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はい、では今日もお寄せいただいたご質問に回答していこうと思うんですけれども、今日はツイッターのDM経由でお送りいただいたご質問に回答していきたいと思います。
今日はファッションというよりはちょっと心理学よりかなという感じですけれどもね、読んでいきたいと思います。
久野さん、はじめまして。いつもポッドキャストを楽しく聞かせていただいています。
ポンズと申します。いつも楽しいラジオ配信をありがとうございます。
久野さんにぜひ回答してほしいことがあり、今回初めてドキドキしながらメッセージを送らせていただきます。
私には写真を撮られることが苦痛という悩みがあります。
自分がイメージしている顔と写真の顔のギャップがあまりにもひどいからです。
友達に撮ろうよと言われた時は空気を壊したくないのでノリノリで撮りますが、撮った写真が送られてきたら自分の顔にウッとなりすぐに削除。
そのせいで自分のスマホの画像フォルダには自分の顔写真が2枚ぐらいしかありません。
そもそも写真写りが悪いのでそれを克服しようと自撮りの練習をしようとしたのですが、その練習すら辛くなってしまいできませんでした。
練習と割り切っても悲しく辛くなってしまうのです。
用紙には特にコンプレックスを感じておらず、周りからも実際の用紙に関してネガティブなことを言われたことはありません。
むしろありがたいことに時々褒めていただくこともあります。
しかし写真に写った私を友達に爆笑されたり、妹からお姉ちゃんって残念だよねと言われたり、数年前おばが不意に撮った私の写真を見てうわぁブサイクと外出先のカフェで大きな声で言った時はその場から逃げ出したいくらい悲しい気持ちになりました。
私の写真に関してはネガティブなことしか言われていません。
ネットで写真は真実を落とす、写真に写った顔がブサイクなら実際のブサイクなどという書き込みを間に受けて用紙を褒めてもらえたのはお世辞だったんだとさらに落ち込んでしまう始末です。
このままだといつか結婚式などの人生の大切なイベントを迎えた時、その写真も捨ててしまうのかなと思うととても悲しくなります。
写真写りは克服できなくてもせめて写真に写った自分を肯定できるようになりたいのですがどうすればよいでしょうか。
長くなってしまいましたがご回答いただけると大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで、ポン酢さんありがとうございます。今日はこれに関して心理的なアプローチも必要そうですけれども、それに加えて私スタイリストっていう立場なので、
一般の方からプロ、つまりモデルさんとか俳優さん女優さんまでいろんな方の写真を撮影する現場に立ち会ってきてるんですよね。
なのでその経験も含めて、いろんな角度からヒントにしていただけることを話していければなと思っております。それではスタートです。
始まりましたおしゃれの呪いトークラジオ。本日で589回目の配信でございます。
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この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで公認心理師の久野梨彩です。本日もよろしくお願いいたします。
さて年明けて年末からこのポッドキャストを新しく聞き始めてくださった方結構いらっしゃると思うので改めてご説明しておくと、
このラジオでは私がつれつれにしゃべることもあれば、皆さんからのお悩みとかご質問に回答する回も結構たくさんありまして、
送りいただく方法はいくつかあるんですけれども、通常はマシュマロというURLをクリックするとそこにフォームが現れて、
質問を何でも書いて匿名でポチッと押せば送れるよっていうメールアドレスも何も入力しなくていいよっていうサービスがありまして、
そちらのリンクを番組概要欄に貼ってましてこちらから送りいただいているんですけれども、
もちろんそれ以外にも私のツイッターですとかインスタグラムのDMから送りいただく方は受け付けておりますので、
ぜひよろしければいずれかの方法でファッションの悩みだったり、シーンの悩みだったり、それ以外にも私に聞きたいことがあれば何でも受け付けてますので、
ぜひお気軽にご質問をお送りいただければと思います。
ということで今日は写真写りのお話なんですけど、実際に写真っていうのって実は結構難しいんですよね。
で、ポン酢さんに載っかれてるメッセージの中に、おばさん、おばさまがその不意にね、写真を撮ってはブサイクって言ったって言うんですけど、
そりゃね、あなた、不意に撮られたらブサイクにもなりますよ。それが普通だと思いますよ。
私もお正月に親戚に不意に写真撮られてえらいブサイクだったけど、それが普通ですよ。
表情豊かな人は特にそうなるんですけど、動いてるところの瞬間を切り取るわけですから、その動いてる瞬間瞬間の中にはとんでもない表情もあるわけですよね。
その瞬間撮っちゃったらそれはそうなりますよってことなので、それに関しては気にする必要がないというか、そりゃそうなるよなっていうことなんですよね。
例えば私が素人、写真を撮られることに関しては素人の方から本当にプロの方まで撮影立ち会ってますけれども、
実際そういうプロが写真撮るときっていうのはものすごい連写するんですよ。
ものすごい連写して、その中から何百枚撮って、その中からいい瞬間を切り取って使っているわけなんですよね。
だから何百枚も撮らないでパッと撮って綺麗な人っていうのはスーパーモデルですよ。
