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はい、ということで今日は久しぶりにマシュマロにいただいたご質問、結構しばらく回答できていないので、こちらの方に回答していきたいと思います。
今日はですね、うちが考案して提供している体型診断についてのご質問を頂戴しましたので、体型についてどう考えるかというヒントにもなると思いますので、ぜひ聞いていただければと思います。
読みます。こんにちは。毎日通勤中に配置をしております。わかりやすく楽しい時間をありがとうございます。体型診断について質問です。体型診断では理想値が100とお聞きしましたが、何をもって理想としているのでしょうか。
服を美しく見せるという面では、プロのモデルが一番の理想値と思っていましたが、モデルからしたら数値が大きめな気がして。
というのも、最近御社の体型診断を受けたのですが、やや痩せ型ぐらいの私でも軒並み数値が90ぐらいでした。
ネットで調べても、一般的な痩せ型の方は100切るようですが、プロのモデルはもっと痩せているのでは?と疑問が湧き、ご連絡いたしました。
ご教示いただけると幸いです。これからも楽しみにしています。
ありがとうございます。スクールを卒業した生徒の体型診断を受けてくださったということだと思うのですが、補足をさせていただくと、
この100というのは、うちの体型診断は全部で正式診断は12箇所の採寸をします。
体の12箇所の採寸をして、それを基準となる値と比較して、それぞれが基準となる値に対して何%かを全部算出します。
例えば、あなたの肩幅は基準の値に対して82%しかありません。ウエストは基準の値に対して112%あります。
そういう数字が全部出るのが特徴ですが、その基準値のことをおそらく診断者が理想値と話したと思うのです。
この理想値という話し方をしたことで、ちょっとある種誤解が生まれたりしているところもあるのかなと、申し訳なく思っておりますので、
今日このポッドキャストで、別途卒業生にはしっかり指導をしつつ、このポッドキャストで少し補足をさせていただければと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりましたおしゃれの呪い徳ラジオ。本日で800回目の配信。記念すべき800回でございます。ありがとうございます。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバズバズ解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもって楽しみ自分を変えるコツをお届けしています。
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お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
体型診断では各パーツの基準値に対するパーセンテージをバランス値と呼んでいます。
これが何パーセントかというのが出ます。
質問者さんは全体的にやや痩せ型で抜き並み数値が90%ぐらいだったと。
でも基準となる値がもしプロのモデルのような体型だとすると、やや痩せ型程度の私が全部90%ぐらい。そんな細身なのかなっていう疑問ですよね。ありがとうございます。
これはまずプロのモデルさんのような体型を基準としていないというところがまず一つあるんですね。
これを説明するにはそもそも体型診断というのがどういう分類であるかという説明も必要なので、そこもちょっとさせていただきますと、
うちの体型診断は4タイプに基本的には分類するんですけれども、X型、V型、A型、I型という全部アルファベットのタイプ名がついてまして、そのアルファベットが体型の形を表しています。
なのでX型というのはXというアルファベットのように肩幅、胸が比較的立体的で、ヒップもしっかりボリュームがあってウエストがくぶれている体型。
V型は上半身にボリュームがあって下半身の方が上半身に対してボリュームがない体型。
A型はその形からわかるようにV型の逆で上半身の方が下半身に比べてボリュームがない人。
I型の人は上半身下半身のボリュームがほぼほぼ同じぐらいで、くびれもあまりない平坦な体型というこの4タイプに分けます。
その分ける基準というのが、さっきお伝えした全部で12箇所の部位を採寸して、その比率から体の形を分類して分けていくということになるわけですね。
その分類するときの基準となる値というのが、その方の身長からその方の身長でX型の体型になるためにはどれくらいの肩幅が必要か、どれくらいのウエストが必要かというところから基準にしています。
つまりX型というのがいわゆる基準値になっています。
質問者さんの言葉を借りれば、何を理想としているかというと、この体型診断ではX型を理想というか基準としているということです。
なぜかというと、基本的に洋服は洋の服、和服ではないので、生まれが西洋なんですよね。
なので和服と違って、西洋人のような立体的な体型、ウエストがしっかりくぶれていて肩幅、ヒップ、ウエストが出るところは出るという、そういう体型の方が基本的には似合いやすいようにできています。
