岡田さん。何ですか、Satoruさん。今日は久しぶりにゲストの方がいらっしゃいます。
ゲスト、どなたですか? 久しぶりに2度目のゲスト、じゅんれいさんです。
お久しぶりです。あれ、何回目に来ましたっけ、じゅんれいさん。
めちゃくちゃ最初の方ですよね。 そうですよね、最初にゲストいらっしゃって。
2回目、あの時はだから遠隔の収録だったので。そうですね、直接こうやってお会いするのはほぼ初めてぐらい。
初めてですね。初めまして。私何なら編集の石川さんとも初めまして。
そうなんだ。石川さんうなずいてる。そういうことですか。
今日はまず始める前にディスクレーマー。言い訳を一つしますと、すでに僕らはだいぶお酒を飲んでますと。
じゅんれいさんの絶賛記事が既に公表されてると思うんですけども、わかんないんですけども。
ということで結構な量の、一生日1本分ぐらいはお酒を飲んでますと。
その上でちょっと今日は新しい収録をしようかなと思ったということでございます。
いつもはね、ほんとシラフでお酒も飲まずに真面目に飲んでるんですけど、今日だけはちょっとお酒を入れて。
ということですね。というのは今日のテーマは、イスラム教ありますよね。
イスラム教っていうのはお酒を飲んじゃいけないっていうことをテーゼとしてというか、元々教訓として宗教的なルールとして掲げている。
いつもよりやっぱり歯切れが悪いですね。
うるさいな。しょうがないですよ。ホワーってなってる。
さとるさんね、今顔がだいぶ赤い。
申し訳ない。今種類でいうとお酒4種類飲んでるんです。
顔の真ん中に赤い線が引かれてるみたいな。
視覚的な情報はほっといて。
今日ちょっとちょこちょこあれですね、写真を撮ってもらってね、やっといていいかもしれない。
今日の企画は、じゃあ岡田さん説明してもらえますか。
さとるさんの申し込んだ企画ですよ。
わかりました。
今日はイスラムのお酒を禁止された宗教なんだけども、一部例外的に飲酒ポエム、飲酒詩っていう文学ジャンルがあります。
それを読んでいると味わい深いので、今日は岡田さんが腕を震われて、
イスラム圏に流通しているお酒、ちょっと語彙矛盾な感じがありますけれども、
アラックというお酒の種類を持ってきていただいたので、
これを味わいながら、つまり僕らも実際的にお酒を飲んじゃいけないという気持ちになりながら、
ちょっと飲んでるわけなんですけど、
そういう感じで、お酒を飲みながら、その飲酒ポエムをお互い読み上げて、その味わいを見ていこうというあつらえでございます。
結構、やっぱりイスラム圏に回ってても、それぞれというか、結構飲んでる人もいたりする地域もあったりも。
トルコとかだと大丈夫なんですけど、イランとか行くとやっぱり厳しいなっていうのもありますよね。
本当に真の流通してないところまでたどり着くにはやっぱりそこの現地社会に入り込まないといけないかもしれないですね。
なるほど。
この指示を書かれた人が何を味わったのかっていうのはもちろんわからずじまいだけども。
それに近いおっしゃったような密造酒とかも含めて何か飲んでたのかなっていう気もありますね。
ワインとかも出てきますよね。
葡萄酒自体は今のところの研究だと大体紀元前6000年くらいで高価指すジョージアとかがあるような地域一帯が紀元じゃないかって言われてるんですけど。
葡萄自体が潰してほっとくと勝手に酒になっちゃうような果物なので。
ほっといてできるんだ。
そうですね。葡萄以外の果物も勝手に酒になっちゃうとなっちゃうんですけど。
多分それ以前から誰かしらが発見して飲んではいるはずなんですよね。
なので多分今言われてるような酒が果たして葡萄酒みたいな果実酒なのか。
それとも8世紀以降だったら上流技術とかも進んできてて。
私たちが今飲んでるみたいな上流酒飲んでるのか。
結構うまいもの飲んでたかもしれない。
どっちだろうなーって感じはありますよね。
私が出したアブヌアースは8世紀か9世紀だから。
ちょうどその時期なのか。
そうですね。
伸ばってきた。
ちょうど技術が発展した。
で、10世紀くらいですか?
