でも、気持ち的には絶対そうだよね、これ。
スピーカー 2
そうだよね。
うん。
もう積み上げてきたデータがあるもんね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だし、もうそれを広めようとしてさ、こんな対話本まで出してさ、わざわざやってたわけなんで。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
うん。まあ、だけど、まあ、やっぱ教会が絶対で、もう法律もあるんで、もう従うしかないわけですよね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
うん。長いすごい誓いをね、言わされるんですよ、我々は。
この時70歳なんですけど。
スピーカー 2
もう、地道説を広めませんって。
スピーカー 1
そう。私、ガリレオ70歳。これからはローマ教会の考えと神を信じますっていうのを、誓わされたらしい。
スピーカー 2
はい。まあ、無理でしょ、もう70歳だったら。考え方変えられんやろ。
スピーカー 1
これ、なかなか変えられないよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
てか、変える気ないよね、たぶん。
スピーカー 2
うん。変える気ないね、もう。
スピーカー 1
うん。これ、内心ね、全然心折れてなかったと言われてる。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
で、もう普通の人だったらというか、他の人だったら、もうこの時点で処刑されるんですよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
もう、火あぶりなんですよね、すぐ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
なんだけど、ガリレオはこれまでの功績とかもあったんで、一応釈放されるんだよね。
スピーカー 2
へー、すごい。
スピーカー 1
監視つきで。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
ただ、監視つきだし、ほぼ自宅軟禁状態だったと言われてる。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
かわいそうだよね、これ70歳で。
スピーカー 2
かわいそうだね。まあでも、そもそももうおじいちゃんだから、外出る必要ないのかもしれないけど。
スピーカー 1
いやでも、本当はさ、もっとちゃんと星見やすいところ行ってとか、観測してとかやりたかったと思うよ。
スピーカー 2
ああ、そっか。まだこの時も現役でいろいろ観察とかしてたんだ。
スピーカー 1
そう。これでもずっと研究を続けてるし、天文学でいろんな衛星の発見とか、星の発見とかしてますね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
で、この自宅軟禁中も、頑張って望遠鏡で空を見てたとも言われてる。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
で、ガリレオの最終集大成の本、進化学対話っていう本をまた出す。
スピーカー 2
結局、全く反省してない。
スピーカー 1
してない、これもう発表しちゃってるからね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
で、まあ地動説ですっていう本というよりかは、本当になんかこれまでの集大成、今回は結構地動説の天文学の話しましたけど、
これまで物理法則とか見つけたりとかね、してるわけなんで、あとは感性の法則とか。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、そういうものを全部まとめた、この進化学対話っていう本を出して、
で、これが機械学とか、あと位置運動についての新しい科学に関する論議と数学的な証明みたいな、副題がついてるんだけど。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから今まで研究したものを全部まとめた本ですよね。
まあこれを、いきなりバーンって出したわけじゃなくて、こっそり他の人に渡して、自分が住んでたところとは遠い場所で出版したりしてた。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
別の場所で。
スピーカー 2
いやでもさ、観察された上での釈放だったからさ、そういう動きってバレそうだけど、そこはもうバレないようにやったのかな。
スピーカー 1
うん。あとね、一応ね、客人呼ぶのオッケーだったらしい。
27:00
スピーカー 2
ほうほう。
スピーカー 1
人は呼べたから、その人にこっそり渡して、これちょっとこっそり出版してくれみたいな。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
やってたらしいね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
うん。まあこれもう70歳過ぎてるんで、体ボロボロなんですよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
結構内臓にね、病気抱えちゃったりとか、あと、望遠鏡ずっと見せたんで、もう視力が弱くなってきたりとかしてたって言われてるね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、まあ人望がすごいあったんで、あの、家に弟子の学者とかをよく出入りしてたらしいんだよね。
うん。
で、晩年は部屋に数学者とかを呼んで、議論させて、それを聞いて楽しんでたと言われてる。
スピーカー 2
ふふふ。うん。
スピーカー 1
で、1642年、77歳の時に、まあ家族とか数学者たちに見守られながら、この世を去ったと言われてますね。
なるほど。
スピーカー 2
いやあ、殺されたのかと思ってたけど、違うか。
スピーカー 1
うん。一応ね、処刑とかではないです。
スピーカー 2
ふんふんふんふん。
スピーカー 1
で、ガリリオ自体はすごい大学の先生としても有名だったし、人気もあったんで、もう本当は大きい墓を建てようみたいな計画もあったらしいんだよね、当時。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあだけど、教会の人からしたらさ、でもそんな自宅軟禁状態の、今まで教会の教えに従ってこなかったやつの墓を建てるのはダメだろうっていうので、そういう計画もなくなっちゃったりとか。
