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スピーカー 2
サイエントーク
レンです。
スピーカー 1
エマです。サイエントークは、研究者とOLが科学応援ためっぽく語るポッドキャストです。
スピーカー 2
世界で初めて博士号を取った人って聞いたことあります?
スピーカー 1
わかんない。誰?
スピーカー 2
じゃあ聞き方変えるか。
じゃあ、いつぐらいに最初の博士号って出されたと思います?
スピーカー 1
うーん、500年ぐらい。生歴。
スピーカー 2
だいぶ早いな。ちょっとそれは早すぎるわ。
1000年ぐらい。
あーそうそうそう。大学ができたのがね。
だいたい1000年、1100年ぐらい。
12世紀ぐらいって言われてて、最初の博士号ってだから。
スピーカー 1
はいはいはい。あれじゃあ、大学ができたのと同時ぐらいに博士号ができた?
スピーカー 2
そう。学位ってものができるね。
で、一応最初の博士号って12世紀のパリで授業されたっていう風には言われてるんだけど、
特定の誰っていう感じじゃなくて、神学、神の学問とか法律とかそういう学問をやってた人に与えられた称号みたいな感じらしいの。
で、この時って男性しかいないんですよ。
スピーカー 1
あーそんな感じはするね。
スピーカー 2
まあ時代背景的にね。
基本的にこういう研究というか大学に行って学位を取るのはずっと男性だったんですよ。最初。
じゃあ、女性で最初に博士号を取った人ってどのぐらいの年代だと思います?
スピーカー 1
年代?えー。
スピーカー 2
男性は1100年代が最初。
スピーカー 1
えー女性、じゃあ、なんかでも結構遅そうだな。そうでもない?
スピーカー 2
いやどう思う?それを聞いてる。
スピーカー 1
うーんじゃあ、1800年ぐらい?
スピーカー 2
あーでもね結構いいところですね。
これね、1678年に初めて女性の哲学分野の博士が出たと言われてるね。
スピーカー 1
近くないじゃん。
スピーカー 2
まあちょっと近くはないんだけど、でもさ500年以上経ってるよ。
スピーカー 1
いやすごいよね。500年の差が。
スピーカー 2
博士号できて500年間男性しかいないんですよ。
スピーカー 1
ねえ。
スピーカー 2
ちょっと長いよねこれ。
スピーカー 1
そこまでその男女の能力の差に500年もあるような感じはしないけど。
スピーカー 2
そうこれもやっぱりその人権とかそういうのがすごい絡んでるところだと思うんですけど、
哲学は1678年なのよ。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
ピスコピアっていう人が、ベネチア共和国のパドバ大学っていうところで初めて学位を取得した女性がいて、
まあただこれ哲学の分野ですよね。哲学とかあと心学とかをやってた人。
まあいわゆる今のサイエンス、その物理学とかの人はまだ取ってない。
それはそこからさらに50年後にローラ・バッシさんっていうイタリアの物理学者の女性が初めてサイエンスの博士号を取ったって言われてるよね。
スピーカー 1
へえ。なんかイタリアとかさベネチアとかそこら辺が多いね。
スピーカー 2
そうその辺がね、やっぱ発展してるというか、世界で初めて大学できたのイタリアですからね。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
ボローニア大学って。
スピーカー 1
やっぱ昔の時代の学問の最先端はイタリアだったんかなじゃあ。
スピーカー 2
そうだね中世ぐらいはやっぱイタリアがすごい発展してて、
でこの初めての女性の物理学で博士を取ったローラ・バッシさんっていう人もボローニア大学の人だよね。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
でこのローラ・バッシさんってすごいニュートンが書いた本を元にそれを使って抗議するとかニュートン理学を広めていくのにもかかってる人で実は。
ここがニュートンの続きなんですよ。
スピーカー 1
じゃあニュートンの方が前なのか。
スピーカー 2
そう本当にニュートンが死んですぐ後ぐらいに博士を取ってる人かな。
ほぼ同じ時代を生きてる人だね。
