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はい、ということで始まりました、おしゃれの呪いトークラジオ。本日で548回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバタバタ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
さあ今日はですね、第546回のパーソナルカラーでブルベっぽいのにグレーが似合わないのは何だろうっていうお便りに回答した回に質問をくださったリトルさんからご感想をいただきましたので、まずそちらを読んでいきたいと思います。
久野先生こんにちは。546回のラジオで質問にご回答いただいたリトルです。先日はありがとうございました。嬉しくて何度もリピートしています。私はあまり嫌いな色がないので、気になった色はどんどん取り入れたようです。
以前雑誌でオールホワイトコーデを見た時に大変衝撃を受けました。今まで上下白なんて思いつかなかった。そう思い試してみましたがぼやけた感じで全然似合わず、結局濃いめのものを足して調整したことを思い出しました。私に必要なのは暗い色だったんですね。
最近はドラッグストアの化粧品コーナーでもブルベ向きイエブ向きで分けられているので迷って買えなかったんですが、暗めならどちらでもいいとわかり、なんだか得した気分です。それから似合う色には顔立ちも影響があるのかなと思っていましたが、肌の色をよく見せるのには関係ないそうだということもわかりました。
まだまだ知らないことがたくさんあるので楽しみながら学んでいきたいと思います。これからもラジオ楽しみにしています。ということでありがとうございます。最後すごい噛んじゃったけどありがとうございます。
あと私も一生懸命ラジオマイクに向かって喋ってきてたんだけど、声ガラガラですね。今日急に関東は気温が下がったのでそれを露骨に出てますね。すみません。お聞き苦しかったら申し訳ないですが。
リトロさんありがとうございました。お感想ね。546回の回では、本当にパーソナルカラーってとにかくまずブルベ、イエベに分けるっていう考え方が浸透しすぎてて、でも実はそうじゃないんだよと。ブルベもイエベもどっちも似合うけど、どっちも遜色ないよって人もいるんだよっていうね。パーソナルカラーって本来そういうことじゃないんだよって話をしたので、ちょっと気になる方はまた546回聞いていただければと思うんですけども、
それでちょっと納得いただけたということでよかったなと思うんですけど、パーソナルカラーって理論的にも、割としっかりした理論が故に、ちゃんと説明を受けないで、チラッとしかメディアでチラッと見ただけとか、
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SNSでなんとなく見ただけだと誤解を受けがちなんですよね。なので、そういう意味でやっぱりちゃんと何か一冊本を読むとか、ちゃんとプロから説明を受けるとかっていうことをやっておいた方がいいっていうのはもちろんなんですけども、
それに加えてね、やっぱりパーソナルカラー診断を受けただけでは何もわからないって言ってもいいぐらい、その結果がわかったっていうだけでは、何もわかったことにならないって言ってもいいぐらいなんですよ。これどういうことかっていうと、このリトルさんのメッセージにも書いてありましたけど、
リトルさんの場合には嫌いな色がないから気になった色はどんどん取り入れたい方って書いてありますよね。こういうふうに、できるだけたくさんの色を着たいな、楽しみたいなって思う人と、色に関してできるだけ選択肢が少ない方が楽だなっていう人といるんですよ。これ結構パッキリ分かれるんですよね。
そうすると、そのパーソナルカラー診断を受けたタイプが分かりました、その結果をどう生かすかっていう生かし方をお伝えするときに全然違うアプローチになるんですよ。たくさんの色を着たいっていう人向けのアドバイスと、できるだけ選択肢が少ない方がいいなっていう、これさえ着てればOKっていうのが分かればいいなっていう人へのアドバイスは全然違うアプローチになるんですね。
私の場合には診断の最後のフィニッシュも違うというか、もちろんイエベ春、ブルベ夏、イエベ秋、ブルベ冬って4タイプに分かれるんですけど、この4タイプのどれかはもちろん診断するんですけど、そこから先、最終的にたくさんの色を着たいっていう人には、逆に一応一番似合うタイプはこれですけど、とにかくこのタイプだけ避ければいいですからっていうワーストアプローチになるんですね。
このタイプを最後に決めちゃうんですよね。このタイプさえ着なければ他はどれ着てもそんなにひどいことになりませんよっていう方も多いんですよ、実は。もちろんどれか一番決めろって言われたら決められますよ。一番似合うのが決めろって言われたら決められるんだけど、でも実際にその一番似合う色タイプと2番目のタイプとそんなに印象に大きく変化があるかっていうと、そこも比べれば分かるけどねっていうようなレベルの方もいるわけですよ。
そういう場合にはこれだけは避けてくださいって色を伝えた方がたくさんの色楽しめるわけですよね。逆にもうできるだけこの色さえ着てれば絶対間違いないっていう数色あればいいんだと、選択肢があったら面倒くさいんだっていう方にはもうタイプを診断してさらにそこからこのイエベハルならイエベハルの中から5色ぐらいに絞り込むわけですよ。
とにかく一番いい色、ベストをベストみたいなものを決めるっていう風に全然私の場合にはアプローチも変わってきます。
あとはもう一つ似合う色をやっぱりどうしても着たいっていう人と、その似合う色と好きな色が違うんだったら好きな色の方を着たいよっていう人もいます。
