粉スープを溶かす時どうやってかき混ぜてますか?手でかき混ぜるのがめんどくさい!そんなことから人間が開発した化学の相棒スターラーチップを紹介します。
【推し科学アイテム紹介参加番組】
【トピック】
・スープかき混ぜる時どうしてる?
・スターラーチップとは?どんな種類がある?
・攪拌と開発の歴史
・テフロンとは?
・振とうとの関係
・いつの間にか日用品と化していたスターラーチップ
・ゼーベック効果を利用したマグカップの話
【告知】
サイエントーク1周年イベント → 無事終了しました。ありがとうございました!
アーカイブはこちらから
→ https://youtu.be/aKuP5KAJpEA
【参考情報】
・Labnet Celebrates 100 Years of Stirring!
・熱が電気に変換される?不思議な「ゼーベック効果」を理系学生ライターが解説!
▶Twitter #サイエントーク
▶YouTubeチャンネル→https://www.youtube.com/channel/UCn3buED4vDrWdPi3E_POGVQ
▶番組へのおたよりは公式サイトから→ https://scientalkclub.wixsite.com/scientalk
▶メール: scientalkclub@gmail.com
▶レンがゲストと世界を探求する番組「サイエンマニア」→https://scientalkclub.wixsite.com/scienmania
【BGM】
しゃろう - PM、 AM、極東の羊、テレキャスターと踊る
ヨワヨワギャング by たしょー @tasyokinjo
00:01
サイエントーク
はい、こんにちは。レンです。エマです。
サイエントークは、研究者とOLがおしゃべりするポッドキャストです。
よろしくお願いします。
最近、コーンポタージュにハマってまして、粉を溶かすタイプの。
飲むことあります?そういうの。
冬に買うね。あ、冬に買う。手軽だから。そう、インスタントのやつ。
そうそうそう。結構便利じゃん。便利。美味しいし。
そう、コーンソメスープとか、いろんなスープ売ってるじゃん今。うん。
でさ、そういう粉をさ、お湯に溶かすときってさ、どうやって混ぜてる?
うん。スプーン。あ、スプーンちゃんと使ってる。うん。
いつもさ、スプーン洗うのめんどくさくてさ、うん。
ちょっとずつお湯入れて、コップ持ってくるくるくるくるって混ぜてあの渦作って、
あー。ね、ちょっとずつお湯足していくんだよね。
あー、それこぼす危険性あるな。あーもう。チチチチってなりそう。
もうマジで何回もこぼしてる。
いや、それそれぐらいだったらさ、スプーンでやったほうがいいじゃん。
もう何回もこぼしてるんだけど、もうギリギリ攻めたくなっちゃう。
はいはい。そう。で、まあそれやってたわけですよ。
くるくるコップ持って渦。これイメージできるかな?伝わるかな?これ。
めっちゃ伝わるよ。伝わるか。
で、まあそれやってるときに、なんかめんどくさいなーと思って。
めんどくさいけど、なんかさ、よく実験とかでもやるのさ、
それ粉溶かすときにさ、うん。
なんか三角フラスコみたいなやつ入れて。
でもさ、実験はさ、フラスコでさ、上が閉まってるじゃん。
だからこぼれないけどさ。
あ、そうだね。
普通のコップでやったらこぼれるよね。
いや、そう。ビーカーみたいな感じよね。
あ、ビーカー?普通に開いてるビーカーってこと?
そうそうそうそう。
まあ、実験だったらやらないけど、こぼしちゃったらやばいやつあるから。
そうだよね。危険だよね。
そう。でさ、そういうときに渦作るというか、自動でかき混ぜてくれるみたいなものっていろいろあって。
はいはい。
で、例えばそのスプーンみたいなやつもそうやけど、そのスプーンが先端がなんかプロペラみたいになってて、ぐるぐるぐるって回ったりするとか。
スプーンが先端?
あ、スプーンじゃない。えっと、なんつうの、棒の先端にプロペラみたいなやつついてて、
それがくるくる回ってかき混ぜるみたいな。
なんかT字みたいになってるの?
あ、そうそうそうそう。T字みたいな感じ。
みたいなのがあったりするわけなんだけど。
でも、もっと効率よく、しかもそういう外から道具とかをあんまり入れずに混ぜれる方法ってあって。
はいはい。
まあそういうのをちょっと今日紹介したいなと思ってて。そういうのっていうか。
そういうのね。はい。
そう、あのもうなんか攪拌?液体をかき混ぜるっていうことに着目して話をちょっとしたいと思って今日。
03:00
はいはいはい。
で、これあのもう新コーナーです。
はい。
題して推し価格アイテム紹介。
はい。
っていうことで。
題したね。
あ、題しました今。
今日はだからね、僕のね推し価格アイテムを紹介していこうっていうコーナーです。
はい。誰得っていう。
俺得、俺得だよ。
私、へーって言うだけだから。
いやいやいや。
あ、そうですかって。
そう。で、これ実はあの価格系ポッドキャストの他の番組さんにもうなんかこういうテーマでみんなで喋ったら面白いんじゃないかみたいな話になりまして。
で、再演得以外にも3番組参加してて。
みんな推し価格アイテム紹介するの?