スピーカー 1
1700年代の初めぐらいにニュートンが死んででその女の人が博士を取った。
スピーカー 2
そうそうそうでそれを語り継いでいくみたいな感じだよね。
これちょっと熱いなと思って。
そもそも女性で初めて博士取っていくっていうのもすごい大変なことじゃん。
だって今の時代ですらさやっぱり女性研究者どう活躍するかとかってめちゃくちゃ議論読んでて。
スピーカー 1
そうだねやっぱり博士号取るのって結構時間かかるしで今だったら最短で27歳とかだっけ。
スピーカー 2
そうだね4年生大学で修士2年博士3年だったら27歳ですね。
スピーカー 1
だよねでも今でも女性だったらさやっぱその時期って出産とか結婚とかあったりするからさやっぱりあんまり博士号取るのもみたいな人もいるわけじゃん。
そうそうそう。
それが昔の時代だったらさらに大きそうだよね。
そもそも周りに全然いなかったらなんでってなりそう。
スピーカー 2
だって世界にゼロだよだって。
スピーカー 1
それはやばいな。
スピーカー 2
それはさものすごい苦労してそうじゃん。
だけどそこから学べることもあるかなと思って今日はこの女性初の物理学者博士号取ってるローラバッシさん。
ラウラバッシさんとも呼ばれるんだけどこの人をね紹介しようかなと思います。
スピーカー 1
ちなみにさローラバッシさんが博士号を取る前はさそのルールとして男性しか取れないみたいな風になってたっていうことなのかな。
そのルールをローラさんが変えたのかそんなルールはなかったけどなんとなく男性しか取ってなかったのかな。
スピーカー 2
ルールは明確にあったところもあればないところもあるみたいな感じ。
そうなんだ。
場所によってあったりなかったりするみたいだけどでも慣習的にもう基本は女性はないよねっていう感じになってたらしい。
だから絶対ダメって言われてるわけじゃない。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
だからこのローラさんを頑張って推薦する人とかが出てきたりするよね。
スピーカー 1
なるほどなるほど。
スピーカー 2
みたいな話もちょっと面白いんで。
今日どっちかというと科学ってよりかはこのローラさんの人生をちょっと追ってみたいなと思います。
ヒューマンドラマですね。
スピーカー 1
そうです。
スピーカー 2
でなんでローラさんを紹介しようかっていうとさっきも言ったようにやっぱり正直研究とかって別に男女とか関係ないし
いろんな分野に男性も女性もチャレンジするのが当たり前にできる社会であるべきじゃないですか本来。
そうですね。
でまぁあとはその環境がちゃんと整ってますかっていうことだと思うんだけど
ポッドキャスト振り返ってみてもやっぱり男性の話多いよなぁとかどこかバイアスかかっちゃう部分ってあると思うんだよね。
昔の話してるから特にそうなんだけど。
スピーカー 1
でかつ科学っていう分野だったら普通に今でもやっぱり理系の方が女性少ないしね。
そう。
それがなんだろう昔から今までの科学の話をしてるわけだからさらに女性の話は少なくなるよね。
私たちのポッドキャストでは。
スピーカー 2
母数が少ないっていうのもあるからそこは仕方ないとこあると思うんだけど。
だけど今の時代ね別に無理して女性研究者の数を増やす必要はないと思うんだけどやりたい人がちゃんと選べるようにするのは大事かなみたいな。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
でまぁそのロールモデルはたくさんいてそれは紹介するべきだなと思いまして。
なんでちょっと今回ね8月の科学系ポッドキャストの日のテーマがですね女性の活躍っていうテーマなんです。
活躍してる女性にフォーカスを当ててやっぱ話した方がいいんじゃないかなと思ってこういわゆる理系コンテンツだからこそ。
ということでテーマを選びました。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
今回あのサイエンマニアがホストになっております。
スピーカー 1
あそっかそっかサイエントークではなくサイエンマニアなんだ。
スピーカー 2
そうでサイエンマニアの方はあの僕の友達が出た回が女性研究者の話なんで。