11世紀ですね。
これは最近の人。
1000年前くらい。
上流機の原型というか、だいぶ初期の上流機のアランビックって呼ばれるものがあるんですけど。
日本だとランビキーって呼ばれたりするんですけど。
それを作ったのがだいたい8世紀ごろの錬金術師じゃないかっていう風に言われてるんですよ。
錬金術師が作った?
でも発想としては似てるわけか。
AとBから全然違うものをCを作るみたいな。
それで上流技術っていうのが発達して今の上流酒みたいなものが発展したんじゃないかみたいな話もあるんですけど。
だから酔えればいいやっていうところからちょっとその味わいを楽しむところまで来始めた。
お酒文化の爆発期みたいなところに詩人が生まれてたわけか。
それで酒ポエムが出たんだ。
全然そんな学術的な意図はなかったんだけど嬉しいな。
めっちゃ説得性がありますねそれ。
だから朝酒も飲んでるわけか。
花と酒?なんかわかんないけど。
こんなうまいものあったんだみたいになるんですね。
そんなんで、背徳感もアランはダメだって言ってる。
ただだからいいことばっかりじゃなくて、それまでぶどう酒だとかビールを飲んでたわけじゃないですか。
だからぶどう酒、いわゆるワインだったら果物が持っている糖分を微生物がアルコールに変換してくれて、
そもそもの果物が持っている糖分自体のアルコールしか得られなかったはずのものを、
それをさらに蒸留しちゃうことによってもっと高いアルコール度数のお酒を飲めることになっちゃったんですよ。
だから自然の説理から外れた人の技で酒を飲んでるんじゃないかっていうような。
ああ、じゃあその技術がないと糖度が上限になるってことですね。
そうなんですよ。本当は自然界ではある程度上限があるはずの、上限をさらに人の陣地で超えちゃって、
なるほどね。
もっと日々がつくようなお酒を私たちは今飲んでるみたいなことを嘆いてるっていう人たちもいるんですよね。
だから今の僕らのモラルに照らすところは、クローン技術とか自然的な革新的な医療技術を僕らは取り入れるべきかっていう悩みを。
そうですそうです。
ちょっと違うかな。
たぶん昔の人たちはきっと。
いやでもゲノム的な感じかもしれない。
その配得感もまた酔いとある種の糖水感を加速させるような酔い魚になってしまっていることが。
それでできたのが飲酒ポエムっていう。
なるほど。それを僕らが味わってるっていう。何千年の時を越えて。これは贅沢ですね。
贅沢ですね。だから昔の人からしたらね。
そんな深いことは何も考えてなかった。いいですね。
神の断りを外れた酒なんじゃないかみたいなことを言う人もいるわけですよね。その女王流酒について。
でもただしそうやって得られたお酒のことを命の水だっていう人もいるわけだし。
酒のルネッサンスというかそういうものが起こってたってことですね。
そういうことか。本物よりもちょっと酒にきたってことか。
へえ面白いですね。
そうですね。
そんな純蓮さんのおすすめのポエムというか書籍からの引用っていうのはもし何かございましたら。
私に逆にお二人が飲酒についてのポエムだとかそういった本を持ってきてくださるというふうに聞いてたので、ちょっとそれに対するアンティストリームって言ったらですかね。
アンティストリーム。そんな真面目に考えなくていいじゃん。
物をね持ってこようとして、ベルリンのボルフガング・シベルブッシュさんっていう哲学とか文学を収めてらっしゃる作家さんがいらっしゃるんですけれども、その方が書いてる楽園味覚理性っていう本があります。
楽園なかぽつ味覚理性。
これ何の本かっていうと思考品の歴史について書いてる本なんですよ。
はい。
