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2022-12-08 47:48

酒を飲め、イスラム詩を読んで酒を飲め(ゲスト:ジューンレイ)【旅のラジオ #083】

収録の前に撮影した記事もあわせてどうぞ。→ ジョージア式の宴会を試してみたら、タマダがクヴェヴリワインでガウマルジョス https://dailyportalz.jp/kiji/georgia-enkai-supra

旅の話と、日常から旅を生み出す話をします。「旅のラジオ」は、毎週木曜の12時更新です。
感想等、Twitterのハッシュタグにぜひお送りください #旅のラジオ

ゲスト: JUNERAY
語り手: Satoru、岡田悠
聞き手&ジングル制作: 石川大樹

題字&イラスト: べつやくれい
Presented by デイリーポータルZ https://dailyportalz.jp/


〈現在募集中の投稿コーナーはこちら〉

投稿コーナー①「番組へのおたより」

2人への質問、最近読んだ本、今日食べたもの。
あなたの思いつきを、何でも送ってみてください。


投稿コーナー②「ジングル/効果音」

番組で使えそうなジングルや効果音を募集します。
生演奏でも、電子音でも、ボイパでも、大歓迎です。


投稿コーナー③「世界のさよなら、あなたのさよなら」

『さよなら』を意味すれば、どんな言語でもOK。
テキスト形式でも、音声形式でも、なんでもOK。


投稿コーナー④「生きて帰ろう」

旅行とは、ときにトラブルを伴うもの。
あなたの危険回避の知恵を教えてください。
(例:予備の現金をお菓子の小箱に隠す)


投稿コーナー⑤「あなたの旅の秘かな愉しみ」

旅行とは、自分で好きに愉しむもの。
あなたの愉しみかたを教えてください。
(例:旅行先のゴミを集めてノートに貼る)


投稿コーナー⑥「世界の罵倒語」

世界には、文化の数だけ罵倒語がある。
あなたが知っている罵りの言葉をください。
(例:南スーダン「ヤギ半頭の価値もない」)


投稿コーナー⑦「世界の音」

あなたが録った音をください。なんでもOK。
岡田さんと私が、ただそれを鑑賞します。
(例:イランの便器の音、バヌアツの料理の音)


投稿コーナー⑧「哀しい動物の鳴き声」

虚無を感じさせる動物の鳴き声をください。
作為はNG。哀しみは自然に発生するものです。
(例:たそがれの民家に沁みるヤギの声)