スピーカー 1
あーはいはいはいはい。
スピーカー 2
みたいな繋がりで。
スピーカー 1
いいねいいね。
スピーカー 2
だからいろんなポッドキャストでね女性の活躍っていうテーマで話してくれると思うんでいろんな話聞けるんじゃないかな。
スピーカー 1
そうですね。
うちではじゃあ女性の研究者っていうところでお話ししていくんですね。
スピーカー 2
これちょっとワンチャンかぶるかもなとか思いつつ。
スピーカー 1
確かに一番初めての理系の博士取った人。
スピーカー 2
女性ね。
スピーカー 1
確かに女性で。
スピーカー 2
かぶるの覚悟でやる。
はいじゃあ早速なんですけどローラバッシさん1711年生まれの人なんですけどイタリアの人です。
でこの人弁護士の家に生まれてるんですね。
でこのローラさんは父親は弁護士なんで家に本はいっぱいあったと。
でその本読んだりとかして勉強熱心だったらしいんですけど。
母親が病気で。
スピーカー 2
大学通ってない。
これは21歳の時です。
すごいよねだからずっと5歳から20歳までは自分で勉強してて家庭教師はついてたけどそこからいきなり大学の学位の試験を受けに行くんだよ。
スピーカー 1
大学に通ってないのに急になんか最終科目みたいなところの試験を受けるってことだよね。
スピーカー 2
21歳じゃない20歳だわ20歳の時。
でなんか普通は数人の教員の前で弁論して終わりなんだけど女性が今までいなかったからものすごい聴衆がいっぱい集まって。
なんか異様な状況だったらしいの。
普通はそんな学位の面接ってないんだけどこのローラさんはあんまりに注目されてるからすごい聴衆の前で弁論することになったと。
スピーカー 1
おじさんたちがいっぱい集まってきたからすごいな。
スピーカー 2
まあでもこれはちょっとあんまりフェアじゃないんじゃないかっていうのも書かれたりする。
スピーカー 1
てかそもそも前提が違うもんね。だって大学に行ってないし性別は女性だし人数もね全然違うしフェアじゃないね確かに。
スピーカー 2
そうフェアじゃないんだよ。だけどローラさんは結局そこで弁論もちゃんとやって学位に相当するってなったらしいの。
大学としてはあんまり積極的じゃなかったらしいの最初。
なぜならやっぱ女性って今までいなかったから。
だけど逆にここで女性を採用したらそういうちゃんとオープンにやってますよっていう宣伝にもなると思ったらしいの。
当時のボローニア大学は。だから入るのはokってなった。
学位は?
そこで学位を取ってこの学会ボローニア大学のアカデミーに入ってokですよっていう。
そこに所属できれば自分でちゃんと研究できたりとか授業したりとかそういうことができるようになる。
スピーカー 1
じゃあ当時のステップとしてはまず大学で学んで学位っていうのを取ってそしたら学会に入れるみたいな。
スピーカー 2
そうそう簡易になれるみたいな感じ。
スピーカー 1
研究もそこから開始できる?
スピーカー 2
ちょっと今と全然違うけどね。このローラさんはもうここで理学の博士号を取得する。
スピーカー 1
20歳で。
スピーカー 2
20歳で。
すごい。
相当すごいよ。
かっこいいね。
かっこいい。で、案の定大学もここはもうヨーロッパで最も先進的な取り組みをやってますっていう宣伝にもちょっと使われちゃうところはあるよね。
スピーカー 1
で、まあめでたしめでたしってここでなるんだけど一旦。だけど入った後も大変なのよめっちゃ。
スピーカー 2
まず考え方として女性はプライベートな生活を送るべきだって考えられてたしね。
これは多分もう社会がそうだったんだよ。
スピーカー 1
まあ今で言ったらなんかワークとライフのライフだけやっとけよみたいな感じ。
スピーカー 2
大学のさだから博士だったらさ本当あの講義とかもやるわけよ。学生にね。なんだけどそういう場に女性が出てくるのはふさわしくないって考えられてたらしくて。
だからそういうのは制限されてたらしい。ローラさんせっかく入ったのに。
まあでも給料はちゃんと上げますよみたいな。
だからでもこのローラさんめっちゃ強くてそういう制限を受けてたからめっちゃ反対運動をしてたらしいんだよね。
ちゃんと同等の扱いをしろって。
スピーカー 1
ローラさんが?
