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2022-04-21 12:00

459.おたより「他人の悩みに自分のメンタルを削られてしまう」 from Radiotalk

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リスナーさんのお悩みに回答!人から相談されやすい体質、というリスナーさん。解決策を提示して、時には自ら動いてあげるのに、相談してきた人は全然動かないことが多く疲れてしまう・・・どうしたらいいのでしょうか?

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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今日は、マシュマロからいただいたお悩みに回答していきたいと思います。
今日はファッションというよりは心理系のご相談でございます。
いつも楽しく聞かせていただいています。
早速ですが、質問させていただきます。
久野先生は、ラジオや個人のカウンセリングなどで、たくさんの精神的なお悩みを聞いていると思いますが、
そのことで、ご自身のメンタルが良くない方に傾いたりすることはないのでしょうか?
私はなぜか、他人から相談を受けやすい体質で、相談されたら親身になって聞いてしまい、
さらに自分の手の届く範囲であれば、行動を起こして解決の手伝いをしてしまいます。
かっこ、揉め事の仲裁など。
共感力が高く困っているんだろうなぁと強く受け取ってしまうところと、
問題の本質を見つけてソリューションするのが好きという私の性格・性質が引き寄せてくる事象ですので、
自分のせいだということは従順分かっています。
ですが、この性格・性質のせいで、いわゆるメンヘラ、かっこ言い方が悪くてすいません、
の方が周りに集まってきてしまって、つらいなぁという瞬間があります。
そういう方は、悩みを解決したくて話しているというよりは、ただ聞いてほしいという感じなので、
私が解決策を提示しても、でも、だって、となり対応に困ります。
そして解決しないので、同じような話を繰り返されます。
もし、他人の悩みに自分のメンタルを削られないようにするコツなどあれば教えてください。
ということで、よく聞く話ではありますけれども、
この問題についてお話ししていきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりました。オシャレの呪い解くラジオ、本日で459回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールオシャレの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにオシャレをもって楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いします。
実は、この間の私のやっているオンラインサロン、服装心理ラボの月1回のライブ配信の終了後の
希望者だけのズーム飲み会で、実は会員さんにも質問された内容で、
多分この質問者さんじゃないと思うんですけど、後半が全然ちょっとその方とはキャラクターが違いそうなので違うと思うんですけど、
でもよく聞かれる質問ですね。カウンセラーとか、こういう相談を受ける仕事をやっていると、
なんか自分まで辛くならないんですか?とかね。この間、ズーム飲み会でも聞かれたんですよ。
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その時に、私のメンタルの保ち方みたいなお話をしたんですけど、
まず、本当に心理職をやるにあたっては、人の相談を受けて自分のメンタルを左右されないようにする練習は必須ですね。
それはもう全員トレーニング、トレーニングとか、それがないと自分のメンタルも危ういんだけど、
そもそも人の相談を受けるとはっていうところから考えていくと、
正しい、正しいというか、人の相談を解決するお手伝いができるような姿勢を取るというのは、
取っていれば自分のメンタルが左右されることはかなり減るんですよ。
それができていないということは、そもそも人の問題を解決できる状態ではないということなんですよね。
だから、自分のメンタルが保たなきゃいけないからっていうのもあるんですけど、
そもそも論として、相談を聞く姿勢、クライアントさんの悩みを聞く姿勢っていうのを学ばないと、
悩みを解決するお手伝いができないので、それを学んでいく過程で、
こうやってやっていれば、それは確かにカウンセラーのメンタル、
そんなにぐらぐら入れないなっていうことが分かってくるっていう感じですかね。
どういう姿勢かというと、その姿勢がね、一番大事なのは、
人の問題は自分の問題ではないっていうことを理解することなんですよね。
人の問題は私の問題ではないということ。
なので、たとえカウンセラーであったとしても、訓練を積んだカウンセラーであったとしても、
クライアントさんの問題を代わりに解決してあげることは絶対にできないということです。
相談者さんの悩みは相談者さんにしか解決できない。
声を叩き込まれると、自然と一線引くことになるんですね。
でも、人間関係で一線引かなくていいことなんかないですね。
これは断言できる。
その可能性がゼロであるっていうことは、私なかなか言わないですけど、
これはゼロだと言い切っていいぐらい、
誰が他者と自分を同一視していいことなんか一つもないと思います。
別に相談を受ける、受けないに関わらず、コミュニケーションの基本として、
それぞれが違う子であるという尊重ですからね、これはね。
なので、それを持っていると、人の悩みは私の悩みではないので、
それに自分が思い悩みは残さなくなります。
逆に思い悩んだら失礼だなとすら思うというかね。
ただもちろん、そうは言ってても、
気持ちに当てられちゃうみたいなのもあったりするんですよね。
悲しい気持ちに当てられちゃうみたいなのは、感情的にあったりするので、
そういう意味で、ちゃんとカウンセラーも、