〈投稿フォームはこちら〉
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00:00
岡田さん。何ですか、Satoruさん。今日は久しぶりにゲストの方がいらっしゃいます。
ゲスト、どなたですか? 久しぶりに2度目のゲスト、じゅんれいさんです。
お久しぶりです。あれ、何回目に来ましたっけ、じゅんれいさん。
めちゃくちゃ最初の方ですよね。 そうですよね、最初にゲストいらっしゃって。
2回目、あの時はだから遠隔の収録だったので。そうですね、直接こうやってお会いするのはほぼ初めてぐらい。
初めてですね。初めまして。私何なら編集の石川さんとも初めまして。
そうなんだ。石川さんうなずいてる。そういうことですか。
今日はまず始める前にディスクレーマー。言い訳を一つしますと、すでに僕らはだいぶお酒を飲んでますと。
じゅんれいさんの絶賛記事が既に公表されてると思うんですけども、わかんないんですけども。
ということで結構な量の、一生日1本分ぐらいはお酒を飲んでますと。
その上でちょっと今日は新しい収録をしようかなと思ったということでございます。
いつもはね、ほんとシラフでお酒も飲まずに真面目に飲んでるんですけど、今日だけはちょっとお酒を入れて。
ということですね。というのは今日のテーマは、イスラム教ありますよね。
イスラム教っていうのはお酒を飲んじゃいけないっていうことをテーゼとしてというか、元々教訓として宗教的なルールとして掲げている。
いつもよりやっぱり歯切れが悪いですね。
うるさいな。しょうがないですよ。ホワーってなってる。
さとるさんね、今顔がだいぶ赤い。
申し訳ない。今種類でいうとお酒4種類飲んでるんです。
顔の真ん中に赤い線が引かれてるみたいな。
視覚的な情報はほっといて。
今日ちょっとちょこちょこあれですね、写真を撮ってもらってね、やっといていいかもしれない。
今日の企画は、じゃあ岡田さん説明してもらえますか。
さとるさんの申し込んだ企画ですよ。
わかりました。
今日はイスラムのお酒を禁止された宗教なんだけども、一部例外的に飲酒ポエム、飲酒詩っていう文学ジャンルがあります。
それを読んでいると味わい深いので、今日は岡田さんが腕を震われて、
イスラム圏に流通しているお酒、ちょっと語彙矛盾な感じがありますけれども、
アラックというお酒の種類を持ってきていただいたので、
これを味わいながら、つまり僕らも実際的にお酒を飲んじゃいけないという気持ちになりながら、
ちょっと飲んでるわけなんですけど、
そういう感じで、お酒を飲みながら、その飲酒ポエムをお互い読み上げて、その味わいを見ていこうというあつらえでございます。
結構、やっぱりイスラム圏に回ってても、それぞれというか、結構飲んでる人もいたりする地域もあったりも。
トルコとかだと大丈夫なんですけど、イランとか行くとやっぱり厳しいなっていうのもありますよね。
03:04
やっぱり家行くと酒があったりとか、ワインがあったりとか。
クラガリのところへ行くときとかね。
みんなやっぱりね、飲んじゃうんだよ。
じゃあ、ちょっといっぱい飲みましょうか。
これ、だからアラックですね。
うわー、くせ。
はや。
くせがあるな、これな。なかなかくせがある。
解説すると、いま上流氏を飲んでるんですけれども、スターニスみたいな独特なスパイスの香りがありますよね。
少し甘めの香り。
これ、すごい甘いですよね。
実際に味も結構甘いと思います。
これ、なんでこんなに甘いんですか。
そうですね。上流一種に甘みを加えるっていうのは、いろいろ理由があるんですけれども、
結局その地域の伝統とか文化的なところが大きいのかなと思いつつ、
すごい悪い勘ぐりをすると、何かを覆い隠すために甘くしてるみたいなところもありますよね。
あー、ごまかしてるみたいな。
例えば、お酒のトゲトゲしさをごまかすために甘さを加えてる。
で、まろやかに取り捨てるみたいなところが。
前に話したことがあるんだけど、ノンアルコールビールは、イスラム圏は非常に甘かったりしますよね。
非常に甘い、非常に甘い。
確かに、甘いイコール正義みたいな。
確かにね。まずいもの全部甘くしょげみたいな。
そうそうそう、ひだゆうこと言うとね。
言うのかもしれない。
本当にイスラム圏のノンアルドリンクって、めちゃくちゃ甘いんだけど、めっちゃまずいんですよ。
あ、まずいんですよ。
だから、何だろうな。
日本とか他の国とかだったら、やっぱりビールに似せてるじゃないですか。
そうですよね。
それは全然なくて。
ビールを飲みたくても飲めないから飲むっていう、何だろう、切実さが味に表現されてるんですよ。
そうそうそうそう。これはね、独特なジャンルなんですよ。
イスラム圏のノンアルは、本当、観光客向けとか、ほぼみんなどうせ飲まないんだから、需要がそんなにないから、
めちゃ適当に作られてて、相当まずいんですよ。
そういうのがありますね。
確かに。
甘くしてるのはそういう理由があるのか。
そうですね。上流したてのお酒って、だいたいトゲトゲしかったりとか、ちょっと粗い感じがあるので、
それを少しでも追い隠すために甘くするみたいなのは、あるところはありますね。
これがどうかは分かりませんけど。
これは多分そうですね。
そんなに高くないやつだもん。
お酒に詳しいジョン・レイさんの解説がありました。
プロですからね。
ということで、これからちょっとポエムパートに行きましょう。
アラックのお酒を飲みながら、飲酒の一説を読むという。
それぞれ皆さん本をいろいろ持ち寄っていただきました。
酒と本を持ち寄る会という。
酒と本を持ち寄る会。言うとなんか文化的な感じが。
素晴らしい。
ちょっと今、遠く離れた視点に立っておりますけれども。
僕が持ってきたのは、アブーヌワースさんという方で、
8世紀から9世紀にかけて、アッパス帳、イスラム帝国の最盛期に活躍して、
酒の詩人としても知られている人。
はいはいはい。
何年くらいですか?
8世紀、9世紀ですね。
今言いましたよ。
06:01
すでにスキップしてました。
ずっと生涯にかけて、イスラム教を破って、
お酒を飲みながら、破滅的な人生を歩んでいった人として、
結構このイスラム教圏では、熱狂的な人気を誇っている、