から香辛料から始まってお酒の話になって、次はお茶とかの話になって、最後アヘンとかタイマーとか何しになって終わるんですけど、それで言うとイスラムの文化圏でお酒って呼ばれてたものは実際アラクっていう蒸留酒とかはあるっちゃあるんですけど、
そのヨーロッパ圏でお酒だったものがイスラム文化圏で何だったかっていうとコーヒーだって言うんですよねこの人は。
なるほど。
思考品として。
もともとですけどヨーロッパの前にイスラム文化圏であったっていう説が有力ですよね。
だからそれこそムハンマドがコーヒーを飲んでたみたいな説があるぐらいらしいんですけれど、
それのコーヒーっていうものがヨーロッパ圏に入ってきた時にどういうことが起こったかっていうと、お酒ってずっと昔からあったものだからみんなが飲んでたものなんですけど、やっぱり酔っ払うものじゃないですか。
それに対してコーヒーって冷ますものっていうふうに捉えられたんですって。
だから体を覚醒させるものっていうふうに捉えられて、だから労働的な生産性が上がるだろうっていうので。
カフェインの効果とか。
そうですね。だからすごく啓蒙活動に使われたらしいんですよね。なんか主にルターの時代とかに使われてたような感じらしいんですけど。
っていう時に読まれてた匿名の詩、誰が書いたかわからない。
やっぱりポエムなんですね。
それがこの人の保証書に引用されていると。
はい、ありまして、それはお酒っていうものに対してコーヒーっていうものがこういうものですよって宣伝するための詩なんですけれど。
ちょっとお二人に対抗するためにこれを読もうと思います。
コーヒーの詩ってことですね。
なるほどね。
じゃあ、1674年に書かれた詩らしいです。イギリスの西京都の方の詩ですね。
悪意に満ちたワインが世界を汚し。
いいね。悪意に満ちたワインが世界を汚し。
我らの理性と魂を共に泡立つ宿灰に溺れさせた。
泡立つ宿灰に溺れさす。
濁ったエールが我らの脳髄に不純な霧を立ち昇らせた。
その時神は我らのもとにありがたい木の実を使わされた。コーヒーが我らのもとに来た。って書いてある。
ちょっとなんか親戚だな。
このありがたい万能の飲み物。意味よく精神を活発にし、記憶力を強め、悲しむものを快活にし、傲慢になることなく生きる意志を目覚めさせる。っていうふうに書いてあるんですよね。
なるほどね。
だからお酒、ビールみたいなものはもともと今で言うカロリーメイトみたいなね、人が栄養を取るために飲まれてたっていう面もあったんですけれども、
やっぱり酔っ払っちゃうっていうちょっと悪い面もあったので、それに対してコーヒーを広めたかった人の死ですよね今のはね。
なるほどね。
アイリス構造にあった。
まあ理性を信じてる人の死だな。
そうですね。
ちなみに一部の文化圏はコーヒーにウォッカとかを入れたり、コーヒーに酒を入れて飲んでるやつ、あれはどう扱うのか、なんでもいいんだけど。
アイリス あれはたぶんね、新しいストリームなんでしょうね。
なるほどね。それがだからね、1600年ぐらいにその無名の人の死でそういうのがあったってことか。
アイリス そうですそうです。
トルコからウィーンとかいうフランスとかにコーヒーが渡り始めてた頃の献殿なのか。
コーヒーっていう。
飲むオケーションと時間も結構違う気がするから、どっちもいいじゃんっていう気もインモラルに思っちゃうんだけど、そうなのかな。
アイリス やっぱりね、飲酒ってどうしても飲み会の昔で言うとちょっと儀式みたいな感じになっちゃうんですよね。
だから飲み交わして強いものが勝ちみたいな。乾杯を繰り返して最後まで立てたものが勝ちみたいなことにどうしてもなってきちゃうから。
今も結構そうだな。
アイリス だから労働の基準で見ると生産性が下がるんですよね。お酒っていうものがどうしても広まってると。