スピーカー 2
うん。めっちゃ大学に訴えかけてたらしいんだけど結局大学は全然聞く耳も持たなくてめっちゃ腹立ってたって言われてて。
でまあしょうがないからもう科学者として自分の研究とかそういう書籍とかを読んでもう実力で何とかしようというのをずっと思ってたらしいんだよね。
でもう一個ローラさんがすごかったのがなんか女性だからやっぱその結婚すんのかみたいな。
それやじみたいなのもあったらしいんだよね。
でもうそういうのがうるさいと。
すごい嫌になってたらしくて学者と結婚することになるんだけどこの人。
その学者と結婚した理由は学者だったら私が研究してもう止めないみたいな。
だからそういう人と結婚して自分は研究を続けますみたいな感じらしいの。
スピーカー 1
学者の方が出会いがありそうだしね。
スピーカー 2
まあまあそれもねあるしまああとはその夫が学者で一応それもあったおかげでいろんなちょっと制約はあったけど例えばあの人を大学に呼びたいとかは夫返してやるとか。
スピーカー 1
結構同じ分野の学者さんだったのかな。
スピーカー 2
そうそうそう物理学の人らしい。
スピーカー 1
じゃあ家でディスカッションとかもできそうだね。
スピーカー 2
物理学なんだけど医師でもあるって書いてある。
スピーカー 1
すごいよね。
スピーカー 2
でまあ2人でね結構支え合いながら研究してたと言われてるんだけど。
あと結婚したもう一個理由が大学とかでやっぱ男性と2人でディスカッションする機会とかが結構あったらしくて。
その度に噂になると。
それも嫌だったらしい。
スピーカー 1
大変だな。
スピーカー 2
いやまあでもなんかちょっとわからんでもないというか。
スピーカー 1
周り全員男性で毎回2人でディスカッションするたびにそこら辺の男がまた噂してくるみたいな。
スピーカー 2
でも結婚したらまあそういうのもなくなったぞ。
スピーカー 1
そういう結構外部的な要因で結婚したんだ。その人が好きっていうより。
その人も好きだったのかもしれないけどやっぱりそういうめんどくさいことが多いから。
スピーカー 2
そこに愛はあるんかっていう。
スピーカー 1
結婚はちょっと利用させていただいて。
それをなくしたと。
スピーカー 2
そこに愛はあるんか状態だったかもしれないけど。
まあまあでもいいパートナーだったっぽいけどね。
スピーカー 1
良さそう。
スピーカー 2
その後になんかやっぱ授業をしたいと。
さっきの話だったように授業できないんで。
スピーカー 2
だけど自分で考えてることとかをちゃんと他の人にも伝えてっていうのをやりたいって大学に言い告げてたんだけど。
ダメで。
だけど結婚したから自宅だったらいいよってなったらしい。
スピーカー 1
いやそれも謎だね。結婚したからってどういうことっていう。
スピーカー 2
分かんない。
スピーカー 1
自宅だったらどういうこと?
リモートですかっていう。
スピーカー 2
いや違う違う。
あのね家に人呼んでたらしいよ。
スピーカー 1
そういうこと?すごいね。
スピーカー 2
家に人呼んでこの日に授業やります。聞きたい人来てくださいっていうので家で講義をしてたって言われてて。
これもすごいなって。
そういうところも夫が学者だからちゃんと理解もあったっていうことらしいんだけど。
で自宅で講義するようになって。
でなんならもう自宅で実験するようになっていったらしいんだけどここから。
どんどんこの2人の家に実験技術が増えていったらしいんだよ。
ちなみに子供も8人生まれてますね。
スピーカー 1
すごい8人。さすが当時。
スピーカー 2
そうでなんかね結構医学生理学もやってたとも言われてるけどあと電気の研究とか。
電気をカエルに流すとかをやった人もここから出てきてるらしいんだけどこれ他の人なんだけどやったの。
電気流したらカエルの足動きますみたいな。
スピーカー 1
それをローラさんの家でやったってこと?