そう、あのこれが出る前後ぐらいだと思うけど、みんな推し価格アイテム紹介してる。
で、あの前再演得出てくれたけど、バイリンガリレオのお二人とか。
お二人とも?
いや、とりあえずナオトさんがホールディガーを紹介しますって言ってたけど、俺全く何か分からん。ホールディガーだから。
全く分かんない。
ホール何かなんだろうけど。
ちょっと分かんないけどとか、あと青春アルデヒドさんとかは、なんかドライブロックヒーター、なんかヒーターみたいなやつ紹介しようかなって。
実際何個かあげてて、実際どれ紹介するか分かんないけど。
あとね、ノートショックのラボラジオさんっていう番組があって、その人たちもピペットマンとか紹介してみようかなみたいな。
ぜひそちらも聞いて欲しいんですけど。
その中、僕は何を紹介するかというと、この攪拌、さっきまで言ってた液体をかき混ぜるっていうのに使うスターラーチップっていうアイテムをね、紹介していこうと思います。
はい、お願いします。
これ、エマさん使ったことあると思うんですけど。
はい、ありますね。
人によってはね、化学系の実験とかで使ったことある人いると思うんですけど、これ全く分からない人に向けて説明すると、
一応検索して一番最初に出てきた説明が、マグネチックスターラーに置き、回転させて液体の攪拌に用いるチップのことであるって書いてある。
これ誰がこの説明で分かるんだって感じなんですけど。
とりあえずこのスターラーチップっていうもの自体はいろんな大きさあるけど、割とメジャーなのがピーナッツぐらいのサイズで、
その中、見た目白い、なんていうんだろう、テフロン製の棒みたいな感じなんですけど。
今言ったマグネチックスターラーって言ってるのは、箱の中にくるくる回る磁石が入ってて、その上にさっきのピーナッツみたいなやつを置くと、そのピーナッツがめちゃくちゃくるくる回るんですよね。
これ磁力を使ってくるくる回すっていうのを、例えばフラスコの中とかに、コップでもいいんですけど、このピーナッツ入れて、その箱の上に持っていくと、磁力でくるくる回ると、コップの中で。
06:11
それと、さっき言ってたコーンスープの粉とお湯を入れて、そのスターラーチップを入れて回転させればめちゃくちゃ混ざると。そういう代物ですね。
スターラーチップだけだったら回らないけど、スターラーチップの下にある特別な磁力でくるくる回す容器じゃないか、マシンがあるからくるくる回るんだよね。
あれ何て言うんだっけ?下に置くやつ。
それがマグネチックスターラー。
それがマグネチックスターラーなの?
そう。スターラーって言って、拡販させるやつっていう意味で。
そうなんだ。私、ピーナッツがスターラーだと思ってた。
ピーナッツはスターラーじゃないね。チップだから。スターラーのチップだから。
そっか。
これね、めちゃくちゃいろんな種類あって実は。
はい。
なんかさ、わかると思うけど、くるくる回るピーナッツの形によって液体の混ざり方って変わるじゃないですか。
うん。
これどんな形あると思います?
ふつうの棒しか思い浮かばないけどな。
ふつうの棒あるんだけど。
長さが違うよね。
そうだね。長さは。
大きさしか変わらないイメージだったけど、形。
そうだね。でっかいやつだと10センチぐらいのやつとかもあったりするね。
そんな変な形のありましたっけ?
いくつかあって、でっかいやつ10センチぐらいで、ちっちゃいやつはマジで1センチも満たないぐらいのやつとかあったりするんだよね。
それってそのまま試験管とかにポイって入れて、試験管の中の液体を混ぜるみたいな。
マイクロタイプみたいなのがいるんだけど。
他にあんのが十字形。
ああ、そうだった。
なんか見たことある?
あるあるある。
十字形とかはよりでっかい渦作れたりするんだけど。
とか、ただの棒じゃなくてラグビーボールの形してるやつとか。
ああ、はいはいはい。
そういう使い分けあるんだよね、普通の棒と一応。
あ、そうなの?
そう。
どういう風に使い分けるんですか?
