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ラジオネームRさんからのお便りです。
こんにちは。いつも楽しく聞いています。
他人の話ばかりしたがる人の性格について質問です。
私の義母は、他人の話ばかりし、かつ会話の中心にいたがります。
会うと、「やれ誰がこうした。誰があーでこうで。」と、私が直接知らない人の話も多く、
だから何?と思ってしまいます。
また、自営業なのですが、お客さんがベンツを買ったとか、すれ違った会社を見て、
あの車いくらいくらするよ。と、高級車にあたら敏感。
よその店が閉店なんて話には、残念がることもなく、
あの店はあーだから厳しかったんだ。と評価する感じです。
特に趣味はなく、身内や親しい人の世話を焼くのが好きなタイプです。
私が意見を述べると、「結局それはこうなのよ。」と被せてくるので、会話も疲れます。
他人の話や、他人に目を向けてばかり、
アンド、自分が知っていることを振りかざしてくるところに、ちょっとうんざりです。
こういう人って、どんな心理でこんな行動、言動をとるのでしょう。
愚痴っぽくてすみません。ということでね。
今日はコミュニケーションのお話ですかね。
これ実はね、あのこういうコミュニケーションスタイルって結構ファッションにも深く関連していて、
ファッションにも現れるものなので、その辺もねちょっと絡めてお話ししていきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりましたオシャレの呪いトクラジオ。
本日で443回目の配信でございます。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールオシャレの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにオシャレをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。
本日もよろしくお願い致します。
さあ、このお便りもちょっと前に送りいただいたんですけども、
今ね、割とお便りのストックが減ってきておりますので、
ぜひね、こうした心理関係のご質問はね、公認心理師なのでもちろん色々お答えできるかと思いますし、
あとはファッションのね、お悩みとか、あとはこれまでの過去回の感想などなど何でも結構ですのでね、
あと個人的な何かご質問とかでも何でも結構ですので、
ちょっとトークテーマを送るような気持ちで、ぜひ気軽にお便りを送ってください。
お便りの送り方はね、番組概要欄にマシュマロって言って、
匿名でメッセージを送ることができるサービスがありますので、
そちらリンククリックすると入力欄開きますので、そちらから投げていただくか、
もしくは今日読んだRさんはね、ラジオトークというアプリを使って聞いていただいているので、
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こちらのお便り機能を使っていただいてもOKです。
あとは私のSNS、Twitter、Instagramともに、
リサヒサノというアカウントでやってますので、
こちらにリプをつけていただいたり、DMで送っていただいても結構です。
あとはね、ハッシュタグでおしゃれな呪いを解くラジオで呟いていただいてもキャッチできますのでね、
お好きな方法でお便りメッセージを送っていただけると嬉しいです。
ということでね、今日はこういったRさんからのね、義母さん、義理のお母様とね、
いろいろ関係性もありますよね。
コミュニケーションのお話なんですけれども、
こういうね、人間関係がうまくいかないな、みたいな心理カウンセリングを私やってますのでね、
こういう話も結構あるんですよね。
やっぱりね、コミュニケーションスタイルとか、
それって癖みたいなもんなのでね、なかなか直らないんですよね。
なので、そのコミュニケーションスタイルにどんな形があるか、どんなパターンがあるかっていうのをまず解説しつつ、
このRさんの義理のお母さんはどこに当てはまるのか、みたいな話をしていこうかなと思うんですけど、
いろんな分類の仕方がありますけども、
今日はちょっとわかりやすく、私なりの表現でお伝えしていこうかと思うんですけど、
まず一つは、一つ目の分類としては、
他人軸で考えがちな人か、自分軸で考えがちな人か、
興味を持つ内容とか話す内容っていうのが大きく変わってきます。
このRさんの義母さんは完全に他人軸の人ですよね。
他人軸、つまり全ての自分の中での評価とか価値っていうのが他者との比較で決まる、つまり相対評価で決まる人なんですよね。
なので、誰がこうした、誰がああでっていう噂話ばかりになってしまうのは、
他人がいないと何事も価値が決まらない、他人との比較で何事も考えるタイプなので、
やっぱり話の中心が他人の話になっちゃうんですよ。
一番関心があるのが他人と自分、他人に対して自分はどうかとか、他人はどうかっていうところだってことですよね。
それに対して自分軸の人は自分がどう思うかが全てなので、あんまり会話の中に他者が出てこないし、
他者のことを考えることも他人軸の人に比べるとすごく少ない。
これね、うちが開発した複層心理診断っていうので、実はこの他人軸が強いか、自分軸が強いかを測ることができて、
一般性っていう要素と愛着性っていう要素、ここが複層心理診断を受けた時に点数が高いと他人軸ということが言えます。
なのでファッションなんかもね、自分がこの服着たいかどうかとか好きかどうかっていうことよりも、