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和服はそれに対して、全部肉とかをつぶしてなるべく平坦になるように、それこそコケシのような体型になるようにして着るんですよね。
良しとされる体型の理想像が違うわけです。
我々日本人はどちらかといえばコケシのような体型、着物が似合うような体型に近い体型であることが多いわけなんですけれども、
でも今日常的に洋服を着ているとなると、西洋人のようなX、立体的な体型の方がそもそも似合いやすいわけです。
なのでこのXになるような体の比率、バランスというのを、過去1万人強のデータプラス、いろんなところが研究で出している、よく言われるゴールデンプロポーションと言われるような比率、
これも踏まえて算出して、基準値として私たちはデータとして持っています。
その比率を身長に掛け合わせて出すと、157cmの人であれば肩幅はいくつぐらい、バストはいくつぐらい、ウエストはいくつぐらいあるとX型になりますよというデータがあるわけですね。
その値に対してお客様は肩幅が何%ありますよ、バストが何%ありますよという風に出しているのがそのバランス値ってやつになります。
なので質問者さんはX型、その身長に対してX型になるためにはのきのみ数値が90ぐらいということなので、すべての部位においてX型になるには細みすぎるという意味合いになります。
なので、プロのモデルさんというのは基本的にはX型の人はすごく少ないです。
というのは色んな服を着る必要があるので、細くある必要があるんですよ。
一番困るのは服が入らないという状態が一番困るので、基本的にはだからモデルさんはそもそも細くあらねばならないというのがあったんですね。
もちろん最近はそれが女性の極端な痩せ願望を生みかねないということで、特にフランスなんかでは痩せているモデルさんは禁止だよということになっているわけですけども、
そういう話は一回置いておいて、最近はそういう風潮はあるものの、そもそもなんでモデルさんって細いんだっけっていうと、
メーカーサイドが洋服のサイズをそんなにたくさんサンプルとして用意できないわけなので、
必ずどんなメーカーのサンプルの洋服でも着られるように細くある必要があると。
大は小をはねるじゃないですけど、細くあれば洋服を着ることはできると。
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ただしそれで服が美しく見えるかというとそうじゃなくて、
だから撮影の時にはいろんなところをつまんでピンチで留めたり針で留めたりして、
中も洋服を美しく見せるように加工した状態で撮影したりしているわけなんですよね。
だから実はプロのモデルさんの体型が必ずしも服を美しく見せるわけではないわけです。
ただプロのモデルさんはプロなので美しく見せるようにウォーキングしたりポーディングしたりしているだけであって、
必ずしもプロのモデルさんのような痩せ型が洋服を美しく見せるわけではないと。
なのでプロのモデルさんが診断したこともたくさんありますけれども、
うちの体型診断を受けるとノキナミ90どころか80%台、
本当に痩せ型だと70%台になってしまいますし、
必ずしも皆さんX型であるわけではないです。
なのでモデルさんの体型を理想として、
その理想に対してお客様の各サイズが何%かという診断ではないということです。
X型っていうとイメージとしてはルパン三世の藤子ちゃんみたいな体型と思ってください。
決して痩せ型ではないですよね。
あれが基準値、理想じゃなくて基準値になっているので、
そう考えていただくと多分質問者さんの数値がノキナミ90っていうのも
おそらく納得いただけるんじゃないかなっていうふうに思います。
この全身のバランスを基準値と比較して数字で出るいいところっていうのは、
自分の体の重心がわかりやすい。
自分の体が上重心、上半身の方が重心があるのか下重心なのか、
それとも上下等に均等に重心が乗っかっているのか、
この辺が洋服をどう着こなすかっていうところに大きく関わってくるので、
これがわかるっていうところがポイントで、
重心って単純に肩幅とかバストのサイズをそのまま測った何センチでしたっていうのを
比較しただけじゃわかんないんですよね。
本来人間の体っていうのはどっちにどれくらい重心があった方が美しいっていうのをベースに、
それに対してそれにしてもちょっと上半身に集まりすぎだよねとか、
下半身に集まりすぎだよねっていうのがわかる必要があるので、
そういう意味では比率で見ていかなきゃいけないと。
そこがはっきりわかるっていうのが体型診断のいいところで、
他で触って測るような体型を測る診断でわかんなかったっていう方が、
これを見たら自分の体型特徴がひためてわかったっていうくらい、
結構ある種シビアでもある診断ではあるんですけども、
ぜひそういう自分の特徴をはっきりしていたいという方は受けてみていただければというふうに思います。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。