スピーカー 2
それをローラさんの家でやってはないと思うんだけどローラさんのこの講義を学びに行ってたその研究者、学生さんだよね。
後の時代でそういうことを研究したりしてる。
いろんな人に影響を与えていったと言われてる。
スピーカー 1
やっぱり講義してよかったんだね。
スピーカー 2
ちゃんとね構成につないでるんですよ。
でこの時にニュートンが亡くなってちょっと後ぐらいなんだけどニュートン物理学にもすごい興味を持ってたんでニュートン物理学も20何年ぐらいはその講義をやってたらしいんだよね。
ニュートンが書いたプリンキピアとかあったじゃん。
そういうのを講義で使って物理学を教えるみたいなことをずっとやってたんだよね。
で論文書いたりもして。
あんまり実際書いたやつは結構失われちゃってないとかもあるらしいんだけど、
でもね結構この時代の物理学者はこのローラさんから学びましたとか、
ヨーロッパのいろんなとこからローラさんの家にわざわざ勉強しに行ったりとかあったらしい。
スピーカー 1
でもニュートンはケンブリッジだもんね。
でローラさんはイタリアで結構当時ヨーロッパで名門と言われるような大学がヨーロッパ中にあったっていう感じかな。
スピーカー 2
やっぱイギリスとイタリア、あとパリ、フランスとかはそもそも大学できたのも早かったし発展結構してる。
スピーカー 1
でそん中のイタリアにローラさんの講義とかを学びに来る人もいたっていうことか。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
すごいね。
スピーカー 2
でギリシャとかスペインとかドイツからもローラさんの家に来た人がいたっていうのが残ってる。
すごいよな。
当時そもそも国またぐのめっちゃ大変だったんじゃねとか思うけど、
国またぐっていうかその距離移動するのだけ大変そうだなと思うけど。
スピーカー 1
わざわざローラさんのところに来るっていうのはやっぱりローラさんの実力があるからっていうこと?
スピーカー 2
そうやっぱ有名だったみたいね。
特に評判良かったのが物理学っていう結構理論の物理学のところと、あとは家に器具いろいろ設置して実験の物理学もやってたと。
それを組み合わせるのが結構有名になった要因らしくて。
理論と実験どっちもやってますよっていう。
でなんなら普通のあの伝統的なそのいわゆる大学のカリキュラムみたいなやつよりもローラさんの講義聞いた方がいいぞみたいな人も結構いたらしい。
スピーカー 1
それはじゃあみんな学生?
スピーカー 2
学生だと思う。
スピーカー 1
当時はあまりあの理論と実験両方やってる人もいなかったっていうことなのかな?
スピーカー 2
そうそうそう。このローラさんが結構実験物理学っていうのを結構広めるのに一躍かかったと言われてるね。
スピーカー 1
すごいね。
まあもちろんいろんな人がいたけどそのうちの一人って感じだよね。
スピーカー 2
だからここでも自宅でさこの家庭学校みたいなさ。
わかんないけどそういうのでようやく大学からめっちゃいろいろ制限されたりとかしてたけど結局自分の実力でなんとかこんな学生が集まってくるような講義開くまでになってるね自力で。
で結局それがもう大学がもう認めざるを得なくなってボローニャ大学の物理学の教授に後から任命されるっていう。
すごいよねこれちょっと。
スピーカー 1
映画化できそう。
スピーカー 2
なんかねローカルで映画化されたんじゃなかったかな。
日本では見れないかもしれないけど。
スピーカー 2
まあただこれ残念ながらこの教授に任命されて2年後に健康状態が悪くなっちゃって亡くなっちゃうんだけど。
スピーカー 1
何歳ぐらいのとき。
スピーカー 2
66歳ですね。
すごい出産が多かったんでそれで合併症とかになっちゃって。
まあ発作心臓発作みたいので亡くなったっていうふうには記録されてるみたい。
スピーカー 1
でもそんだけさ活躍した人だけど8人も子供がいるっていうのはなんかじゃあ結構その出産の前後とかは休みを取ったりとかそれを8回繰り返したってことだよね。
そうだと思うよ。
スピーカー 2
まあでもねちゃんとね育った子供は5人って書いてるな。
そうなんだ。
スピーカー 1
それでも多いけどね今の感覚からしたら。
そんだけ子供産んでもここまでキャリアで実力残せてるってすごいね。
スピーカー 2
他にもねいろいろ途中でもっと学会と揉めたりとかいろいろしてるんだけど本当にざっくり言ったらこんな感じの人生で。
イタリアにねローラさんの名前の道とか残ってんだよね。
スピーカー 1
すごいな。
スピーカー 2
ローラバッシュベラッティストリートとか。
あと高校の名前にもなってたりとか。
するみたい。
あと奨学金とかもある。
スピーカー 1
すごい。
スピーカー 2
ローラバッシュ奨学金。
スピーカー 1
じゃあイタリアでは結構有名人かな。
スピーカー 2
有名なんじゃない?