ポエマーだそうですね。
ということで、最初に出てくる詩を紹介しますね。
タイトルは朝酒。
朝酒。
里人岡田裕の旅のラジオ。
夜明け前、朝酒を思い浮かべて、
心が安らいだが、一番鳥のうるさい叫びにはうんざりした。
朝になったら早速朝酒をやりたまえ。
グズグズして酒を出し落とした。
朝酒をやりたまえ。
朝酒は、酔った男の頭をすっきりさせるもの。
論理の破綻が見られますね。
朝には手が素早く杯に伸びていく。
そこに快楽の伴侶で、話上手の仲間がいれば、
彼のざれ事と戯れは心の糧となる。
かっこいいですね。
快楽の伴侶。
話し合いたいってことですね。
深夜なんですね。
深夜、私はそのような友を起こし、眠気を払ってやると、
彼はシャンとした。無理矢理起こされた。
結構かわいそう。
彼はランプをくれと言った。
暗いからね。
私は待ちたまえ。
私と君には酒の明かりで十分さ。
と言った。
酒の明かり。
めちゃくちゃだろ、おまえ。
無理矢理起こされて。
私が酒を一杯グラスにつぐと、
それで朝が来るまで朝のようになった。
酒の明かりで。
朝のようにまで。
杯は酒で輝き。
あたかも酒は近づきつつある朝だ。
そして朝が来た。
すごい。
めちゃくちゃでしたね。
起きた瞬間に酒飲まされて。
そして朝が来た。
この人の一日も全部台無しですよね。
酒と夜明けをたどいてるんですね。
多分実際に朝に無理矢理飲まされて飲んでいる。
手落ちがつくっていう。
そういうのが飲酒誌っていうのがいっぱい続いてるっていう。
すごいな。
岩波文庫のアブーヌワースさんの。
さすが岩波文庫。
っていう覚悟を背負った感じの。
ということでちょっと一編を私が紹介した。
ターンを次に岡田さんに持ちますと。
岡田 私はですね、11世紀ペルシャの詩人、
オマルハイアム。
これは世界史の教科書にも出てくるような有名な人ですね。
人の多分これも有名な詩集、ルバイアート。
一番代表的な当時の文学を代表するような作品。
09:01
これがですね、ルバイアート、教科書にはお酒の話しか出てこないんですけど、
読んでたらだいたい酒の話なんですよ。
そうなんだ。
短編詩集というか、ほんと短い四行詩みたいな、
その四行の詩を百何個集めたやつなんですけど、
集計したことがあって。
また集計してる。
何でもエクセルに。
やたら酒の詩が出てくるから、
登場確率どれぐらいだと思って、
全143編のうち71編で酒が登場してる。
半分ぐらい。
49.7%
酒以外の詩だとどういうことが書いてあるんですか?
酒以外の詩だと、例えば、もう一編目。
第一とかは関係なく酒。
チューリップの表。
糸杉のあで姿よ。
我が面影のいかばりし。
麗しかろうと。
何のためにこうして我を。
永久の餌は。
どのお手。何に。
何か飾ったものだろう。
難しいんですけど、
要は遠征的というか、
ブライハーム。
悲観的な感じで、
これは自然、チューリップとか、
土とか草とかをテーマに歌ってるんですよ。
で、単編143あるんですけど、
それぞれに大きい章の括りがあって、
最初はこういう風に全然酒の話が出てこないんですよ。
それが第8章まであるんですけど、
第5章までは全然酒が出てこなくて、
第6章、ママヨ、どうあろうとっていう、
章になった瞬間に、
めちゃくちゃ酒が出てくる。
で、その次、
むなしさよっていう章があって、
そこでさらに酒が出てきて、
最後、ひと時を生かせっていうので、
ピークに達するっていう、
どんどん酒が出てくるっていう特徴。
基本的にだから後半からの引用になる。
じゃあお願いします。
ですけど、例えば、
第76編、76個目の詩ですね。
身の内に酒がなくては生きておれぬ。
葡萄酒なくては身の重さにも耐えられぬ。
サーキー、これは酒に秘めでサーキーです。
サーキーがもう一杯と差し出す瞬間の、
我は奴隷だ。
それが忘れられぬ。
おー、だいぶ回ってますね。
で、これが身近さの、
酒のしがねも、
えんえんと続くんですよ。
もう一個ぐらいちょっと。
酒を飲め。
酒を飲め。
ただのしたことめ。
酒を飲め。
それこそとわの生命だ。
また青春の唯一のしるしだ。
12:00
花と酒。
君も浮かれる春の季節に。
楽しめひとときよ。
それこそ真の人生だ。
1000年前くらいの人。
11世紀の人。
すごいですね。
高田のばばの学生みたいに言っててもおかしくないような。
ここで炸裂してるわけですか。
このね、超名作。
世界中が知っているオルバイアートに描かれてる。
私前職が花屋さんで。
そうですよね。
昼間花屋で夜バーテンダーって謎の職業だったので。
純玲さん思い出してますか。
花と酒といえば。
すごく身に覚えがありますね。
酒と花を例えるってのね。
いいですね。
なんか共通点があるのかもしれないですね。
そんな感じがしますね。
この人も最初は花の話をね。
シューリップから始まってるんで。
ああそうですか。
純玲さんは完全体ですね。
これオルバイアート読まれたことあるんですか?
オルバイアートね。
多分ちゃんと読んだことないと思うんですよね。
レイワのオマールハイアムかもしれないですね。
レイワのオマールハイアム登場。
逆になんで岡田さんは文庫で読もうと思われたんですか。
僕はやっぱイラン行った時に。
そうそうイランだね。
そうイランの有名な人なんで。
今多分ね聞いてらっしゃる方はね。
見えないと思うんですけど。
岡田さんすごく貴重めにルバイアートにマークを切れたりとか。
シューシュオリー代わりにちょっとページを少し折ってらっしゃったりとかするんですよね。
これはあの酒が入ったやつにでもあるみたいな。
わかりやすいかな。
わかりやすいからね。
そうするとね。いいね。
いいね。
いいですね。
ギャムさん少し飲みましょうね。
こちらは。
飲めば飲むほどお酒精が入ってくる。
さっきご紹介したね。
永遠の生命なんで。
アラックですね。
それ飲み終わった後に私が持ってきたブランデーをちょっと飲みましょう。
とんでもないブランデーが。
さっきちょっと飲んだけどね。
はい。
さっきちょっと飲んだけどね。
飲み終わった後に。
アラックってこれ以前にも他のアラック飲まれたことはありますか?お二人とも。
私は現地ではありますね。
もうこんな感じでしたか?香りとか味とか。