スピーカー 2
ふーん。お墓建てるのにも教会の許可がいるんだ。
スピーカー 1
うん。まあもう政府だからね。
スピーカー 2
なるほどね。すごいね。
スピーカー 1
政府がダメって言ったら、だからもうちっちゃい墓しか建てれなかったんだけど、まあいろんな人がね、やっぱ悲しんで。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、教会の一部の人でさえも、ちょっとガリリオ支持派みたいな人もいたらしくて、まあそういう人も、そのお墓行ってとかしてたみたいなね。
スピーカー 2
ふーん。
スピーカー 1
っていうのが、ガリリオの生涯ですね。
スピーカー 2
え、ガリリオはさ、地動説唱えたときに、どこまで唱えてたの?地球が太陽の周りを回るっていうのだけじゃなくて、そのそれ以外の惑星、なんか木星の話とか出てきたけど、
そういうのも、また同じように、太陽の周りを回ってるみたいな話もしてたんかな。
スピーカー 1
あ、そうそうそう。
スピーカー 2
ふーん。
スピーカー 1
だから、太陽中心にこの星はこういう回り方をしてるんじゃないかとか、そういう説明をしてたみたいなね。まあすごいこれざっくり言ってるけど、今。
スピーカー 2
ふーん。いやすごいね。
スピーカー 1
そうでね、これウェブとかで検索したら、ガリリオが実際に描いた月の絵とか見れるんで、ぜひ見てみてほしいね。すごい綺麗ですよ。
スピーカー 2
ふーん。スケッチ?
スピーカー 1
スケッチこれ見る?
スピーカー 2
ほんとだ。すご。
スピーカー 1
スケッチうまいよね。
スピーカー 2
優秀な科学者って、スケッチうまいイメージがある。
スピーカー 1
うん。というかスケッチできないと、たぶん伝えられないから、だろうな。
あとあれだね、天の川は見えてたけど、それも無数の太陽みたいな星の集まりだっていうのも言ってた。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
とかね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ほんとすごいですよ。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
うん。まあこれかなりまとめてしゃべりましたけど、まあこれかなりあのすごい有名なエピソードなんで、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
っていうのと、あと諸説ありっていうのは、一応言っておきたいけど、
スピーカー 2
うん。
30:00
スピーカー 1
まあざっとガリリオガリリエのやったことというか、生涯みたいなとこ紹介しましたけど、
このガリリオが亡くなった1642年に生まれたのが、次の罵倒を受け取るアイザック・ニュートンなんですよね。
スピーカー 2
おお。同じ年に死んで、同じ年に生まれたんだ。知らんかった。
スピーカー 1
そう。っていうので続いていくっていうね。
まあこのガリリオが出した本を、またそれ伝わっていくわけよね、後ろのジェラシーたちが。
スピーカー 2
うん。そっかそっか。コペルニクスからのガリリオからのニュートンだったんだ。
スピーカー 1
まあこれも物理学の王道みたいな話ですけどね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
そう。だけどやっぱガリリオガリリエがこの物理学の土台を作ってるっていうのがすごい大きいところはあるよね。
スピーカー 2
指導説だけじゃないもんね。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
運動の法則とかね。
スピーカー 1
うん。とか感性の法則とかも、それこそそれないと古典物理学説明できないんで全然。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
っていう意味でやっぱすごい人だったなと。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
いう感じですよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
っていう感じでした。はい。まあガリリオガリリエ、ちょっと僕は可愛げもあって好きなんですよね。
スピーカー 2
うん。そうだね。まあ前半にいろいろエピソードありましたけど。
スピーカー 1
まあ前半はすごい学生からお金もあって占いしてたみたいな変な話とかもしましたけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあでもね、最後の方もね、望遠鏡ですごいお金もらって偉い教授になった時とかも。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なんかベネチアのバイシュンクに夢中になって、バイ族にかかったみたいな話とか、ちょっとそういう変な話もいっぱいあるんだけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それも含めてね、結構愛すべき天才だなと思いましたね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そっか、そんな人だったんだガリリオ。
スピーカー 1
そう。ちょっとなんか、でもだからこそね、人望あったんだと思うよ。
スピーカー 2
うん。やっぱあれだね、天才は変人なのかな。
スピーカー 1
そうだね。まあでもいろんなタイプがいるんじゃないかな。やっぱ我が道を行くタイプで人と喋りたくないっていう人もいればさ。
スピーカー 2
確かに確かに。ガリリオは人とはめちゃくちゃ関わるもんね。
スピーカー 1
うん。人とは関わる。
スピーカー 2
コミュニケーション能力ある。
スピーカー 1
コミュニケーション高いと思う。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
高い。うん。高いって言っていいのかな。
スピーカー 2
なんかエピソード的には高そうだよね。
スピーカー 1
まあね、友達とかは結構多かったみたいですね。
スピーカー 2
うん。で、お金を稼ぐのもうまい。
スピーカー 1
そう。うまいし、お金大好きだったらしい。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
あの、前言わんかったけど、ギャンブルのオッツヒってわかる?