あんま知られてないよねやっぱ日本だとね。
スピーカー 1
日本だとね知らなかった。
スピーカー 2
わかんない有名なのかな。
スピーカー 1
まあ知る人ぞ知るみたいな感じかもね。
世界で初めての女性の博士号を取った人ってなるとやっぱり世界で注目される人だと思うから知ってる人は知ってそう。
でもそこまで奨学金の名前とかはさイタリア人じゃなきゃ頭知らんから。
スピーカー 2
まあそうだね。
スピーカー 1
イタリアの外の人はそんなに名前とかは聞いたことないかもしれないね。
スピーカー 2
あとはやっぱりニュートンはイギリスだったけどそのニュートンの考えをイタリアで広めたかなり重要人物って言われてて。
でそこからまたさそれを元にまた研究する人が出てくるわけじゃん。
っていう意味ではまあその女性で最初の博士号っていうのだけじゃなくてやっぱ物理学の歴史でも結構大きい役割を果たしてるって言われてるね。
すごい。
スピーカー 1
すごいしか言ってない。
いやなんかさ当時の女性周りの女性たちからもさ多分すごいなって思われてたと思うけどなんか今の女性からしてもかっこいいなって思うよね。
いやかっこいいなって思うよ。
スピーカー 2
まあなんかまあその時代背景があって結構大変っていうのもあるしやっぱ別にね女性でもすごい優秀な人がいてさここまでやっぱいろいろねある意味男性よりもさすごい難しい考えがある。
すごい難しい環境でさ活動してたわけじゃんずっと。
スピーカー 1
で出産も5回ぐらい8回ぐらいしてねそれでもこんだけ名を馳せてるっていうのはすごいね。
スピーカー 2
そうそうそうだって下手すりゃなんか揉み消されたりもしそうな危うさあるじゃんこういう話って。
スピーカー 1
うんあるだけど多分実力があったから誰かの恨みよりも多分サポートの方が強かったんじゃない?だから生き残れたのかな。
スピーカー 2
そうだねまあいろんな人に支えられてるとは言ってるねやっぱ本人が書いた著作はあんまり残ってないんだけど他の科学者がやっぱ結構書いててローラさんについて。
まああとやっぱこれ以降やっぱさファーストペンギン的な話でさやっぱ一人さ認められるとさその後やっぱ女性で学位もらう人とか。
この後1700年代結構増えてるんだよね増えてるって言ってもめっちゃ少ないんだけど1800年以前だと結局ローラさんにて8人かな。
めっちゃ少ないんだけどでもまあまあ出てきてる。
スピーカー 1
そうだねやっぱ第一号になるっていうのは重要なんだねその自分だけじゃなくて他の人の扉も開くから。
スピーカー 2
まあなんか今回の話でもさまあやっぱ周りの環境とかで結構決まるところあるじゃん例えばさローラさんが強かったからちゃんと認められて学位もらったりとかできたけど
他にもさそういうことしたいって人いたかもしれないじゃん歴史に名前残ってないだけで一応ねなんかね大学の講義に初めて出席した女性とかも歴史には残ってるんだけど
別でまあでも学位をもらえてないわけで当時そういう状況じゃなかったっていうこっそり参加してたらしいんだけど
スピーカー 1
こっそり。
スピーカー 2
同級生に見られないように後ろの方に座って参加してた女性っているよね。
スピーカー 1
そうなんだ。
スピーカー 2
1600年代にとかやっぱりそれってさ本来おかしいじゃん別にさ男性女性もないのにそうなっちゃってたみたいな。
それすごく悲しいなと思って。
少なくとも現代はもうちょっとねみんな寛容でいた方が絶対いいしというかまあそうなってきていると思うんだけどね昔よりは。
スピーカー 1
それはねさすがに。
スピーカー 2
さすがに。
まあまあだけどやっぱまだまだ歴史としては浅いわけよね。
スピーカー 1
そうだね1700年に初めてだったらまだそこから300年ぐらいしか経ってないもんね。
男性が博士取り始めたから500年後に初めて女性が博士号を取ってそこから300年しか経ってないんだったらまだまだその男性が優位だった時代の方が長いわけだもんね。
歴史で考えたら。
スピーカー 2
そうそうそう日本だったらもっと短いんじゃないかな。
スピーカー 1
確かにまだまだ改善の余地もありそうだしね。
スピーカー 2
そうやっぱもうちょっと働きやすくなるとか。
スピーカー 1
でもなんか日本の場合だったらさ今の日本で他の国と比較したらなんかどの分野でも女性の方が基本的に少ない気がする。
一部の分野を除いてだけどその研究とかもそうだし多分政治とかもそうだし役員とかも多分そうなんじゃないかな。
会社の。
スピーカー 2
ああそうだね。
最近こそはその女性率を増やそうみたいなの言ってたりとか国が言ってるよね。
増やそうって言って増やすもんなのかっていう疑問もちょっとあるけど。
まあそれで仕事しやすくなる人とかがいたらねまあいいことなんかなと思うしちょっと難しいね。
スピーカー 1
まあなりたい女性がちゃんとチャンスを得られるような環境であるべきだよね。
スピーカー 2
そうだね大学とかで感じましたそれ。
僕男性なんであんま多分分かってないところもあるんだけど。
スピーカー 1
いや特に感じてないけど女性宿題だとは思ってたよね。
その理由はわからん。
なんで女性少ないんだろう日本は。
スピーカー 2
そもそも大学全体の男女比って今どうなってんの?