いやちょっと違ったかもしれない。
でもこういうふわっとしたようなのが来るのはありましたね。
調べてみる限りアラックっていう蒸留酒がイスラーム文化圏で作られる蒸留酒全般をアラックって呼ぶことがあるらしくて。
何でもそうだった。
そうだから原材料がナツメヤシだったりとかブドウのところもあるしココナッツだったりとか。
酒っていうぐらいの。
そうですねすごい大きい引き出しでのアラックって呼ばれることがあるらしくて。
そうなんですよ。だから原材料によって相当味が違うだろうなと思いながら今はいただいているんですけど。
その時に入手できるものって感じなんですよね。
そういうことね。
その時に飲める酒がアラックなんですね。
ひとつ手に本当に現地のアラックを入手しようとしてちゃんとした国連職員の人を通じていこうとしたから。
やっぱりこういう場面では出せないよっていう返答をもらったらしいんですよね。
違う場面なら出せるんだけど。
やっぱりなかなか今寺根さんおっしゃったようにものすごく無数のアラックっていうのがあって。
15:01
本当に真の流通してないところまでたどり着くにはやっぱりそこの現地社会に入り込まないといけないかもしれないですね。
なるほど。
この指示を書かれた人が何を味わったのかっていうのはもちろんわからずじまいだけども。
それに近いおっしゃったような密造酒とかも含めて何か飲んでたのかなっていう気もありますね。
ワインとかも出てきますよね。
葡萄酒自体は今のところの研究だと大体紀元前6000年くらいで高価指すジョージアとかがあるような地域一帯が紀元じゃないかって言われてるんですけど。
葡萄自体が潰してほっとくと勝手に酒になっちゃうような果物なので。
ほっといてできるんだ。
そうですね。葡萄以外の果物も勝手に酒になっちゃうとなっちゃうんですけど。
多分それ以前から誰かしらが発見して飲んではいるはずなんですよね。
なので多分今言われてるような酒が果たして葡萄酒みたいな果実酒なのか。
それとも8世紀以降だったら上流技術とかも進んできてて。
私たちが今飲んでるみたいな上流酒飲んでるのか。
結構うまいもの飲んでたかもしれない。
どっちだろうなーって感じはありますよね。
私が出したアブヌアースは8世紀か9世紀だから。
ちょうどその時期なのか。
そうですね。
伸ばってきた。
ちょうど技術が発展した。
で、10世紀くらいですか?
11世紀ですね。
これは最近の人。
1000年前くらい。
上流機の原型というか、だいぶ初期の上流機のアランビックって呼ばれるものがあるんですけど。
日本だとランビキーって呼ばれたりするんですけど。
それを作ったのがだいたい8世紀ごろの錬金術師じゃないかっていう風に言われてるんですよ。
錬金術師が作った?
でも発想としては似てるわけか。
AとBから全然違うものをCを作るみたいな。
それで上流技術っていうのが発達して今の上流酒みたいなものが発展したんじゃないかみたいな話もあるんですけど。
だから酔えればいいやっていうところからちょっとその味わいを楽しむところまで来始めた。
お酒文化の爆発期みたいなところに詩人が生まれてたわけか。
それで酒ポエムが出たんだ。
全然そんな学術的な意図はなかったんだけど嬉しいな。
めっちゃ説得性がありますねそれ。
だから朝酒も飲んでるわけか。
花と酒?なんかわかんないけど。
こんなうまいものあったんだみたいになるんですね。
そんなんで、背徳感もアランはダメだって言ってる。
ただだからいいことばっかりじゃなくて、それまでぶどう酒だとかビールを飲んでたわけじゃないですか。
だからぶどう酒、いわゆるワインだったら果物が持っている糖分を微生物がアルコールに変換してくれて、
そもそもの果物が持っている糖分自体のアルコールしか得られなかったはずのものを、
それをさらに蒸留しちゃうことによってもっと高いアルコール度数のお酒を飲めることになっちゃったんですよ。
だから自然の説理から外れた人の技で酒を飲んでるんじゃないかっていうような。
ああ、じゃあその技術がないと糖度が上限になるってことですね。
そうなんですよ。本当は自然界ではある程度上限があるはずの、上限をさらに人の陣地で超えちゃって、
なるほどね。
もっと日々がつくようなお酒を私たちは今飲んでるみたいなことを嘆いてるっていう人たちもいるんですよね。
18:02
だから今の僕らのモラルに照らすところは、クローン技術とか自然的な革新的な医療技術を僕らは取り入れるべきかっていう悩みを。
そうですそうです。
ちょっと違うかな。
たぶん昔の人たちはきっと。
いやでもゲノム的な感じかもしれない。
その配得感もまた酔いとある種の糖水感を加速させるような酔い魚になってしまっていることが。
それでできたのが飲酒ポエムっていう。
なるほど。それを僕らが味わってるっていう。何千年の時を越えて。これは贅沢ですね。
贅沢ですね。だから昔の人からしたらね。
そんな深いことは何も考えてなかった。いいですね。
神の断りを外れた酒なんじゃないかみたいなことを言う人もいるわけですよね。その女王流酒について。
でもただしそうやって得られたお酒のことを命の水だっていう人もいるわけだし。
酒のルネッサンスというかそういうものが起こってたってことですね。
そういうことか。本物よりもちょっと酒にきたってことか。
へえ面白いですね。
そうですね。
そんな純蓮さんのおすすめのポエムというか書籍からの引用っていうのはもし何かございましたら。
私に逆にお二人が飲酒についてのポエムだとかそういった本を持ってきてくださるというふうに聞いてたので、ちょっとそれに対するアンティストリームって言ったらですかね。
アンティストリーム。そんな真面目に考えなくていいじゃん。
物をね持ってこようとして、ベルリンのボルフガング・シベルブッシュさんっていう哲学とか文学を収めてらっしゃる作家さんがいらっしゃるんですけれども、その方が書いてる楽園味覚理性っていう本があります。
楽園なかぽつ味覚理性。
これ何の本かっていうと思考品の歴史について書いてる本なんですよ。
はい。
から香辛料から始まってお酒の話になって、次はお茶とかの話になって、最後アヘンとかタイマーとか何しになって終わるんですけど、それで言うとイスラムの文化圏でお酒って呼ばれてたものは実際アラクっていう蒸留酒とかはあるっちゃあるんですけど、