そこが丸いフラスコだとさ、ただの棒の形だとあんま安定しにくいというか。
ああ。
接地面が少ないじゃん。
うん、確かに確かに。
だからラグビーボールみたいな形になってると、その丸底フラスコの形にピタってあって、ちゃんと回せるみたいな。
あ、そうなんだ。
そう。
じゃあ逆にそこが平らなビーカーとかだったら、普通の直線のやつを使ったほうがいい?
そうだね。
うんうん。
ラグビーボールだと逆にコマみたいになっちゃうから、
うんうん。
なんかむちゃくちゃ傷つけそうだよね、それ一点に。
ああ、確かに確かに。
うん、とか、あとはなんかね、一応三角柱型とか、八角柱型とか。
09:00
そんなのあるんだ。
ちょっと角ばったやつとか。
おお。
とかは、例えばなんか何かが沈殿してる時とかに、
うん。
そういう三角柱みたいなやつがそこにピタってくっついて回ると、
うん。
なんかよりその沈殿してるものが上に舞いやすいみたいなのがあるらしくて。
へえ。
そう、まあこれ、正直これをめちゃくちゃ使い分けたことあんまないんだけど。
なんか基本的に大きさで使い分けてたな。
あ、そうだね、基本大きさだね。
あんまり形は考えてなかった。
そう、基本用金の大きさに合わせたタイプを使うみたいな感じなんですけど。
はいはい。
まあそんないろいろ形があるやつなんですけど、
これがどうやって作られたかっていうのもちょっといろいろ話があって。
はい。
これ実はスターラーができて、今だいたい105周年ぐらいなんですよね。
105周年、はい。
この人間がこの磁石を使ってぐるぐる回せるっていうのをやり始めて、今だいたい100年ぐらい経ってると。
意外とでも短いね。
そう、意外と結構ね短い。
うん。
で、まあ一応これ最初に作った人というか特許を出した人とかいて。
うん。
で、これはね1917年アメリカのユタ州のリチャード・ストリンガムっていう人が特許を出したんですけど、
固定した電磁石台による撹拌装置っていう特許を出してまして。
この時はね、今みたいにきれいにテフロン加工されてるようなやつじゃなくて、
なんかもうマジで磁石回すだけみたいな。
うーん。
で、めっちゃ飛び跳ねてたらしいんだよね。
その時はどんな形だったの?
なんかね、棒みたいな感じだったのかな。
写真出てこなかったんだけど。
うんうんうん。
多分すごいちっちゃい磁石をポイって入れて、
で、そのきれいに回ってるわけじゃなくて、
くるくる回ったりぴょんぴょん飛び跳ねたりみたいので、暴れ回るから撹拌できるみたいな感じらしくて。
で、当時はね、そのスターラーのことをね、のみって呼んでたらしいの。
のみ?
英語だけど。のみ。
え、それは虫っていう意味?虫ののみ?
のみ、虫ののみ。
の英語ってこと?
フレア。
フレア。
これのみっていう意味で。
のみみたいだからのみって呼んでたらしいんだよね。
はいはいはい。
みたいなのが最初に出て、で、そこから大体、その時そんな使われなくて。
うん。
で、それってなんでかっていうとさ、磁石そのまま入れちゃったらさ、磁石解けたりさ。
反応しそう。
そうそうそう。言ったら鉄とか入ってるからさ、たぶん。
反応しないやつじゃなきゃいけないのは結構難しいね、材質として。
そうそうそうそう。それが結構重要なポイントで。
で、それができるのはそこからさらに40年ぐらい経った。
結構経つな。
そう、結構経つ。
そんな苦戦してたんかな。
いやー、わかんないけど、でもさ、想像したらさ、これないってことはさ、今までの人ってフラスコ手で振ってたの?みたいな。
12:08
おー。
手で振り続けるって、もうやばいじゃん。懸賞になるじゃん。
確かにね。そんなさ、1分くらい振れるだったらまだいいけどさ、もうずっと一晩とか振らなきゃいけないってこともあるよね、たぶん。
やばいじゃん、そんな。
疲れる。
うん。
あ、でもなんかね、昔の人ね、その攪拌させる?
うん。
いろいろ攪拌させるために、手でずっと回し続けるの使えるから、足とかに試験管みたいなのつけて歩き回るから、それで混ざるみたいなのやってる人いたらしい。
えー。
それ聞いたことある?
足のどこにつけるんだろう?膝とか。
いやー、どうだろう?足首とかじゃん。巻いてたんじゃん。
でもなんか危険だな。そんな急にさ、バンっていってさ、破裂とかしたらさ、足についちゃうから。
そうそうそうそう。結構危ないよね、これ。
危ないな。
でもね、やってる人いたっぽいけどね、そういうの。
えー、そうなんだ。
うん。
大変だな。
1回ね、俺も自分でちょっとやろっかなって思ったことあったけど、止められたわ。
いやいや、やろっかなって思うのがすごいな。
いや、でもちょっとさ、やってみたいじゃん。なんか結構激しく混ぜたいなっていう時とかさ、
あー。
それつけて走り回ったらさ、めっちゃ混ざりそうじゃない?