スピーカー 1
いやなんか他の分系の学部とかだったらもっと多かったかもしんないけど。
私は理系の学部でしたけど5パーぐらい。
5パーもいかないかな。
だった。
スピーカー 2
5パー?
ああまあでもそんぐらいか。
やっぱり理学工学はすげー少ないよね。
スピーカー 1
でも同じ学部でも留学したときカナダでは結構もっと多かった女子が。
スピーカー 2
ああ本当。
まあ今ちょっと調べたんだけど研究者に占める女性割合の国際比較っていうのがあって。
で日本は先進国だと一番下ぐらいだよね。
16.6%で一応増加傾向にはあるけど他に比べるとやっぱ少ないと。
で日本が16.6%でその1個その上韓国とかは28パーとかだよ。
ドイツ27.9イギリス38.7パーとかとかで比べるとやっぱ日本少ないなって感じするよね。
スピーカー 1
だから個人的には不自由は今のところ感じてないけどそもそもやっぱ大学で女子が少なかったからそれは何かしらの理由があるのだと思うけど
なんか何なんだろうね。
スピーカー 2
理由ねまあ難しいね。
一応女性の大学進学率は令和元年で50.7%で男性は56.6%。
ちょっとしか変わんないよね大学進学率は。
スピーカー 1
5.9%低い。
それに比べたら研究で言うともうかなりパーセント違うんだよね。
スピーカー 1
全然違うね。
スピーカー 2
16ぐらい?男性が?
スピーカー 1
そう16ぐらい。
スピーカー 2
84ぐらい。全然違うね。
でやっぱりその男性の方が優遇されてるって答えてる人が多かったりとかいろんなアンケートでね。
まあそういうのもあるからまあ言ってもまだこの昔のイタリアほどじゃないけどでも平等かって言われたら平等じゃないかもしれないなっていうのはあるね。
スピーカー 2
まあでも完全に平等はやっぱり難しいと思うんだけどやっぱりちょっと不遇な扱いを受けてるって言ってる人も結構いるみたいだね。
スピーカー 1
とかもこの研究者の少なさは反映されてるのかもしれない。
かもしれないし。
なんだろう不遇だからなのかそれともそもそも理系の大学に進む女子があんまりいないからなのか。
だって大学に入った時点でも女子5%だったもん私のとこで。
そこからみんな研究者になっていくって考えたらその割合の差も理解できるけど。
じゃあなんでみんな理系の大学に入らないのか理系の学部に入らないのかっていうところは理不尽さがあるからとかいう問題でもない気がするけど。
スピーカー 2
まあそもそもそういうジャンルが好きか嫌いかとかも偏りありそうだしな。
スピーカー 1
理系の分野のPRが進んでないってことかな日本では。
スピーカー 2
いやそれもあると思う。だから僕らはやっぱ男女関係なく応援したいっていう感じよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
それぐらいしかできないけど。
まあでも応援する人がいるのといないのだったらもしかしたら違うかもしれないし。
スピーカー 1
今サイエントークでさ、いろいろ理系の話してるのももしかしたら女性が今後科学の分野に行くサポートになってるかもしれない。
スピーカー 2
かもしれないね。だからあとお便りで女性研究者の方からお便りもらったりとかもするけど、そういうのもなんかねロールモデルまではいかないけどこういうことやってる人もいるんだとかね。
そういうのがシェアされるのって結構大事な気がする。