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スピーカー 1
ASMR的な感じですかね。
そうですね。
それはガンマイクを買って。
スピーカー 2
そのためにね。
スピーカー 1
本格的に録音を頑張ってるコーナーなんで。
直接ワインと関係ないんですけど、
その料理とワインを一緒に最後にいただいたりして、
感想を言うみたいな。
言ったら音の食テロみたいなコーナーです。
CM聞いたらダメなやつ。
スピーカー 2
仕事中の人とか聞いたらもう集中できなくなりそうですよね。
スピーカー 1
なんかポッドキャストってちょっと半分音遊びみたいなところがあるかなと思ってて、
今後もなんかそういう音遊びみたいなコーナーを立ち上げようと思ってます。
面白いですね。
スピーカー 2
あと僕はね、132回の佐々木亮さん宇宙話のコラボした回が、
まだその再演トーク聞かれてる方はね。
スピーカー 1
多分知ってるんじゃないかな。
僕らのすっごい昔に出てもらったことあって。
本当に最初の頃ですね。
そうなんよ。
なんかすごい盟友なイメージやけど。
そこから見てたら。
盟友って。
スピーカー 2
でも実際仲良い感じ。
スピーカー 1
亮さんはよく喋りますし、ツイッター上で絡みもありますし。
すごい仲良しで、同じ分野に行ったらこの再演という。
スピーカー 2
科学系ポッドキャストっていうので。
スピーカー 1
それを引っ張ってる2番組ってイメージがあるけどね。
スピーカー 2
そう見られてるんですね。
宇宙とワインの関係みたいな。
ワインを宇宙に持って行ったらどうなるとかそういう話をしてるので、
リスナーの方も興味あるんじゃないかなと思います。
スピーカー 1
ワインなんでもいけるなっていう気がすごいしますよね。
スピーカー 2
食もいけるし、サイエンスもいけますね。
ワインって和が繋がるんですよね。
スピーカー 1
僕らもずっと再演トークで、科学の歴史を喋るみたいなシリーズがあったりするんですけど、
やっぱりそこでもお酒が生まれた話とか、
なんでアルコール人間好きなんだろうみたいな話とか、
ちょいちょいお酒絡みの話があったり、
お便りでお酒の疑問みたいなのが届いたりとかしてて、
お便りでもお酒関係の人結構科学系のポッドキャスト聞いてるんですよね。
ビールの醸造家の人から、日本酒の醸造家の人から。
でも確かにワインも作るときに何か一回こう、
ラボみたいなところに出して科学的に分析したりするんですよね。
そうですね。
ちょっとそういう話も聞きたいですね。
今回だからあんまりワインは、ワインそのものを扱ったことはないんですよ。
サイエントークで。
お酒っていう国とか。
あとビールとか日本酒はあったんですけど、
なぜかワインはまだやってなかったっていうので。
すごくマッチしたコラボレーションがあった。
スピーカー 2
今回これ何回目なんですか?
今回…
お酒シリーズですか?
スピーカー 1
トータルで160回ぐらい?
スピーカー 2
160回やられてますね。
スピーカー 1
僕らより全然やってるやん。
スピーカー 2
僕ら多分月に4回やったっけ?
スピーカー 1
僕らたまに就任になったりとか。
ちょいちょい会ったりするんで。
ちょっと多いかもしれない。
すごい先輩ですよね。
いやいやいや。
スピーカー 2
1年遅れぐらいで始めましたね。
2021年に始めたので。
スピーカー 1
なんですけど。
今回ちょっといろいろ僕らも聞きたいワインの話とか聞いていけたらなと思います。
よろしくお願いします。
じゃあ早速。
これ僕が気になったことを最初に聞きたいなと思ってて。
さっきも科学の歴史の話みたいなしてるって言ったんですけど。
ワインの歴史的なところもちょっと気になってて。
結構昔から人とワインって付き合ってると思うんですよ。
確かメソポタミア文明とかの話をした時も、
この時からワイン飲んでるみたいな話はチラッと出てきたりしてて。
すごい歴史的に長いなと。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
なんでそれをちょっと聞いてみたいなと思ったんですね。
ワインの歴史的なところ。
スピーカー 2
歴史。
起源としてはメソポタニア文明。
起源前6000年ぐらい前と言われるんですけど、
その時にワインが誕生したんじゃないかと言われてます。
スピーカー 1
はっきりわかんないですよね。
スピーカー 2
そうですね。これだけはちょっとわからないんですけど。
けどその文献、一番最古の文献としては、
起源前5000年前に書かれたギルガメシュジョシシ。
スピーカー 1
ジョジシ。
スピーカー 2
この文献によると、大洪水に備えて船を作らせてた時に、
その船大工さんたちにお料理やワインを振る舞ったっていう記述があるんですね。
なので起源前5000年前には、この文献を信じたらの話ですけど、
ワインは作られていたっていう。
スピーカー 1
しかもちゃんと楽しまれてますね。
今のワインと同じような形です。
だから今からで言ったら7000年前ってことだね。
スピーカー 2
このギルガメシュの文献は起源前5000年前にできたものだから。
スピーカー 1
だから今この現在から、さかなぼると7000年前。
スピーカー 2
そういうことですね。
それはワインっていう言葉で出てきたんですか?