どんな人がこのブランドを着てるのかとか、あとは他の人から見て自分がこれを着て似合うのかとか、
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あとはこれがPTOに合ってるかどうかみたいなことをまず気にする人っていうのは他人軸と言えるわけです。
もう一個見方があって、その価値観としては、原点式の考え方の人と過点式点数をプラスしていくっていう価値観の人がいるわけですよね。
このRさんのギボさんは完全に原点式なので、点数を引いていく感じで相手を見ていくっていうのかな。
あそこが悪いんだよ、ここを直した方がいいのにみたいなことが気になっちゃう。
それはそれでよく働けばその改善点を素早く見つけられるっていう、そういう微点というか長所にもなっていくわけなんですけど、
そういうふうに上手く使えないと荒探しばっかりしてるように相手に感じさせてしまったりっていうね、
あのことになってRさんが感じるようにちょっと聞いてる方がうんざりしちゃうってことは起こりますよね。
それに対して過点式っていうのは相手の優れたところとか、相手も自分もね、何か物事の優れたところとか、いいところに目が行くタイプ、
ここをもっと伸ばした方がいいんじゃないかとか、あそこはここがいいよねみたいなね。
これもね、生かせれば、これは結構人から好かれやすいというか長所として挙げられやすい性質になると思うんですけど、
でもこればっかりだと改善しなきゃいけないところに目を向けられなかったりするので、やっぱりバランスですよね。
原点式が過ぎてもダメだし、過点式過ぎてもなかなか難しいしっていうところでね。
この辺はね、ファッションで言うと、原点式の人だと、とにかく自分の外見をカバーしようっていう意識が強くて、
私はここが太ってるからこういう服を着なきゃとかね、そういう考え方になるんですけど、
過点式の人は、私は首のラインが美しいから衿が、衿ぐりが空いた服を着るみたいな風に長所を伸ばそうとして服を考えていくかみたいな違いになっていきますよね。
あと最後はコミュニケーションスタイルとして、単純に聞き手に回りたがるか喋り手に回りたがるかというところで、
あるさんの義母さんは完全に喋り手に回りたがる。
喋っていることが自然なコミュニケーションスタイルであるということなんですよね。
今言った3つの要素というか性質、他人軸なのか自分軸なのか、原点式なのか過点式なのか、そして聞き手なのか喋り手なのか、
これはほとんどの方、心理師のように訓練した人以外はもう癖なんですよ。
コミュニケーションスタイルとして持っているものなので、なかなか専門的に学んでいかないと治せるものではないし、
自分がそうだという自覚すら持てないケースが多いので、基本的には治りづらいですよね。
例えばイメージコンサルタントとかファッションスタイリストとか美容師とかが、こういうカッチリとしたコミュニケーションスタイルを持っていると、
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お客さんにとってはこのスタイルがずれると結構辛いんですよね。
なのでやっぱり対人業、接客業の人なんかは、私は心理学ちゃんと学んで、こういうコミュニケーションスタイルはお客様に合わせるようにしていった方がいいと思うので、
うちのスタリトスクールでもそのやり方を教えているんですけど、一般の方はそういうトレーニングは受けていないので、
基本的には治らないと思った方がいいですよね。
じゃあRさんどうするかなんですけど、まずは距離を置くしかないかなって思うんですよ。
このラジオで何回も言っている通り、相手は変わらないというところだと、自分を守るために程よく距離を置けるように頑張るということがまず大事だと思うんですけど、
でもね、なかなか距離を置けないとすると、
例えば、義母さんのコミュニケーションスタイルから何か学べることがあれば、それだけでもちょっと救われる部分があると思うので、
学べることがあるとするならば、相手のコミュニケーションスタイルでザワザワしちゃうということは、ひるがえって自分を知ることに繋がるんですよね。
なんでこれに自分はザワザワしちゃうのかなって考えると、自分をよりよく知ることにはつなげられると思うんです。
せめてそれぐらいのメリットは得ておきましょうよってことで、それをお伝えすると、
例えば一つ考えられるのは、まず単純に義母さんの価値観と単純に合わない。
だからさっき言った他人軸か自分軸かみたいな話で言うと、Rさんが全部義母さんと逆であるから聞いててつまんなく感じたり、
なんでそんなこと言うんだろうって疑問に思っちゃったり、ということがまず考えられます。
ただもう一つ考えられることは、その全く逆でよく言われる言葉で同族嫌悪っていうのがありますが、
自分でもそういう部分があるからこそ、それをマザマザと見せつけられるような義母さんの言動行動を見ていられない、
嫌な気分がしちゃうっていうことも考えられます。
さあどっちでしょうねっていうことで考えていくと、
自己理解にはつながって、今後の自分をより良くしていくことには使えるかもしれないなということで便利なことわざがあります。
人の振り見て我が振り直せ。これは直した方がいいよっていうよりも、
人の振りを見てイライラしても自分の振りを直すことぐらいにしか活かせないよというかね、
人の振りは直せないよねっていうことでもあるんだと思うんですけれども、
それにせめて活かしていただいて自分を磨いてみるとちょっと気持ちがすっきりするかなどうかなお察しいたします。
ご自愛くださいということでまだまだメッセージお待ちしております。