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これも結構分かれるところなんですよね。この辺もしっかりヒアリングして、カウンセリングして、その診断結果の使い方の際にね、ちゃんとそれを踏まえた上でアドバイスなきゃいけないっていうところがあるので、
パーソナルカラー診断って本当にタイプが分かったっていうところがゴールじゃなくて、その似合う色が分かった、似合う色の傾向、似合わない色の傾向が分かった、
それを踏まえてどういうやり方で自分の今後の色選びをやっていくんだろうっていう指針が決まって、それで運用できて初めてゴールなんですよね。
だからそのパーソナルカラー診断のタイプが分かるっていうのはその遥か遥か手前であるということで、ここで止まっちゃうとサービスとかもね、ここで止まっちゃうとやっぱりお客さん迷っちゃうなと思うんですよ。
結局それを踏まえた上でそのお客さんの好みとかそういったことも全部諸々踏まえて色使いの方向性指針を出すってところまでやって初めてゴールだっていうところなのでね、
そこがねもうちょっと広まるといいのかなというふうに思いますけれどもね。
この時期だと結構寒くなってきて、店頭も秋物に変わってくるじゃないですか。
そうすると日本の場合結構ファッションに季節感がかなり出ますから、色味って大きくガラッと変わってくるんですよね。
最近店頭に行かれた方、だいぶ店頭秋っぽくなったなって思われたと思うんですけど、その秋冬っぽいなっていうイメージの大半を担うのが色なわけですよね。
そうすると寒くなってきて、長袖引っ張り出してきて、衣替えもそろそろしなきゃななんて思いながら秋冬物引っ張り出してきた時に、
途端におしゃれがやりづらくなるっていう人は、やっぱり色に結構原因があることが多いので、
そういう意味でも似合う色っていうところまで止めずに、色をどう使っていくかっていうのは知っておいた方がいいかなと。
特に季節代わりの時に迷わなくて済むかなっていうふうに思うんですけど。
自分がパーソナルカラーがどんなタイプか、どのタイプかっていうことによって、おしゃれしやすい季節っていうのも変わっちゃうんですよ。
だから、よくお客様から言われるんですけど、私春夏のね、例えばおしゃれはすごくあんまり悩んだことがなくて得意なんだけど、
秋冬になると途端に何着ていいかわからなくなったりとか、何着てもピンとこなくなるんですけど、
だから今回秋冬のシーズン狙ってパーソナルスタイリング申し込ましたとか、もちろんその逆もいらっしゃいます。
秋冬はすごく楽しいんだけど、春夏になると全然ピンとこなくなっちゃうんですよね、みたいな。
で、その原因は、例えば秋冬の方が着なきゃいけないアイテムが多いからなんですかねとか、
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春夏はなんか、ペラッとしか重ね着ができないからピンとこないんですかねとか、色々皆さん理由を考えられるんですけど、
結構ね、大半の方が色が原因のことが多いんですよ。
つまり、春夏って基本的に涼やかに見せたいので、服も薄い色、明るい色が多いんですよね。
でも秋冬、これからの秋冬はちょっと重々しい雰囲気にしたいし、薄い色だと寒々しく見えちゃいますので、
暗い色、深い色、濃い色が多くなるわけですよ。
そうすると、リトルさんのように暗い色、深い色が得意なタイプであれば、秋冬はどこのお店行っても、
どんなショップ行っても、何を試着しても比較的しっくり着て、買いたいものがたくさんあって困っちゃうなってなる。
でも逆にこれが春夏になってくると、途端に試着してもなんかピンとこなくって、
購入まで至らずに、なんか服足りないな、なんかしっくりこないなってなっちゃうっていうケースが結構ある。
もちろん逆もありますよ。明るい色がすごい似合うタイプの方は、これからの時期、すごくおしゃれ化しづらい。
なので寒くなってきて、長袖もそろそろ買おうかと思ってんだけど、本当秋冬ってダメなんだよねっていう方は、
その明るい色が逆に言うと似合うタイプの可能性も高いよということを覚えておくといいと思うんですよね。
そう考えると、仮に似合う色を私は着れれば満足なんだと、別に似合う色以外着るつもりはないと考えていた人でもですよ。
そもそも似合う色がマーケットにない、売ってない季節っていうのがあるわけですよ。
なのでそう考えると、その似合う色を着られれば満足だよっていう人も、ある程度はね、その似合わない色を似合わせる知識っていうのは必要になってくるのかなと。
そうじゃないと、例えば明るい色を似合うタイプの人だと、それを着られれば十分だからってことで、
秋冬もずっと明るい色を着続けて、ちょっと寒々しいよねっていう感じになる。
そうすると、いくら似合っていても季節感が欠けてしまうので、やっぱりオシャレっていう意味ではもう一歩っていう感じになりかねないわけですよね。
そもそもちょっと買い物大変になるし。
なのでその季節ごとのオシャレのギャップというかね、ムラをなくすためには、ある程度似合わない色を似合わせる知識っていうのも必要なんじゃないかなというふうに思います。
なのでね、今月のオンラインサロン服装心理ラボの月1回のライブ配信では、
自分のタイプではないパーソナルカラータイプを着こなすコツを、ちょっとたっぷり事例とともに解説をしていく予定でおります。
私と運営しているスターリスト4人、全部春夏秋冬全タイプ取りを揃えて、
それぞれが自分のタイプ外の色を着こなしたコーディネートをお見せして、
どうして自分のタイプ外なのに素敵に見えるのかっていうのをじっくり解説しますのでね、
ぜひ気になる方はご入荷いただければと思います。
番組概要欄にリンク貼っておきます。