それはね、そこまでわかんないですけど、
料理やワインを振る舞ったという記述があるって言ってるんで、
多分ワインって言ってたと思います。
スピーカー 1
確かにね。ワインって言葉だったのかってことだよね。
スピーカー 2
それは何て言う言葉なのかは、僕は記述を見てないので。
ワインっていう言葉じゃなくて、ワインっていう意味の言葉だったとしても、
スピーカー 1
それが本当にワインなのかなってちょっと思って。
でもワインって英語やん。
スピーカー 2
なんだかんだ言うけど、葡萄のお酒とか。
そういった漢字では書かれたと思います。
その時はワインと呼ばれてなかったと思います。
スピーカー 2
けど、何らかの繋がり。
例えば、葡萄で作られたお酒に関連することは書いてたと思うんです。
そうじゃないと多分紐解けないと思うんです。
スピーカー 1
作り方とかもありそうですしね。
スピーカー 2
葡萄から作ってますみたいな。
その当時はもうお酒っていう概念はあったんですね。
そうですね。そういうことだと思います。
スピーカー 1
お酒はだってあれもね、ミードか。
スピーカー 2
蜂蜜のね。
あれが一番古いんちゃうかな。
でも諸説あるんですけど、
ワインが本当にできた時って偶然の産物やったとも言われてるんですよね。
葡萄をそのまま置いといたらお酒になって、みたいな。
スピーカー 1
なんか壺に入れといたら、そこで発酵して。
スピーカー 2
元からお酒を作ろうと思って作られたものではないっていうのは、
諸説ありますけど、そうじゃないかと言われてます。
ビールとかもそうでしたよね。
スピーカー 1
そうですね。ビールの話した時も、
なんかここに麦と水一緒に入れといたらうまくなるぞ、みたいな。
で、いっぱいいろんな壺に麦入れてって、
美味しいビールができる壺みたいなのを選抜したみたいな。
残すやつするらしいんですけど。
多分その辺はワインもお酒の期限はだいたい似てますよね。
スピーカー 2
そうですね。
ちゃんとワインの壺とかそういうものが実際にあるっていうのを証明されたのは、
期限前4,000年頃に絵とかに描かれたらしいんですね。
でもその時点では間違いなく、
葡萄を作る道具とかも描かれていたように、
もう故意的にワインは作られていたということみたいですね。
スピーカー 1
足で踏んでとかいうやつですか。
スピーカー 2
足でも踏んでたと思いますし、そのままにしてたと思いますし、
その時はどうしてたんでしょうね。
足で踏むのって発酵を促せるためのものなので、
今でも自然に伴って作っている生産者は、
状況によって踏むときと踏まないときがあるんですよ。
ほったらかしというか。
スピーカー 1
そのまま葡萄を樽の中に置いておいて自然発酵させる人と、
スピーカー 2
アルコール発酵を促すために踏む。
踏んで休んで踏む。
スピーカー 1
味変わりそうですよね。
そうなんですよ。
スピーカー 2
いろんなお酒種類あると思うんですけど、
ビールとかワインとか日本酒とか、
そういうのってビールが先なのかワインが先なのか、
順番とかって分かってたりするんですか。
これは難しいですね。
スピーカー 1
難しい質問だなそれ。
できた順番ってこと?