そこでコーヒーっていうものが到来したからみんなそれを飲むぞって言って、酒は悪魔だっていうのが今のシーン。
なるほどね。
ちょうどその労働イギリスとか中心に労働革命というね。
産業革命的な。
そういう価値観って言ったらまあ。
そうか。
アイリス そうそうそう。
とはいえ酒は全く滅んでないのがまた人間の祝話というか。
そうですね祝話ですね。
面白いな。
アイリス そうなんですよね。だからそれを表すようにまたヨーロッパ圏に今度は上流酒が到来して、人で国がダメになるみたいなことが。
悪魔好きが飲むものだっていうような考え方が広まって、
さっきのコーヒーの話にまた戻ってくるんですけど。
コーヒーは宗教的にもすごくポリティカリーコレクトっていうか、
いいものなんていうふうにずっとなってるんですか。
それこそルーターとかの。
でもコーヒーなんてポッドでっていうか、
聖書とかコーランとかにはその頃は多分なかったもんですよね。
そう思いますよ。
だけど急にそうやってアプリシエイトされて、
アクノリティされていくっていう不思議なものがありますけどね。
確かに。コーヒーはどこでできたんですかね。
京都革命とかの時代に入ってきて、
酒っていうものは人を堕落させる悪魔の飲み物だから、
みんなさん酔いを覚ますためにコーヒーを飲みなさいっていうような動きが出てきて。
なるほどね。面白い。
だからそれやっぱりキリスト教に似ている執事を持つイスラム教ではやっぱり近畿とされて。
中国とか日本とかだとお茶、多分お茶にそれコーヒーに近いじゃないですか。
そうですね。
確かにね。
お茶も飲むけどお酒も飲むみたいな感じで、
なんかどっちかをディスってどっちかを活かすみたいなもんないような気は私はしますけどね。
お酒結構精になるもん。
そうそうそう。東の文化だとどっちもOKみたいな感じでちゃんぽんにやってるって感じなんですかね。
そうですよね。なんかそんな感じしますよね。
確かに。
日本だとやっぱりお酒って神様に近いもので。
そうそう。確かに確かにね。
神に献上されるようなものですからね。神社が作ってたりお坊さんが作ってたり。
そうそう。お幹とかもね。
そうそう。
祭りでめちゃくちゃ飲むし。
そう防酒っていうのは酒があったりするくらいですから。
なるほどね。
でもギリシャとか行くとバッカスとかね。お酒の神様とかいたりするけど。
そうですね。
キリスト教とかに下っていくとやっぱりそれは急にタブになっちゃうわけですか。
だからカトリックに対してプロテスタントの人たちが生産性を上げるためにコーヒーを飲みなさいって言ってましたよみたいな話がねこの本に書いてあるんですけども。
なるほどね。確かにな。
だから今度蒸留酒が流行ってくるわけじゃないですかヨーロッパで。そうするとまた同じようなお酒をやめましょうみたいな権限の運動が始まるんですけれども。
それに対してこの本が紹介している、写真に対してのまたコメントがあるんですけれども。
アルコールの悲劇っていうようなタイトルがついてて。
アルコールの悲劇。まあわかるけどな。
蒸留酒、蒸留してアルコールドスを高めたお酒のことをこの本では日酒、日の酒っていうふうに紹介されてるんですけど。日酒って読み方が正しいかわからないんですけども。
そこをちょっと印をし読むと19世紀のアルコール反対運動において日酒の最初の一口から殺人を犯すまでの破滅の道を描いたような物語が好んで使われたと。
教訓ストーリーやな。
最初はアルコール中毒に侵されて、ジララクな両親のためにまだ赤ん坊の子供が死ぬぞっていうような、ちょっと脅しのようなポスターから始まって、最後は妻まで失うぞっていうようなポスターが流行って。