そのヨーロッパ圏でお酒だったものがイスラム文化圏で何だったかっていうとコーヒーだって言うんですよねこの人は。
なるほど。
思考品として。
もともとですけどヨーロッパの前にイスラム文化圏であったっていう説が有力ですよね。
だからそれこそムハンマドがコーヒーを飲んでたみたいな説があるぐらいらしいんですけれど、
それのコーヒーっていうものがヨーロッパ圏に入ってきた時にどういうことが起こったかっていうと、お酒ってずっと昔からあったものだからみんなが飲んでたものなんですけど、やっぱり酔っ払うものじゃないですか。
それに対してコーヒーって冷ますものっていうふうに捉えられたんですって。
だから体を覚醒させるものっていうふうに捉えられて、だから労働的な生産性が上がるだろうっていうので。
カフェインの効果とか。
そうですね。だからすごく啓蒙活動に使われたらしいんですよね。なんか主にルターの時代とかに使われてたような感じらしいんですけど。
21:02
っていう時に読まれてた匿名の詩、誰が書いたかわからない。
やっぱりポエムなんですね。
それがこの人の保証書に引用されていると。
はい、ありまして、それはお酒っていうものに対してコーヒーっていうものがこういうものですよって宣伝するための詩なんですけれど。
ちょっとお二人に対抗するためにこれを読もうと思います。
コーヒーの詩ってことですね。
なるほどね。
じゃあ、1674年に書かれた詩らしいです。イギリスの西京都の方の詩ですね。
悪意に満ちたワインが世界を汚し。
いいね。悪意に満ちたワインが世界を汚し。
我らの理性と魂を共に泡立つ宿灰に溺れさせた。
泡立つ宿灰に溺れさす。
濁ったエールが我らの脳髄に不純な霧を立ち昇らせた。
その時神は我らのもとにありがたい木の実を使わされた。コーヒーが我らのもとに来た。って書いてある。
ちょっとなんか親戚だな。
このありがたい万能の飲み物。意味よく精神を活発にし、記憶力を強め、悲しむものを快活にし、傲慢になることなく生きる意志を目覚めさせる。っていうふうに書いてあるんですよね。
なるほどね。
だからお酒、ビールみたいなものはもともと今で言うカロリーメイトみたいなね、人が栄養を取るために飲まれてたっていう面もあったんですけれども、
やっぱり酔っ払っちゃうっていうちょっと悪い面もあったので、それに対してコーヒーを広めたかった人の死ですよね今のはね。
なるほどね。
アイリス構造にあった。
まあ理性を信じてる人の死だな。
そうですね。
ちなみに一部の文化圏はコーヒーにウォッカとかを入れたり、コーヒーに酒を入れて飲んでるやつ、あれはどう扱うのか、なんでもいいんだけど。
アイリス あれはたぶんね、新しいストリームなんでしょうね。
なるほどね。それがだからね、1600年ぐらいにその無名の人の死でそういうのがあったってことか。
アイリス そうですそうです。
トルコからウィーンとかいうフランスとかにコーヒーが渡り始めてた頃の献殿なのか。
コーヒーっていう。
飲むオケーションと時間も結構違う気がするから、どっちもいいじゃんっていう気もインモラルに思っちゃうんだけど、そうなのかな。
アイリス やっぱりね、飲酒ってどうしても飲み会の昔で言うとちょっと儀式みたいな感じになっちゃうんですよね。
だから飲み交わして強いものが勝ちみたいな。乾杯を繰り返して最後まで立てたものが勝ちみたいなことにどうしてもなってきちゃうから。
今も結構そうだな。
アイリス だから労働の基準で見ると生産性が下がるんですよね。お酒っていうものがどうしても広まってると。
そこでコーヒーっていうものが到来したからみんなそれを飲むぞって言って、酒は悪魔だっていうのが今のシーン。
なるほどね。
ちょうどその労働イギリスとか中心に労働革命というね。
産業革命的な。
そういう価値観って言ったらまあ。
そうか。
アイリス そうそうそう。
とはいえ酒は全く滅んでないのがまた人間の祝話というか。
そうですね祝話ですね。
面白いな。
アイリス そうなんですよね。だからそれを表すようにまたヨーロッパ圏に今度は上流酒が到来して、人で国がダメになるみたいなことが。
24:01
そうかヨーロッパ圏にも上流酒が到来したのは結構後の、最近の方なんですか。
アイリス そう思いますよ。やっぱり最初に葡萄酒とかビールみたいなものがあって。
ビールとかの方が平和的な。
アイリス うん。
ああそこでやっぱり一段落違うんだな。
アイリス そうですね。錬金術師みたいな人たちが。
度数が跳ね上がりますもんね。
アイリス うん。
ヤベーっすよね。
うん。
じゃあ泡盛りとかああいうのも最近になるまでなかったんですか。ずっと昔からある気がしますけど、そうでもないのか。
アイリス あれはね、たしか15、6世紀ぐらいの話だと思うんですよね。
じゃああのあたりが一回イノベーション起こってんのか。
そういうことですよね。
そうなのか。
アイリス そうですね。
工夫しないと、技術がないとできないのか。
技術がないとだからもう20パーとかは超えられないみたいな。
ほっときゃできる系が。
そうそう。
10パーぐらいの。
10台ってことですよね。
ああ。
そうか。
アイリス そうですね。
それちょっと面白いですね。
知らんかった。
これから20を超えてる酒見れるとこれはもう人知を超えた酒なのか。
今我々の今机の上にあるのは全て人知を超えてる。
そうですね。
アイリス そうなんですよ。
へえ。
アイリス だからそうそう。
日本の上流史も到来してきたルートっていうのが何種類かこういう仮説が正しいだろうみたいなことを言う人たちが何人もいて、
タイとかから経由して沖縄に到来して九州に到来してっていうような道のりがあったから九州圏の方が小中文化なんだっていう人たちもいるし、
逆に中国から来たんだっていう人たちもいるしっていうので何パターンか仮説があるんですよ。
でもだいたい同じようなことですよね。
一番最初にそれを見つけたやつはやっぱり大陸の真ん中の方イスラムだったりあのあたりってことなんですかね。
アイリス そうそう。
連勤術とか香水とかを作るときの上流記と一緒に作られてそれがまたヨーロッパに入ってきてみたいなことですよね。