スピーカー 2
ワインができた順番。
ワインとビールが作られた時期がどっちが先なのか。
そうです。
スピーカー 1
それはもう圧倒的にワインや。
スピーカー 2
ワインやと思います。
けどビールもすごい前から作られてるので。
スピーカー 1
ビールも古いけど、
ビールもメソポタミア文明からですね。
スピーカー 2
なので同じ時期ぐらいじゃないですかね。
どっちが先っていうのはちょっと分かんないですね。
スピーカー 1
日本酒はもちろん新しい。
日本酒は結構新しいですね。
スピーカー 2
コーヒーとかなればもう17世紀ですからね。
そうなんですね。
結構新しい。
新しいですよね。
スピーカー 1
ミードが古いっていうのがね、
すごい難しそうな気がするんだけどね作るのが。
分かんない。
スピーカー 2
どうやって調べればいいのかは全然分かんないですね。
ビールかワインどっちが先に作られたっていうことは
おったことないですわ。
スピーカー 1
それこそさっきの文献とか壁画に残ってるから先は
考古学の創造みたいな感じの分野になってくると思うから。
スピーカー 2
おそらくワインじゃないかなと踏んでます。
それはなんでですか。
本当にブドウとしての植物としての起源ってめちゃめちゃ長いんですよ。
スピーカー 1
本当にもう石器時代ぐらいからあるのかな。
スピーカー 2
縄文時代。
スピーカー 1
1億3千5百年前からそんなレベルじゃない。
スピーカー 2
ワイン作るチャンス。
ワインはまだ進化の過程。
ワインを作るチャンスって絶対あったんです。
あともう一つブドウって、
ブドウほっといたら極端な話お酒になるんですよ。
でもビールってお水と麦がいるじゃないですか。
そこが重なり合わないと発酵できないじゃないですか。
そういう過程を考えるとワインの方が必然的に早く
お酒になり得たんじゃないかっていう推測です。
確かに確かに。
スピーカー 1
作りやすいっていうことですね。
それさえあればっていう。
スピーカー 2
そうですね。
ブドウさえほっといたらお酒になるので。
けど他のお酒ってほとんどないんですね。
スピーカー 1
そういうお酒って。
水がやっぱ必要。
スピーカー 2
そうなんですよ。
加水したりしないと。
人間の手を加えてあげないとお酒として成立しない。
なのでやっぱりビールよりワインの方が早いんじゃないかなっていう。
下手したら本当にブドウだけでよかったら自然にもちょっとできるじゃないですか。
スピーカー 1
ブドウ落ちてそこちょっと発酵してワインになるみたいな。
スピーカー 2
ってなったらそれを好む動物とかもいそうですよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
それをワインとするならばそれは。
ワインって言わないか。
ブドウが圧倒的に古い。
人の意思と関係なくできたらってことですね。
スピーカー 2
意思と関係なくできるから。
それで言ったらもう圧倒的にダントツ1位やわ。
スピーカー 1
ワインですよね。
でも実際どこからワインって呼ぶのかってあるんですか?
ブドウから作るときにこっからワインになってるみたいな。
スピーカー 2
僕のイメージはあくまで人が作ろうと思って作ったものからワインじゃないかなと。
スピーカー 1
故意的にね。
スピーカー 2
なのでそこまで馴染みのないお酒だったんですよね。ワインって日本にとっては。
スピーカー 1
そう言われると外来酒って。
スピーカー 2
外来酒っていう言い方が正しいのかわからないですけど。
スピーカー 1
確かに。いい意味の外来酒。
スピーカー 2
そうですね。いい影響をもたらしてくれてますよね。
スピーカー 1
でもちゃんと日本人にも受け入れられてるのもすごいなって思いますけどね。
スピーカー 2
日本人が特殊というかすごくいろんな
お酒のみならずいろんな文化を吸収してきた。
スピーカー 1
洋服とかもそうですしね。
スピーカー 2
お国柄なんでっていうのもあると思うんですけどね。
スピーカー 1
ワインに関わらずね。こんだけいろんなお酒があるっていうのも。で、作ってるからね全部。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
ワインにしろビールにしろ。
スピーカー 2
明治3年らしいです。日本で初めてワインができた。
スピーカー 1
西暦で言ってたくらい。
スピーカー 2
西暦で言うとどうなんでしょうね。
スピーカー 1
全然わかんない。
スピーカー 2
150とか200未満ぐらいじゃないか。
スピーカー 1
推奨したんですね。政府が。
スピーカー 2
日本政府が。
スピーカー 1
なんでなんですかね。
スピーカー 2
なんでなんでしょうね。やっぱり西洋文化を何でも取り入れようっていう方針の一つでやったんじゃないですか。明治時代から特に。
スピーカー 1
そうか。ザビエルは広めきれなかったのかな。
スピーカー 2
その頃からどうやったんでしょうね。徐々には広がっていったと思いますけど。