いやー。まずガラスとかがさ、バシッて割れたりするのも怖いし、中身飛び散るのも怖いし、
なんか思わぬ反応とかが起きて、バンってなるのも怖いし。
まあ、プラスチック容器とかじゃないとね、少なくとも危ない気がするけど。
うん。
あと、今思い出したのが、アイスクリームとか作る時もさ、めっちゃ撹拌した記憶があるんだけど。
はいはいはいはい。手作りのアイスクリームね。
そう。手作りのアイスクリーム作る時、俺はね、ボールみたいなやつの中に材料入れて、それでサッカーした記憶があるな。
えー、そうなんだ。
そう。で、いろいろ蹴って遊んで、終わった後にそのサッカーボールパカってあげたらアイスできてるみたいな。
あー、いいね。
そうそうそうそう。
あ、そんな感じなんだ。アイス作ったことないから知らなかった。
いやいや、普通こんな感じじゃないかもしれないけど。
あ、そうだな。
なんか俺がやった、何でやったんだろう?何か教材でやったのかな?わかんないけど、そういうのでアイスを作った記憶がある。
うーん。
いる、いや多分いると思うよ、これ。経験したことある人というか、同じようなやつやったことある人。
うーん。
とかね、まあそれもある意味撹拌だよね。
そうだね。
そう。だからね、これスターラーチップとかそういう磁石で回すみたいなのがなかったら、もうそういう大変なことしてたと思うんだよね。
そうだね。
一晩反応させたら。
うん。
まあめちゃくちゃ大変なわけじゃないですか、これができるまで。あの磁石でさ、自動でクルクル回りますみたいなのができるまで。
うーん。
相当ね、まあ大変だったと思うんですよ。大変かもう諦めてたか、撹拌は。
15:02
はい。
で、まあそこからだから1944年ぐらいかな。
うん。
に、あのようやくというか、割ともう今の形そのまんまの磁石をテフロンとか、あとなんか当時ガラスとかでコーティングして反応させないようにして、でクルクル回せるみたいなやつができたと。
へー。
いうことらしいっす。
でもさ、ガラスでコーティングしてたらさ、そんな初期みたいな感じでぴょんぴょんとビハミネル系の動きをするんだったら、なんかガラスとガラスがぶつかり合って割れたりしそう。
確かに。割れちゃいそうだね。
うん。
まあだからそのテフロン加工みたいな。
うーん。
まあ割とプラスチックみたいなちょっと柔らかめなやつでガラス割れないようにっていうのに落ち着いたんじゃないかな。
なるほどね。
うん。
テフロンだと反応はしないの?基本的に。
テフロンだと基本的に反応はしないね。
うん。
溶けたりも全然しないし。
反応するときもある?
いやー、基本的にないんじゃないかな。
うーん、すごい。
テフロン自体はだからそういう外からめちゃめちゃ、これテフロンのほうに説明しなきゃいけなくなっちゃうけど。
そう、テフロンってそもそもなんだっけ。
テフロンね。テフロンってよくフッ素加工されてる樹脂とか。
うん。
フライパンとかのイメージ多いと思うんですけど。
そう。
あれって炭素の鎖がわーってつながってるやつにフッ素がいっぱいついてるみたいな。
あー、そうなんだ。
そういうイメージを持ってもらえればいいんだけど。
なんかテフロンって基本的にフライパンのイメージだから、なんかの金属なのかと思ってた。
あー、金属じゃないよ。
なんか表面にその有機物みたいなのを施したやつってこと?
そうそうそうそう。
へー。
名前的に、正式名称としてはポリテトラフルオロエチレンっていう名前で、
これポリはいっぱいで、テトラフルオロエチレンってやつが、テトラが4つっていう意味で、
フルオロがフッ素でエチレンが炭素2個。
だから、このフッ素が4つついてるエチレンがずらーっと並んでますっていう意味なんだけど。
で、テフロンはね商品名だよね。
あ、そうなんだ。
そう。このテトラフルオロエチレンっていうものを使った商品みたいなのがテフロンとして。
一応これもね、1941年ぐらいに特許取得されてる。
まあ、ほぼほぼだから同じぐらいのタイミングだよね。
じゃあ、今みんなテフロン加工、テフロン加工って言うけど、それはみんな同じ商品を使ってるっていうこと?
作ってるメーカーは今はたぶんいっぱいあると思うんだけど、もう特許たぶん切れてるだろうし。
もともとはデュポンっていう会社が作ってるポリテトラフルオロエチレンのことをテフロンで商標登録していて、
18:04
あ、でも商標は2015年にケマーズっていう会社に移ってるって書いてるから。
まあ一応今はでも商標ではあるんじゃない?