スピーカー 2
わかんない。
スピーカー 1
あの、競馬とかで言われる、まあその確率の見込みみたいなことなんだけど、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
今でも使われてるね。
そのオッツヒを初めて使ってたのがガリリオなんじゃないかとかも言われてるね。
うん。
ギャンブルに。
まあ確かにそのギャンブルで、まあなんか競馬だったらさ、この馬にどれぐらいかけて、
例えばそれがすごく人気な馬なのかどうかによってさ、帰ってくる額変わるとか、
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
あったりすると思うんですけど、まあそういう確率の計算みたいなのをやってたっていう、
どこに才能使ってんだよって感じなんだけど。
スピーカー 2
うん。いやでもそこはね、ガリリオにとってたぶん重要な分野だからね。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
そこはもうガリリオの才能を使わなきゃって感じだね。
33:00
スピーカー 1
はい、っていう感じでした。
次回というか、まあちょっと期間空いちゃうと思うんですけど、
まあ次、ニュートンやります。
あのおそらく雑誌のニュートンのコラボが出た後ぐらいにニュートンの話すると思います。
スピーカー 2
うんうんうんうん。
スピーカー 1
ニュートン期間ある、たぶん。
スピーカー 2
ややこしいね。
スピーカー 1
ややこしい。もう1ヶ月ニュートンなんじゃんみたいな。
スピーカー 2
人のニュートンね。
スピーカー 1
うん。ニュートンはね、ほんとガリリオ以上にエピソードいっぱいあるから、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
2回で終わるかな、3回ぐらいやりたい気持ちもあるんだけど、
スピーカー 2
ニュートンもまた違う性格?ガリリオとどんな性格なんだろう。
スピーカー 1
ニュートンはね、もの静かなタイプですね。
スピーカー 2
あ、もの静かなタイプなんだ。
スピーカー 1
そっちの天才、ここの天才感が強い。
スピーカー 2
ああ、でもエピソードいっぱいあるんだね。
スピーカー 1
そう、だからなんつーの、また全然違うタイプの主人公の話だね。
スピーカー 2
あ、楽しみですね。
スピーカー 1
っていうのもね、ちょっとまた4月以降になると思いますけど、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
4月か5月かぐらいからやると思いますんで、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
またよろしくお願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、っていう感じで、まあちょこちょこ物理学史みたいな話とか、
研究者の紹介とかもね、してますんで、
サイエントーク、ぜひ過去の話とか聞いてもらったり、フォローしていただけると嬉しいです。
お願いします。
あと、全然あれなんすけど、僕たちの収録環境変わったんですけど、これ音どうなんすかね。
スピーカー 2
マイク変えました。
スピーカー 1
そうだね。
言ってなかったけど。
スピーカー 2
前の収録でも、もうすでに変えてたよね。
前の、いや、この前のガリレオはね、前のマイクじゃないか。
スピーカー 1
あ、そう?
今回初めてマイク変わったっていう感じじゃないかな。
まあ、ちょっとあの前のマイクで収録したストックとかは出ることあると思うんですけど、
スピーカー 2
うん、今回のは全部新しいやつだね。
そう、音は良くなっているはず。
はず。
まあ、また感想とかがあれば、ぜひ送ってください。
スピーカー 1
お願いします。
スピーカー 2
はい、ということで、ありがとうございました。
ありがとうございました。
35:09

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