すごい広がり早そうだな。
すごいね。
やべえぞこんなのこれ。
こんなやべえやつあるぞみたいな。
怖いな。
ちょっと飲んでみ飲んでみみたいな。
怖いなあ。
そういう感じなんだろうな。
最初に発見したやつマジビビったでしょ。
アイリス そうだからね上流酒って電線病みたいな扱いだったりし。
毒みたいな。
確かにそうだな。
毒とか病気とかですよね。
十病原菌鉄ですよこれ。
確かに。
怖え。
怖え。
いやいやちょっと飲むの怖くなってきたな。
陣地越えたもん飲んでますよ。
もう一杯怖いの飲みましょうかじゃあ。
マンジュ怖いみたいな感じだけど。
っていうものを私今飲んでますけれど。
気を付けないといけないですね。
よくよく気を付けながら飲まないといけない。
気を付ければ飲んでもいいんじゃないですか。
じゃあもう一杯目いきますかね。
これは全然イスラムとは関係のない。
アルメニアのブランデーアララットですね。
アルメニア。
1945年のヤルタ会談の時にヨシフスターリンがウィントンチャーチルにこれを献上して。
ウィントンチャーチルがあまりにこれを気に入って年間300本買ったという。
その中で極上の10年ものというのを私の知り合いの国連ウィスキークラブの方から手に入れて。
国連ウィスキークラブというのがあるんですか。
そういうのがあるんですよ。ウィスキーは区間なく味わうね。国籍を超えた会合があって。
27:02
それをちょっとすごくこれがね。さっきみなさんも一杯ずつ飲んだんですけど。
あまりに美味しかったのでみなさんに一杯ずつ振る舞ってラジオの後半といきましょうか。
〜音楽〜
よしじゃあ私も行きますかね。
ある意味さっきはコーヒー酒なんて悪魔だみたいな。
そうそうと言われたので私は8世紀からもう一回やり返しますよ。
8世紀から。
再びアブンヌワーツさんというね。
この方はずっと捨て鉢になってブライハ的にイスラム教なんかもう全然ダメだって俺はもう酒飲むんだって言ったけど
最晩年になって今までの人生のことは全部やっぱり自分は間違えてたという反省に至りながら最後は亡くなられたっていうね。
だから最後までやっぱり心の隅っこでやっぱり多分俺はやっぱり近畿を破ってしまっているタブーを破ってしまってるんだっていう罪悪感が
どこかにありつつあえて捨て鉢な気持ちの詩を書いてたってところに味わいがあるんだっていう解説が出されて
そこもなんか人間の弱さというかそういうところも含めて今もなおイスラム圏の人たちに愛されて読まれているゆえんだよっていうことが書いてありましたね。
飲酒詩ってもうそもそもこの岩上文庫のタイトルがアラブ飲酒詩詮なんでもうほぼ全部飲酒の詩なんで。
全部ねこれね読みどころなんですよ。なかなかねこれ悩ましいんですけれどもものすごく短く引用をちょっといくと例えば酒屋のおびえっていうタイトルなんで。
マーリックさんって人が出てきてそのマーリックさんっていうのは友達の名前なんですけどマーリックよ朝起きたらまず酒を飲め。
また朝から飲んでんじゃん。
違う違う酒屋のおびえ。マーリックよ高い値をつけられても高いまま払え。
いいっすね。
いいわけないですけどなんかぼったくられてるってことがわかってても。
高いまま払えって。
そうそうそうそう。
いいことを言ったらって人。あとはね酒屋のハゲた親父。私は酒屋の親父を怖がらせたらしい。寝巻き起きて寝ているところを起こしたのだ。
こいつ多分大迷惑だよ。寝てるやつをすぐ起こした。
開け方に。
そいつ目線の詩を聞きたいな。
彼の犬は来客の衣服を知っていて道を開けて通してくれた。
このアブーさんすごい常連で犬はもう知ってたぞ。犬は開けてくれた。寝てるところを起こされて。
酒屋の親父よ固いことを言わないでくれ。飲酒はタブーであっても許されているようなもの。
全然理屈にもなってない。
タブーであっても許されているようなもの。
他は震える指。飲み友達は二日酔いが続き指に震えが来ている。
30:02
ちょっと心配だな体調が。
右手を左手で支えてやらないと酒漬けを持っていられない。
酒を一杯やめな。
コーヒー飲んだほうがいいよ。
彼は言った。私を落ち着かせるためもう一杯。私はもっと欲しいのだ。
私は言った。いいとも。何杯でも良い酒をついてあげようぜ。
これがマイオの二人の習慣。私が余計に注ぐと彼はさらに求める。
やがて倒れてしまうか。彼は知らなかった。大地の上に寝たか。部屋の中に寝たか。
話題事じゃないんだよな。
診断とかされたら結構厳しい。
赤羽飲酒刺繍じゃない。赤羽飲酒刺繍を呼んでるわけではない。
今でも通じる。
鎌田飲酒刺繍でもない。
北谷飲酒刺繍でもない。
酒が欲しくなるとき。飲酒を咎める人よ。いつ君は愚かになったのか。
それじゃ引用しないですけど。私は余人に非難されるとますます酒が欲しくなる。
咎められたんだろうな。
この背徳感と一緒になっていく。
例えば不思議なもの。もし酒が私の食べ物だったら、私は幸せだ。食事を待たずに酒だけを飲んでいればよい。
酒は不思議なもの。君はそれを飲む。飲むがよい。たとえ酒が君に罪を負わせようとも。
気の赤咲きを咎める人よ。君は天国へ行け。私は地獄に住ませてくれ。
終わり。
なんかその理由とか言わないんですね。なんで酒のほうがいいのかとか。
それが愛されてるんですよ。でも柱見ると、どっかで漏白的というか悪ぶってんすよ。
そこには両心の咎めがあるんですよ。今より抜群に圧倒的に酒なんか飲んじゃえよくないって中でめちゃくちゃなことしてるわけですよ。
だからそれがね染みるって。これ無限に読めちゃうんでここら辺でやめときます。
これを読みながら酒飲むとハイトクカンという最高の魚が手伝ってくれるんです。だからつまみはいらない。
ずっと同じループを繰り返している気持ちがありますよね。
でもかっこいいですよね。
君は天国へ行け。私は地獄に住ませてくれ。
いやでもそれに対して述べてますよ。オマール・ハイヤーも。
世代よく立った後輩は?
恋する者と酒飲みは地獄に行くという、根も葉もない戯言にしか過ぎぬ。
こっちも根拠ないだろって。
恋する者や酒飲みが地獄に押したら、天国は人影もなくさびれよう。
それこそが天国だって言ってるんですね。
33:01
退屈な奴らばっかりなんだぞ、天国は。