自分の悩みを相談できるようなカウンセラーをつけておくべきだとか、
ちゃんと自分のメンタルケアができるようにしておくべきだというのはもちろんあるので、
それもしっかりやってはいますし、
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ストレスコーピング、自分のストレスを解消する方法というのも持っていますので、
特にたくさんのお悩みを聞いても、私はそれでどうのこうのということはないです。
私は元々結構、人は人、自分は自分という考えが元々強いタイプなので、
その姿勢というのは結構すんなり入ってきたので、
特にそんなに苦労したことはないかなというふうには思います。
では質問者さんどうすればいいかということですよね。
それが聞きたくて、ご質問されてきたと思うんですけど、
今言った通り、質問者さんがソリューションが好きなのは分かるんですけど、
ソリューションできないんですよ、好きでも。
どんなに好きでもできない。
まずそれを理解していただくことが大事かなと思うんですよね。
解決策を提示しても、よくでもでもだってとか言いますよね。
言っても言ってもでもだってでもだってって言って、
こうしたらいいんじゃない、ああしたらいいんじゃないって言っても、
全然アドバイスを聞いているようでいて、求めているにもかかわらず、
アドバイスをしたら全然聞いてくれないみたいなね。
よくでもでもだってって言いますけど。
そういう人に困っていて、メンタルが削られているのであれば、
どうでしょうね、この質問してくださった方の理想は、
自分が共感して問題の本質を見つけて、
ソリューションを提示するのが好きだから、それはしたい。
相談者さんが、自分に相談してきてくれた人が、
その言う通りにやってくれて、解決できたら気持ちいいってことかな?
って思うんですけど、それも無理です。
そんなことはあり得ないです。
だからその理想を追求している限りは、
その相談者、相談してくる人のせいではなく、
その理想のせいで、質問してくださった方はずっと疲れちゃうと思います。
なぜかというと、問題の本質を見つけてソリューションするのが好きなんだと思うんですけど、
他人の問題の本質を他人が見つけることは不可能だからです。
全部のその人の生活環境とか、悩みのすべてを聞き出るわけじゃないし、
話してくれていても、全てを話しているわけではないので、
本質は他人には見つけられないんですよね。
カウンセラーは何をしているかというと、
その本人が本質を見つけるお手伝いをしているだけなんですよね。
会話を通して。
本人に考えてもらうきっかけを作って、
本人に気づいてもらう問題の整理だったり、
本人が問題に気づいたら、
じゃあそれはこういう方向で考えたらどうなりますか?
例えばこういうやり方もありますけどどうですか?
というふうに、本人が道を見つける手伝いをしているだけなんですよね。
なので、代わりに問題の本質を見つけてソリューションをして、
ましてや自分が動いちゃうということはまずしない。
やっても意味がないからです。
人間はやっぱり自分の考えでしか問題を解決できないし、
自分で納得しないと動かないんですよ。
だからでもでもだってって言ってるんだけど、
09:00
私がこんなに適切な問題の解決策を提示しているのに、
でもでもだってって言ってくれないって感じちゃうかもしれないけど、
そうじゃないんですよ。
多分提示している解決策はピント外れなことも多いんだと思うんです。
で、じゃあというとね、
問題の解決策を求めてくる方も間違ってるというか、
あれなんですよね。
求めてくる方も間違ってるんですよね。
求めちゃいけないんですよね。
だけど、やっぱり人間、
できるならば自分で動かない方が動きたくないなっていう気持ちもあるじゃないですか。
だからつい頼りたくなっちゃう。
でも頼っても結局ダメなんですよね。
自分で解決しない限りは。
なのでここで何が起こっているかというと、
この質問を送ってくださった方は何かを解決したい。
その質問者さんに相談してくるご友人、周りの方は解決してもらいたい。
需要と供給が一致しちゃってるんですよね。
だから引き寄せちゃってる。
実は引き寄せちゃってるようでいて、
もしかしたらこの質問を送ってくださった方も、
そういう人を心の底で求めてませんか。
自分が代わりに解決して気持ちよくなれるような人を求めてませんかってことなんですよね。
それを求めるのをやめない限り、
自分がいくら表面で困ったなと思っていても、
そういう人は寄ってきたと思います。
需要と供給が一致してるから。
でもその需要と供給が一致したところで、
何か良いことが生まれたり、
何か問題が解決したりするようなことはないので、
そのようなニーズはご自身の中に貯めない方がいいと思うんです。
自分の問題だけを解決する方がいいかなと思いますね。
そのニーズが自分の中に、心の中にある限りは、
それに依存したい相手は絶対来てしまう。
質問の中で自分の性質のせいだっていうのは、
ソリューションするのが好きという性質というよりは、
他人の問題にまで手を出してしまう性質のせいで、
やっぱり引き寄せてしまっているので、
そこを本当にちゃんと見つめ直して変えない限り、
ずっとそうなるよっていうことですね。
ちょっと厳しいことを言ったかもしれないんですけど、
誰のためにもならないので、
今質問者さんがやっていることは、
自分のためにもならないし、
相手のためにもならないことなので、
やっぱりできる限り早くやめた方がいいかなと思います。
本当に相談の利点だったら、
ちゃんとカウンセラーの勉強をして、
違うやり方なんだなって分かってやった方がいいかなと。
第457回、前々回の回でね、
カウンセラーの優しさは普通の優しさのイメージとは違う
というタイトルでお話ししている回もきっと参考になると思いますので、
よろしければ聞いてみてください。
ご質問ありがとうございました。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。
12:00

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