わかつ的なつながりにはならなかったんでしょうね。やっぱり一部の人のみのお酒っていうのは。
スピーカー 1
それは多分量もちょっとしかないし。
スピーカー 2
葡萄畑もないし。その当時日本で。
スピーカー 1
専用してきたやつだけであったら。
スピーカー 2
食用だったらあったでしょうけど。
スピーカー 1
どっかの戦国武将の人たちがこれはオランダの方のやつの特別なお酒ですみたいな感じで飲まれてっただけちゃうかな。
スピーカー 2
日本で作られるようになったのはその後ですからね。
スピーカー 1
その時作ろうってなんなかったんだって思って。
スピーカー 2
そこまで行ってなかったんでしょうね。その当時の人はそれこそ外来酒っていう捉え方だったじゃないですか。
自分の国では作れるもんじゃないっていう。
スピーカー 1
そうか。味が合わないとかじゃなかった。
スピーカー 2
味は何でも好奇心旺盛の国民性なので好きな人も多かったんじゃないですかね。当時から。
スピーカー 1
当時は開港した時に貿易がめっちゃ入ってきたよね。ワインだけじゃなくていろんなものが。
長崎とかいろんなものが集まってきてましたね。
その中の一つやからいきなり作るとはならなかったかもしれないね。
難しいんですかね。最初作るのは。
スピーカー 2
特に日本の環境は難しいですね。基本的に土地が痩せた土壌で、降雨量も適量。台風とか来ない地域と。
あとは雨が多すぎるんですよ日本。湿気が高い。病気になりやすいんですね葡萄が。
その環境は整ってなかったんですけど、それでもやっぱり日本人ってすごくて、今の日本ワインっていろいろ多いじゃないですか。流行ってるんですけど日本ワイン。
スピーカー 1
オタルのやつとか好きじゃない。
スピーカー 2
オタルのワイン。
ナイヤガラとか塩ワイン、おいしいやつあるんですけど。
企業努力というか、作られてる方の努力と経緯でいいワインができてるっていう。
スピーカー 1
結構短い期間で日本に最適化されたってことですよね。明治から。
特にこの4,50年がより伸びたんちゃうかな。
そうですか。
なんか多様化してったみたいな。
品種改良。
前は多分大きい企業だけが作ってたみたいなものが、言ったら個人とか家族単位でも作るようになってった。
スピーカー 2
この10年でより小規模の生産者も増えたので、10年前と今比べても全然量が違うと思います。
スピーカー 1
10年で。すごい過渡期やね今。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
北海道とかもかなり世界中から注目されてる土地で。
土地的に。
土地的に。温暖化でどんどんどんどんあったかくなってるから、今まで作れなかった土地でも作れるようになって。
で結構乾燥してるやん。
はいはい確かに。
で未開拓の土地がめちゃくちゃある。
そうですね。畑いっぱい作れるみたいな。
そう。やし人の手が入ってないから可能性がすごいあるっていうか。
スピーカー 2
この話ワインの話ばっかりでサイエンスしてます?
スピーカー 1
全然大丈夫ですよ。
スピーカー 2
めっちゃワインの話ばっかりなんですよ。
今日はワイン会ですからね。
スピーカー 1
今日はワイン会ですか。
スピーカー 2
こんなワインの話させてもらっていいんかなと思って。
スピーカー 1
ワインの話聞きたくてここにやってきた。
リスナーの方も聞きたい方も多いんですかね。
聞きたいと思ってます。
スピーカー 2
そうですか。
聞いてくださいですけど。
スピーカー 1
確かにサイエンスはしてないね。
サイエンスはしてないよね。
スピーカー 2
言えないけどサイエンスなことは。
スピーカー 1
そう言われたらサイエンスのこと聞かなきゃってこっちも。
スピーカー 2
嘘です。やめてください。
今の話聞いて思ったんですけど、日本のワインと世界のワインで特徴違ったりとかってするんですか。
そうですね。僕的には一番大きな違いは歴史だと思います。
歴史。
歴史が味になってるというか、何千年積み上げて作ってるワイン、お酒と、100年、150年積み重ねたお酒の重みというか。
それが一番僕は感じますね。
それが味になって現れる。
味にももちろん現れてます。
具体的にどういうふうに。
さすがサイエンサーですね。
スピーカー 1
定量的に。
スピーカー 2
定量的にお願いします。
僕らほんま文系なので、ほんまにこういう感覚的なことしか言わないんですけど。
あとは歴史的にどういうか。
例えば土壌、ワインの木って基本120年ぐらい持つんですよ。
スピーカー 1
120年。
スピーカー 2
それが繰り返されて、もちろん100年ぐらいで抜かれたり、それ以前に抜かれたりするんですけど。
そういうことを繰り返して、ブドウの木も育っていくわけ、適応していくわけなんですよね。
で、より気候に適応していくというか。
スピーカー 1
それが味わいに現れる。
日本全然サイクルしてない。
スピーカー 2
まだやっぱり歴史は浅いですよね。
スピーカー 1
2週目ぐらいじゃないですか。
スピーカー 2
そうなんですよ。行けてもそうですね。