みんな地獄にお前は行くって言われたんだろうな。
でしょうね。
確実にそうでしょうね。
いいですか。
いきます。134編。
酒を飲め。
そういうのばっかりじゃない?
マハムードの英歌はこれ。
人を聞け。ダビデの歌の調べはこれ。
先のことや過ぎたことはみな忘れよう。
今さえ楽しければよい。
そんなこと言ってないだろ。
人生の目的はそれ。
マハムードね、たぶんそういうこと言ってない。
とんでもないな。
一瞬を生きろっていうメッセージ性が結構強い。
こっちも似てる。
強いですよね。
似てる似てる。
われは酒店に一人の沖縄を見た。
先客の噂をたずねたら、彼は言った。
酒を飲め。
酒を飲め。みんないったっきりで一人として帰っては来なかった。
せつないな。
そうか。
今を生きろというコラボね。
それを客観的に見て批評しているのが私が持っている本の著者の方がいらっしゃるんですけれども、
そういった飲酒文化がしばらく続いて、
16世紀くらいになって、
酒盛りの習慣が次第に様式派の批判を浴びるようになると書いてあるんですよね。
大酒とか退職官とかを批判するような風刺画とかポスターみたいなのが出回るんですって。
ラジオを聞いていらっしゃる方に見せられるのが残念なんですけれども、
本でお二人に見せると、こういうような絵で、
お酒を飲む人を悪魔として描いたりするんですよ。
絵で、お酒を飲む人を悪魔として描いたりするんですよ。
悪魔として描いたり、絶対にものすごい嘔吐している人を描くんですよね。
ゲロっぱきはやっぱり汚ねえぞっていう。
めちゃくちゃすごいなこれ。
きれいな放射線。
華厳の滝みたいなゲロの吐き方だな。
すごいきれいに生えている絵とかを描いて、
頭部は動物として描くんですよ。
もや人間ではないと。
淡い耳が生えてたりする。
僕らの価値観で言うと動物なんか可愛いって言うけど、
動物なんか下賤なもので、酒飲むとこんなクズになるぞっていう教訓がでかいんじゃないかな。
だからお酒を飲むのは酒魔、酒の悪魔に疲れてるからっていうような考え方が広まって、
36:05
悪魔好きが飲むものだっていうような考え方が広まって、
さっきのコーヒーの話にまた戻ってくるんですけど。
コーヒーは宗教的にもすごくポリティカリーコレクトっていうか、
いいものなんていうふうにずっとなってるんですか。
それこそルーターとかの。
でもコーヒーなんてポッドでっていうか、
聖書とかコーランとかにはその頃は多分なかったもんですよね。
そう思いますよ。
だけど急にそうやってアプリシエイトされて、
アクノリティされていくっていう不思議なものがありますけどね。
確かに。コーヒーはどこでできたんですかね。
京都革命とかの時代に入ってきて、
酒っていうものは人を堕落させる悪魔の飲み物だから、
みんなさん酔いを覚ますためにコーヒーを飲みなさいっていうような動きが出てきて。
なるほどね。面白い。
だからそれやっぱりキリスト教に似ている執事を持つイスラム教ではやっぱり近畿とされて。
中国とか日本とかだとお茶、多分お茶にそれコーヒーに近いじゃないですか。
そうですね。
確かにね。
お茶も飲むけどお酒も飲むみたいな感じで、
なんかどっちかをディスってどっちかを活かすみたいなもんないような気は私はしますけどね。
お酒結構精になるもん。
そうそうそう。東の文化だとどっちもOKみたいな感じでちゃんぽんにやってるって感じなんですかね。
そうですよね。なんかそんな感じしますよね。
確かに。
日本だとやっぱりお酒って神様に近いもので。
そうそう。確かに確かにね。
神に献上されるようなものですからね。神社が作ってたりお坊さんが作ってたり。
そうそう。お幹とかもね。
そうそう。
祭りでめちゃくちゃ飲むし。
そう防酒っていうのは酒があったりするくらいですから。
なるほどね。
でもギリシャとか行くとバッカスとかね。お酒の神様とかいたりするけど。
そうですね。
キリスト教とかに下っていくとやっぱりそれは急にタブになっちゃうわけですか。
だからカトリックに対してプロテスタントの人たちが生産性を上げるためにコーヒーを飲みなさいって言ってましたよみたいな話がねこの本に書いてあるんですけども。
なるほどね。確かにな。
だから今度蒸留酒が流行ってくるわけじゃないですかヨーロッパで。そうするとまた同じようなお酒をやめましょうみたいな権限の運動が始まるんですけれども。
それに対してこの本が紹介している、写真に対してのまたコメントがあるんですけれども。
アルコールの悲劇っていうようなタイトルがついてて。
アルコールの悲劇。まあわかるけどな。
蒸留酒、蒸留してアルコールドスを高めたお酒のことをこの本では日酒、日の酒っていうふうに紹介されてるんですけど。日酒って読み方が正しいかわからないんですけども。
そこをちょっと印をし読むと19世紀のアルコール反対運動において日酒の最初の一口から殺人を犯すまでの破滅の道を描いたような物語が好んで使われたと。
教訓ストーリーやな。
最初はアルコール中毒に侵されて、ジララクな両親のためにまだ赤ん坊の子供が死ぬぞっていうような、ちょっと脅しのようなポスターから始まって、最後は妻まで失うぞっていうようなポスターが流行って。
39:00
ドラッグの人間やめますかみたいなポスターってことですよね。
酒は良くない。
その当時蒸留酒の類が全部人って一括りで呼ばれてたようなこともあったらしいんですけれども、有名なホガースの人横丁っていう風刺画があって、みんな蒸留酒によって人生が台無しになるぞみたいな風刺画が有名なのがあるんですけれども、
それが日酒蒸留酒っていう私たちの祖先が知らなかったような酒が流行しつつあって、それが蔓延しつつあるのはまさに病気だっていうようなことを言ってるらしいんですよね。
早期感はあるだろうな。初めの頃なんかは特に。
そうそうそう。それで昔のワワイン飲んで飲み比べしてたような人たちとまた違う飲酒の習慣が根付いちゃってみたいなところが、もしかすると蒸留酒が先に流行じゃないですけど広まってたイスラム文化圏だとあるかもしれないですよね。
今読んでいただいた詩みたいな、とにかく酒を飲めって言ってくるような。
蒸留酒のパイオニアだから、酒の悪魔性みたいなところを欲も悪くも味わっていると。