まあ何がいいかって、炭素にフッ素がうわーっていっぱいついてる構造って、
まあなかなかその反応するというか、反応点としてある場所が全然ないってこととか、
あとなんか摩擦が小さいとかがあって、まあなかなか剥がれたりもしないみたいな。
はいはい。
みたいな性質が結構あるから、なんかね、今まで発見されてる物質の中で、
その摩擦係数っていうのが一番ちっちゃいぐらいの部類らしいんだよね、テフロンって。
うんうんうんうん。
だからそういうのもあるからさ、なんかがくっついてとかはそんなにないというか。
あー、くっつかないっていうよりは摩擦がないってことなのか。
まあツルツルしてるってことじゃないのかな。
ツルツルしてる。
そう。っていう性質がいいっていうね。
なるほどね。
まあこれがだから出た3年後ぐらいにテフロン加工したスターラーチップみたいな、
拡販する時に使うっていうのは、まあまあまあ、結構アイディアとしては速攻採用したっていう感じだよね、これ。
うーん、うんうんうん。
で、もうこれが多分もう科学界では革命的で、そんなさ、一晩ずっとぐるぐる拡販できるとかもさ、
うん。
結構画期的じゃないですか。
画期的だね。いや、逆になんで今まで思いつかなかったんだっていう感じだけどね。
まあまあね、いや、どうなんだろう、一生懸命混ぜたのかは分かんないけど、結構大変だと思うよ。
だってさ、すっごいネチョネチョしたやつとかさ、
うーん。
粉沈んじゃうとかもさ、
うーん。
このスターラーチップがそこから、フラスコの底で回転してくれるからさ、
ちゃんとそうやって底の方までちゃんとかき混ざるっていうので、
うーん、はいはいはい。
うん、すごい大事。
あれだね、そもそもなんで拡販するのが大事かっていうと、結局反応って分子と分子がぶつかって起きるから、
うん。
まあちゃんと混ざれば混ざるほど、そのぶつかる回数って増えるから反応ってするんよね。
うんうんうんうんうん。
っていう感じだよね。
スターラーチップはさ、底にあるけどさ、
上の方の液体もちゃんと混ざるの?
うん、あのー、渦みたいに液体がぐるぐる回り始めるから、
あー。
まあ回転速度はやっぱ底の方が早いけど、上の方もぐるーって回るし、
で、またその上の液体が沈んできたりするから、
うんうんうん。
全体として結構ちゃんと混ざるよ。
うーん。
うん、これはね、まじで有機化学者使わない日はないよね。
そう、いいスターラーチップ取り合いしてるね、だいたい。
たまにね、周り悪いやつあるからね。
あー、なるほどね。
そうそうそう。
なんかちっちゃいのとかってなくすイメージすぐ。
あー、いや、まじでそう。ちっちゃいのほんとなくなる。
なんか、磁石だからさ。
なんか流しとかに流れていっちゃったりとか。
そうそうそう。
俺前会ったのが、めっちゃちっちゃいスターラーチップ使ってて、
21:02
あれどこ行った?と思って探して、見つからなくて、
家帰って服脱ぐときに服のボタンについてたことある。
ここにスターラーチップついてるわ、みたいな。
スターラーチップくんくっついちゃったの?
