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2023-12-18 08:37

SBCast. Ch2 #013 理事 高岡玲子さん/課題に感じていること

新理事の高岡さんと、高岡さん自身が課題に感じていることや、NPOと企業、そして行政との価値観や言語の違いについて話し合いました。 #NPO

サマリー

今回のエピソードでは、高岡玲子さんがNPOと企業の連携及びその課題についてお話しされています。特に、共同共創の重要性や言語の違いに対する認識が進む中で、様々な関係者が対話を深める必要性が強調されています。

NPOと企業の課題
高見知英
SIDE BEACH CITY. の内部の活動をお知らせする SBCast. Ch2。今回も高岡さんにお話を伺えればと思います。
高岡さん、どうぞよろしくお願いします。 高岡さんよろしくお願いいたします。 よろしくお願いします。それでは今回は、SIDE BEACH CITY. の活動などをしていて、
課題に感じていることについてということをテーマにお話ができればと思うのですが、 課題について何かございますか?
高岡玲子
SBC. としての課題はちょっとまだ感じ取れていないところなんですけれども、
そうですね、私は株式会社を経営しておりますので、株式会社でいう営利と NPO である非営利の活動っていうのを日々一緒に合わせて分野を超えて活動していくっていうところに難しさを感じるところがあります。
横浜市とかの事業で、いよいよ株式会社の方では、共創コンソーシアムというJV11社に入って、横浜市と一緒に実証実験をやっているんですね。
それは、共同共創というものを目指してどういうふうにアプローチをしていくかというものを主に活動しているんですけど、
やっぱり共同共創、それから地域の課題、今までボランティアでやっていたようなものをどうやってマネタイズして持続可能なものにしていくかっていうような取り組みというのを
やっているんですけど、今までやっていたようなシャドーワークと言われる部分をどういうふうにしてやる、その難しさっていうのを日々感じておりまして、
そこの部分ってNPOが担ってたりっていうところもあるんですけど、NPOでかばいきれない部分とかっていうのもあって、そこの
三者の有り様というか、っていうのにいつも難しさを感じていて、これを何とかしたいなとは、何とかしたいとか、何とかなるといいなと思って活動してるんですけど、
高見さんとかその辺とかどう思われたりとか。
高見知英
そうですね。例えばNPOでかばいきれない部分っていうと、例えば企業がやっていて、そこで見落とされていることとかをどういうふうにやろうかっていうと、
でもその規模が大きすぎてちょっとNPOだけでは何ともできないとか、そういうような形になるんですかね。
高岡玲子
そうですね。規模感の違いとかね、あとはお金に対する重さの違いとか、あと時間とかっていうのが三社の有り様で違うのかなと思うんですけど、
その辺難しいなと思いながら、これは目下課題だなとは思ってるんですね。
高見知英
そうですね。NPOと企業、株式会社との考え方の差がありすぎるっていうところがあるのかなと思うんですけど。
高岡玲子
あと行政の考え方も全然マッチしてない。
高見知英
なんていうか、お金を稼がなければいけない株式会社と、お金を稼いでもいいけど稼がなくてもいいNPOとって意識の差がすごいあって、
NPOの活動って結構補助金とかもあるので、最悪なんとか頑張ろうと思えば、本当に手弁当で回せる範囲で回せるっていうのはあるんですけども、
じゃあその中の人がちゃんと生活ができる状況を作れるのかっていうと、それはそれでまた別の話になっちゃうので。
そうなんですよね。
だからそういうようなところがすごく、やっぱり今のNPOの課題だなっていうような感じがありますね。
高岡玲子
そうですね。補助金も切れちゃったらおしまいみたいなところもあったりとか、行政のほうも出しとけって出したり急にやめちゃったりとかっていうのも、その温度感とか温度差が結構あると難しいですね。
そこを合わせていくっていう基準も作れないし。
高見知英
せめて本当に企業とNPOと行政が、本当にお互いが話し合える場があって、お互いが意識を共有できる場っていうのはもっとあればいいなっていうふうに思うんですけども、意外とまだそれがないなっていう感じがありますね。
高岡玲子
そうですね。今まさにやってる共創コンソーシアムっていうのが、三者または四者での話し合いというのは場を持つとか、そこら辺の例えば価値とか感覚の違いっていうのを指標にしてデータにして合わせていこうよとかいうような取り組みをやっているところなんですけど、まだまだそれがまだ実証実験とかの段階なので、これが実装するとなってくると結構な時間がかかるんですよね。
言語の違いと対話の重要性
高岡玲子
そうですね。
はい、思っております。
高見知英
やはりNPOと企業と行政とのお互いが関わり合ってこなかった溝は、そう簡単には埋まらないなっていう。
本当ですよ。
高岡玲子
また言語も違うんですよね。同じ日本語を喋ってても全然伝わらないっていうか。
高見知英
本当にその辺りについては、言語が違うってようやく認識してきた方も多いのかなっていうような感覚はあります。
やっぱり自分たちの企業と違う企業と話すとか、自分たちの企業と全く違うNPOと話すとかにおいて、あれ、ひょっとしたらこれって言葉自体が違うかもっていうふうに気づく。
それが本当にここ最近どんどん起こってきてるのかなというような感覚はありますね。
ありますね、本当。全然同じ言葉なのに違うっていう。
でもそれは認識するのが本当に始まりで、認識しないと本当にお互いの言葉が何となく同じこと言ってるような気がするのに何かすれ違ってるなっていうのをいつまでもといつまでも続けてしまうので、本当に認識するのがスタートライン。
だからようやくスタートラインに立てたなっていう感覚はあります。
高岡玲子
そうですね、このスタートに立つ人がちょっとでも人数が増えていくとかいうのがやっぱりベストで、今から変わっていくきっかけになるんじゃないかなと思いながら、日々驚くことの連続で。
そうですね、ありがとうございます。
高見知英
この差について、高岡さんとしてじゃあどうしようかなとか、そういうの考えているものって何かございますか。
高岡玲子
どうしようはないんですけど、とにかく話をするようにしています。
初めましてで会う方、異業種とかいっぱいいるんですけど、分かんなくてもとりあえず喋ってみようと心がけております。
で、言葉違うなとか、今のなんていう意味っていうのを正直にダイレクトに聞くようにしています。
ありがとうございます。本当にそうですね、話をするって大事ですよね。
高見知英
やっぱりそういうところから初めて、この人たちはこのことが分からなかったんだっていうのが分かるようになってきますし、
そういうところから、じゃあこの分からない問題を解決するためにどうすればいいだろうっていうふうに考えられるようになってくるので、
だからこそ本当に分からないことを明確にするって一番大事なのかなって思いますね。
高岡玲子
まず、いるんだよっていう、こういう人もいるんだよっていうところから始めてるというか、認識をし合うところからやっていこうと、地道に思っております。
高見知英
ありがとうございます。そうですね。やっぱりそういうふうな話し合いをしていくことがとても重要になってくる分野であると思いますので、
ぜひそういうようなことを話せる場を増やせるような活動をしていきたいですね。
ありがとうございます。ありがとうございました。
高岡玲子
それでは今回も高岡さんにお話を伺いました。高岡さんどうもありがとうございました。
高見知英
ありがとうございました。
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