確か期限前3千何百年とか前から、香水用の蒸留器みたいなのが確か見つかっているはずなんですけれど、そこから蒸留器が絶対お酒を作られるように発展していったはずなので、先に蒸留酒が広まっている可能性も多分あるんですよね、イスラム文化圏の方に。
それだけ罪の意識も高くっていうことなんですかね。
今お二人から伺っているお酒の詩を聞く感じだと、結構相当酔ってらっしゃいますよね。
手が震えるぐらい酔ってるっていうのは、あんまりビールとかワインの酔いの感じとはちょっと違うのかなっていう感じがしますよね。
朝から飲んでるかもしれないですね。
朝から飲んでるからな、そいつが。そいつとか言ってるけど。
そうなんですよね。
いろんな人を惹きつけるんだから。
それはそう。
だからなんか蒸留酒っていうのがそもそも流行った理由が、より早く短時間で酔えるっていうので流行したっていうふうにこのボルフガングさんっていう方はおっしゃってるんですけど、
同じような感じで、多分そういうふうに広まってた可能性はありますよね。あんまり正確なことは言えないですけれど。
よかったですね。じゅんれいさんいることによってすごい中立的なダジョーになって。
確かに。よかったよかった。
ありがたいです。
いなければかなり偏ったあれでしたね。
かなり偏ったあれでしたね。ありがとうございます。
ちょっと最終単位1個ずつぐらいだけ最後。
はい。2人で。
短めにいきますか。
短めにじゃあ。はい。私からはまた同じアブーヌワースさん。
はい。
それから歌え。これだから最後の2行だけ。
42:11
かっこいいですね。
かっこいいな。そこまでいくとかっこいいですね。
終わり。
かっこいいですね。
バンカイみたいな。
葡萄からできた酒を飲んでらっしゃる。
そうそうそう。今のイメージでね。葡萄なんですね。結構ね。
そうなんですね。
一体何の酒を飲んでるんでしょうね。
ゆいごん。
ゆいごん。
多分葡萄をつぶす足跡はワインをつく足ってことだと思うんですけど。
あーなるほどね。
いいっすね。
これいいっすよ。
こんなにずっとついてるんですよ。
何のお酒を飲んでらっしゃるか気になりますよね。
水を入れると泡が立って色が変わるってことだから、やっぱりこういうのに近いのかもしれないし。
そうですね。
葡萄酒がメインなのかもしれないし。
なんかかっこいいですよねこれ。
生きてなんかね。
もうね、振り切ってますね。
そうそうそう。で、ちょっとゆいごんは逆のセンスがあるんですね。
ありますね。
ダメなことわかってるから。
そうそうそう。
自分をね、やめろって言ってきたやつに酒を告げる。
かっこいいですよね。
お前は飲まなくていいけど、俺は飲むからってことですよね。
俺はお前を許すよって。
赤身に立ったりね。
いいですよ。いいですよ。
じゃあ、岡田さん。
いいですね、アブーさん、アブーさん。
これおすすめ。
アブーさんと飲みたいな。
こいつ。
天国か地獄かどっちかでいけば、こいつ。
じゃあ、僕1個だけ。
はい。
最初にその、第1編で、最初のほうまともだったって話をしたじゃないですか、ルイヴァイアート。
はい。
第1編だと、チューリップのね、話をして。
チューリップ美しくて、そのチューリップの儚さで、人生の儚さを歌うような詩が第1編に書かれてたんですけど。
はい。
第140編。ほぼ終わりですね。
進んできたな。
ほぼ最後の詩。いきます。
さあ、ハイアムよ。
ハイアム、自分ですよ。
オマールハイアム。自分のこと。
オマールハイアムね。
さあ、ハイアムよ。酒に酔って。
チューリップのような美女に喜べ。
ああ、鼻から女性にあったんだ。
チューリップが、世の終局は虚無に帰する。
喜べないはずのものがあると思って。
45:02
こんなのもいねえな。
すごいな。
女性であると。
虚なんですよ。虚になっちゃって。
虚無になっちゃって。
ないはずのものに喜んでるから。
第1編で、わからないですよ?
この時系列がこの通りかわからないですけど、
この通りに読むと、第1編ではチューリップ自体がね、
儚いと歌ってたのに、
なるほど。
第140編でチューリップは虚無の象徴としてできて、
美女に例えられて。
それが何?コンクルージョンなんだ。
これが143まである140がこれ。
それはたぶん、実在の、今現実にいる美女じゃないんでしょうね。きっとね。
そうですね。これはたぶん虚無なんだ。
空想の天国の美女の話をしてらっしゃるんでしょうね。
ないはずのものがあると思って。
それを一遍の死に、こうしたためるだけの理性はあり。
たぶん糸ってこれだけ、一冊にまとめているのはハイアームさんなんで、
ここに1を持ってきて、物語として140にこれを持ってきているのは、糸があると思うんですよね。
すごい話だな。
いいっすね。
という。
ちょっとルバイアートを読んでみたくなりました。
ルバイアートは酒とかの皮をかぶってないですから、いい刺繍として教科書に載っている。
高校生に読んだらびっくりしますよ。
いいっすね。
高校生にあんまり読ませない方がいいです。
ありがとうございます。
旅のラジオ、このあたりでお別れしたいと思います。
本日は、オマルハイアーム作ルバイアート、第143編、最後の詩より、この言葉。
いつまで一生をうぬぼれておれよう。
あるなしの論議などにふけておれよう。
酒を飲め。
何回言うの?
酒を飲め。
結局それなの?
酒を飲め。
こう悲しみの多い人生は、眠るか酔うかして過ごしたほうがよかろう。
本当だよな。
意識がないほうがいいって言ってんだよ。
すげえ分かる。千年を越えて分かるわ。
もう一回最後の時だけ読んでくださいよ。
酒を飲め。
酒を飲め。
酒を飲め。
こう悲しみの多い人生は、眠るか酔うかして過ごしたほうがよかろう。
本当だな。
上野のあたりは正しい人もいっぱいいるんだな。
そうですね。
人生を突き詰めるとそうなる。
人生を突き詰めたらそこなんだな。
そう。結論がこの詩なんだよね。
そういう詩が読み継がれているってことの意味をね、深く捉えて生きていきたいですね。
そうなんです。ありがとうございました。
ありがとうございました。
47:48

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