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私自身も取材に行って自分で撮ることも写真撮ることあるんですけど、一人だけでしたね。
それでもモデルさんとか俳優さんとかの記者会見とかファッション系のイベントでたくさん撮ってきましたけど、
カメラに関してはほぼ素人、自分の取材記事に載せる程度のカメラしか撮ってない私が撮って、
いろんな女優さん俳優さんモデルさん、やっぱりダメな瞬間たくさんありますよ。
だけど一人だけ、富永愛さん。
富永愛さんはいつシャッター切っても顔が完璧だった。
これどういうことかっていうと、ほぼランウェイ歩いてる間まもたけしてない。
表情変えてないからです。それができるから。
つまりそれができないのが普通であって、
こんだけ見てきて富永愛さんぐらいしか私に関してはいなかったので、それが普通なんですよね。
でもそのことはほとんどの人は分かっていて、
だから不意に撮られてブサイクだったことに関して、そりゃそうだろってすられる人も多いわけです。
なので写真写りの問題というよりはポンズさんの場合には、
やっぱりそれをすごく気にやんでしまう何かきっかけがあったのか、
もともとそういう性格があったのか、そこだと思うんですよね。
だからここまで長々と不意に撮られたら写真写り悪くなるよとか、
そんなにそもそも写真写りいい人ないんだよって言ったところで、
正直ポンズさんには慰めにもならないんじゃないかなっていう気はしていて。
なのでそういう意味でも自撮りを練習するっていう方向も、
ちょっとまだ早いのかなっていう気がするんですよね。
おそらくまず取り組むべきは、ご自身でも書いてらっしゃいましたけれども、
やっぱり自分のイメージ、自分のセルフイメージですね。
セルフイメージと写真に写った自分とのギャップが受け入れられないっていうところだと思うんですけど。
これも写真だけじゃなくて、例えば声もよくあることなんですけど、
あとそれに関しては動画、動いている自分もありますよね。
自分の中で描いていた自分の動いている姿とか、あとは声とか、
もちろん顔も含めてと実際が違うっていうことに対してショックを受けるっていうのはこれも結構あって、
私も起業したばっかりの頃、いろんなセミナーとか講演をやるようになったので、
ちゃんと喋れているかどうか、立ち振る舞いをチェックするために、
とにかく動画に撮ってみたんですけど、本当に見たくなかったです。
それは、でも人からすると何が嫌なのって言われたし、
その時私コンサルタントもつけていたので、
そこまでそんなに嫌がるほどダメじゃないよって言われたんだけど、それでも嫌だった。
のはやっぱり自分が描いているイメージと実際が違うから、そのズレなんですよね。
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他者の評価ではなくて、自分に対する自分の評価と実際がずれていることが耐えられない。
これはやっぱり、実際を自分の理想に近づけようとして自動で練習をするというよりは、
まずは自分の実際のイメージを頭に刷り込んでいく方がいいと思うんですね。
私も初めは本当に見るのが嫌で、でももう吐きそうになりながらそれこそ仕事だからと思って、
自分の声も聞いてきたし、動画で自分の喋っているセミナーをやっている姿を見てきて、
そしたらだんだん気にならなくなってくるんですよ。
もっと上手に喋れたなぁと思うんですけど、
なぜかというと自分の頭の中のイメージが現実のイメージとすり合わせができていくようになっていて、
喋っている時も、私今こんな顔で喋っているんだろうなっていう想像の絵が実際に近づいてきたからなんですよね。
見ない、聞かないからイメージがずれていく。
何回も何回も見るようになったらずれていかなくなるんですよ。
なのでこれは正直見るしかないんじゃないかなって。
何回も何回も見て、私ってこんなもんだろうって自分が描くイメージと実際が一致してきたところで、
じゃあやっとそこで、じゃあもっと良くしようだと思うんですよね。
だからステップとしてちょっと非常に練習が早かったのかなっていう気はするので、
まずは自分の現実のイメージと今自分が描いているイメージに、
どっちが良い悪いでも単純にズレがあると考えて、
そのズレをすり合わせていくイメージ。
だから大好きな漫画が実写版になって、
実写版をどんなにイケメンの俳優さんにやってもらおうが嫌だってことはあると思うんですよね。
それと同じようなものと考えていただいて、
まずは現実のイメージと自分の頭の中のイメージを合わせていく作業を行う。
それには見るしかない。
なので見る過程で辛くなる時のストレスの解消法とか相談先とかを確保する。
この辺から始めるといいんじゃないかなと思います。
その辺りも例えば素直な気持ちを友達に信頼できる友達に相談しながらやるも良し。
あとはカウンセリングとかね、やっぱりその辺は本当に安心できる相談先、
その悩みについてああだこうだもちろん言われることもないし、
しっかり自分が受け止めていく過程に搬送してくれると思うので、
そういったカウンセリングを受けるも良し。
まずはイメージを擦り合わせていくっていう作業からスタートされるといいんじゃないでしょうかねと思います。
ちょっとね時間がかかるかもしれないけれども、それが一番成功法じゃないかなというふうに思いますので、
よろしければ取り組んでいただけるといいかなと思います。
またねやってみた感想をいただければ嬉しいです。
ということでまだまだ皆さんからのご質問をお待ちしておりますので、
冒頭に申し上げた方法でお気軽にお送りください。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。