そう、くっついちゃった。
ボタンに。かわいいな。
磁石だから。
恥ずかしいと思って、ずっとここに白いピーナッツみたいなやつつけて、
俺歩いてたわと思って。
誰も気づいてないと思うけど。
みたいなね。
で、俺、あとこれ意外だったのが、
この磁石でぐるぐる混ぜるっていうやつより、
後に浸透?台がゆらゆら揺れてかき混ぜるみたいなやつって、後なんだよね。
俺、先だと思ってたのにこっちのほうが。
確かに。だって、もともと手でゆらゆら揺らしてたんだったら、
台をゆらゆら揺らすほうがすぐ思いつきそうだよね。
中にスターラーチップ入れて混ぜるよりも。
そうなんだよね。意外とこれ1949年とかだから、
戦後じゃん。
最初の浸透器ってできたの。
これめっちゃ意外で、一応背景としては、
大腸菌とか菌を増やしたりするときとかに、
よくでっかい三角クラスコみたいなやつに菌の培養液みたいなの入れて、
それをゆらゆら揺らすときに使うんだけど、
そういう需要が結構伸びてきたっていうのがあったらしくて。
じゃあ、逆にそれまでは菌培養するとき、
そもそも菌培養するような研究があんまりなかったっていうことなのかな。
いや、あったんだけど、
それまでは試験管みたいなやつに入れて、
その試験管をブルブル震わせる試験管のシェーカーみたいなやつはあったらしいんだけど。
なるほどね。
だけど、その試験管だと混ざり方みたいなやつが一定にならないと。
っていうそれが結構弱点というか、
ちゃんと一定でゆっくりぐるぐる混ぜるみたいなのが多分大事だったみたいで、
この細菌を実際培養するとか。
っていうのが、とりあえずガーっていっぱい混ぜればいいっていうわけじゃないっていうのがあったみたいね。
こういうのが開発された後に、実際その菌から、
例えば血格に使えるような抗生物質が、
その培養したやつから取れましたとかが、
そういう浸透器ができた数年後とかに出てきて、
それがノーベル賞を取りました。
ってなったら、そのノーベル賞を取った人がそういう浸透装置みたいなのを使って、
みんな使うようになるじゃん。
で、再現性も取れるしみたいな。
っていうので、すごい普及したらしい。
へー、そうなんだ。
うん。
あとは実際に普通にね、スターラチップ以外にも、
最初に言ってた棒の先端にプロペラみたいなのがついてて、
それがぐるぐる回りますっていう。
これ、メカニカルスターラっていう名前なんですけど。
モーターで回るプロペラみたいな。
24:00
そういうのは今でも結構使われてたり、工場とかは結構使ってたりする。
へー、そうなんだ。あんまり見たことないな。
うん。さすがに工場ででっかい磁石でぐるぐる回すの、めちゃくちゃ大変だから。
あー、なるほどね。
そういう工業レベルでしかあんまり使わないの?
研究室レベルではあんまり使わない?
いや、研究室レベルで使うときは、
もうさっきの磁石みたいなやつ、
じゃあもう回らないぐらいドロドロなやつとか。
になってくると、このモーター使ったプロペラみたいなやつで、
もう無理やりかき混ぜるみたいな。
へー。
のはある。
だから一応ね、ラボにもあったよ。
ちっちゃめのメカニカルスターラ。
そっかそっか。
まあでもね、場所取るからね、上から。
要はフラスコの上から棒を突っ込んでかき混ぜるから、
例えば空気に触れさせたくないとかいうとき使えないしあんまり。
だからね、結局ね、その磁石のピーナッツみたいなやつをポイって入れて、
下に磁石持ってくるだけの方がスペースも取らないし、
結局ね、みんなマグネティックスターラを使うって感じですね、今は。
最後にこれを使ったね、びっくりしたんだけど、
日用品でこのマグネティックスターラを活用した商品発売されてて。
活用した商品?
そう。
どんな?
これびっくりした、これ広告でもなんでもないですけど、
マグネティックスターラコーヒーマグっていうやつがあって、
はいはいはい。
これね、すごくて、もうね、売ってるとこの写真見たら、
もう完全にスターラチップなんですよ。
この中に磁石ついてて、スターラチップも付属してて、
で、お湯入れたら勝手に撹拌できるんだよね、これ。
え、じゃあさ、それはさ、コップとスターラチップとスターラのセットってこと?
セットというか、もうコップに一体化してる、磁石は。
あ、そうだな、じゃあコップの電源とかを入れて磁石くるくる回したら、
コップの中にあるスターラチップが回り出すみたいな?
そうそうそうそう。
すごいね。
で、今電源っていう話になったけど、その電源を入れてぐるぐるぐるって回って、
粉のスープのもと入れてお湯入れたら、渦できて混ざるみたいなのもあれば、
電気をつなぐ必要もないやつがあって、
太陽光発電みたいな?
いや、えっとね、これびっくりしたんだけど、
熱エネルギーを電気エネルギーに変換するのを利用したやつがあって、
だからイメージ、金属製のカップみたいなパッと見普通のコップなんだけど、
その中にスターラチップ入ってて、
で、あったかい飲み物を入れるとぐるぐる回り始める。
へー、おもしろ。
で、ちょっと冷めてくると回転が止まるっていう商品が一応あって。
27:00
へー、なんかでも重そうだね。
あー、まあ重いかも。
俺これちょっとさ、結構高いから買ってないんだけど、
これちょっと、もうちょっとしたら買いたいなと思ったんだけど、
なんか良さそうだから。
いくらぐらいするの?
これね、5、6千円するかな。
でも、なんか似たような商品何個かあるから、
安いやつあるかもしれないけど。
レナ誕生日プレゼントだな。
いや、でもこれすごい、すごくない?
お湯入れただけでさ、スターラチップもあるって結構すごいなと思って。
そうだね。
もうこれからは火傷する必要ないじゃん。こうして。
そう、これね、ゼーベック効果っていうらしいです。
デーベック効果?
ゼーベック効果。
何?それ。
え?あの、お湯とかの熱のエネルギーを使って、
その磁石が回るみたいなことが起きてる。
磁石というか、まあ電磁石だけど。
電気が発生してるわけじゃん。
うんうんうん。
だからそれが、なんかコップの中で温かい部分と冷たい部分っていうのができて、
その温度差ができることによって、微妙に電気流れるらしいんだよね。
へえ。
その温かいところと冷たいところをなんか電子が行き来するみたいな感じのがゼーベック効果で。
へえ。
っていうのを利用して、このスターラチップがぐるぐる回ると。
うんうんうん。
まあこれ作った人結構すごいなと思って。だって。
それすごいな。
結構ドラえもん感あるというか、なんか不思議道具感あるじゃん。
そうだね。
お湯入れただけでぐるぐる回り始めるからね。
電源もついてないのにっていう。
そうそうそうそう。
そのスターラチップは取り外しできるの?
普通にできます。
もうだって、本当にスターラチップこれ。
あ、そうなんだ。
本当に有機系で使ってる白いスターラチップがコップに付属してるだけだから。
ああ。
普通にピッてやってチップ洗うみたいなできる。
まあだからそれ流しとかに落としちゃいそうだけど。
そうだよね。なくしそう。
うん。
だからスターラチップだけ買わなきゃいけなくなるね。
そうそうそうそう。
まあ俺いっぱい実験水だったら持ってるけど。
いや、実験で使えたやつ使いたくないな。
体に悪そうだな。
いや、絶対体に悪い。
何についてるかわかんないからね。
そうだね。
これマジでチップとかに金属とか洗い残しとかがあって、それで次の反応変わっちゃうとかマジであるからね。
うんうんうんうん。
コンタミで。みたいなのあるんで。
でもこういう商品が出てきたってことはよ。
うん。
もうこれから先人間はさ、自分でかき混ぜることなんてもうやらなくなんじゃないかなと思って。手で。
もう勝手に混ざるみたいなのが当たり前みたいな。
あー。
ね。
なるかな。
5千円するんだよ。そのコップ。
いや、まあそうなんだけど、でもさ、めちゃくちゃさ、そういう、まあ別に、今俺が思いついてるのがさ、そのコーンポタージュ作るぐらいのパン麺しかないけど、コーンポタージュさ、一生懸命スプーンで混ぜたらさ、え、まだスプーンで混ぜてんの?みたいな。
30:01
もう時代はスターラーチップだけどみたいな。
今時スターラーでしょ。いや、めっちゃ原始的だねみたいな。
手で混ぜてるの原始的だねみたいな。
会話が生まれるかもしれないね。
かもしれない。
そう。
今後もしかしたらわかんないけど、おじいちゃんおばあちゃんとかそういう手の力がなくて、混ぜれすらできない人が増えてきて、スターラー系のコップがメインになるかもしれない。
でもさ、混ぜる力もなかったらマジでコップ持てないよね。
確かに。
だいぶしんどいよね。
まあまあでもなんか活かせる場面はあるかもしれない。
うん。
そういうね。
はい。
ということで、今回僕が好きなというか、もう毎日使ってるこのスターラーチップっていうやつをね、紹介してみました。
はい。ちょっと熱量に差があったらすいません。
確かにだいぶ。
私へーって、へーってしか言ってない気がする。
いやでもどうこれ、スターラーチップを使う日常生活の未来見えたでしょ。
まあとりあえず。
全然見えてない。
とりあえずレンにね、誕生日プレゼントとして買ったら、その未来はちょっと現実的かなって思った。
いやでもね、これ多分これを聞いてるね化け学界外の人はね、めちゃくちゃ共感してくれてると思うよ。
いいぞもっと言えっていう。
なりそうだな。
スターラーチップはいいぞっていうね、いっぱいいると思いますよ多分。
頑張ってください。
スターラーチップを広めてください。
スターラーチップ、いやそれを広めるために活動してるわけではないけど、
まあまあね、そういうのも考えるよっていう話ですね。
はい。
はい、ということでまあこうやってね、推し化学アイテムを紹介してみるのもいいんじゃないでしょうか。
はい。他の番組さんの推し化学アイテムも気になりますね。
ね、気になるよね。
どんな熱量でやられるのかちょっとわからないですが、
俺もこれ途中で喋ってると、俺何をこんな語ってるんだろうね。
だってさ、実験しない人にとってはさ、もう何のこっちゃみたいなアイテムをさ。
そうだね。
ちょっと他の番組さんで聞き手がどういう聞き方してるのかもちょっと聞いとこう。
聞いといてちょっと。
ちょっと私の興味なさすぎたかもしれない。
いやー全然興味持ってくれなかったなー。
すいません。
いやいや、まあ多分これコップをね見たらねテンション上がって好きになると思うんで。
あーまあ見たらね、おおーってなりそう。
そう見たらおおーってなるよ。
うん。
うん。
そんな感じあまり今さには刺さらなかったっていう。
すいません。
いやーでもこれはね、あのボツにはしません。
はい、ちょっと私のせいでつまんない回になったかもしれませんが。
いやいやいや、まあでもちょっと熱量の差があるのにたまにあるからね。
33:03
はい。
はい。
最後にお知らせして終わりますか。
はい。
えーと、これが出る4月中旬ぐらいのタイミングって、実はもうすぐサイエントーク1年経つんですね。
はい。
いやいやいや、なに。
いやいやリアクション薄いなと思って。
いやもう、ダメだな今日、ダメだな。
えーちょっとスイッチオフだねだいぶ。
イェーイとか言えばよかった。イェーイ。
いやもう遅い遅い。
1年。
1年経つんですよ。
おめでとうございます。
早かったか遅かったかわかりませんが。
はいはい。
せっかくね、もう1年経つんで、ちょっとイベント的なことをやろうじゃないかという風な話になりまして、やります。
はい。
で、これ別にリアルでやるイベントではないんですけど、結局YouTubeライブなんですけど。
うん。
あと音だけはTwitterのスペースでも流していいかなと思ってるんですけど。
はいはいはい。
基本的にはYouTubeの方で、一応顔は出さないけど映像ありでやろうかなと。
手とか見えるってこと?
手とか見える感じ。
ちょっと全くね、準備してない状態で今喋ってるんで、どんな感じになるかわかんないですけど。
うんうん。
人来るんかな?
あのー1人でも来たらやる。
ふふふふ。
ゼロ人になった瞬間に配信止める。
悲しいなー。
いやーわかんない。どれくらい人来るかわかんないですけど。
一応日程が4月の29日、これゴールデンウィークの初日かな?
うん。
の、21時、夜9時から、まあ1、2時間くらい直接交流できたらなと思ってます。
はい。
あのーポッドキャスト結構一方通行なんで、あんまり聞いてる人からリアクションとか
あんまり僕らからわからないんですけど、ツイッターぐらいしか。
うんうんうん。確かにね。
まあだけど、ポッドキャストだけ聞いてるっていう人ももしかしたら結構いるかもしれないんで、
まあもしね予定がありましたら4月29、夜9時に遊びに来てもらって、なんかコメントくれたらね、それに答えていったりね。
あー、え、な、何喋んの?質問されてそれに答える感じ?
まあ基本的にはそんな感じにしよっかな。
あのー、前50回でさ質問回答会みたいなのやったことあるけど、
はいはい。
まあ事前にちょっとお便り募集しといてもいいかなとは思ってるけどね。
あーそうだね。その方が、だって全く何にもさ誰もその場で質問してくれなかったらさ、ただの沈黙になる。
放送事故だね。
私たちの手が見えるだけ。
途中から俺ら違うことし始めるから。
確かに。
36:01
誰もいないからちょっとゲームやるかみたいな。
うーん、ないかもしれないですけど。
まあなんかね、直接色々やり取りする交流の場あったらいいよねみたいな話はこれまでもちょこちょこしてたと思うんですけど。
まあそういう場としてね、設けられたらいいかなと思ってます。
はい。
まあまたちょっと色々お知らせとか変更とか、もしあったらまたSNSで、ツイッターとかでお知らせはすると思うんで。
あとさ、それってさ、録音して後々ポッドキャストで流したりするの?
それはせずにもうその時だけ?YouTubeだけ?
多分ポッドキャストには乗らないかなと思っているので、その場限りのイベントということでやった方が面白いかなっていう。
そうですか。
アーカイブも残すかどうかはまあよね、残さなくてもいいかな。
残さなくてもいい気がするな。
なんかさ、放送事故起きたら絶対残さないね。
ちょっと恥ずかしいもんな。
そう、なんかやらかしたとか起きたらもう即終了するよね多分。
そうだね。
マジで生放送だけみたいなね。
そう、生放送だからこそ編集できないもんね。
できないね。
じゃあ残さない方向で。
基本的には残さない、もうその場限りのその場にいた人だけ楽しめるみたいな交流の場になったらいいかなと。
まあYouTubeライブだから誰でも見れたりはするんで、ぜひぜひ見に来てほしいですね。
お願いします。
飲み会だと思ってよろしくお願いします。
多分僕ら酒飲んでますよねこれ、おそらく。
そうですね。
ワインとか飲みましょう。
はい。
ということでお知らせでした。
はい。
ぜひ遊びに来てくださいってことで、はいじゃあ今週もありがとうございました。
ありがとうございました。
38:23
コメント
スクロール